P-Ride スカイライン280 Type MR | ||
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メーカー | P-Ride | |
---|---|---|
英名 | P-Ride Skyline 280 Type MR | |
エンジン | RB-XⅡ | |
タイプ | コンプリートカー チューニングカー | |
カテゴリー | N300 | |
PP(初期値) | XXXX | |
総排気量 | 2,771cc | |
最高出力 | 300PS/6,400rpm | |
最大トルク | 35.0kgfm/4,800rpm | |
パワーウエイトレシオ | 4.67kg/PS | |
駆動形式 | FR | |
吸気形式 | TB | |
全長 | 4,640mm | |
全幅 | 1,720mm | |
全高 | 1,310mm | |
車両重量 | 1,400kg | |
重量バランス | XX対XX | |
トランスミッション | 5速 | |
登場 | グランツーリスモ2 | |
備考 | 知っている人は少ない? レアでマイナーな地域限定生産されたtypeM版400R。 |
概要
スカイライン 280 タイプMRは、1998年に登場した地域限定生産モデルで、モデル末期だったECR33型の2ドアクーペGTS25t typeMをベースに、当時の日産プリンス神奈川販売がREINIK(レイニック、現レイマックス)でチューニングされたRB25エンジンベースのRB-XⅡを搭載し、専用エアロ&ホイールを装着して販売された。

神奈川という地域限定生産だったので首都圏以外に住むユーザーにはマイナーな存在である事、GT-Rとほぼ値段が同じで、ベースがGT−RじゃないFRのtype−Mだから『だったらGT−Rを買った方が良くね?』と多くの人が思う誰得な車であったため、これを選んだ人はかなり限られたマニアのみ……と考えられており、現存数は一桁台と見て間違い無い、超レア過ぎる絶滅危惧種的な車と化している。
解説でも述べるが、エンジンに対して各部のキャパが足りておらずほぼ純正仕様のため、激しく走らせるとじゃじゃ馬な特性を見せるクルマだったと言われており、この点でもほぼ同じ値段で、ノーマルでもバランスの取れたGT−Rに劣る点でもあった。
解説でも述べるが、エンジンに対して各部のキャパが足りておらずほぼ純正仕様のため、激しく走らせるとじゃじゃ馬な特性を見せるクルマだったと言われており、この点でもほぼ同じ値段で、ノーマルでもバランスの取れたGT−Rに劣る点でもあった。
解説
1993年8月に登場した9代目のR33スカイラインシリーズの2ドアクーペスポーツモデルであるGTS25t TypeM Spec2をベースに、日産プリンス神奈川(現日産神奈川販売)が独自のチューニングを施してコンプリートマシンに仕立て上げたのが、この280MRと呼ばれるモデルである。
この280 Type MR最大の特徴といえるのが搭載されるパワーユニット。
280 Type MRはその名の通りエンジンの排気量を表しているが、RB25をベースに改良されたRB-XⅡは、あの400Rに搭載されたRB-X GT2と同じクランクシャフト、ピストン、コンロッドを使用し排気量を上げていた。その証に、本来『NISSAN』の文字が入るヘッドカバーには、数々のレーシングRB26を組み上げた日産工機のブランドである『REINIK』の文字が描かれた物になっている。スカイラインマニアにとって、RB26、ひいては第二の『不敗神話のR』を陰で支えたレイニック(現・レイマックス)は憧れのブランドの一つと言っても過言では無いだろう。
280 Type MRはその名の通りエンジンの排気量を表しているが、RB25をベースに改良されたRB-XⅡは、あの400Rに搭載されたRB-X GT2と同じクランクシャフト、ピストン、コンロッドを使用し排気量を上げていた。その証に、本来『NISSAN』の文字が入るヘッドカバーには、数々のレーシングRB26を組み上げた日産工機のブランドである『REINIK』の文字が描かれた物になっている。スカイラインマニアにとって、RB26、ひいては第二の『不敗神話のR』を陰で支えたレイニック(現・レイマックス)は憧れのブランドの一つと言っても過言では無いだろう。

REINIKは当時の日産工機のブランド名であり、有名な所だと、JTC、JGTC、スーパー耐久を走り抜けたGT-Rの中でも、ワークスからエンジン供給を受けていた所には、レイニックにて造られたエンジンが供給されていて、その証にヘッドカバーに『REINIK』のステッカーが貼られており、同社の職人がエンジンを組み付けていた事を証明している。
1996年にデリバリーが開始された400R用のパーツが組み込まれたRB-XⅡエンジンは、公称値はチューン内容を考えるとかなり控えめな300PSとされた。2400回転で最大トルクの95%を発生する上に、ターボパワーが加わっており、GT-Rに匹敵するエンジンパフォーマンスを発揮する。またオプションとして、エアロパッケージを選択すれば、存在感の高い大型リアウイングや、ニスモのLMGT2アルミホイールも装着することが可能で見た目の迫力もアップすることができるのだ。
しかし、エンジンはフルチューンに近い物となっていたが、タービン等他の補器類はノーマルだったのでそこまでの出力は絞り出せず、数値的には控えめな物となっている。これらを適正サイズに交換すれば500PS前後は堅いと言われたものの、足回りまで(ニスモ製の強化ショックが入っていたとはいえ)ほぼノーマルと同一仕様だった為、純正ですら危うかった動きが更に危うくなると言われていたそうで、もしそれを施してサーキット走行とかをこなすのならば足回りのフォローも必要……と、チューニングカーだがエンジン以外は中途半端な点が否めずさらに弄る必要もあるという、ある意味残念な車だったとしか言いようがない。
とはいえ、300psというとてつもないパワーを、後輪2輪で伝えているだけに、その走りは足回りが心許ないとはいえ非常に豪快。アクセルに込める力を変化させてあげるだけで、自由自在に姿勢を作り出すことも可能だ。この醍醐味はやはり、大パワーFRならではのものである。
余談

本来はFR車なのだが、グランツーリスモ2ではGT-Rの方と色々と勘違いをしているのか4WDになっている。ついでに2psの馬力詐欺も発生。
ただし、このミスは逆にメリットにもなっていたりする。4WDになっている関係で安定性が増して、ゲーム内ならばノーマルでは本家GT-Rに引けを取らないパフォーマンスを発揮してくれる。
更に余談だが、こんなミスを犯しているにも関わらずレーシングモディファイ可能。流石にフルチューン時の性能はGT-Rには劣る。


登場シリーズ
グランツーリスモ2
地域限定というマイナーな存在であるにもかかわらず、「日産 プリンス スカイライン 280 Type MR」という名前で収録。ただしロゴはP-rideのまま。
EAST CITYのNISSANディーラー内のUSED CARにて購入可能だが、入荷頻度はあまり高くない。
EAST CITYのNISSANディーラー内のUSED CARにて購入可能だが、入荷頻度はあまり高くない。