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日産 スカイライン GT-R V・spec II Nür (R34) '02

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日産 スカイライン GT-R V・spec II Nür (R34) '02
Image Credit : Emula / Gran Turismo Archive
メーカー 日産
英名 Nissan SKYLINE GT-R V • spec II Nür (R34) '02
年式 2002
エンジン RB26DETT-GT-R-R34
タイプ ロードカー
カテゴリー N300
PP(初期値) 517.82
総排気量 2,568cc
最高出力 341PS/7,500rpm
最大トルク 47.8kgfm/4,500rpm
パワーウエイトレシオ 4.56kg/PS
駆動形式 4WD
吸気形式 TB
全長 4,600mm
全幅 1,785mm
全高 1,360mm
車両重量 1,560kg
重量バランス 55対45
トランスミッション 6速
ダート走行 可能
登場 グランツーリスモ4 プロローグ
グランツーリスモ4
グランツーリスモ5 プロローグ
グランツーリスモ(PSP)
グランツーリスモ5
グランツーリスモ6
グランツーリスモSPORT
グランツーリスモ7
備考 開発の舞台を車名に。
生産終了を記念したV・spec IIの限定車

概要

説明不要、最後のスカイラインでのGT-Rであり、歴代GT-Rの中でも人気を誇る憧れの名車。

GTSPORTまでは当時の新車価格に近いCr.6,100,000で購入できたが、GT7からはお値段はなんとCr.45,000,000というスーパーカーや高級外車並みの価格となるとんでもない値上げが行われ全GTプレイヤーを驚愕させた。
だが現実でもこのクルマの中古車の値段は高騰し続けている。最後のスカイライン GT-Rというこのモデルの存在価値や、JDMブームによる海外人気の高さによって、極上のコンディションの物には4ケタ万円台の値段が当たり前でタマ数も急速に減っている。
ちなみに、BHオークションがヤフオクに新車未登録の未使用のV • spec II Nürを出品した際には、なんと異例の5000万円からのスタート、最終的に6050万円とスタート時から1050万円も上がる高値で 落札された

R34新車当時の広告。月19,600円払えば乗れるバリューキャンペーンもあった。キャンペーンの宣伝文は「毎日タクシーを1メーターだけ乗るか。毎日新型GT-Rに好きなだけ乗るか。」。残価設定型クレジットかつボーナス払いは21万と高めだが、非常に夢のある話である。そのまま完済したのちに現在まで維持しても、売却すれば確実に元は取れる計算だ。

海外でのR34人気を物語る物としては、「ワイルドスピードシリーズ」での活躍は有名で、主人公ブライアン役を演じたポール・ウォーカー氏が『良い車だ』とべた褒め。さらに、あのルイス・ハミルトン氏も日本グランプリが行われた際にR34GT-Rをクールと称している。

現時点で最後の『スカイライン』GT-Rであり、メディアへの露出も多いことから国内外問わず非常に人気が高い一台となっている。
「湾岸ミッドナイト」では当時最新のGT-Rとして登場し、中里以上に派手にクラッシュかまして一瞬で廃車になってしまった他、「頭文字D」ではGT-R愛好家でバトル中の「奇声」千尋のお父さんにそっくりな事で知られる「ゴッドフット」の星野好造の愛車として登場した。

日産本体の経営悪化が深刻化していた時期に開発がスタートし、一時はモデル廃止すらも囁かれ、開発の為の予算確保も苦しい中、走りに磨きを掛けた同車には開発陣も一際熱い思いを持っており、カタログの見開きにある文章の最後にはこう記載してある。

いま、私たちがやれることは全てやり終えた。やっと、R34 GT-Rのキーをテストドライバーではなく、あなたへ手渡せる。私たちが追い求めた'究極のドライビングプレジャー'が、こんどはあなたのものになる。

海外資本になる直前に販売開始され、コストカットされた箇所が散見されるものの、『90年代までに動力性能で世界一を目指す』を合言葉に日産が行い、R32GT-Rを始め、日産を象徴するクルマを数多く残した901運動の影が色濃く残るクルマという所が、R34GT-Rがここまで持ち上げられている理由の一つだろう。スカイラインGT-R生産終了直前に日産のCEOになったコストカッターカルロス・ゴーンを持ってして「日産で最も好きなクルマ」と言わしめるだけの魅力がある事は間違いない。それはベースとなるスカイラインが次の世代から大きく路線変更してしまった事からも明らかだろう。

生産はスカイラインを始めとした旧プリンス系統の車種でお馴染みの村山工場だったが、リバイバルプラン(事業再編)による閉鎖により、後期型が発売された2000年8月末をもって栃木工場に移管された。しかしディーラーの展示やメディアへの試乗用に向けて10台、そして一般向けにTV2(ベイサイドブルー)のV・spec II7台の計17台だけは、村山工場で生産された。スカイラインファンにとって、1962年のプリンス自動車時代から一貫してスカイラインの製造を続けてきた村山工場を最後にラインオフした7台のGT-Rは非常に特別な存在となっている。

↑村山工場を最後にラインオフしたスカイラインGT-RのBNR34-010107。青のコーションプレートと工場番号の『5』は村山工場産の証。栃木工場産の車体番号は0400001~になり、コーションプレートはシルバー、工場番号は『M』となる。
この個体は現在、R33型~R34型の開発責任者である渡邉 衡三氏が所有しており、同氏が名誉顧問を務めてる長野県岡谷市にあるプリンス&スカイラインミュウジアムに常設展示されている。

コストとの戦い
+ ...
R34が発売された1999年、日産は2兆円もの負債を抱えて潰れかかっていた所でルノーと業務提携し、同社の傘下で再出発を図ることになった。

このことからわかる通り、R34型が開発された1996~1998年は『日産冬の時代』と言っても差し支えがないほど財政は逼迫しており、市販車ですらコストカットにコストカットを進めるような状態となっていた。そんな中で登場したR34型も、その片鱗が見られる箇所が存在する。代表的なのはトランクの鍵穴で、本来はR33型と同じく日産のCIマークの下に鍵穴を設ける予定だったが、コストカットの関係でトランクフード右寄りの所に鍵穴が設けられることになった。

そしてR33やステージアにも言えることだが、フロントストラットの腐食が激しい個体も多い。これは鉄板が補強の為に2重構造となっており、その中に水や泥が侵入して腐食が発生するというもの。この部分、なんとコストとの兼ね合いで裏側に当たるタイヤハウス側はシーラーが塗布されていないらしく、一度錆びると急速に広がっていくという。せめて省略するならエンジン側だろ……。ここが錆びて腐食すると、フロントのストラットがボンネットを突き破って飛び出してくる……なんて事になり、板金7万円コースどころかその後ろにもう0が一つ増えるくらいの修理費は掛かるので要注意。

他の腐食箇所としては、リヤトランクのハイマウントストップランプ周辺。あの周辺は34のウィークポイントで、ほぼほぼ全ての34で1度は腐食が発生していると言っても差し支えないレベルで錆びていることが多い。もし仮にR34系のクルマを手にする機会が訪れたのであれば、購入前にここの部分の状態を確認しておこう。信頼できるショップで購入・点検してもらうことをオススメする。

それとマルチファンクションディスプレイについても、液晶が壊れてしまいまともに映らなくなったという報告が相次いでいる。代替となる液晶パネル自体は存在するようなので、社外品交換してしまうのが長持ちさせるコツな模様。

解説

1999年1月、R34型GT-Rがデビューした。大柄なR33から一変して筋肉質のボディを与えられ、全長で75mm、ホイールベースで55 mmコンパクトになった。剛性は極限まで高められ、先進的なエアロダイナミクスは冷却やダウンフォースまでも考慮している。
ただボディは引き締まったものの、重量としてはR33から増えてしまっている。ただ元々ベースの2.5GT-T時点でR33比40Kg増だったので、それをR33GT-R比20Kg増に留めた時点で「ボディ剛性の強化まで含めたら実質トントン」という評価だった。

搭載エンジンはR32型以来のRB26DETTだが、トルク向上とレスポンスアップ、軽量化を狙ってさらにリファインの手が加えられた。中でも大幅なフリクション低減に成功したセラミックターボの効果は大きく、ついに最大トルクは40 kgfmの大台に達している。シャシー性能も格段に向上し、もはや意のままといえるコントロール性を得た。アテーサE-TSプロによる駆動力配分で、姿勢変化は自由自在。ステアフィールも4WDとは思えぬレベルで、名車R32と比べてもその走りは隔世の感をおぼえるほどである。

より高性能なV・specは、強力なダウンフォースを生み出すフルカーボン製リアディフューザーを量産車として初採用した他、アクティブLSDも標準装備。このV・specは2000年10月にV・spec IIへと進化し、NACAダクトを備えたカーボンボンネットまで与えられている。さらに2001年5月、ル・マンカーのサスセッティングにヒントを得た、コンフォート性の高いMスペックも投入された。

しかしスポーツカーの世界を変革した第2世代GT-Rは、2000年自動車排出ガス規制という世の流れを受け、このモデルを最後に2002年8月をもってFD3S・RX-7や80スープラなどと共にその歴史に幕を閉じたのである。
その生産終了を前にした2002年1月、ドイツのニュルブルクリンクにちなんで命名された最終特別限定車「ニュル」がデビュー。N1仕様のRB26DETTを搭載したスペシャルモデルだった。

アンディによる評価

R34型スカイライン GT-Rの最終限定車が
この “V・spec II Nür”
GT-R開発の聖地 “ニュルブルクリンク”の名が
グレード名に こめられているんだ
エンジン内部パーツのバランス取りにまで
手が入れられた特別仕立て
R34 GT-Rの販売最終年に
1,000台限定で販売された お宝だよ

マーティンによる評価

“スカイライン”を名乗るGT-Rの 最終モデルです
伝統の直6ツインターボエンジンのRB26DETTは
このR34型で レスポンスやトルクがさらに向上
特にV・spec II Nürは 最後の特別限定モデル
エンジン内部まで手が入れられています
ファン垂涎のお宝です

登場シリーズ

グランツーリスモ4 プロローグ

R34自体はGT2の時点で99年式などが登場していたが、Vスペック II Nurが収録されたのは本作からとなっている。

グランツーリスモ4

Cr.6,100,000で購入。

グランツーリスモ5 プロローグ


グランツーリスモ(PSP)

Cr.6,100,000で購入可能。

グランツーリスモ5

Cr.6,100,000で購入。

グランツーリスモ6

Cr.6,100,000で購入。

グランツーリスモSPORT

Cr.6,100,000で購入。

グランツーリスモ7

Cr.45,000,000で購入。
現実の実車の高騰の影響を受けた値段設定となってしまったが、カフェのメニューブックでこなすコレクションの依頼でプレゼントカーとして必ず一台は入手できるのは幸いだろう。節約のためにも、大金を払ってまで焦って買わずにそちらで入手しておきたい。
2023年2月のアップデートでエンジンスワップに対応した。なんと搭載できるエンジンは日産 R92CP '92のVRH35Zエンジン。かなり強力なエンジンだが、RB26を捨てることになるのでスカGファンには悩ましいかも……。このスワップを実行することで最高出力自体は1,001PSと非常に高められるが、パワーバンドが狭く扱いづらいエンジンでもあるため敢えて載せ替えないという選択肢もアリだろう。

コメント

  • メニューブックでてに入れるから買わなくてもいい 日産 gtr r34 -- (名無しさん) 2023-11-18 16:18:01
  • アメリカの人とイギリスの人とイタリアの人 🇺🇸🇬🇧🇮🇹 -- (名無しさん) 2023-11-19 11:00:25
  • エンジンスワップすると更に楽しい -- (うらやまP) 2023-12-23 10:27:04
  • カーセンサー覗いたらGT7より高い個体があって吹いた。 -- (名無しさん) 2024-02-21 14:58:44
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