日産 mm-R カップカー '01 | ||
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メーカー | 日産 | |
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英名 | Nissan mm-R Cup Car '01 | |
年式 | 2001 | |
エンジン | エンジン形式(知らない場合は抜かしてよい) | |
タイプ | レーシングカー ハッチバック | |
PP(初期値) | 423 | |
総排気量 | -cc | |
最高出力 | 139PS/7,500rpm | |
最大トルク | 15.0kgfm/5,000rpm | |
パワーウエイトレシオ | 4.83kg/PS | |
駆動形式 | FF | |
吸気形式 | NA | |
全長 | 3,695mm | |
全幅 | 1,660mm | |
全高 | 1,495mm | |
車両重量 | 672kg | |
重量バランス | 63対37 | |
トランスミッション | 5速 | |
ダート走行 | 不可能 | |
登場 | グランツーリスモ コンセプト グランツーリスモ4 グランツーリスモ(PSP) グランツーリスモ5 グランツーリスモ6 | |
備考 | 3代目マーチのカップカーを先読みしたクルマ |
概要
日産 mm-R カップカーは、2001年の東京モーターショーで発表された「mm」というコンセプトカーをベースにグランツーリスモが作り上げたカップカーである。mmは元々3代目マーチのコンセプトモデルで、現実でもそのマーチのカップカー仕様が作られていたため、その後の展開を先読みしたクルマであるといえるだろう。ただし現実のカップカーとは違い、そのエンジンはハイチューン仕様となっている。
解説
日本を代表するコンパクトカー、マーチ。「キュートな街乗りグルマ」という顔とは別にこのクルマが持っているのが、入門用レーシングカーとしての一面だ。マーチは1984年に生まれた初代の時からワンメイクレース「マーチカップ」を実施してきた。3代目モデルでも、発売翌年からこのレースが開催されている。
3代目マーチがまだコンセプトカーだった時代に「グランツーリスモ」が提案したのがこのクルマ、つまりプロトタイプmmをベースとしたレースマシンだ。3代目マーチカップは今でこそ人気レースとなっているが、このmm-Rはそのベース車ができないうちにグランツーリスモが作り出したレースマシンなのである。
とはいえ、mm-Rはマーチカップのマシンのコピーではない。カップカーのエンジンはほぼノーマルだが、このmm-Rのエンジンは1.2Lで140PSというハイチューン仕様なのだ。ボディにはもちろんロールケージを装備、ダッシュボード周辺の内装やリアシートは残されている。このあたりはカップカーに準じた仕様である。
サスペンションはフロントがストラットでリアがトーションビーム。当然強化スプリング、強化ダンパーが組み合わされ、車高は落とされている。ブレーキも強化されたベンチレーテッドディスクタ イプ。いっぽう、ギアボックスはノーマルと同じ5速MTだ。
その他スポーツマフラー、強化クラッチ、リミテッドスリップデフ、アルミホイールなどを装着。マーチの素性の良さをほどよく引き出すチューニングが加えられている。