ザ・リアルカーシュミレーターR | ||
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発売日 | 2000年11月22日(日産エディション) 2002年12月6日(トヨタエディション) | |
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ハード | PC(Windows) | |
発売元 | メディアカイト |
特徴
メディアカイトがWindows対応のPC用ゲームソフトとして販売したグランツーリスモ志向のレースゲームで第一弾に日産エディションが、第二弾にトヨタエディションが作られた。





狂動となったトヨタ……。
……が、トヨタエディションの方では残念ながら狂動となってしまっているところがある。何が狂っているかって?ライバルの車にぶつかったりすると車が異様な感じでクルクル回りっぱなしになる。気持ち悪いくらいに。どう回るかについては上の動画と下のAnTytle Gaming Worldさんの動画を見て欲しい。もちろん、普通に走らせようとしてもなぜか左か右に勝手に切れ始めてしまって真っ直ぐ走らない、AIに回避プログラムが無いようで事故ってしまったり変な行動を取るとかの問題点も多い。
ただ、実はこの狂回転とかの現象はなぜか先に出た日産エディションの方では起きず、後に出たトヨタエディションだけが起こりうる現象らしい。もしかして開発スタッフはトヨタより日産派が多かったと言うのか? 日産エディションよりもトヨタの方は挙動がアップデート(グリップ/摩擦計算などのクオリティーアップ)されたと言われているが、この間に一体何があったのだろうか。一応、トヨタエディションには日産エディションには無い新コースも追加されていて、さらにトヨタエディションでは描画プログラムが一新され,コース背景や路面に落ちる陰影,タイヤスモークなどのグラフィックス表現が格段に向上されているという利点はあるのだが。

上は日産エディション、下はトヨタエディション。若干だが、ビジュアルはトヨタの方が進化しているように見える。ともかく、“リアルカーシュミレーター”を謳った本作もなんだかんだでほぼ同期のドラエモンと同じような数奇な運命を辿ってしまったのであった。
ただ、実はこの狂回転とかの現象はなぜか先に出た日産エディションの方では起きず、後に出たトヨタエディションだけが起こりうる現象らしい。


収録車種
※隠し車種は各レースイベントで勝利すると使用可能になる。
日産エディション
- 1991年式PS13シルビア(K's、Q's両方あり)
- 1996年式S14シルビア(K's 、Q's両方あり)
- 1999年式S15シルビアスペックS
- 1999年式S15シルビアスペックR
- 1999年式S15シルビアスペックSエアロ
- 1999年式S15シルビアスペックRエアロ
- 1996年式180SX タイプS
- 1996年式180SX タイプX
- 1993年式スカイラインGT−RVスペック(R32)
- 1994年式スカイラインGT−RVスペックⅡ(R32)
- 1995年式スカイラインGT−R(R33)
- 1995年式スカイラインGT−RVスペック(R33)
- 1999年式スカイラインGT−R(R34)
- 1999年式スカイラインGT−RVスペック(R34)
- 1998年式フェアレディZバージョンS2シーター(Z32)
- 1998年式フェアレディZバージョンSツインターボ2シーター(Z32)
- 1994年式フェアレディZバージョンS2シーター(Z32)
- 1994年式フェアレディZバージョンSツインターボ2シーター(Z32)
- 1969年式フェアレディZ 432(S30)※隠し車種
- 1971年式スカイライン2000GT−R ※隠し車種
- 1987年式日産MID4 Ⅱ型※隠し車種
- 1995年式NISMO GT−R LM※隠し車種
- 1997年式日産R390 GT−1※隠し車種
- 1999年式ペンズオイルニスモGT−R※隠し車種
- 2000年式ロックタイトゼクセルGT−R※隠し車種
トヨタエディション
- 2000年式トヨタアルテッツァ
- 1995年式トヨタセリカSS−Ⅱ
- 1997年式トヨタセリカSS−Ⅱ
- 1995年式トヨタセリカGT−Four
- 2000年式トヨタセリカSS−Ⅱ
- 1999年式トヨタチェイサー
- 2000年式トヨタカローラレビン(BZ−G、BZ−R両方あり)
- 2000年式トヨタスプリンタートレノ(BZ−G、BZ−R両方あり)
- 2000年式トヨタMR−S
- 1998年式トヨタMR2GT−S
- 2000年式トヨタソアラ2.5GT−T
- 1989年式トヨタスープラ2.5GTツインターボR
- 1991年式トヨタスープラ3.0GTターボリミテッド
- 2000年式トヨタスープラSZ−R
- 2000年式トヨタスープラRZ
- 1967年式トヨタスポーツ800※隠し車種
- 1968年式トヨタ2000GT※隠し車種
- 1983年式トヨタセリカXX※隠し車種
- 1985年式トヨタカローラレビン(AE86)※隠し車種
- 1985年式トヨタスプリンタートレノ(AE86)※隠し車種
- 1994年式トムスT20 LM-S (スープラのチューニングカー)※隠し車種
- 1999年式TRD 3000GT※隠し車種
- 1999年式トヨタカストロールトムススープラ※隠し車種
- 1998年式トヨタGT−ONE(TS020)※隠し車種、実際は1999年式



なお、カスタムイベント機能もあり、往年の名車によるレースやFR限定イベントとかも出来る。メーカーが2つで限られているためそんなにアイデアは無いだろうが、自作するのも面白い。
このゲームのすごいところ
クソゲーのように扱われている本作だが、一方で魅力的な要素もある。それは先に出た日産エディションがインストールされているPCに後からトヨタエディションを追加でインストールすれば、トヨタエディションの方にも日産エディションで登場したクルマが登場するようになり、トヨタエディションの方で日産のクルマを運転する事はもちろん、双方のメーカーのクルマを交えたレースができるようになるという訳で、いわゆるこれは今で言うDLCみたいな物。つまり、もしさらにシリーズ展開が進んでいたりとかしていたら、日産とトヨタだけでなくシビックやインテグラ、NSXとかを入れたホンダエディションとかはもちろん、マツダや三菱、スバルの他の国内メーカー、はたまた海外メーカーの車とかを入れたメーカーエディションも制作されて、それらを次々とインストールさせていけば今までのエディションで登場した他メーカーの車を出して複数のメーカーのクルマを一度に競わせる事も出来ていたかもしれなかったのだ。まさにPCならではの機能で、後からゲームの機能を拡張していけるなんて20年前の時代では十分すごいとは思わないだろうか。(それに加えて発売後に発表された車や上で上げた未収録の車種とかを入れた日産とトヨタのメーカーエディションバージョン2なんてあったかもしれなかったし、オンラインによる特別なレースイベントの追加機能もありえたはずだ。それを考えると、かなりすごいゲームになり得た可能性もあったはずだ。)
だが、残念ながら今や発売していたメディアカイトも2007年の8月9日に破産し、(負債総額はおよそ26億3600万円)この構想も今では夢物語と化してしまっている。また、やはりバグも多いとこはあるが、それでもやりたいという人は両方のバージョンを買ってプレイした方が俄然面白いのでやりたい人は日産とトヨタ両方買う事をおすすめする。日産派もトヨタ派も楽しめ。※ちなみにマルチプレイもサポートされてはいるのだが,LAN接続のみ。
だが、残念ながら今や発売していたメディアカイトも2007年の8月9日に破産し、(負債総額はおよそ26億3600万円)この構想も今では夢物語と化してしまっている。また、やはりバグも多いとこはあるが、それでもやりたいという人は両方のバージョンを買ってプレイした方が俄然面白いのでやりたい人は日産とトヨタ両方買う事をおすすめする。日産派もトヨタ派も楽しめ。※ちなみにマルチプレイもサポートされてはいるのだが,LAN接続のみ。
↓当時のレビュー記事のサイトも。
https://www.4gamer.net/review/live/nissan_r.html←日産エディションのレビュー記事。
https://www.4gamer.net/review/live/toyota_r.html←トヨタエディションのレビュー記事。
https://www.4gamer.net/review/live/nissan_r.html←日産エディションのレビュー記事。
https://www.4gamer.net/review/live/toyota_r.html←トヨタエディションのレビュー記事。