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【その他のクルマ】ティレル P34 シックスホイーラー '76

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匿名ユーザー

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ティレル P34 シックスホイーラー '76
Image Credit :Wikipedia
メーカー ティレル
英名 Tyrrell P34 Six Wheeler '76
年式 1976
エンジン フォード・コスワースDFV
タイプ レーシングカー
フォーミュラカー
カテゴリー Gr.X
PP(初期値) XXXX
総排気量 2993cc
最高出力 XXXps/XXXXrpm
最大トルク XXXkgfm/XXXXrpm
パワーウエイトレシオ XX.XXkg/PS
駆動形式 MR
吸気形式 NA
全長 4,318mm
全幅 XXXXmm
全高 990mm
車両重量 XXXkg
重量バランス XX対XX
トランスミッション X速
最高速度 XXXKm/h (フルノーマル/フルチューン時) (知らない場合は抜かしてよい)
登場 未実装
備考 F1史上最初で最後の6輪車
たいれる6輪としてお馴染み。スーパーカーブームの際にも人気に

概要

ティレルが1976年シーズンと1977年シーズンのF1世界選手権に参戦するために開発されたティレルP34(Tyrrell P34)は、6輪のフォーミュラ1カー。
デレック・ガードナーが設計し、1976年の第4戦から、1977年の最終戦まで実戦投入されていた。
かつてイギリスにあったF1チーム、ティレルが設計したF1史上最初で最後の6輪車で、昭和のスーパーカー好きおじさんにはお馴染みの“たいれる6輪”である。ちなみにたいれるとは富士での日本グランプリの際にマシンに付けられていたひらがなの事。もちろんスーパーカー消しゴムでも商品化された。

今なお国内外の人気が高く、P34のプラモデルやラジコン、ミニカーは今なお商品化もされ、過去にはアシェット・コレクション・ジャパンが分冊百科で組み立てていくモデルも発売された。

また、アニメ界にも影響を与え、「アローエンブレムグランプリの鷹」のトドロキスペシャルや、「激走!ルーベンカイザー」のルーベンカイザー・フォーミュラ1もティレルP34を意識した6輪車であり、トドロキスペシャルに至っては8輪車仕様のT3もある。

なお、タミヤがこのティレルP34を一台所有しており、たまにタミヤが関わるイベントとかでも展示される。映画「RUSH」の方でも脇役ではあるが登場しているので是非見て欲しい。

海外のファンからも高い知名度の割にはあまり他のレースゲームでも収録されていないが、ドリームキャストの「スーパーランナバウト」では隠し車種で公道をこのクルマで爆走可能出来る。

なお、余談だが2024年4月初旬現在、1979年のF1世界チャンピオンでありこのマシンにも乗ったジョディ・シェクター氏所有のティレルP34が、氏が他に所有しているマシンと共に売りに出しており、この素晴らしいマシンに対するシェクターの嫌悪感を反映しているのか、65万ユーロ(約1億580万円)という売値になっている。
シェクター氏がタイトルを獲得したフェラーリ312 T4が650万ユーロ(約10億5800万円)で、1977年のウルフWR1がティレルと同価額。もちろんコレクター達によって値段は上がるかもしれないがある意味この奇抜なマシンを手にする事が出来るならバーゲンプライスかもしれない。

解説

こいつといえば目を引くのが片側に二輪つけられた異形なフロントタイヤ。何で二輪にしたのかというとタイヤ一本だと前面投影面積が大きく、それがそのまま空気抵抗につながるので単純にサイズを1/2、数は2倍にすればグリップはそのまま空気抵抗が減らせると考えてこういう見た目になった。
高速度域では前面投影面積を少し小さくするだけで最高速が5kmとか変わったりするほどの世界なのだが、ぶっちゃけ言うと別にフロントを小さくしてもリアはそのままなので前面投影面積自体はたいして縮小できず当初の期待通りの結果は得られなかった。
しかし、二輪のホイールは思わぬところで効果を発揮した。まずフロントタイヤだが、高さを1/2倍しただけで横幅はそのままなので一輪のときより接地面積が広くなり、結果的にグリップ性能が高まった。また二輪それぞれにブレーキをつけたためブレーキング能力も高まり、ブレーキポイントを奥まったところに作れノーズを出すのが重要なブレーキ勝負でも有利に働き、バトルにおいて速く走れるようになった。先進的すぎる設計のマシンにもかかわらず、P34は初戦では予選3位フィニッシュという快挙を成し遂げた。
だが、あまりに革新的すぎた構造はマシントラブルの連続に繋がってしまった。こんなフロントタイヤの配置なのでフロントサスペンションの構造がおかしいことになっていて信頼性に欠け、レースでは1走行ごとにキャンバー角がずれてしまい調整に追われた。しかし、マシンの構造そのものはフルモデルチェンジを施さなかったので結局信頼性は改善できず、「走るたびどこか壊れる」とまで言わしめるほどぶっ壊れまくっていた。
また、タイヤに関しても苦難を抱えるものとなっていた。今までF1用タイヤにこんな小さなサイズのタイヤはなくチームとタイヤメーカーとが協力して作るしかなかったのだが、一々メーカーとチリ合わせしなきゃいけないフロントタイヤと何もしなくともタイヤメーカーが勝手により良いものを作ってくれるリアタイヤとで開発スピードがズレていた。結果、革新的な設計のマシンはタイヤのせいで時代遅れの性能になったと、なんとも皮肉めいた結末となってしまった。
※当Wikiの別ページ、 1970年代F1の世界とは? も見て下さい。

登場シリーズ

未実装

コメント

  • この車マジで収録してくれんかね -- (名無しさん) 2024-04-02 20:58:26
  • シェクター氏が所有していたものが現在売りに出されているらしく、65万ユーロ(約1億580万円)で販売されているとか。もし大金持ちでこのWiki見てる人が居ればぜひ…… -- (名無しさん) 2024-04-02 23:11:01
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