グランツーリスモWiki

箱根駅伝を支えるクルマたち

最終更新:

Bot(ページ名リンク)

- view
だれでも歓迎! 編集
クルマ好きにとって隠れた正月恒例の楽しみが、箱根駅伝で働くクルマたちの存在だ。
何気に選手たちよりも目立つ、箱根駅伝で働くクルマたちも応援しよう。


大会会長車・大会本部車

駅伝の審判員を乗せる車で、会長車は審判長、本部車は審判員を載せている。大抵、先頭集団の後ろを走行することが多く、テレビ中継とかでもよく目立つことから大型セダンや話題性のある車が多く起用されるのがこれまでの傾向であり、2023年は会長車はモリゾウしか所有していないと言うセンチュリーGRMN、本部車は発売前である新型プリウスだった。

そして、記念すべき2024年の第100回記念大会の本部車はこれまた発売前の車となる新型センチュリーだった。テレビでもデカくて威風堂々と選手の後を付いていく姿は印象的では無かっただろうか。

技術総務車・広報車

走路の安全確認や、沿道の観客に選手が近づいていることを知らせるための車。比較的コンパクトめなクルマが選ばれやすく、2023年はプリウスと同じく話題性も考慮してか、新型クラウンがその役目を務めた。トヨタの最新の二大看板車をアピールしまくっている。

運営管理車

各大学の監督を載せて、選手に指示を送り出す車。声を掛けられる長さは走り出しから1、3、5、10、15㎞、残り3、1㎞のタイミングで「1分間」だけと決められている。また、監督とアシスタントに加えて、大会運営側委員なども乗車するため、大人数が乗れるミニバンが選ばれており、2023年度はノアやヴォクシーだった。こちらも昨年にフルモデルチェンジされたばかりで、話題性も十分。

運営車両の遍歴

第78回までは陸上自衛隊が担当しており、陸自撤退後の第76回からは三菱自動車が運営車両を提供していたが、リコール隠し騒動の影響で第79回(2003年)をもって撤退。第80回(2004年)から第86回(2010年)まではホンダが運営車両を提供していたが、現在はトヨタにとってかわった。
どうやらメーカー側にとっては、多くの人々が注目し、話題性も高い年始のスポーツイベントでもある箱根駅伝は絶好の最新車両の宣伝の場となっており、2022年の時にはまだ発売前だったbz4Xが大会本部車として走っていた。特にトヨタにとっては多くの車種を持つので、どんな立場のクルマも出せると言う事でうってつけだろう。
なお、運営管理車の架装を行っているのはトヨタメトロジックであり、下のURLのページではその舞台裏も語られているので必見。↓
https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/2023121100009-spnavi?p=2

なお、同じく年始の長距離マラソン大会としてお馴染みのニューイヤー駅伝では2017年大会からスバルが車両提供を行っている。理由としては開催地の群馬県はスバルの本拠地だから。
なお、2016年まではダイハツ車だった。2023年末に不正問題が起きたので、もし今現在(2024年)もダイハツ車のままだったら大騒動だっただろう。
また、同じような長距離マラソン大会である2023年10月15日に行われたマラソングランドチャンピオンシップで使われたのはポルシェタイカン
審判長車として3台投入されたが、どれも普段はポルシェジャパンの広報車であり、東京都のゼロエミッションビークル促進運動に連動して無償提供されたとの事で、色はパリ五輪にちなんでフランス国旗のトリコロールにちなんでいるそう。
フランスの国旗を模しているのに何でドイツのメーカーのポルシェかは謎。一応マラソングランドチャンピオンシップの大会スポンサーはトヨタ自動車なのだが、トヨタ自動車には提供出来る市販済みの電気自動車がbZ4Xくらいしか無く、bZ4Xの方も3台も用意出来なかった事情があるのかもしれない。
とはいえ、この件は国内の大規模なマラソン大会で海外メーカーの車が使われた珍しいケースだと言えよう。
なお、技術総務車・広報車にはスポンサーであるトヨタの車としてトヨタ GR 86が使用された。ポルシェ・タイカンと共にスポーツタイプの車が使われるのは珍しい。こちらも電気自動車でないのになぜこの車が用意されたかも謎。たまたま用意出来た車がこれだったかもしれないが。
ちなみに、2024年に行われた「東京マラソン2024」でも運営車両としてタイカンが使われており、計20台に及ぶ各モデルのタイカンをポルシェジャパンが提供している。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
記事メニュー
ウィキ募集バナー