日産 キューブ EX (FF/CVT) '02 | ||
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メーカー | 日産 | |
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英名 | Nissan CUBE EX (FF/CVT) '02 | |
年式 | 2002 | |
エンジン | CR14DE | |
タイプ | ロードカー 5ドアコンパクトカー | |
カテゴリー | N100 | |
PP(初期値) | XXX | |
総排気量 | 1,386cc | |
最高出力 | 98PS/5,600rpm | |
最大トルク | 14kgfm/3,200rpm | |
パワーウエイトレシオ | 10.92kg/PS | |
駆動形式 | FF | |
吸気形式 | NA | |
全長 | 3,730mm | |
全幅 | 1,670mm | |
全高 | 1,640mm | |
車両重量 | 1,070kg | |
重量バランス | 60対40 | |
トランスミッション | CVT | |
登場 | グランツーリスモ4 グランツーリスモ(PSP) グランツーリスモ5 グランツーリスモ6 | |
備考 | 超個性派デザインで若者層に訴えたコンパクトカー |
概要

2002年10月28日にフルモデルチェンジが行われた日産・キューブは、前年の2001年2月に開催されたスイスのジュネーブモーターショーでコンセプトである「シャッポ」として発表したモデル。
四角い見た目や左右非対称のリアウインドウなど、エクステリアデザインは超個性的となっており、先代同様に若年層向けのファッショナブルな一台として生み出されており、特に個性的デザインが話題となりヒット。ゴーン体制で息を吹き返した2000年代前半の日産を象徴する一台となった。
元は2001年のジュネーヴモーターショーで公開されたコンセプトカー「Chappo(シャッポ)」で、左右非対称のデザインもここから受け継いでいる。
ちなみに日本国内用の右ハンドルモデルは左Cピラーが無いが、輸出用の左ハンドルモデルはちゃんと右Cピラーが無い線対称デザインになっている。というのもこの片側Cピラーレスコンセプト、運転席から遠い方の角が見づらいという問題を解消するために減らしているので、左ハンドルで左Cピラーが無くなってもあまり利点が無いということでわざわざ2種類のボディを作り分けている。
2008年に3代目へとバトンタッチされたが、2020年を以って製造及び販売が終了した。
解説
2002年に発表されたコンパクトハイトワゴンの2代目キューブだ。初代同様マーチがベースだが、デザインがグッと洗練されほとんど「走るモダンデザイン」。オシャレなだけでなく、居住性や使い勝手も向上させての登場だった。
エクステリアは「カドを丸めた四角」がモチーフで、全体をまさに力強く明らかな四角形としながらも、ボディ断面、俯瞰のいずれにも大きなRがかけられ、ボディやウインドウのコーナーやエッジのRも効いて、ただの四角ではないよく練られた仕上がりになっていた。フロントスクリーンとフェンダー以外はすべて垂直線と平行線で構成されているのも特徴だ。背が高くともそれを支える大きめのフェンダーアーチは安定感を醸し出していて、そのお陰で四角といっても決して冷たい印象ではなく、むしろ温かみのあるニュアンスが感じられる。また目を惹くのは左右非対称のリアドアで、左後方ピラーを隠したデザインになっている。スタイリングの斬新さに加え、視界も向上させる工夫だ。
ボディサイズは全長3730mm、全幅1670mm、全高1640mm。初代に比べて40mm広く、25mm高いいっぽう、全長は20mm短い。それでいて室内空間はすべての方向に広くなっており、4.4mという最小回転半径もクラス最小レベルだ。室内はモダンな雰囲気に満ちており、シンプルなデザインとデリケートなカラーリングが上手に組み合わせてある。

ボディカラーは、イメージ色だったエアブルー(水色)、ビーンズ(アイボリー)のほか、定番の赤、青といった色を外したキューブの個性的なスタイリングを静かに引き立てる全8色に、グラファイト、エクリュ、モカとこれもまたセンスのいい内装色3色とあわせて計24通りの組み合わせを可能にし、ただならぬこだわりを感じさせた。
内装は、まだカーナビが完全にオプション扱いの時代で、オーディオを中心にモダンファニチャーをイメージしたという軽快なデザインのインパネを採用。シートはいかにもクッションの厚みを持たせたソファ調のデザインで、居心地のよさをアピールしている。
エンジンはマーチと共通の1.4L直4DOHC、CR14DE型。駆動方式はFFと4WDがある。4WDシステムはマーチにも搭載された「e・4WDシステム」。通常はFFで走行し、必要に応じてモーターで後輪を駆動する、軽量・省スペースのハイテク4WDである。
ギアボックスは4速ATと日産自慢の6段マニュアルモード付き「エクストロニックCVT」。スムーズな加速とドライバーのクセに合わせた変速タイミングを実現し、更にステアリング中央のシフトスイッチでMT感覚の操作ができ、ドライバーの好みに合わせた変速が可能だ。サスペンションはフロントがストラット、リアがトーションビームでマーチと同じだが、先代と同様に若干固めのセッティングとなっている。
更にメーカーオプションで、フルエアロ、ネオクラシカル、メタリックなど、テイストの異なるドレスアップアイテムも用意。特に“60’sレーシングカーイメージ”をテーマにし、ボンネットストライプやステンレスボルトヘッド装着のオーバーフェンダーなどをパッケージにしたネオクラシカルは、当時の若者を筆頭にスポーティーな車を諦めきれなかったりクラシックカーが好みな中年をも虜にしたという。

若い世代を中心に大ヒットし、2003年には3列シートで7人が乗れる「キューブ3(キュービック)」も追加発売された。
登場シリーズ
グランツーリスモ4
グランツーリスモ(PSP)
グランツーリスモ5
グランツーリスモ6
コメント
- GT4の頃からなぜかこの車名の割に4速ATだったりする スペック的には4AT車がモデルっぽいんだが -- (名無しさん) 2025-02-25 09:14:55
- 新作の首都高バトルに、来るよ -- (名無しさん) 2025-08-24 01:51:14