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ダイハツ ストーリア X4 '00

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ダイハツ ストーリア X4 '00
Image Credit : http://wikinavi.net/gran-turismo5
メーカー ダイハツ
英名 Daihatsu Storia X4 '00
年式 2000
エンジン JC-DET型
タイプ ノーマルカー
カテゴリー N100
PP(初期値) XXX
総排気量 713cc
最高出力 120PS/7,200rpm
最大トルク 13.0kgfm/4,800rpm
パワーウエイトレシオ XX.XXkg/PS
駆動形式 4WD
吸気形式 TB
全長 3,660mm
全幅 1,600mm
全高 1,450mm
車両重量 840kg
重量バランス XX対XX
トランスミッション 5速
ダート走行 可能か不可能のいずれか
登場 グランツーリスモ3:A-Spec
グランツーリスモ4
グランツーリスモ(PSP)
グランツーリスモ5
グランツーリスモ6
備考 まさに狂気。純正でブースト圧1.2kg/cm2というやり過ぎな一台。

概要


ストーリアは、1998年に販売開始されたコンパクトカーであり、かつてあったシャレードの事実上の後継であり、車名はイタリア語で「歴史」を意味し「スモールカーの新しい歴史が始まる」という期待を込めて命名され、日本国外では「シリオン」のモデル名で、欧州・豪州を中心に世界各国で販売された。
その中でもX4(クロスフォー)は、競技用ベース車として、1,000cc以下クラスのラリー参戦を目的に開発された、エボリューションモデルだ。
エンジンは通常モデルの1L直3DOHCではなく、ミラアヴァンツァート等に搭載されていたJB-JL型をストロークアップした713cc直4DOHCターボのJC-DET型。4WDのみが設定されていた。一般的な高級車はハイオク指定ではあるがレギュラーガソリンも使用できるが、このエンジンの場合は異なりハイオクガソリン「のみ」使用可能で、レギュラーガソリンは「使用禁止」であった。
有名な話だが、中途半端に見える713ccという排気量に設定された理由は、当時の全日本ラリー選手権のAクラスでは「過給機搭載車はターボ係数である1.4を掛けて1,000ccに収まる事」がエントリーするにあたっての条件であった為であった。
色はホワイトのみの設定で、エアコンやパワーウインドウ等といった快適装備は装備せず(エアコンは後にディーラーオプションとして用意)、ドアミラーやドアノブも未着色の樹脂、ホイールも黒の鉄チン(前期型のみ)とかなりスパルタンであった。
ターボブースト圧も純正で1.2kg/cm2と、かなりのドッカンぶりであり、中には純正仕様のままでブースト圧2キロというバケモノ個体が極稀にいたという。

一説によると、フル純正状態で、前期型の排気ガス未対策モデルで2.5kg/cm2、後期型の排気ガス規制後モデルですら1.8kg/cm2まで掛けることを許容していたと言われている。(最も、構造上そこまで耐えられるかは疑問だが…)
おかげで全日本ラリー選手権やダートラ選手権で大暴れ。ストーリアX4の生産自体は2004年で終了した後も後継車がいなかった事もあってか大活躍し、クラスA(軽・コンパクトカークラス)はストーリアの独断場に…あまりにもやり過ぎた為、2004年にはクラスAは改定されてターボ係数1.7、『1400cc以下』というレギュレーションのJN-1規定に改訂が行われたものの、格上すら脅かす存在として第一線で戦い続けた。2006年には1つ上のJN-2クラス向けの後継車種であるブーンX4も登場したものの、勢いは衰えず、ダイハツワークスであるDRSはJN-1クラスでグラベル専用マシンとして使い続けた。2009年にDRSが解散した後も、生産終了後10年が経過した車両は使えなくなるという『10年ルール』で使えなくなる直前の2014シーズンまで全日本シリーズでプライベーター達の手により猛威を奮っていた。2015年以降現在も、全日本戦には出場出来なくなったものの、地方戦では未だに現役で現行車種と張り合う等そのモンスターぶりは健在。近年ではネオクラシックカーとして値上がりも激しく、状態の良いものは新車価格を超える値段で取引される。

そもそも生まれた経緯は…?


いくら競技ベースとは言え、やり過ぎレベルでこの世に登場したストーリアX4。勿論、こんなオーバースペックで生まれたのにも訳がある。

1990年代初頭、当時の全日本ラリーの下位クラスはライバルであるスズキのアルトワークスが猛威を振るっていた。そこに1991年1月に割って入ったのが、ダイハツ・ミラX4R(L200S)である。アルトワークスの独壇場を阻止すべく、3気筒のEF-JL型をベースに鍛造クランクシャフト、EFIコンピューターのリセッティング、プラグの番手変更、エキゾーストパイプの大型化、後期型ではタービンの軸受けをボールベアリング化もしてファインチューン。駆動系も軽量フライホイール、LSD、クロスミッションを採用。その他走行に関係ない場所は徹底的に簡略化をして軽量化した競技向けのモデルだった。参戦初年度こそ2~4位だったものの、参戦翌年の1992年にはAクラスのチャンピョンマシンになった…が、1992年6月、スズキから最終兵器と呼んでも差し支えない最強モデルアルトワークスRが登場してから状況は一変、93年94年とチャンピョンマシンの座を譲る事になってしまった。次代モデルであるL500Sでは4気筒のJB-JLをベースに、前途の改良に加え、アルミ製の鍛造ピストンの採用、燃料ポンプの流量アップを施し、更に足回りにも強化を入れてワークスRに対抗したものの、次代のワークスRも登場しており、ミラで対抗するのはほぼ限界に達していた。

ワークスRは市販車でもアンダーコートが存在しない程軽量化が施され、エンジンやタービンもやり過ぎなくらい手を掛けられていた。その事にブチ切れたダイハツ関係者が暴走して1クラス上に行ってしまったワークスRを叩きのめす為にこの世に産み出してしまったのが(?)このストーリアのX4になる。ベース車にストーリアが選ばれた理由も『軽量コンパクトかつ、普通車枠なのでミラより広い車幅を生かせるだろう。』というもの。もうなりふり構わず潰すという意気込みが垣間見える狂気の仕様となっていた。

余談だが、ミラX4Rは月販10台しか受注しなかったのと、登場後割とすぐにワークスRに人気を掻っ攫われてしまった為、現存台数がかなり少なかったりする…

解説

ストーリアX4は、ストーリアをベースに競技用ベース車として製造・販売されたコンパクトカーである。エンジンはミラアヴァンツァートのJB-JL型を713ccまでストロークアップし、ハイオク専用のJC-DET型を搭載。ラリーへ参戦する事を目的としていたため、色は白のみ、快適装備も省かれ、ドアミラーやドアノブの樹脂も未着色であった。当時、全日本ラリーで無双していたスズキ・アルトワークスRをぶちのめす為だけに開発されたマシンで、WRC等の世界選手権ならいざ知らず、一国内の選手権でライバルを本気で消しにかかった車は後にも先にもこの一台だけだろう…

搭載されたJC-DET型も、元となったJB-JL型以上に高回転志向のエンジンで、採用されたK3エンジン用ターピンが大きすぎたのもあって3000rpm以下は使い物にならず、ブーストが掛かり始める4000rpmから爆発的加速を見せるというドッカンターボで過激なエンジンとなっていた。

現時点ではグランツーリスモ6以降には未収録である。だが、種類は少し違うものの、日産 GT-R NISMO(R32)'90(未作成)フォード シエラ RS 500 Cosworth '87トヨタ GRカローラ MORIZO Edition '22などといった実用性を犠牲にしてまで走りを追求したり、競技用ベースであったりとスパルタンな仕様のクルマが多く追加収録されているので、こちらもぜひ収録して頂きたい所である。

登場シリーズ

グランツーリスモ3: A-Spec


グランツーリスモ4


グランツーリスモ(PSP)


グランツーリスモ5


中古車の場合
価格はCr.XXX,XXX,XXX×(100-(走行Km÷2000)÷100)(Cr.100未満は四捨五入、走行距離は100,000Km以降はカウントしない。例:280,000kmの場合は80,000kmとして扱う)

グランツーリスモ6


コメント

  • これも収録してほしいよね -- (名無しさん) 2023-09-02 22:10:38
  • グランツーリスモ3最初の1台としてながーくお世話になる -- (名無しさん) 2024-01-11 12:41:56
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