グランツーリスモWiki

フォード シエラ RS 500 Cosworth '87

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集

フォード シエラ RS500 Cosworth '87
Image Credit : gran-turismo.com
メーカー フォード(UK)
英名 Ford Sierra RS 500 Cosworth ‘87
年式 1987
エンジン YBD
タイプ ロードカー
ホモロゲモデル
カテゴリー N200
PP(初期値) 468.10
総排気量 1,993cc
最高出力 227PS/6,000rpm
最大トルク 28.6kgfm/4,500rpm
パワーウエイトレシオ 5.31kg/PS
駆動形式 FR
吸気形式 TB
全長 4,459mm
全幅 1,728mm
全高 1,376mm
車両重量 1,207kg
重量バランス 56対44
トランスミッション X速
最高速度 XXXKm/h (フルノーマル/フルチューン時) (知らない場合は抜かしてよい)
登場 グランツーリスモ7
備考 英国フォードの怪作。英国では売れなかったが、グループAレースでは大暴れ
コイツの存在なくしてグループAの不敗神話は語れない

概要

フォードヨーロッパが開発し、イギリスで販売していたコーティナ・ドイツで販売していたタウヌスを統合した上で、1982年に後継として発売されたのがフォード・シエラ。
コーティナの需要層にはウケず販売は低迷したが、タウヌスの販売エリアのドイツを筆頭とするヨーロッパ全土では支持されており、そこそこな台数を売り上げた。

このRS500はシエラのグループAホモロゲーションモデル「RSコスワース」をベースに限定500台で販売されたもの*1。コスワースがRSコスワース比でさらなるチューンナップを行い、エンジンスペックも204psから225psへパワーアップした。

これ以外にも自社チューンの「XR4i」というスポーツグレードもある。こっちはV6 2.8L/2.9Lエンジンを積んでおり、コスワースの登場前はこれでレースに参戦していた。

北米ではフォードではなく、英国フォード車を扱うための新ブランド「メルクール」のモデルとして登場。「メルクール XR4Ti」としてリンカーン-マーキュリーで販売された。その販売価格の高さと知名度の低さ、そもそもの「エンジンをブラジルで作り、ドイツの英国フォードとは別の会社に輸出。ドイツで車体に載せられて北米に輸出」する何度手間だよって工程で生産された。絶対失敗するでこれ(笑)って言ってたら本当に失敗扱いとなって北米フォードの歴史から抹消された。それみろ。

このメルクールも一部の国に輸出されており、国外では「メルクーア」という名前で販売された。実にややこしい

そんな踏んだり蹴ったりのシエラだったが、グループAツーリングカーレースでは大暴れ。特に旧全日本ツーリングカー選手権(JTC)では、一時期大半のチームがシエラを選ぶようになった。大胆な外装変更ができないグループAは「市販してりゃいい」という抜け道があり、これに目をつけた英国人は「シエラXR4iに最初からエアロパーツ付けた状態で売ればよくね?」という思考に至ったのだ。
チューニング自体は自由だがベースエンジンがモノを言うため、「エンジンをコスワースでチューンすれば後からスペックを上げても文句なし!」ということで、ノーマル段階から化け物のマシンを作ってグループAに持ち込んだのだった。当然ライバルと比べてはるかに有利なシエラは、各国のグループAカテゴリーを荒らし回ることとなる。
後に日産それに対抗する 車を生み出す のはご存知の通り。この車がいなかったらスカイラインGT-Rも復活せず、板金王が『不敗神話のRだ!』と言う事もなかったのだから。

サーキットレースで活躍する一方でラリーにも参戦。1990年からはセダンモデルの「シエラサファイア」へ駆動系を移植した「シエラサファイアRSコスワース」を、4WD仕様に改良したモデル「シエラRSコスワース4x4」にベースをスイッチ。エスコートRSコスワースが登場するまでの3年間活躍した。

ちなみに 1995年に発生した阪神・淡路大震災の際、炎上する民家からRSコスワース4x4を手押しで救出する近隣住民の様子が撮影されている 。なんでも貴重なクルマだとは認識していたものの、サイドブレーキがかかっていて動かせず、やむなく窓ガラスを叩き割ってサイドブレーキを下ろしたのだとか。

近年では過去の活躍によってコレクターズモデルとしての地位を得ており、同時代のグループAで活躍したエボリューションモデルと同じく1000万円台の価格はザラ。特にこのRS500コスワースの場合は500台と台数が少ないため、価額も上昇傾向にある。(ぶっちゃけ外装はXR4iと近いため、パテと根性があればコスワース仕様やRS500仕様は作れなくもない。特に北米仕様のメルクールXR4Tiは知名度の低さも相まって、台数が少ないにもかかわらず(2022年現在でも)まだ安価で手に入る。まぁ…メルクール買うなら同じグレードでもっと性能の良い英国仕様XR4i買うよねってお話だが。)

公式解説

シエラは1982年から欧州フォードが生産した、空力的なハッチバックボディを持つ、ごく普通のファミリーカーだった。

ところが1985年、クルマ好きたちのシエラを見る目は一変する。名門コスワースによるシエラ RS Cosworthが追加されたからだ。シエラ RS Cosworthは、DOHCヘッドやターボなどで206PSまでチューンした直列4気筒2Lを積み、シャシーを強化し、フェンダーエクステンションや巨大なリアスポイラーなどで武装されていた。さらに1年後には、227PSへとパワーアップするとともに、レースでの使用を前提に各部を強化したエンジンや、より空力に優れたディテールを持つ、500台限定のシエラ RS 500 Cosworthも追加された。

登場シリーズ

2022年11月24日のアップデート(1.26)で追加。
同時に追加されたS14後期と同じく中古車ディーラーで販売。お値段はCr.20,000,000とちょっと値は張るが、元々限定車で希少である上現実でもコレクターズカーとして重宝されているのでこの値打ちである。それでもR34GT−Rやカウンタックなどと比べるとまだ安い方。

コメント

  • このクルマ、GT2に収録されても良かったハズなんだけどね… -- (名無しさん) 2023-10-13 15:59:04
  • 希少性やレースでの実績を考えるとこれレジェンドカーじゃないか? 基準がよく分からん。 -- (名無しさん) 2023-10-17 13:51:57
  • ディアブロもレジェンドになってもおかしくないが中古車扱いだからな。希少性だけじゃアカンのか? -- (名無しさん) 2023-10-20 06:15:03
  • たまにハンドル操作が全く効かなくなる事があるんだけど、自分だけ? -- (名無しさん) 2024-02-22 20:53:59
  • ↑Q.もしや車高を低くしてないか?してたら曲がらんぞ() -- (名無しさん) 2024-02-22 23:12:24
  • ↑車高上げたら直った!ありがとう! -- (名無しさん) 2024-02-23 01:53:14
  • ↑他の車でも車高下げすぎたら曲がらなくなるから車高下げるのも程々にな〜 -- (名無しさん) 2024-02-23 11:06:08
  • エスコートの方も欲しいね これもだけどウィングがたまらんのよ -- (名無しさん) 2024-06-11 15:18:40
  • フォードもR32に対抗して4WD化したシエラ コスワースをグループAのサーキットレースに持ち込んだら話しが違ってたかもしれないな(?) -- (名無しさん) 2024-06-17 17:26:23
  • ↑R32は4wdにしたから勝てたんじゃなくてアテーサetsがあったから勝てたんだと思うんだけど -- (名無しさん) 2024-06-18 08:53:40
名前:
コメント:

すべてのコメントを見る

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
記事メニュー
ウィキ募集バナー
注釈

*1 ベースのRSコスワース含むと総生産台数は13,140台となった。