日産 プリメーラ ワゴン 2.0G-V '98 | ||
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メーカー | 日産 | |
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英名 | Nissan Primera Wagon 2.0G-V '98 | |
年式 | 1998 | |
エンジン | SR20VE | |
タイプ | ロードカー 5ドアステーションワゴン | |
カテゴリー | Gr.X | |
PP(初期値) | XXX | |
総排気量 | 1,998cc | |
最高出力 | 190PS/7,000rpm | |
最大トルク | 20.0kgfm/6,000rpm | |
パワーウエイトレシオ | XX.XXkg/PS | |
駆動形式 | FF | |
吸気形式 | NA | |
全長 | 4,515mm | |
全幅 | 1,695mm | |
全高 | 1,450mm | |
車両重量 | 1,340kg | |
重量バランス | XX対XX | |
トランスミッション | CVT | |
ダート走行 | 可能か不可能のいずれか | |
登場 | グランツーリスモ2 | |
備考 | 群雄割拠のDセグステーションワゴン市場に殴り込んだ、 プリメーラベースのワゴンモデル |
概要
1997年に行われた2代目プリメーラのマイナーチェンジと同時に追加されたワゴンモデル。元々、欧州では日本におけるアベニール(初代)を「プリメーラトラベラー」の名称で販売していたが、2代目でデザインも共通化した形である。ちなみに、この車の登場によってアベニールのプリンス店扱いが廃止されて、日産店・日産モーター店のみの販売に移行している(その後、プリメーラとほぼ同じ2005年まで販売)。
当時のDセグメントクラスにおけるステーションワゴンは、強力なターボと4WDの組み合わせでスバルのレガシィツーリングワゴンが市場を席巻していたほか、ホンダがアコードワゴン、トヨタがカルディナといった具合に各社でレガシィ対抗のモデルを発売。日産社内でもアベニールが存在していたものの、販売店が違うからと発売にGOサインが出たのであろう。ちなみにアベニールもこの翌年の1998年にフルモデルチェンジを行っているものの、当時本当にそんな余裕はあったのだろうか(*1)。
2001年にはセダンと共にフルモデルチェンジで3代目に移行。一方、サニー店向けの兄弟車「プリメーラカミノ」にも当然ワゴンは設定されていたが、ディーラー網の再編で1999年に販売を終了。わずか2年ほどの短い命だった。
解説
2代目プリメーラは、1997年のマイナーチェンジでヘッドライト形状の変更などフェイスリフトが行われたのと同時に、ワゴンモデルを追加。リア回りのデザインはドイツにあるニッサン・デザイン・ヨーロッパ社が担当し、セダンと異なり全モデルが4輪ディスクブレーキを採用するなどスポーツ性をアピール。登場時のキャッチコピーでも「Primera DRIVING WAGON.」と銘打っている。
そんなプリメーラワゴンのスポーツグレードが「2.0G-V」。可変バルブタイミング機構の採用によって190馬力を発揮するSR20VEエンジンに、新開発の自社製CVT「ハイパーCVT」を組み合わせたかなりのホットモデルである。特に2.0G-VのハイパーCVTは6速マニュアルモードを備えた「ハイパーCVT-M6」で、擬似的な変速も楽しむことが出来るのが売りだった。
しかしこのCVTがかなりのくせ者。CVT自体が実用化されてまだ間もなかった上に、自社で作ったことのない日産は当然ノウハウなどなく(*2)、「センサー類が故障してDレンジに入れているのに走らない」のが定番だったり、ひどいと駆動チェーンが切れるというハードウェアとソフトウェアの双方でトラブルを頻発させる始末。ついでにCVT特有のダルな制御が強く出ているためにパワー感がなく、「MTモデル、もしくは通常のATモデルがあれば…」と言われたりもしている。
登場シリーズ
グランツーリスモ2
日産の新車ディーラーで購入可能。価格は2,385,000クレジット。
コメント
- 「竈(カミノ)」「開(フーガ)」 -- (名無しさん) 2024-05-05 13:02:16