日産 プリメーラ 2.0Te '95 | ||
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メーカー | 日産 | |
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英名 | Nissan Primera 2.0Te '95 | |
年式 | 1995 | |
エンジン | SR20DE | |
タイプ | ロードカー 4ドアスポーツセダン | |
カテゴリー | N100 | |
PP(初期値) | --- | |
総排気量 | 1,998cc | |
最高出力 | 150PS/6,400rpm | |
最大トルク | 19.0kgfm/4,800rpm | |
パワーウエイトレシオ | XX.XXkg/PS | |
駆動形式 | FF | |
吸気形式 | NA | |
全長 | 4,430mm | |
全幅 | 1,695mm | |
全高 | 1,400mm | |
車両重量 | 1,200kg | |
重量バランス | XX対XX | |
トランスミッション | 5速 | |
登場 | グランツーリスモ グランツーリスモ2 | |
備考 | キープコンセプトでモデルチェンジ。 よりスポーティーな見た目に変身したプリメーラ |
概要
1995年9月のフルモデルチェンジされた際に2代目へと一新したプリメーラ(P11型)。
同じDセグメントのU14型ブルーバード(翌年の1996年発売)と基本コンポーネンツが完全共用となっており、安全性能をはじめ各部で大幅に改良。見た目も初代のデザインを洗練したものとなり、スポーティーな印象を強めた。
姉妹車として「プリメーラカミノ」が追加されたのもこの世代から。初代では同一車種をプリンス店とサニー店で併売していたが、2代目で無印をプリンス店・「カミノ」をサニー店と分けて販売されるようになったためで、フロントフェイス(*1)とリアコンビランプ・ガーニッシュぐらいしか違いはない。なお、1999年にはディーラー網の再編でプリンス店とサニー店(とチェリー店)が統合され、存在価値がなくなったカミノ/カミノワゴンは販売を終了している。
ヒット作だった
初代
のコンセプトを踏襲したが、この頃になるとホンダのアコードやスバルのレガシィセダン→レガシィB4などの強力な競合車が続々登場。初代ほどのヒットとはならず、2001年に
3代目
へフルモデルチェンジした。

解説
「2.0Te」は初代にも設定された2Lエンジン搭載モデルのトップグレードで、エンジンは初代同様SR20DE。スペックこそ他の2Lグレードと変わらないものの、外観ではアンダースポイラーやリアウィングの標準装備で差を付け、走りの部分でも前後にタワーバーが装着されたり、サスペンションのチューニングが専用のものにされたりした。なお、1997年にはマイナーチェンジでエンジンがSR20VEに変わり、グレードも「2.0Te-V」となったために名称は発展解消されている。
この2代目では、初代でドライバビリティを追求した結果ネガポイントとなった「足回りの固さ」「乗り心地の悪さ」などを払拭するため、新機構のサスペンションシステムを採用した。前輪こそマルチリンクサスペンションで変わりないものの、後輪はB14サニーでも採用されたトーションビームサスペンション(TBA)の発展系である「マルチリンクビーム」に変更。

要するに車軸の位置決めをするラテラルロッド(図内の「ラテラルリンク」)へ「スコット・ラッセルリンク」と呼ばれる機構を追加し、ロッドの可動時(上下運動時)に左右へのブレを無くす狙いを持ったもの。乗り心地は良くなったという声は聞こえるようになった一方、一般的にスペース効率で優れるTBAなのにショックアブソーバーの張り出しが大きくて荷室があんまり広くなかったり、スポーツ走行時には横方向の荷重限界が弱い、もしくは突っ張り感が出るというデメリットも出てしまった。