ホンダ S600 '64 | ||
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メーカー | ホンダ | |
---|---|---|
英名 | Honda S600 '64 | |
年式 | 1964 | |
エンジン | AS285E | |
タイプ | ロードカー オープンスポーツカー | |
カテゴリー | N100 | |
PP(初期値) | XXX | |
総排気量 | 606cc | |
最高出力 | 57ps/8,500rpm | |
最大トルク | 5,2kgfm/5,500rpm | |
駆動形式 | FF | |
吸気形式 | NA | |
全長 | 3,300mm | |
全幅 | 1,400mm | |
全高 | 1,200mm | |
車両重量 | 715kg | |
重量バランス | XX対XX | |
トランスミッション | 4速 | |
登場 | グランツーリスモ4 グランツーリスモ(PSP) グランツーリスモ5 グランツーリスモ6 | |
備考 |
S500
に次ぐ、 ホンダのFRオープンスポーツカー。 |
概要
1964年3月から1965年12月までに製造および販売されてい S600は、F1とバイクの技術で培われた直列4気筒DOHCエンジンを搭載していた。
この車は、ホンダの小型オープンスポーツカーで、606ccという小排気量ながらも57馬力、回転数も10,000rpmでも平気に回せるという当時の小型車としては非常にパワフルなエンジンを誇っている。
さらに軽量なボディもあって走りも軽快なものであり、しかも当時ではこれが手頃な値段で手にする事が出来たため、誰でも手軽に本格派スポーツカーを乗り回す事が出来た。
現在でもヴィンテージカーとして、一定の人気を保っており、また、西ドイツへも輸出しており海外のホンダマニアからも愛される一台として知られている。
この車は、ホンダの小型オープンスポーツカーで、606ccという小排気量ながらも57馬力、回転数も10,000rpmでも平気に回せるという当時の小型車としては非常にパワフルなエンジンを誇っている。
さらに軽量なボディもあって走りも軽快なものであり、しかも当時ではこれが手頃な値段で手にする事が出来たため、誰でも手軽に本格派スポーツカーを乗り回す事が出来た。
現在でもヴィンテージカーとして、一定の人気を保っており、また、西ドイツへも輸出しており海外のホンダマニアからも愛される一台として知られている。
解説
イギリスのマン島TTや世界GPなど、2輪で世界を制したホンダは、1963年念願の4輪車に進出する。発表されたのは、超小型の2シータースポーツカー、S500。戦後のクルマ界きっての風雲児、本田宗一郎はゼロからスポーツカーを作り上げ、世間の度肝を抜いた。
しかしホンダは、ただ情熱と勢いだけでスポーツカーを選んだわけではなかった。小型の高性能エンジンなら、それまでに培った2輪の技術が活かせる。4輪のボディ製作を学ぶには、セダンより構造がシンプルなスポーツカーが近道だ。それに何より、ホンダのイメージにぴったり合うではないか。
1963年、S500で出発したホンダ・スポーツは、よりパワーを求めて翌年すぐS600に発展。やがてオープンだけでなく、特異なファストバックのクーペも追加され、レースでも大活躍した。
ホンダ S600に搭載されたエンジンは、当時はOHVが当たり前の中、直列4気筒DOHCエンジン606ccAS285E型を採用。4連キャブレーター、各部専用パーツを使用するなど、当時の市販車としてはレーシーかつ革新的な機構を採用していたのが特徴。最高出力が57PS/8,500rpm、最大トルクが5.2kgf·m/5,500rpmを発揮し、駆動方式はFR。当時としてもパワフルなエンジンという訳ではないが、車両重量がわずか695kg、クーペでも715kgしかないので特に非力ということはなく、更にF1とバイクのエンジンで培われた技術が取り入れており、当時のユーザーから「時計のように精密」と評されたこの超高回転型エンジンは、現代基準で見てなお驚くほど精密に組まれている。
最高速は145km/hを実現し、これは当時の1,200ccクラスにも匹敵する。量産仕様のまま平気で10,000rpmも吹ける4輪エンジンなど当時はもちろん、果ては現代であっても中々例がなく、そのソプラノを聴いただけで「『エス』が来た」とすぐわかった。当時は「エス」といえばホンダのスポーツカーと決まっていたのだ。今でこそ「エスロク」は専ら同じホンダのS660の事を指すが、S660が発売されるまではこのS600の事を指していたのである。
最高速は145km/hを実現し、これは当時の1,200ccクラスにも匹敵する。量産仕様のまま平気で10,000rpmも吹ける4輪エンジンなど当時はもちろん、果ては現代であっても中々例がなく、そのソプラノを聴いただけで「『エス』が来た」とすぐわかった。当時は「エス」といえばホンダのスポーツカーと決まっていたのだ。今でこそ「エスロク」は専ら同じホンダのS660の事を指すが、S660が発売されるまではこのS600の事を指していたのである。
サスペンションはフロントにトーションバー・スプリングとダブルウイッシュボーンが組み合わせられ、リアにはコイルスプリングとトレーリングアームが組み合わせられた4輪独立懸架となっている。
エクステリアは60年代の流行ったオープンカーのスタイルをそのまま踏襲したようなスタイルで、丸型2灯式のヘッドライトは本田宗一郎のお気に入りだったとも言われている。またインテリアも、内装色はブラックあるいはレッドのカラーを選ぶことができ、更に車高が低いためシートポジションが低く、シフトレバーはシートの座面よりも高い位置に来て操縦のしやすさも抜群だ。
ほかの車にはないS600の特徴的な部分として、リアのチェーン駆動システムがある。発売時のキャッチフレーズは「高速時代のビジネスカー」で、実用性を向上するためにS600の荷室スペースを広くとりたかったホンダは、収納を妨げる後軸付近の機構を移設することを考えついた。まず、後軸付近にある燃料タンク、デフなどを後部座席の後ろに移動。デフから横方向に伸びる2本の駆動シャフトは、後軸中心を避けるようにリアタイヤ内側のアルミケースへと繋がっている。そして、アルミケース内部の油浸チェーンがデフからの駆動力を受けることで、リアタイヤを回転させるという仕組みだ。
結果、後軸中心にスペースが空き、当時の小型車としては広く、機能的な荷室空間を確保することに成功したのだ。このスポーツカーでも実用性を損なわないという方針は、初代NSXや2代目NSXにも受け継がれている。
結果、後軸中心にスペースが空き、当時の小型車としては広く、機能的な荷室空間を確保することに成功したのだ。このスポーツカーでも実用性を損なわないという方針は、初代NSXや2代目NSXにも受け継がれている。
2年後、さらにエンジンを拡大したS800が加わり、それを改良したS800 Mが登場するに及んで、ホンダ・スポーツは完成の域に達した。
この「エスロク」と「エスハチ」は、低いシートで無理なく両腕を伸ばし、わずか10cmと短いシフトレバーを操る、まさにスポーツカーの王道のようなドライビングを堪能できた。
この「エスロク」と「エスハチ」は、低いシートで無理なく両腕を伸ばし、わずか10cmと短いシフトレバーを操る、まさにスポーツカーの王道のようなドライビングを堪能できた。
余談
本車はオープンカーモデルであるが、車重が715kgとクーペモデルのものになっている。
登場シリーズ
グランツーリスモ4
旧車専門店で購入可能。
グランツーリスモ(PSP)
Cr.6,000,000で購入可能。
グランツーリスモ5
ユーズドカーディーラーで購入可能。
グランツーリスモ6
Cr.6,000,000で購入可能。
コメント
- 「ゴーゴーレンタカー」って曲にも触れて欲しいです。S600専門のレンタカー会社「ホンダレンタカー」とのタイアップ曲でレコードを買うとレンタルする際の割引券が入ってたそうです。 -- (名無しさん) 2024-03-18 18:59:08
- なんか色々違う……(当時) -- (名無しさん) 2025-02-02 20:18:52