三菱 HSR-II コンセプト '89 | ||
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メーカー | 三菱 | |
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英名 | Mitsubishi HSR-II Concept '89 | |
年式 | 1989 | |
エンジン | 6G72 | |
タイプ | コンセプトカー スポーツカー | |
カテゴリー | Gr.X | |
PP(初期値) | 489 | |
総排気量 | 2,972cc | |
最高出力 | 350PS/7,000rpm | |
最大トルク | 28kgfm/4,500rpm | |
パワーウエイトレシオ | 7.15kg/PS | |
駆動形式 | 4WD | |
吸気形式 | TB | |
全長 | 4,800mm | |
全幅 | 1,950mm | |
全高 | 1,165mm | |
車両重量 | 1,200kg | |
重量バランス | 59対41 | |
トランスミッション | 5速 | |
登場 | グランツーリスモ4 グランツーリスモ(PSP) グランツーリスモ5 グランツーリスモ6 | |
備考 | バブル期に作られた三菱のハイテク技術を示すコンセプトモデル |
概要
三菱が1989年に先行実験車両として開発されたHSR-II Concept。
1989年の第28回東京モーターショーに出展され、車名は「ハイ・ソフィスティケーティッド・ランニング・リサーチ」の頭文字からHSRと名づけられた。

この車は当時の三菱が様々なハイテク技術を開発・試験するために生み出された先行実験車両で、その前の1987年の東京モーターショーでは初代HSRが登場している。スチールパネルのフロアにパイプフレームのキャビン、ケブラー製のボディパネルで構成されたCd=0.20という超空力ボディに、295psの2Lターボエンジンとアクティブ4(フルタイム4WD、4WS、4ABS、4輪独立懸架)を搭載。当時、谷田部のテストコースを300km/hオーバーで巡航するというポテンシャルの高さをアピールさせた。
次のHSRⅡでは、初代を踏襲しつつブレーキング時およびハンドリング時に左右独立して作動するリアフラップ、ハンドリング時に左右独立して作動するフロントフラップによるアクティブエアロシステムを進化させ、3LのV6 DOHC+ツインターボエンジンをフロントに横置きに配置。
当時研究段階にあった電子制御の可能性を極限まで追求し、パワー、可変デバイスによる空力特性、操縦安定性、情報インフォメーションなどをコンピュータで制御する。自動追尾や自動車庫入れの半自動制御も搭載していた、まさに後のハイテク化する自動車の未来を先見させたかのような車であった。
なお、こうしたハイテク技術はその後の三菱の市販車にも踏襲され、GTOやランエボにもこの車に乗せられていた技術・システムが受け継がれている。
その後、HSRシリーズは1997年のHSR-VIまで開発され、三菱が思い求めるハイテク技術と四輪駆動システムを磨かせていった名車である。ちなみに、HSR自体ミニカー化は恵まれていないが、1980年代〜90年代に人気を博した「マイクロマシーンズ」にて商品化されている。

解説
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登場シリーズ
グランツーリスモ4
グランツーリスモ(PSP)
グランツーリスモ5
グランツーリスモ6
コメント
- フラップ付きの車なんて販売するかよ…………そんなふうに考えていた時期が俺にもありました -- (名無しさん) 2024-01-04 18:24:46
- トマホークXみたいでかわいい -- (名無しさん) 2024-06-16 17:18:14