三菱 コルト 1.5 スポーツ X バージョン '02 | ||
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メーカー | 三菱 | |
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英名 | Mitsubishi Colt 1.5 Sports X Version '02 | |
年式 | 2002 | |
エンジン | 4G15 MIVEC | |
タイプ | ロードカー | |
カテゴリー | N100 | |
PP(初期値) | 327 | |
総排気量 | 1,468cc | |
最高出力 | 98PS/6,000rpm | |
最大トルク | 13.5kgfm/4,250rpm | |
パワーウエイトレシオ | 10.51kg/PS | |
駆動形式 | FF | |
吸気形式 | NA | |
全長 | 3,870mm | |
全幅 | 1,680mm | |
全高 | 1,550mm | |
車両重量 | 1,030kg | |
重量バランス | 61対39 | |
トランスミッション | 5速 | |
登場 | グランツーリスモ4 グランツーリスモ(PSP) グランツーリスモ5 グランツーリスモ6 | |
備考 | ヴィッツ、フィット、マーチの対抗馬として開発された、 三菱の小型コンパクトカー。 日本産廉価版メルセデス・ベンツと言える。 |
概要

2002年から2013年まで生産及び販売されていたコルトは、三菱の小型コンパクトカー。三菱とダイムラークライスラーの共同開発により誕生した。
解説
2002年(平成14年)11月、60年代に活躍した『コルト』のネーミングを復活させたコンパクトカーが誕生した。英語で“仔馬”を意味する車名は、1960~70年代に流行していたペットネームが由来で、「コルトギャラン」以来およそ30年ぶりに復活させた。このコルトは三菱がダイムラー・クライスラーグループ(当時)と共同開発したものだ。ライバルはトヨタ ヴィッツやホンダ フィットといった強豪揃いだが、2002年11月と後発デビューのコルトは、安全性や低燃費、クリーンな排出ガス、レスポンスの良い走りを高次元で融合し、独自の個性で勝負に出た。
内外装は“ヨーロッパ生まれ”を前面に打ち出したシックなデザインを採用。フロントバンパーからルーフ後端までが流れるようなラインの「ワンモーションフォルム」。ダイムラーとの共作だけあって、フロントマスクのスリーダイヤモンドさえ意識しなければ、 メルセデス・ベンツ Aクラスのような塊感も感じられる。
エンジンには、1.3Lと1.5LのMIVECが用意され、トランスミッションにはINVECS-Ⅲ CVTを組み合わせられた。フロントシートはセパレートタイプとベンチタイプの2種類を設定。ベンチシートの助手席側は座面下に収納ボックスを設けたユースフルシートとし、衝突安全強化ボディ「RISE」をはじめ、新開発のストレートフレームプラットフォームなど、優れた安全性能も誇っていた。それぞれFFと4WDが選べ、外装にはカジュアル/エレガンス/スポーツと3種類あり、内装にもクール/モダンという2つのテイストが設定されている。ユーザーはこの要素を自由に組み合わせて、好みの1台を作ることができる。
スポーツ X バージョンはFFの1.5Lをベースに、エアロパーツと15インチアルミホイールを組み合わせたモデルだ。
とはいえこのモデルは、ワインディングでコーナリングを楽しむようにはできていない。エンジンは可変バルブタイミング&リフト機構付きのMIVECを備えてはいるが、ピークパワーも98PSと欲張っておらず、低中速域の使い勝手を最優先している。足まわりもフロントがストラット、リアがトーションビームと他のグレードと共通だから、あくまで日常生活の中で、スポーティな雰囲気を味わう仕様だ。