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フォード エスコート RS Cosworth '92 - (2025/06/26 (木) 07:34:59) の1つ前との変更点

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#center(){ &table_color(,#cccccc) |>|>|BGCOLOR(#cfe2f3):&bold(){フォード エスコート RS Cosworth '92}| |>|>|&image(width=450,https://www.gran-turismo.com/images/c/i1zkVS7sE3oGCz.jpg)&image(width=450,https://www.gran-turismo.com/images/c/i1N5ZRSYc9p6X8E.jpg)&image(width=450,https://www.gran-turismo.com/images/c/i1Zpbqf3Z2Opzz.jpg)&image(width=450,https://www.gran-turismo.com/images/c/i1OobgREyWaxD8E.jpg)Image Credit : [[gran-turismo.com>https://www.gran-turismo.com/jp/news/00_4217133.html]]| |~|~メーカー|[[フォード]]| |~|~英名|Ford Escort RS Cosworth '92| |~|~年式|1992| |~|~エンジン|YBT-Escort| |~|~タイプ|ロードカー&br()ホモロゲモデル| |~|~カテゴリー|---| |~|~PP(初期値)|477.68| |~|~総排気量|1,993cc| |~|~最高出力|227PS/6,000rpm| |~|~最大トルク|30.4kgfm/3,500rpm| |~|~パワーウェイトレシオ|6.60kg/PS| |~|~駆動形式|4WD| |~|~吸気形式|TB| |~|~全長|4,211mm| |~|~全幅|1,738mm| |~|~全高|1,405mm| |~|~車両重量|1,275~1,310kg| |~|~重量バランス|XX対XX| |~|~トランスミッション|5速| |~|~ダート走行|可能か不可能のいずれか| |~|~登場|[[グランツーリスモ7]]| |~|~備考|90年代のWRCで日本車勢のライバルとなった一台| } *概要 それまで世界ラリー選手権へDセグメントの[[シエラ>フォード シエラ RS 500 Cosworth '87]]で参戦していたフォードは、1993年シーズンからベース車を1サイズ小さいCセグメントに属する5代目エスコート(3ドアハッチバック)に変更することを決定。そのグループA向けホモロゲーション取得モデルが、前年の1992年に発表されたこのRSコスワースだ。 ボディは通常のエスコート比で、幅は1700mm弱からフロントオーバーフェンダーやリアブリスターフェンダーによって1738mmまで拡張され、全長も大型バンパーの採用で200mm近く伸ばされている。このほかリアにはシエラRS500コスワースと同様の独特な形状のウィングが装着されたが、当初の構想だとエレメントが1段多い3段ウィングになる予定だった。 #video(https://youtu.be/m05mUKD6yhM?si=Yn3FyjGrmGsi-IRy) ディスカバリーチャンネルの番組「名車再生!クラシックディーラーズ」でこのモデルが取り上げられた際には、開発段階の3段ウィングを再現する中で経緯が説明されている。そこでは「2段に削減されたのはコスト面の問題」としていたが、[[ランエボ6>三菱 ランサーエボリューション VI ラリーカー '99]]のように規定へ抵触したのかもしれない。いずれにせよ詳しい真相は闇の中へ……。 また、ベースモデルから大きく異なるのがエンジンレイアウトである。なんとシエラRSコスワース4x4((シエラの4ドアモデル「サファイア」ベースのスポーツモデル。内部機構はほぼRS500コスワースと共通ながら、リア駆動から4WD化したもの。グループAのホモロゲーションを取得し、1990年から1992年までのWRCベース車両としても出場していた。))のメカニズムをそのまま移植し、横置き前輪駆動ベースを縦置き後輪駆動(の4WD)に大幅変更するぶっ飛びぶり。これに合わせてリアサスペンションもトーションビームから、シエラ譲りのセミトレーリングアームへ換装された。当然エンジンはコスワースチューンのものを搭載する。 グループA勢で強豪の一角だった[[ランチア]]がワークス活動を休止((プライベーターとしてのマシン供給は継続したものの、それも翌年に活動終了している。))したこともあってか、WRCでは初年度の1993年こそターマックラリーを中心に強さを見せた。しかしその後はチーム運営やマシン開発の齟齬、既にトップ争いをしていた[[トヨタ]]や徐々に力を増していく[[スバル]]・[[三菱]]などの日本車メーカーらの勢いに遅れを取り、めぼしい結果は挙げることが出来なかった。 1996年シーズンまでの通算で8勝を記録したのち、翌年以降のワークス活動はワールドラリーカー(WRカー)規定ベースの[[エスコートWRC>フォード エスコート ラリーカー '98]]にその道を譲ることとなる。ちなみに、カスタム用リアウィングのデザインがエスコートWRCに酷似しているのは狙っているのかたまたまなのか...。 *[[公式解説>https://blog.ja.playstation.com/2024/11/21/20241121-gt7/ ]] &bold(){2段ウィングで武装した、世界ラリー選手権(WRC)のホモロゲーションマシン。} 1990年代序盤のWRCを「シエラ RS Cosworth 4×4」で戦ってきたフォード。その戦闘力をいっそう高めるべく開発されたホモロゲーションマシンが、1992年に誕生した「エスコート RS Cosworth」です。 もともとエスコートは、1960年代末から1970年代にかけてラリーで大活躍した傑作車。欧州フォードはその末裔である第5世代エスコートのコンパクトなボディに、シエラ譲りの強心臓と4WDシステムを押し込み、2段仕立ての巨大なリアウィングを装備して威容を誇りました。 強心臓たるエンジンは、車名にもあるCosworth(コスワース)が手がけた縦置きの2Lツインカムターボ。ボア・ストローク比を見直して排気量を1,993ccとし、ストックで227PS/30.4kgfmを誇りました。4WDシステムは、センター・デフにビスカスカップリング+プラネタリーギアを仕込んだ、信頼性の置けるパッケージです。 「エスコート RS Cosworth」は1992年から生産が始まり、ホモロゲーションを取得した翌93年から、グループAで争われるWRCへ本格参戦を開始しました。第3戦のポルトガル・ラリーで早くも1-2フィニッシュを飾ると、第5戦のツール・ド・コルスと第6戦のアクロポリスを2連覇、第11戦のサンレモと第12戦のスペインでも再び2連覇を飾るなど、フォードをラリーの強豪に呼び戻す立役者となりました。 *[[アンディ]]による評価 #center(){|&image(width=200,https://i.imgur.com/ZbIHsnF.jpg)|ラリーカーに興味があるみたいだね&br()それなら、このクルマは最高だよ&br()フォード エスコート RS コスワース (Cosworth)&br()名車 シエラ RS コスワース 4x4の後継モデルだ&br()エスコートは1960年末から1970年代にも活躍した名車だけど&br()こいつはシエラ譲りの縦置きエンジンと4WDが特徴&br()リアにそびえる2段式ウィングも圧巻だろ&br()もちろん実戦でも速かった&br()1993年のWRCでは、13戦5勝を記録したんだ&br()フォードをラリーの強豪の座に呼び戻した&br()このクルマは、まさにその立役者だね| } *解説 1990年代序盤の世界ラリー選手権(WRC)を、シエラ RS Cosworth 4x4で戦ってきたフォード。その戦闘力をいっそう高めるべく開発されたホモロゲーションマシンが、1992年に誕生したエスコート RS Cosworthだ。 もともとエスコートは、1960年代末から1970年代にかけてラリーで大活躍した傑作車。欧州フォードはその末裔である第5世代エスコートのコンパクトなボディに、シエラ譲りの強心臓と4WDシステムを押し込み、2段仕立ての巨大なリアウィングを装備して威容を誇った。 強心臓たるエンジンは、車名にもあるCosworth(コスワース)が手がけた2Lツインカムターボ。ボア・ストローク比を見直して排気量を1,993ccとし、ストックで227PS/30.4kgfmを誇った。4WDシステムは、センター・デフにビスカスカップリング+プラネタリーギアを仕込んだ信頼性の置けるパッケージである。 エスコート RS Cosworthは1992年から生産が始まり、ホモロゲーションを取得した翌93年から、グループAで争われるWRCへ本格参戦を開始した。 第3戦ポルトガル・ラリーで早くも1-2フィニッシュを飾ると、第5戦(ツール・ド・コルス)、第6戦(アクロポリス)を2連覇、第11戦(サンレモ)と第12戦(スペイン)でも再び2連覇を飾るなど、フォードをラリーの強豪に呼び戻す立役者となったのである。 *登場シリーズ **グランツーリスモ7 Ver.1.54アップデートより追加収録。 [[ラリーカー>フォード エスコート ラリーカー '98]]の方は古くから「2」より収録されていたが、市販モデルの収録は初。同時代に活躍したグループAラリーの車もいるためそれらと共にレースをしてみるのも良いだろう。 *コメント #comment_num2(log=フォード エスコート RS Cosworth '92/コメントログ)
#center(){ &table_color(,#cccccc) |>|>|BGCOLOR(#cfe2f3):&bold(){フォード エスコート RS Cosworth '92}| |>|>|&image(width=450,https://www.gran-turismo.com/images/c/i1zkVS7sE3oGCz.jpg)&image(width=450,https://www.gran-turismo.com/images/c/i1N5ZRSYc9p6X8E.jpg)&image(width=450,https://www.gran-turismo.com/images/c/i1Zpbqf3Z2Opzz.jpg)&image(width=450,https://www.gran-turismo.com/images/c/i1OobgREyWaxD8E.jpg)Image Credit : [[gran-turismo.com>https://www.gran-turismo.com/jp/news/00_4217133.html]]| |~|~メーカー|[[フォード]]| |~|~英名|Ford Escort RS Cosworth '92| |~|~年式|1992| |~|~エンジン|YBT-Escort| |~|~タイプ|ロードカー&br()ホモロゲモデル| |~|~カテゴリー|---| |~|~PP(初期値)|477.68| |~|~総排気量|1,993cc| |~|~最高出力|227PS/6,000rpm| |~|~最大トルク|30.4kgfm/3,500rpm| |~|~パワーウェイトレシオ|6.60kg/PS| |~|~駆動形式|4WD| |~|~吸気形式|TB| |~|~全長|4,211mm| |~|~全幅|1,738mm| |~|~全高|1,405mm| |~|~車両重量|1,275~1,310kg| |~|~重量バランス|XX対XX| |~|~トランスミッション|5速| |~|~ダート走行|可能か不可能のいずれか| |~|~登場|[[グランツーリスモ7]]| |~|~備考|90年代のWRCで日本車勢のライバルとなった一台| } *概要 それまで世界ラリー選手権へDセグメントの[[シエラ>フォード シエラ RS 500 Cosworth '87]]で参戦していたフォードは、1993年シーズンからベース車を1サイズ小さいCセグメントに属する5代目エスコート(3ドアハッチバック)に変更することを決定。そのグループA向けホモロゲーション取得モデルが、前年の1992年に発表されたこのRSコスワースだ。 ボディは通常のエスコート比で、幅は1700mm弱からフロントオーバーフェンダーやリアブリスターフェンダーによって1738mmまで拡張され、全長も大型バンパーの採用で200mm近く伸ばされている。このほかリアにはシエラRS500コスワースと同様の独特な形状のウィングが装着されたが、当初の構想だとエレメントが1段多い3段ウィングになる予定だった。 #video(https://youtu.be/m05mUKD6yhM?si=Yn3FyjGrmGsi-IRy) ディスカバリーチャンネルの番組「名車再生!クラシックディーラーズ」でこのモデルが取り上げられた際には、開発段階の3段ウィングを再現する中で経緯が説明されている。そこでは「2段に削減されたのはコスト面の問題」としていたが、[[ランエボ6>三菱 ランサーエボリューション VI ラリーカー '99]]のように規定へ抵触したのかもしれない。いずれにせよ詳しい真相は闇の中へ……。 また、ベースモデルから大きく異なるのがエンジンレイアウトである。なんとシエラRSコスワース4x4((シエラの4ドアモデル「サファイア」ベースのスポーツモデル。内部機構はほぼRS500コスワースと共通ながら、リア駆動から4WD化したもの。グループAのホモロゲーションを取得し、1990年から1992年までのWRCベース車両としても出場していた。))のメカニズムをそのまま移植し、横置き前輪駆動ベースを縦置き後輪駆動(の4WD)に大幅変更するぶっ飛びぶり。これに合わせてリアサスペンションもトーションビームから、シエラ譲りのセミトレーリングアームへ換装された。当然エンジンはコスワースチューンのものを搭載する。 グループA勢で強豪の一角だった[[ランチア]]がワークス活動を休止((プライベーターとしてのマシン供給は継続したものの、それも翌年に活動終了している。))したこともあってか、WRCでは初年度の1993年こそターマックラリーを中心に強さを見せた。しかしその後はチーム運営やマシン開発の齟齬、既にトップ争いをしていた[[トヨタ]]や徐々に力を増していく[[スバル]]・[[三菱]]などの日本車メーカーらの勢いに遅れを取り、めぼしい結果は挙げることが出来なかった。 1996年シーズンまでの通算で8勝を記録したのち、翌年以降のワークス活動はワールドラリーカー(WRカー)規定ベースの[[エスコートWRC>フォード エスコート ラリーカー '98]]にその道を譲ることとなる。ちなみに、カスタム用リアウィングのデザインがエスコートWRCに酷似しているのは狙っているのかたまたまなのか...。 *[[公式解説>https://blog.ja.playstation.com/2024/11/21/20241121-gt7/ ]] &bold(){2段ウィングで武装した、世界ラリー選手権(WRC)のホモロゲーションマシン。} 1990年代序盤のWRCを「シエラ RS Cosworth 4×4」で戦ってきたフォード。その戦闘力をいっそう高めるべく開発されたホモロゲーションマシンが、1992年に誕生した「エスコート RS Cosworth」です。 もともとエスコートは、1960年代末から1970年代にかけてラリーで大活躍した傑作車。欧州フォードはその末裔である第5世代エスコートのコンパクトなボディに、シエラ譲りの強心臓と4WDシステムを押し込み、2段仕立ての巨大なリアウィングを装備して威容を誇りました。 強心臓たるエンジンは、車名にもあるCosworth(コスワース)が手がけた縦置きの2Lツインカムターボ。ボア・ストローク比を見直して排気量を1,993ccとし、ストックで227PS/30.4kgfmを誇りました。4WDシステムは、センター・デフにビスカスカップリング+プラネタリーギアを仕込んだ、信頼性の置けるパッケージです。 「エスコート RS Cosworth」は1992年から生産が始まり、ホモロゲーションを取得した翌93年から、グループAで争われるWRCへ本格参戦を開始しました。第3戦のポルトガル・ラリーで早くも1-2フィニッシュを飾ると、第5戦のツール・ド・コルスと第6戦のアクロポリスを2連覇、第11戦のサンレモと第12戦のスペインでも再び2連覇を飾るなど、フォードをラリーの強豪に呼び戻す立役者となりました。 *[[アンディ]]による評価 #center(){|&image(width=200,https://i.imgur.com/ZbIHsnF.jpg)|ラリーカーに興味があるみたいだね&br()それなら、このクルマは最高だよ&br()フォード エスコート RS コスワース (Cosworth)&br()名車 シエラ RS コスワース 4x4の後継モデルだ&br()エスコートは1960年末から1970年代にも活躍した名車だけど&br()こいつはシエラ譲りの縦置きエンジンと4WDが特徴&br()リアにそびえる2段式ウィングも圧巻だろ&br()もちろん実戦でも速かった&br()1993年のWRCでは、13戦5勝を記録したんだ&br()フォードをラリーの強豪の座に呼び戻した&br()このクルマは、まさにその立役者だね| } *登場シリーズ **グランツーリスモ7 Ver.1.54アップデートより追加収録。 [[ラリーカー>フォード エスコート ラリーカー '98]]の方は古くから「2」より収録されていたが、市販モデルの収録は初。同時代に活躍したグループAラリーの車もいるためそれらと共にレースをしてみるのも良いだろう。 *コメント #comment_num2(log=フォード エスコート RS Cosworth '92/コメントログ)

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