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BMW 507 '57 - (2025/03/21 (金) 05:04:11) のソース

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|>|>|BGCOLOR(#cfe2f3):&bold(){BMW 507 '57}|
|>|>|&image(width=450,https://i.imgur.com/333XSrx.jpg)&image(width=450,https://i.imgur.com/GOn9ke8.jpg)&image(width=450,https://i.imgur.com/CRORt0Z.jpg)Image Credit : Silnev / [[IGCD.net>https://www.igcd.net/vehicle.php?id=58836]]|
|~|~メーカー|[[BMW]]|
|~|~英名|BMW 507 '57|
|~|~年式|1957|
|~|~エンジン|V型8気筒OHV|
|~|~タイプ|ロードカー|
|~|~カテゴリー|N100|
|~|~PP(初期値)|XXX|
|~|~総排気量|3,168cc|
|~|~最高出力|150PS/5,000rpm|
|~|~最大トルク|24.0kgfm/4,000rpm|
|~|~パワーウエイトレシオ|XX.XXkg/PS|
|~|~駆動形式|FR|
|~|~吸気形式|NA|
|~|~全長|4,380mm|
|~|~全幅|1,680mm|
|~|~全高|1,275mm|
|~|~車両重量|1,240kg|
|~|~重量バランス|XX対XX|
|~|~トランスミッション|4速|
|~|~最高速度|XXXKm/h (フルノーマル/フルチューン時) (知らない場合は抜かしてよい)|
|~|~登場|[[グランツーリスモ6]]|
|~|~備考|BMWの誇る流麗なコンバーチブルクーペ。&br()新車当時でも高額の高級車故、生産台数も少ない希少なクルマに|
}

*概要
&image(https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/35/BMW_507.jpg/2880px-BMW_507.jpg)
戦後初の[[BMW]]新型車である501/502をベースにした2シーターオープンカー。BMWにとっては名車328以来となるピュアスポーツカーだ。当初はクーペのみだったが、後にこのコンバーチブル版も追加された。

502の3.2Lユニットを150PSまで軽チューンしフリッツ・フィードラー氏の手による新設計のショートシャシーに搭載。外観デザインはアルブレヒト・グラーフ・ゲルツ氏が担当した。

安価なスポーツカーを目指して開発されたが、専用設計の車体と専用にチューニングされたエンジン(3.2リッターV8)の開発費や製造コストが予想以上に高騰してしまい、販売価格は[[300SL>https://w.atwiki.jp/grasoturismo/pages/230.html]]と同水準になってしまう。(初代300SLの新車時価格は6820ドルだったとのこと。 当然ながら当時のドル円レートは約360円(それでも245万円)の固定相場で、なおかつ約67年前と今では物価水準がまるで違う)
結果的にあまり売れず総生産台数はわずか252台に留まっているが、その希少価値とゲルツ氏の手がけた流線型の美しいスタイリングは一級品。現代のクラシックカー界では300SLにも劣らない人気を得ており、オークションで出品されれば&bold(){1億円台の値も付いてもおかしくない“コレクターズアイテム”となっている。}
その評価から、BMWも後にこのクルマをリスペクトした[[Z8>BMW Z8 '01]]や[[Ⅿ5(E60)>BMW M5 '08]]などを生み出している。

[[グランツーリスモ]]では現状GT6のみの登場だが、最新作GT7でも[[収録されるかもしれないクルマの旧リークリスト>収録されるかもしれないクルマ]]に名前が載っていたので、再録される可能性はある。
もしGT7に復活したらば、その希少性やハガディ社査定の関係で、レジェンドカーディーラーで億単位の値段で売り出されるかも……。

*解説
&bold(){&italic(){販売台数わずか252台。世界中が絶賛した幻の高級オープンスポーツ}}

第二次世界大戦の終結から約10年程経った1955年のフランクフルトショー。BMWにとって1930年代の名車328以来となる本格スポーツカーがデビューした。

507と名付けられたそのクルマは、その前年にデビューした[[メルセデス・ベンツ]]300 SLに対抗すべく開発された高級路線のオープンスポーツカーだ。同時にデビューしたラグジュアリークーペ&カブリオレの503よりもさらに優雅で美しいそのスタイリングは、世界中から絶賛された。

スタイリングデザインを行なったのは、レイモンド・ローウィの愛弟子、アルブレヒト・フォン・ゲルツ。同時にデザインしたハードトップを装着することで、流麗なクーペボディに変身させることも可能だった。

専用設計のシャシーに、第二次世界大戦後初のBMWの新型車であった501/502シリーズから流用したV型8気筒OHVエンジンをチューンナップして搭載。このエンジンは3168ccで150 PS/24.0 kgfmを発揮し、最高速度は200 km/hと発表された。

この頃のドイツは戦争で受けたダメージがまだ回復しておらず、国民の多くは大衆車を買う事すら大変な経済状況だった。そのような中、BMWは戦前同様の高級車とバブルカーのイセッタのみという両極端なラインナップしか持たなかったため、経済難に陥りつつあった。さらにメルセデス・ベンツ300 SLより安価であることを目指した507が、開発コストがかさんでしまったことなどが原因で、結果的に300 SL並みの高価格車となってしまったため、販売は不調。結局507は1956年の終わり頃から59年にかけて、わずか252台が販売されただけで生産打ち切りとなってしまったのである。

*登場シリーズ

**グランツーリスモ6
Cr.8,500,000で購入。

*コメント
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