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クルマ界ゆく年・くる年2022

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グランツーリスモ7」が発売された2022年。様々な出来事があった激動の年でした……そこで、クルマにまつわる話題で、2022年を振り返りましょう。
2023年もクルマ界にいい年になりますように……。

2022年・話題のクルマ(国産車編)

特に大きくスタイリッシュに変化したトヨタのクラウン、プリウスの発表は多くのユーザーの話題をさらった。
クラウンは初代からのエンジン縦置きFRレイアウトをとうとう捨て、横置きFFベース、しかも駆動方式はハイブリッド4WDのみに。豊田章男社長曰く「先代は15代目だから江戸幕府に例えれば徳川慶喜、新型は明治維新」。

また、新型プリウスの開発中には、社長とエンジニア達との間で議論が交わされたという。池袋の事故のせいでイメージ低下したからいっそタクシー専用車にしちゃおうよ、と提案したモリゾウと「ケンカ」するほどの情熱が注がれた結果、新型の走行性能は大幅に向上し、PHEVモデルではGR86に迫るほどの加速力とフットワーク。(GT7でも早く乗ってみたい…)

ガラッとイメージを変えたこの二台が、「トヨタの技術なんかガラパゴスで周回遅れだ」「もはやEVしか勝たん。いつまでハイブリッドなんか作ってるんだよ」などという聞いたふうな風評を覆し、これからのトヨタを象徴するイメージリーダーとなる。多くの人に、そんな熱い予感がもたらされたはずだ。
また、初の軽自動車EVである日産・サクラ、三菱ekクロスEVは、ハイトワゴンやクロスオーバー型の軽自動車が盛んに売れている日本のニーズに答える、求めやすい価格で、(都市部ならば)程よい航続距離のEVとして、2022−2023カーオブザイヤーの大賞にも輝いた。特に、サクラのエクステリアやインパネのデザインは高級感も未来感もある仕上がりで、大型高級車を手放したい高齢ドライバー達の乗り換え需要にも応えられそう。ペダルの踏み間違い防止機能も付いてます。
また、フルモデルチェンジなのかビッグマイナーなのか、と物議を醸した「RZ34」こと、日産 Z Performance '23もいよいよデリバリーが開始、半導体不足とかで出荷が送れているが、これから路上でも見かける事はあるはずだ。ホンダのシビックが50周年を迎え、タイプRも新型モデルへと変わった事も大きなトピックスである。

  • 他にも数々の新型車が、我々カーマニアにホットな話題を提供した。
レクサスの新型RXは、プラットフォームを共有するクラウンと同じ、2.4Lターボエンジン+前後1モーター4WDの新機軸ハイブリッドを搭載する。
●まさかの「空飛ぶタイヤ」ホイール脱落トラブル発覚で、発売前にリコールになってしまったトヨタ期待のバッテリEV、bz4x。現金購入できずサブスク保有のみ。
●bz4xの同型車、スバル・ソルテラ。フォレスター譲りの走破性だが、「アイサイト」非搭載。
●お帰りなさい、スバル・レックス。だがしかし軽じゃない。ダイハツ・ロッキー、トヨタ・ライズの姉妹車で4駆なしターボなし。うーんこの
●内燃機関最後の革新かもしれない、可変圧縮比「VCターボ」3気筒エンジンを「e-POWER」と組み合わせた日産エクストレイル。昨年登場した、三菱アウトランダーPHEVとプラットフォーム共有。デザイン言語は一世代古い「Vモーション」。
●クラウンとは正反対に、新開発のFRレイアウトと直6を採用したマツダCX-60。48Vマイルド・ハイブリッドを搭載するe-SKYACTIV D3.3の燃費は下手なガソリンハイブリッドを遥かに超えるが、ピロボールの足回りが堅すぎる渋すぎると批判、擁護入り乱れて侃々諤々。年次改良で2年後、3年後には大化けしているかも?

2022年・話題のクルマ(輸入車編)

輸入車も様々な話題作が発表され、デビューを飾ったが、中でも驚きは現代自動車、日本名ヒュンダイ改め「ヒョンデ」のEV、アイオニック5が2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した事ではないだろうか。
日産リーフ(二代目)、ホンダe、マツダMXー30等、2020年頃にデビューしたバッテリEV日本勢は、車体の重さ、デカさ(=床下に敷き詰めた電池の容量)を抑えながらいかに一充電で走れる距離を伸ばすか、いかにEVならではの新しさを演出するかを考え抜いて、石橋を叩きに叩いてようやく登場したクルマだった。
それを尻目に、アイオニックはあっけらかんと全幅1.9m、ホイールベース3mの領域に踏み込んでしまった。
「デカァァァァァいッ説明不要!」車重に至ってはなんと2.1t!
「そんなにデカくていいのなら、そりゃ航続距離稼げるよなあ」「そんな重いクルマ提案したら、上司に激詰めされちゃうよ…」日本メーカー各社のエンジニア達は愚痴をこぼしたいところかもしれない。
そんな「反則」ではないけれど「力業」グルマのアイオニック、とはいえデザインの存在感はなかなか。しかも、安易に他社のクルマに似せたりはしていない。このクルマを引っ提げてのヒョンデ再上陸によって、これまでの日本市場での韓国車のイメージはガラッと変わっていくはずだ。
高級車でも、フェラーリがプロサングエで初のSUV市場に進出したり、ランボルギーニが最後の純・内燃機関モデルを発表したりと驚きのニュースがあった。

  • 他にも……
●ドグクラッチでエンジンとモーターを繋ぐ「E-TECHハイブリッド」を搭載した、ルノー・アルカナ
●ご存知テスラロードスター(二代目)
●超未来的デザインに生まれ変わった新型レンジローバー、追ってバッテリEV版も登場予定
●飛びきり可愛い、だけど価格は全然可愛くないフィアット500e などが登場、雑誌やYouTubeを賑わした。

2022年・製造終了したクルマ達

一方で、製造を終えてしまうクルマ達もいる。特にホンダNSX(二代目)は、前人未踏のハイブリッド4WDスーパーカーを目指し2016年にデビューしたのにもかかわらず、わずか350台限定の最終型「タイプS」を残して、あまりに早すぎる製造終了になったのがひとえに惜しまれる。同じホンダの軽ミッドシップスポーツ、S660も2021年に一度は追加生産されたものの、とうとう絶版になった。すでに中古市場では価格が高騰している様子。
また、日産のシーマやフーガ、マーチといった、一時代を築いたクルマたちも製造終了が発表された。世界的なセダン市場低迷のあおりを受けたシーマはともかく、欧州で「マイクラ」として販売が続いているマーチまで止めてしまうのは賢明な判断なのだろうか。

2022年・モータースポーツ界

今年はコロナ禍で出来なかった国際モータースポーツの大会が久々に開かれ、F1日本グランプリでは豪雨により赤旗中断の混乱で28周に短縮されたが、結果的にレッドブルのマックス・フェスタッペンの二度目のワールドチャンピオンを決め、次のアメリカでレッドブルがチームタイトルも獲得した。また、WRCの日本大会も開かれ、残念ながらトヨタの優勝は逃したが日本人ドライバーの勝田勝元選手がサファリラリーに続く二度目の表彰台に上がった。また、パリダカ、WEC(ルマン24時間レース)、WRCでトヨタGazooレーシングが大活躍。優勝・チームタイトルを総なめにし、特にWRCでは22歳の天才カッレ・ロバンペラ、WECではルマン24時間の勝者にもなった28歳の平川亮をシリーズチャンピオンに導いた。
  • 他にも……F1のセバスチャン・ベッテルが引退、スーパーGTではチームインパルが27年ぶりに総合優勝、GT300も日産チームが勝ち両クラスを日産チームが総なめに、プジョーがWEC第4戦に実戦デビュー、ポルシェフェラーリキャデラックなどが2023年のWECにハイパーカー部門に参戦を発表など。

2022年に去ったクルマ界の偉人達

多くの偉大な著名人がこの世を去った2022年。クルマ界にもこの世を去った人物達が多くいた。チーム国光の代表にして多くの日本のモータースポーツに功績を残した高橋国光氏、鋭い切り口のレビューで愛された自動車評論家三本和彦氏、レッドブル共同創設者にして多くのモータースポーツを支えたディートリッヒ・マテシッツが去った。この人達が残した功績はこれからも語り継がれるであろう。

  • 他にもこの世を去った人達…… 大野剛嗣(Max Racingオーナー)、間瀬明(モータースポーツ・フォトグラファー)、マウロ・フォルギエリ(元F1エンジニア)、星野薫(元レーシングドライバー)、パトリック・タンベイ(元F1ドライバー)、フィリップ・ストレイフ(元F1ドライバー)

2022年番外編

そんな2022年に突如展開されたのが『ハイドライバーズ』。個性豊かなキャラクターたちが公道レースを通じて互いに絆を築くというYouTubeなどで展開されるメディアプロジェクト作品だが、なんとスバル、日産、トヨタ、そして公道レース作品には厳しいはずのホンダからライセンスを得ている。
実際はオーディオドラマ主体だから問題は無かった?と思うが……まあ、女性ファンメインの作品だが、グランツーリスモファンでも楽しめそうなので触れておくと良い。
ちなみに本作の世界を紹介する動画のナレーションは『カーグラ』でもお馴染みの古谷徹氏。『カーグラ』的なナレーションもこれまたツボにハマる。

ただ、声優陣がちょいとクルマに疎い人も多い(そこをフォローする諏訪部さんナイス)事もあってか、クルマの描写が少なめ。声優好きの女性ファン主体の作品でちょっとクルマにかじった人には物足りないところもあったりするので、本作もクルマ関連のイベントとかにも出展したりとかしてクルマ好きの人も巻き込んで盛り上げていけばさらに面白そうだが。新しいキャラクターのチームの追加と共に新しいメーカーのクルマが出る事も願うばかり。
なお、生放送のライブイベントには『グランツーリスモ7』を使っており、グランツーリスモとの関連もあったりする。

2023年に予定しているクルマ関連のトピックス

  • 頭文字Dの続編である『MFゴースト』のアニメが2023年にTVで放送予定。さらにレース系アニメとして角川がフォーミュラ4、F4を舞台にした作品『オーバーテイク!』を放送予定。
  • 4年ぶりの東京モーターショーは「ジャパンモビリティショー」と名を改め、10月26日から11月5日まで東京ビッグサイトで開催される。2019年は一部ゾーンを無料化し、キッザニア東京とのコラボなど新機軸を打ち出して来場者数を大幅に回復させた。「SDGs」なる念仏が飛び交い、昭和、平成より自動車カルチャーに冷たい目線を向ける層が増えてしまったこの令和の時代に、参加各社はどんな打開策を見せてくれるのだろう。
  • WECのハイパーカー部門にフェラーリ、ポルシェ、キャデラックなどが参戦。トヨタ、プジョー、グリッケンハウスとの六つ巴になる。
  • F1では角田裕樹のチームメイトにフォーミュラEでも活躍したニック・デフリースが加入。アストンマーチンにアロンソ、アルピーヌにガスリーなどが加わって戦う。また、ラスベガスでのナイトレースも開催予定。
  • グランツーリスモのライバルであるForzaの新作『Forza Motorsport』が2023年春頃に発売予定。PS5をも凌ぐというXBOX SeriesXのパワーに合わせ、各コースは全てゼロから作り直され(新コース「箱根」も登場)、GT7に負けない天候変化やレイトレも導入される模様。気になる車種数は500台以上と発表された。今度はどれが困達車に…!?
  • フォーミュラEはGen3世代のマシンでのシーズンが開幕、スーパーフォーミュラも新型のSF23でのシーズンがスタートする

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