オートバックス ARTA ガライヤ '03 | ||
メーカー | オートバックス | |
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英名 | AUTOBACS ARTA Garaiya '02 | |
エンジン | SR20DET | |
タイプ | レーシングカー | |
カテゴリー | Gr.X | |
PP(初期値) | XXXX | |
総排気量 | 1,998cc | |
最高出力 | 300PS/6,000rpm | |
最大トルク | 50,0kgfm/5,000rpm | |
パワーウエイトレシオ | XX.XXkg/PS | |
駆動形式 | MR | |
吸気形式 | ターボ | |
全長 | 4,537mm | |
全幅 | 1,884mm | |
全高 | 1,051mm | |
車両重量 | 1,125kg | |
重量バランス | XX対XX | |
トランスミッション | 6速MT | |
登場 | グランツーリスモ4 グランツーリスモ(PSP) グランツーリスモ5 グランツーリスモ6 | |
備考 | 『我来也は新しいオートバックスのアイコンにするから、こいつレース出してみない?』 全てはその無茶ぶりから始まった、野心作 |
概要
オートバックスが作ったスポーツカー、ガライヤをレース仕様にしたのがこのARTAガライヤである。
実は当初レースに参戦するつもりなんか全く無かったが、当時のオートバックス社長 住野氏が「このクルマを新しいオートバックスのアイコンにするからこいつでレースに出てみようぜ。」と言い始めたのが事の発端。
実は当初レースに参戦するつもりなんか全く無かったが、当時のオートバックス社長 住野氏が「このクルマを新しいオートバックスのアイコンにするからこいつでレースに出てみようぜ。」と言い始めたのが事の発端。
こうしてオートバックスは前年度GT300のチャンピオンであるaprに車両製作を依頼し、作り上げたのがARTAガライヤである。
ただ、ガライヤをGTマシンにするにはあまりにも小さすぎたため大きい車体が必要だったんだが、あくまでもツーリングカーで戦うJGTC規定では大改造は認められない…ということでオートバックスはaprに1台、エボリューションモデル用のガライヤを作ってもらいその車両にモディファイ。当時のJGTC規定では「基本的に市販車で。ただどの国でも良いのでFIA加盟国やJAF認定国のホロモゲを取ればよし」だったので作成したガライヤエボリューションをイギリスに輸出。イギリスの工場で生産することと「これは農機具(実はイギリスには芝刈り機のレースもあってか農機具用のレギュレーションが存在する。)である」という趣旨を伝えなんと合格。
今や当たり前に近い市販車とかけはなれた形のGTマシンの先駆けみたいなことを2003年にやってしまったのだ。
正直、これを農機具と言い放つのはちょっと無茶振り過ぎる気もしなくもないが。
今や当たり前に近い市販車とかけはなれた形のGTマシンの先駆けみたいなことを2003年にやってしまったのだ。
そんなガライヤの最終目標はなんとル・マン24時間レースへの出場だったりする。実際ARTAガライヤの設計思想にはル・マン24時間レースに当時出場していたベントレー Speed 8が強く関わっており、鈴木亜久里氏含めたARTA御一行と一緒にapr陣は報道関係者に交じって写真を撮り回っていたほど。
なお、ベントレー Speed 8自体、トヨタ GT-ONEのコピー、というか開発元が元トムスGBであるため、この車もGT−ONEの遠い子孫だと言えるかもしれない。
なお、ベントレー Speed 8自体、トヨタ GT-ONEのコピー、というか開発元が元トムスGBであるため、この車もGT−ONEの遠い子孫だと言えるかもしれない。
今なおプリウスやカローラアクシオといったスーパーGT魔改造車両で定評のあるaprの鮮烈なデビュー作だったりする。
解説
ガライヤは、オートバックススポーツカー研究所が開発したロードゴーイングスポーツである。2001年12月に発表され受注を開始したが、顧客へのデリバリーを前に、2003年度の全日本GT選手権GT300クラスへの参戦を表明した。
アルミ製モノコックフレームの前後にはスチール製チューブラーフレームが伸びて、エンジンと前後車輪を支えていた。ボディはカーボンファイバー製。ノーマルが日産のSR20VE型2L直列4気筒エンジンを搭載するのに対し、GT版はこれにシングルターボを付けたSR20DET型を搭載した。
開発を担当したアペックス(誤表記:以降正表記のapr)は、ロングホイールベース、ワイドトレッドを基本コンセプトとして車両をまとめあげた。ところがシーズン開始直前になって、メインフレーム前部から側面にかけて空気の通路を確保し、車体側面に置いたラジエターを冷却するデザインが車両規則違反と判定されたため、aprは急遽改修作業を強いられる。結局シーズン途中で、ラジエターをフロントへ移す大改造を強いられることになった。
ガライヤの見せ場はコーナリングで、特に低中速コーナーではライバルを圧倒する速さと安定性を示した。反面、直線スピードは伸び悩んだ。これはラジエターの移動に伴う空力デザインの変更が、悪影響を及ぼしたものと考えられる。
2003年シーズン、新田守男と高木真一をドライバーに迎えたガライヤは、開幕戦を完走。その後も上位入賞を続け、シリーズチャンピオン争いにも加わった。結局優勝は逃したものの、デビューの年から大活躍を遂げたのである。
登場シリーズ
グランツーリスモ4
メーカーは当時はASL表記だった。
グランツーリスモ5
グランツーリスモ6
GT4では…
GT4時代は市販車仕様のガライヤが開発中ということもあり、メーカーは開発元のASL、公式解説は「発売予定」と表記されていた。
コメント
- トップギア見てると分かるけど、イギリスってホント簡単にナンバー取れるんだよね… -- (名無しさん) 2024-02-27 17:39:48