三菱 ランサーエボリューション IV ラリーカー '97 | ||
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メーカー | 三菱 | |
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英名 | Mitsubishi Lancer Evolution IV Rallycar '97 | |
年式 | 1997 | |
エンジン | 4G63 | |
タイプ | ラリーカー | |
カテゴリー | Gr.X | |
PP(初期値) | XXX | |
総排気量 | 1,997cc | |
最高出力 | 284PS/6,500rpm | |
最大トルク | 50.0kgfm/3,500rpm | |
パワーウエイトレシオ | 4.75kg/PS | |
駆動形式 | 4WD | |
吸気形式 | TB | |
全長 | 4,330mm | |
全幅 | 1,690mm | |
全高 | 1,415mm | |
車両重量 | 1,350kg | |
重量バランス | XX対XX | |
トランスミッション | 5速 | |
登場 | グランツーリスモ3:A-Spec グランツーリスモ4 グランツーリスモ(PSP) グランツーリスモ5 グランツーリスモ6 | |
備考 | 90年代後半のWRCを席巻、 最強ラリーウェポン |
概要

ドライバーはディフェンディングチャンピオンのトミ・マキネンなどが操り、1997年第4戦ラリー・ド・ポルトガル、第5戦ラリー・カタルーニャ、第7戦ラリー・アルゼンチン、第10戦ラリー・フィンランド、1998年第2戦スウェーディッシュ・ラリー、第3戦サファリラリーで優勝、1997年シーズンのドライバーズチャンピオンをトミ・マキネンが、グループNでも王座を獲得。特徴的なラリーアートの白と赤のトリコロールカラーも相まって90年代後半のラリーシーンを象徴する名車となった。
解説
1997年、WRCは4WD化やターボの追加を認めるWRカー規定を施行した。多くの欧州メーカーはこの規定に沿ってWRカーを開発したが、三菱は生産車ベースにこだわり、前年に引き続きグループA規格のランサーエボリューション IVでシーズンを闘うことを決定した。
コンパクトなボディに重いターボ過給エンジンを押し込んだ結果、ランサーエボリューションはフロントヘビーが原因のアンダーステア傾向を抱えていた。エボリューション IVではその問題を解決するために、アクティブヨーコントロールと呼ばれる左右のタイヤの駆動力差で旋回力を得るシステムが搭載された。
さらにフロント車軸にワンウェイクラッチを組み込み、減速時にはFR風の挙動を起こすようにしてアンダーを軽減させている。現代ではグラベルでもアンダー気味の方がマシと言われているので、当時のWRCを思い起こさせるセッティングではある。
さらにフロント車軸にワンウェイクラッチを組み込み、減速時にはFR風の挙動を起こすようにしてアンダーを軽減させている。現代ではグラベルでもアンダー気味の方がマシと言われているので、当時のWRCを思い起こさせるセッティングではある。
さらにリアサスペンションをダブルウィッシュポーン化するいっぽう、世界で初めてシーケンシャル方式のトランスミッションを搭載するなど、操縦性が磨き上げられていた。
97年シリーズの開幕戦、モンテカルロでデビューしたエボリューション IVは、前年度シリーズチャンピオンのトミ・マキネンをエースに擁し、シーズンを闘い始めた。第4戦ポルトガルラリーで早くも優勝を勝ち取ると、第5戦カタルニアラリーでも連勝する。
第6戦のツールドコルスではコース上にいた牛と激突して崖を転落するという大アクシデントに遭ったが、第7戦アルゼンチンでは見事復活して優勝。第10戦の1000湖でも勝って、マキネンは2年連続でドライバーズチャンピオンとなった。
WRCが変わっていく中、あえて4WDターボの市販モデルをベースにしたグループA車両で闘った三菱は、そのこだわりを結果で証明したのだ。
登場シリーズ
グランツーリスモ3: A-Spec
グランツーリスモ4
スペシャルコンディションレースのウィスラー・アイスレース(ノーマル)を制覇することでプレゼントカーとして入手可能。
グランツーリスモ(PSP)
Cr.75,000,000で販売。
なお、入手すると289psとなり5ps上昇する。
なお、入手すると289psとなり5ps上昇する。