D1グランプリ | ||
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設立 | 2001年(全日本プロドリフト選手権からの改題) | |
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備考 | 日本発祥の『ドリフト走行』を競技化した、世界初のプロドリフト選手権 |
前史
ドリフト、それは日本生まれの走法である。
そのルーツは1970年、高橋国光が雨の富士スピードウェイで行われた富士GC 300kmレースにて、テールスライドしながら逆ハン切ってコーナーを駆け抜けた事とされている。(※諸説あり。というかラリーの世界だともっと昔からテールスライドさせて走るのは流行ってたぉ。)
そのルーツは1970年、高橋国光が雨の富士スピードウェイで行われた富士GC 300kmレースにて、テールスライドしながら逆ハン切ってコーナーを駆け抜けた事とされている。(※諸説あり。
感銘を受けた若者たちは、その走法を真似するようになり、いつしか速く走るための走法だったドリフトは、「魅せる走りのための走法」へと変わっていった。
若者の間でブームとなったドリフト、しかし埠頭や峠で行われた野良のドリフトは、常に警察のご厄介になるリスキーな遊びだった。
やがて当時の自動車雑誌は、ドリフトに興じる若者を集めて大会を開催するようになる。イカす走り屋チーム天国、CARBOYドリフトコンテスト…、それらの大会を踏まえ"ある疑問"が若者達の間で沸く。
同じ土俵で戦ったやつが、本当に上手いドリフトを演じれるのではないか?と
概要
D1グランプリとは、2001年から行われているドリフト走法の日本一決定戦である。
単に速さを競う一般的なモータースポーツとは異なり、ドリフトにおける迫力や芸術性をポイント化し競う。自動車のフィギュアスケートである。
単に速さを競う一般的なモータースポーツとは異なり、ドリフトにおける迫力や芸術性をポイント化し競う。自動車のフィギュアスケートである。
競技方法
D1は2つのカテゴリで競われる。
単走:1台でコースを走り、指定された区間をドリフトする。ここでどれだけかっこいいドリフトを決めれるか?を見て、選りすぐりの16人が次の追走に進む。事実上の予選だが上位4人にはシリーズポイントも入る。
追走:2台でコースを走り、ポイントの高い者が勝者となり勝ち上がるトーナメントバトル。
先行は後ろからのプレッシャーに耐えながら、単走を演じ、後追いは逃げる先行に対しどれだけ接近出来るか?を競う。
競技は先行後追いを入れ替えて1本ずつ、計2本走り、合計得点が高い方が勝者となる。
16台を単走得点で並び替えトーナメントを行い、計4回勝ち抜いたものが優勝となる。
先行は後ろからのプレッシャーに耐えながら、単走を演じ、後追いは逃げる先行に対しどれだけ接近出来るか?を競う。
競技は先行後追いを入れ替えて1本ずつ、計2本走り、合計得点が高い方が勝者となる。
16台を単走得点で並び替えトーナメントを行い、計4回勝ち抜いたものが優勝となる。
車両
ドリフトを行う車両…所謂D1車両だが、市販車のモノコックを使用している点を除けば、ドリフトに特化させるために原型を留めない改造を施される。
昔はストリート上がりの大会だったため、公道走行可能な車両が多かったが、ある時期を境に「D1特化車両vsストリートマシン」という構図に変わり、終い目にはストリートマシンは淘汰される事となった。
昔はストリート上がりの大会だったため、公道走行可能な車両が多かったが、ある時期を境に「D1特化車両vsストリートマシン」という構図に変わり、終い目にはストリートマシンは淘汰される事となった。
2020年台より「2JZを3.1~3.6L仕様にスープアップして800~1000馬力」というのがテンプレートとなっている。
52:48ぐらいの若干前重量+排気量によるトルク+ターボによる大パワー化というドリフトに必要な要素を簡単に得られるというのが理由っぽい。
2024年になると「その車のオリジナルエンジン使用者は0人、42人中32人が2JZ」というレベルになっている。
52:48ぐらいの若干前重量+排気量によるトルク+ターボによる大パワー化というドリフトに必要な要素を簡単に得られるというのが理由っぽい。
2024年になると「その車のオリジナルエンジン使用者は0人、42人中32人が2JZ」というレベルになっている。
グランツーリスモにおけるD1車両
審査方法
旧来はドリキンこと土屋圭市と織戸学が審査員だったが、織戸が選手に転向してからは暫く土屋のソロ採点で運営された。
やがて、審査員を複数用意し、その平均点を競う大会に変わったが、その頃から選手たちの間で人間審査への不信感を抱かれ、やがて採点補助に開発されたGPS…通称:DOSSを本格活用するようになった。
現在はDOSSによって角度の安定性等を審査、それとは別に「ゾーン」と呼ばれる指定されたラインを通過したかやコースアウト、カウンターの戻りを目視判断でマイナスして得点を出すようになっている。
追走でもDOSSによる得点をベースに「後追いは相手にどれだけ近づいたか」で追加ポイントが入るようになっている。ただこの追加ポイントを取ろうとラインや角度を甘くするとDOSSが低得点を出してしまうため、
DOSSの得点を減らさずに接近できるかが勝負の鍵となる。なお後追い側が若干有利になるように「後追いのみゾーン不通過と2輪脱輪までは減点を取らない」ようになっている。
以前は先行側も先行側で「単走から速度をあえて落としたり、いきなり角度重視にするトラップ」を仕掛けるドライバーがいたが、
今はそれをやるとDOSSに感知されて先行の得点をゴリっと減らしてきたり後追いの接近ポイント加算に協力してしまうという理由でやらなくなっている。
やがて、審査員を複数用意し、その平均点を競う大会に変わったが、その頃から選手たちの間で人間審査への不信感を抱かれ、やがて採点補助に開発されたGPS…通称:DOSSを本格活用するようになった。
現在はDOSSによって角度の安定性等を審査、それとは別に「ゾーン」と呼ばれる指定されたラインを通過したかやコースアウト、カウンターの戻りを目視判断でマイナスして得点を出すようになっている。
追走でもDOSSによる得点をベースに「後追いは相手にどれだけ近づいたか」で追加ポイントが入るようになっている。ただこの追加ポイントを取ろうとラインや角度を甘くするとDOSSが低得点を出してしまうため、
DOSSの得点を減らさずに接近できるかが勝負の鍵となる。なお後追い側が若干有利になるように「後追いのみゾーン不通過と2輪脱輪までは減点を取らない」ようになっている。
以前は先行側も先行側で「単走から速度をあえて落としたり、いきなり角度重視にするトラップ」を仕掛けるドライバーがいたが、
今はそれをやるとDOSSに感知されて先行の得点をゴリっと減らしてきたり後追いの接近ポイント加算に協力してしまうという理由でやらなくなっている。
コメント
- ぶち開けるだけ開けたので好きに書いて、どうぞ。(丸投げ) -- (名無しさん) 2023-12-08 11:39:17
- PS2のD1グランプリのゲームはすげえ難しかったな… ただコースに備北やセキアヒルズが収録されてたり、マシンにワンビアがあったりとグランツーリスモはじめ他ゲームじゃまずありえない貴重な要素もある。 -- (名無しさん) 2023-12-08 13:08:17