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アルファロメオ ジュリア TZ2 carrozzata da ZAGATO CN.AR750106 '65

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アルファロメオ ジュリア TZ2 carrozzata da ZAGATO CN.AR750106 '65
Image Credit : Emula / Gran Turismo Archive
メーカー アルファロメオ
英名 Alfa Romeo GIULIA TZ2 carrozzata da ZAGATO '65
エンジン AR00502/A
タイプ レーシングカー
カテゴリー Gr.X
PP(初期値) 486.05
総排気量 1,570cc
最高出力 171ps/7,500rpm
最大トルク 17.6kgfm/5,000rpm
パワーウエイトレシオ XX.XXkg/PS
駆動形式 FR
吸気形式 NA
全長 3,680mm
全幅 1,600mm
全高 1,075mm
車両重量 620kg
重量バランス 55対45
トランスミッション 5速
最高速度 XXXKm/h (フルノーマル/フルチューン時) (知らない場合は抜かしてよい)
登場 グランツーリスモ5
グランツーリスモ6
グランツーリスモSPORT
グランツーリスモ7
備考 イタリアが生んだ小さな赤い弾丸

概要

1960年代に活躍したアルファロメオのレーシングカー

解説

アルファロメオ・ジュリアTZ2(carrozzata da Zagato, シャシーナンバーCN.AR750106)は、1960年代半ばのイタリアGTレーシング史においてきわめて重要な存在であり、アルファロメオが「職人技と工学の融合」という理想を最も純粋に具現化したマシンだった。
TZとは「Tubolare Zagato(チュボラーレ・ザガート)」の略称で、その名の通り鋼管スペースフレームを骨格に持ち、軽量かつ高剛性のレーシングGTとして設計された。

開発を手がけたのは、アルファロメオの競技部門を実質的に担っていたアウトデルタ(Autodelta)である。中心人物は元フェラーリの名エンジニア、カルロ・キティ(Carlo Chiti)。彼は250 GT SWBや156 F1を手がけた後に独立し、1963年以降アルファロメオのレースプログラムを統括した。TZ1(1963年発表)は公道走行も考慮したホモロゲーションモデルだったが、TZ2(1965年発表)は完全な競技専用車として設計された。生産台数はわずか12台前後で、CN.AR750106はその中でも初期に製作されたワークス個体のひとつ。Autodelta本社で試験および実戦投入用に用いられた。

TZ2の設計思想は徹底した軽量化と空力効率の追求にあった。ボディはTZ1のアルミから、当時としては革新的なグラスファイバー(FRP)製に変更され、ザガートが成形を担当。エルコーレ・スパーダによる造形を基に、さらに低く、全高はわずか1020mmに抑えられた。リアはカムバック(コーダ・トロンカ)形状を強調し、風洞実験に基づいた滑らかなフォルムが採用された。フロントウインドウはプレキシガラス製で大きく寝かされ、軽量なドアヒンジには航空機用アルミ材が流用されたという逸話も残る。ホイールはカンパニョーロ製13インチのマグネシウムホイールが組み合わされ、細部まで徹底的な軽量化が施された。

エンジンはジュリアGTAと共通の1.6リッター直列4気筒DOHCをベースにAutodeltaが強化した仕様で、アルミ合金ブロックを採用。ツインプラグ点火、ドライサンプ潤滑、ウェーバー45DCOEツインキャブレターを装備し、最高出力は約170馬力/7500rpm、レブリミットは8000rpm台後半に設定されていた。ミッションは5速クロスレシオ、リヤサスペンションはTZ1のデ・ディオン式から独立懸架へと刷新され、トラクション性能と旋回安定性が大幅に向上。4輪ディスクブレーキと低重心構造の組み合わせにより、当時の2リッター未満GTとしては異例のコーナリング速度を誇った。

レース活動は1965〜66年にかけて展開され、モンツァ1000kmやニュルブルクリンク1000km、タルガ・フローリオなどのGT1.6クラスで多数の勝利を挙げた。1966年のタルガ・フローリオではエンリコ・ピント/ニーノ・トダロ組が総合4位、クラス優勝を記録し、公道山岳コースでポルシェやフェラーリを相手に互角に戦った。CN.AR750106は1966年セブリング12時間でデビューし、その後モンツァ、タルガ・フローリオ、ニュルブルクリンク1000kmに出場。ニュルブルクリンクでは1.6リッタークラス優勝を果たしている。アウトデルタが蓄積したこの車両での実戦データは、後年のTipo33開発にも直接的に生かされた。

1967年以降、アルファロメオはより先進的なミドシップ・プロトタイプ「Tipo33」シリーズへと活動を移し、TZ2はその過渡期を象徴する存在となった。構造や素材、軽量思想の多くがTipo33開発へ継承され、FR時代最後の純レーシングGTとしての役割を果たした。現存車は十数台とされ、CN.AR750106も完全レストアを経て現在もヒストリック・イベントで走行している。

今日、ジュリアTZ2は単なるヴィンテージレーサーではなく、「工芸品としてのレーシングカー」として高く評価されている。ザガートの流麗な造形、アウトデルタの機械的精緻さ、そしてイタリア職人気質の情熱が、わずか620kgの車体に凝縮されている。アルファロメオの歴史を語るうえで、TZ2はフェラーリ250GTOやポルシェ904と並ぶGT黎明期の完成形であり、20世紀モータースポーツにおける詩的到達点のひとつといえる。

登場シリーズ


グランツーリスモ5


グランツーリスモ6


グランツーリスモSPORT


グランツーリスモ7


コメント

  • タイヤをスポーツ系にするといい感じに乗ってて楽しい車になる。 -- (名無しさん) 2024-01-15 13:02:45
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