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ポルシェ 962 C '88

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ポルシェ 962 C '88
Image Credit : Emula / Gran Turismo Archive
メーカー ポルシェ
英名 Porsche 962 C '88
年式 1988
エンジン 935/82-962C
タイプ レーシングカー
ル・マン
ミッドシップ
カテゴリー Gr.1
PP(初期値) 843.55
総排気量 2,649cc
最高出力 700PS/8,000rpm
最大トルク 72.4kgfm/5,000rpm
パワーウエイトレシオ 1.21kg/PS
駆動形式 MR
吸気形式 TB
全長 4,770mm
全幅 1,990mm
全高 1,080mm
車両重量 850kg
重量バランス 41対59
トランスミッション 5速
ダート走行 不可能
登場 グランツーリスモSPORT
グランツーリスモ7
備考 956の後継モデル
最後までCカー人気を支えた立役者

概要

グループCのカテゴリーを代表するといってもいい、ポルシェが開発した956の後継車。収録されているのは通称ショートテイルと呼ばれ、ルマン以外で使われたモデル。
956、962共々グループCで数多くの車両が様々なレーシングチームに供給され、1988年にワークスが撤退した後も多くのプライベーターチームの手によって様々な独自のモディファイを施されて参戦を継続していた。グループCのカテゴリーが消滅する時までカテゴリーの隆盛と人気を支えた偉大な功績を残している。

1991年からグループCのルールが3.5LNAエンジン搭載車のカテゴリー1規定で争われることになったが、多くのプライベーターが962 Cを所有していた事情もあり、ル・マンやSWC(スポーツカー世界選手権)では制限は加えられつつも参戦を許可されていたことからもその支持率の高さが窺える。

また、グループC消滅後にもダウアーの手によって公道走行が可能となったモデルにポルシェが目をつけて、1994年にGT1の車両としてル・マンに参戦。見事勝利を得た。同年のJGTC(全日本GT選手権)においてもチームタイサンの手によりGTカーとしても参戦。歌手としてもお馴染みの近藤真彦に初勝利(と、962Cにとっての最後の勝利)をもたらした。


解説

元々は956でグループCに参戦していたポルシェだが、レギュレーション変更により「フロントタイヤ軸よりドライバーの足が前に出てはいけない」という項目が追加されたため、元々その規定が適応されていたIMSA-GTP向けモデル「962」にCカー用のツインターボエンジンを積んだのがこの「962 C」となっている。
モノコック自体は956/962のどちらも共通で、前後のサスペンションサブフレーム以降を変更して対処していたため、プライベーターが持っていた956を962Cにコンバートするキットもポルシェ本社が生産。そのため、グループC創世記の頃に圧倒的な性能を持ち、全世界にデリバリーされていた956も962 Cへと衣替えしたのである。
ただプライベーターにはこのレギュレーション適応の猶予期間があったため、空力的に熟成された962 Cのリアカウルだけを956に流用するというチューニングもあった。

徐々に他メーカーが962 Cを超えるマシンを出すようになり、上位争いが難しくなったが、プライベーターが独自にモディファイを施したモデルも走っていた。
モディファイどころか「モノコックをアルミハニカムパネル化したり、ワンオフのカーボン化したりしてしまう」というモディファイどころではない物も存在する。
グループCの隆盛があったのも、この956と962 Cあってのもので、良質なレーシングカーをスポーツカーと同じようにオーダーメイドながらも生産したポルシェのビジネス戦略の良さを伺うことができる。

グランツーリスモにおいては88年モデルと設定されているものの、ロスマンズカラーで2.65LエンジンということでスペックミスがGTSの時から疑われている。
88年はすでにポルシェワークスもWSPCからは撤退、ロスマンズもスポンサーから撤退している。
一応ワークスチームはルマンには出たが、そのときはラングへッグと呼ばれるローウィング&ロングテールカウルを使用し、さらにはリバリーもシェル石油の物だった。
またこの年はワークスは3.2L、プライベーターは3.0Lエンジンが提供されていて、2.65L仕様は962C初年度の85年のみ。
88年製造のフレームに有名なのでロスマンズカラーのカウルを装着、エンジンは安く手に入った2.65Lをとりあえず搭載というキメラ車両が取材対象だったのでは?という説が有力。
一応88年のWEC in Japanにロスマンズカラーでショートテイルとして出走しているのでコレでは?という線も浮かんだが、このラウンドのそれはゼッケンが◯囲みではないので残念ながら外れている。
ちなみにRothmansがRacingになっているのはジャガー同様のタバコ広告規制であり、実際に使われていたデザイン。

日本のナンバーを取得した962 Cが存在するというのは有名な話。取材映像がポルシェジャパンのYoutubeオフィシャルアカウントからアップロードされている。
ただこの962 C、オリジナルの962 Cの改造ではなく、10台ほど制作された新規制作カーボンモノコックに保安部品を装備した「シュパンポルシェ・962」と呼ばれている物。
その10台中7台(962 CR)はヘッドライトやリア周りがレースカーとは異なり、純粋な962 Cレプリカ(962 LM)として制作したのは3台と言われている。
モノコックこそオリジナルではないが、エンジンやミッションはレースカーからの払い下げなので、運転する前にはジャッキでリアタイヤを持ち上げて空回して、デフやミッションを暖気するという儀式が必要になるほどの本気レプリカである。

登場シリーズ

グランツーリスモSPORT

Cr.100,000,000で購入。

グランツーリスモ7

レジェンドカーディーラーでCr.150,000,000で購入。少し値上がりしたが、グループCカーの中では最安値。やはり様々なチームに多くの数が供給され、カテゴリーの終焉まで活躍していたからだろう。

コメント

  • ロスマンズがレーシングに変更されている… -- (名無しさん) 2024-01-31 17:39:22
  • ルマンのロングテールやダウアー962LMも欲しいねん -- (名無しさん) 2024-02-16 15:36:34
  • ダウアー962LMってGr.2になるんかな? -- (名無しさん) 2024-02-17 16:16:24
  • 1億3千万に値下げしてる -- (名無しさん) 2024-08-24 12:29:14
  • これって走りやすいの? -- (名無しさん) 2024-08-24 13:12:24
  • 962Cも昔JGTCに参戦したことあったんだし、ウィークリーチャレンジの全日本GTカー選手権に参加したって良いよなァ? -- (名無しさん) 2024-08-24 14:40:11
  • ↑ウェイトハンデとリストリクターという燃費的にかなり不利な要素を背負いながら1000キロレースに勝ってるのすごい -- (名無しさん) 2024-08-24 14:56:50
  • ダウアー962LMってぱっと見のフォルムは素の962Cのロングテールに似てるけど、よく見比べると全然違うんよね。 -- (名無しさん) 2024-11-07 10:46:49
  • 2024/11/22現在 130000000まで値下げ -- (名無しさん) 2024-11-23 20:31:58
  • 800の金策には破格の安さでとびぬけた性能(直線もコーナーも燃費も)のこれが一番 -- (名無しさん) 2025-01-09 20:12:48
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