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日産 フェアレディZ Version S (Z33) '07 - (2025/03/26 (水) 08:38:18) のソース

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|>|>|BGCOLOR(#cfe2f3):&bold(){日産 フェアレディZ Version S (Z33) '07}|
|>|>|&image(width=450,https://i.imgur.com/VjwNvM2.jpg)&image(width=450,https://i.imgur.com/wdlIQVU.jpg)&image(width=450,https://i.imgur.com/nl3ZBSF.jpg)Image Credit : Emula / [[Gran TurismoArchive>https://granturismo.forumfree.it/?t=75860835]]|
|~|~メーカー|[[日産]]|
|~|~英名|Nissan Fairlady Z Version S (Z33) '07|
|~|~年式|2007|
|~|~エンジン|VQ35HR-Fairlady|
|~|~タイプ|ロードカー&br()2ドアスポーツクーペ|
|~|~カテゴリー|N300|
|~|~PP(初期値)|516.69|
|~|~総排気量|3,498cc|
|~|~最高出力|315PS/7,000rpm|
|~|~最大トルク|36.5kgfm/5,000rpm|
|~|~パワーウエイトレシオ|4.68kg/PS|
|~|~駆動形式|FR|
|~|~吸気形式|NA|
|~|~全長|4,315mm|
|~|~全幅|1,815mm|
|~|~全高|1,315mm|
|~|~車両重量|1,480kg|
|~|~重量バランス|53対47|
|~|~トランスミッション|6速|
|~|~ダート走行|可能|
|~|~登場|[[グランツーリスモ5 プロローグ]]&br()[[グランツーリスモ5]]&br()[[グランツーリスモ6]]&br()[[グランツーリスモSPORT]]&br()[[グランツーリスモ7]]|
|~|~備考|[[ゴーン]]体制の元で復活したフェアレディZ&br()国産スポーツカー氷河期の時代の中を生きた|
}

*概要
2007年1月11日に一部改良された5代目のフェアレディZ(Z33型)は、後期(最終)型モデルへと進化した。
2002年の排ガス規定によって国産スポーツカーには氷河時代が訪れていた時期に発売されたため、当初は日産で唯一のスポーツカーという重責を担ったクルマでもあった。ちなみ、フェアレディZは[[ヨーロッパ(欧州)>https://w.atwiki.jp/grasoturismo/pages/2647.html]]、[[アメリカ(北米)>https://w.atwiki.jp/grasoturismo/pages/2651.html]]海外地域にも輸出販売されていた。

Z33の発表時には&bold(){「Zは毎年進化する」}と宣言がなされ、宣言通り2008年に後継のZ34型にバトンタッチするまで計4回ものスペックの向上が行われた。

モータースポーツ活動では発売から1年後である2003年に、それまでのS15に代わって全日本GT選手権(現・Super GT)のGT300クラスに出場し、初優勝を果たす。
更に上のクラスであるGT500でもR34に代わってVQ30DETT型エンジンを搭載して参戦し、シーズン優勝を果たすなどデビュー当初から素晴らしい活躍を見せた。

本車はGT5P以前から収録されていたZ33とは年式が異なる後期型である。エンジンは前期型と同じ3.5LのVQ型ユニットだが、従来のDE型ではなくエンジンブロックから新設計された後継のHR型になっている。このVQHRはエンジンブロックが若干高くなり、従来の形状のボンネットでは当たってしまうため初代風のパワーバルジを追加してヘッドを逃がすようになっている。
エンジン以外にもヘッドレストの大型化といった内装面の改良や、内外装のカラーバリエーションの追加、タイヤの変更もされている。

ちなみにこのクルマ、数字に現れない弱点として&bold(){「トランクが狭い」}というものがある。スペース的には十分あるのだが、トランクのど真ん中をタワーバーと言う名前のフレームが貫いているため、横と深さはともかく高さ方向に干渉してしまうのである。普通のクルマならタイヤを4本縦に積める容積はあるのだが、このタワーバーに邪魔されるためにタワーバーの上下に横置きで2本が限界で、ドリフト派には非常に苦しいクルマになっていた。

他の作品での活躍
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クルマを題材としたフィクション作品等でも活躍を見せている。

漫画・アニメ「頭文字D Fifth Stage」では、チームスパイラルの一員であり、&bold(){「ゼロ理論・無の境地」}という独自の理論で走る「池田竜次」の愛車として前期型が登場している。&image(width=550,https://img.bestcarweb.jp/wp-content/uploads/sites/2/2021/08/12173857/i_0172.jpg)
[[初代Z>日産 フェアレディ Z 432 '69]]が主役である「湾岸ミッドナイト」では原作でこそ未登場だが、ゲーム作品である1~3DX+の海外版では、なんと島 達也の搭乗車種となっている。ライセンスの関係で本来の愛車である[[911>ポルシェ 911 Carrera RS (964) '92]]を出せなかったためだと思われるが、ポルシェの代役としてよく主演していた[[ルーフ]]でもゲンバラでもないのは驚きである。

カーアクション映画「ワイルド・スピード」シリーズでも3作目である「TOKYO DRIFT」にて、メインヴィランであるD・Kことタカシとその舎弟達の愛車としても登場し、主人公ショーンの[[エボⅨ>三菱 ランサーエボリューション IX GSR '05]]や[[マスタング・ニスモ>フォード マスタング Boss 429 '69]]((エンジンのない廃車状態のマスタングにRB26エンジンを載せてレストアされたことから、こう呼ばれている。))と&s(){物理的にも}死闘を繰り広げた。
&youtube(width=550,https://www.youtube.com/watch?v=-YKuNraTe9Y)

また2008年に放送された特撮ドラマ「トミカヒーロー レスキューフォース」でも先代に代わって「コアストライカーMAX」として登場した。最高速度は驚愕の&bold(){600Km/h}、&bold(){路面のタイヤ跡が炎上}してしまう程のパワーを持つなど、とんでもスペックであった。
&image(width=450,https://s.response.jp/imgs/p/szHjNsab8jnsrICkTcBeik1MF0BBQkNERUZH/175163.jpg?zoom=spacing)
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*解説
伝統のスポーツカーであるフェアレディ Zが、日産のラインナップから姿を消したのは2000年夏。しかしその存在の重さを痛感していた日産は、水面下で次期モデルの開発にゴーサインを出しており、2002年7月、Z33型となる新型フェアレディ Zが誕生した。

基本骨格はV35型スカイラインが先駆けて採用したFMプラットフォーム。エンジンもスカイラインと共用のV型6気筒3.5LのVQ35DE型だったが、280 PS/37.0 kgfmというスペックに6速MTを組み合わせたのは、このフェアレディ Zが最初だった。

「常に進化し続ける」という開発責任者の言葉通り、Zには毎年絶え間ない改良の手が加えられた。中でも大変革を遂げたのは2007年1月のマイナーチェンジ。エンジンを新世代型のVQ35HRへと換装して出力を313PSまで強化、吸気マニフォールドは全面新設計され、エンジン内部のフリクションも低減。さらにクランクシャフトまわりを強化することによって、回転フィーリングが大きく向上。スポーツカーらしいパワフルかつ、繊細なパワーフィールを楽しむことができるようになった。エキゾーストノートは野太くチューニングされており、その迫力はもっと大排気のV8エンジンであるかのようだ。エンジンフードは、この進化を誇るかのように中央部が盛り上げられている。

同時にサスペンションセッティングも大幅に変更され、路面からの入力に対する吸収性が大きく進歩し、ボディはフラットに保たれるようになった。その効果もあり、ハンドリングは素直な特性が得られている。

*[[アンディ]]による評価
#center(){|&image(width=200,https://i.imgur.com/ZbIHsnF.jpg)|大排気量の自然吸気エンジンに&br()後輪駆動の組み合わせ&br()Z33型フェアレディZは&br()サーキットに持ち込むにはうってつけだね&br()この2007年型から&br()V6エンジンが新設計になっている&br()高回転型でパワーもアップ&br()上までよく回るよ&br()日産のV6自然吸気では&br()初の300PSオーバーのユニットだ|}

*[[マーティン]]による評価
#center(){|&image(width=200,https://img.atwiki.jp/grasoturismo/attach/528/13/Martin.jpg)|型式から “Z33”の愛称で親しまれている&br()5代目フェアレディ Zです&br()1990年代後半から2000年代はじめにかけ&br()いったん途切れたZの歴史&br()それを見事に復活させたのが&br()このZ33です&br()こちらの2007年型は&br()V6 自然吸気エンジンの魅力が大幅にアップ&br()回転数上限が引き上げられ&br()パワーも300 PSを超えています|}

*登場シリーズ
**グランツーリスモ5 プロローグ

**グランツーリスモ5

**グランツーリスモ6

**グランツーリスモSPORT
Cr.3,630,000で購入。

**グランツーリスモ7
ブランドセントラルにてCr.3,630,000で購入可能。中古車ディーラーではCr.2,720,000で購入可能。また、メニューブック No.18 コレクション「日産のスポーツカー」でも入手可能。
ブランドセントラルでも安く、中古ならもっとお手軽に買える一台。300馬力オーバーのパワーを手軽に楽しめ、チューニングベースとしてもおすすめできる優秀な一台だ。
さらに、2023年6月のアップデートにより、[[R34型GT-R>日産 スカイライン GT-R V・spec II Nür (R34) '02]]に搭載されていた名物エンジンのRB26エンジンを換装可能になった。排気量は下がり重量も増加してしまうが、900馬力越えのパワーも得られるようになる。

*コメント
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