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日産 フェアレディZ Version S (Z33) '07

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日産 フェアレディZ Version S (Z33) '07
Image Credit : Emula / Gran TurismoArchive
メーカー 日産
英名 Nissan Fairlady Z Version S (Z33) '07
年式 2007
エンジン VQ35HR-Fairlady
タイプ ロードカー
2ドアスポーツクーペ
カテゴリー N300
PP(初期値) 516.69
総排気量 3,498cc
最高出力 315PS/7,000rpm
最大トルク 36.5kgfm/5,000rpm
パワーウエイトレシオ 4.68kg/PS
駆動形式 FR
吸気形式 NA
全長 4,315mm
全幅 1,815mm
全高 1,315mm
車両重量 1,480kg
重量バランス 53対47
トランスミッション 6速
ダート走行 可能
登場 グランツーリスモ5 プロローグ
グランツーリスモ5
グランツーリスモ6
グランツーリスモSPORT
グランツーリスモ7
備考 ゴーン体制の元で復活したフェアレディZ
国産スポーツカー氷河期の時代の中を生きた

概要

2007年1月11日に一部改良された5代目のフェアレディZ(Z33型)は、後期(最終)型モデルへと進化した。
2002年の排ガス規定によって国産スポーツカーには氷河時代が訪れていた時期に発売されたため、当初は日産で唯一のスポーツカーという重責を担ったクルマでもあった。ちなみ、フェアレディZは ヨーロッパ(欧州) アメリカ(北米) 海外地域にも輸出販売されていた。

Z33の発表時には「Zは毎年進化する」と宣言がなされ、宣言通り2008年に後継のZ34型にバトンタッチするまで計4回ものスペックの向上が行われた。

モータースポーツ活動では発売から1年後である2003年に、それまでのS15に代わって全日本GT選手権(現・Super GT)のGT300クラスに出場し、初優勝を果たす。
更に上のクラスであるGT500でもR34に代わってVQ30DETT型エンジンを搭載して参戦し、シーズン優勝を果たすなどデビュー当初から素晴らしい活躍を見せた。

本車はGT5P以前から収録されていたZ33とは年式が異なる後期型である。エンジンは前期型と同じ3.5LのVQ型ユニットだが、従来のDE型ではなくエンジンブロックから新設計された後継のHR型になっている。このVQHRはエンジンブロックが若干高くなり、従来の形状のボンネットでは当たってしまうため初代風のパワーバルジを追加してヘッドを逃がすようになっている。
エンジン以外にもヘッドレストの大型化といった内装面の改良や、内外装のカラーバリエーションの追加、タイヤの変更もされている。

ちなみにこのクルマ、数字に現れない弱点として「トランクが狭い」というものがある。スペース的には十分あるのだが、トランクのど真ん中をタワーバーと言う名前のフレームが貫いているため、横と深さはともかく高さ方向に干渉してしまうのである。普通のクルマならタイヤを4本縦に積める容積はあるのだが、このタワーバーに邪魔されるためにタワーバーの上下に横置きで2本が限界で、ドリフト派には非常に苦しいクルマになっていた。

他の作品での活躍
+ ...
クルマを題材としたフィクション作品等でも活躍を見せている。

漫画・アニメ「頭文字D Fifth Stage」では、チームスパイラルの一員であり、「ゼロ理論・無の境地」という独自の理論で走る「池田竜次」の愛車として前期型が登場している。

初代Zが主役である「湾岸ミッドナイト」では原作でこそ未登場だが、ゲーム作品である1~3DX+の海外版では、なんと島 達也の搭乗車種となっている。ライセンスの関係で本来の愛車である911を出せなかったためだと思われるが、ポルシェの代役としてよく主演していたルーフでもゲンバラでもないのは驚きである。

カーアクション映画「ワイルド・スピード」シリーズでも3作目である「TOKYO DRIFT」にて、メインヴィランであるD・Kことタカシとその舎弟達の愛車としても登場し、主人公ショーンのエボⅨマスタング・ニスモ*1物理的にも死闘を繰り広げた。

また2008年に放送された特撮ドラマ「トミカヒーロー レスキューフォース」でも先代に代わって「コアストライカーMAX」として登場した。最高速度は驚愕の600Km/h路面のタイヤ跡が炎上してしまう程のパワーを持つなど、とんでもスペックであった。

解説

伝統のスポーツカーであるフェアレディ Zが、日産のラインナップから姿を消したのは2000年夏。しかしその存在の重さを痛感していた日産は、水面下で次期モデルの開発にゴーサインを出しており、2002年7月、Z33型となる新型フェアレディ Zが誕生した。

基本骨格はV35型スカイラインが先駆けて採用したFMプラットフォーム。エンジンもスカイラインと共用のV型6気筒3.5LのVQ35DE型だったが、280 PS/37.0 kgfmというスペックに6速MTを組み合わせたのは、このフェアレディ Zが最初だった。

「常に進化し続ける」という開発責任者の言葉通り、Zには毎年絶え間ない改良の手が加えられた。中でも大変革を遂げたのは2007年1月のマイナーチェンジ。エンジンを新世代型のVQ35HRへと換装して出力を313PSまで強化、吸気マニフォールドは全面新設計され、エンジン内部のフリクションも低減。さらにクランクシャフトまわりを強化することによって、回転フィーリングが大きく向上。スポーツカーらしいパワフルかつ、繊細なパワーフィールを楽しむことができるようになった。エキゾーストノートは野太くチューニングされており、その迫力はもっと大排気のV8エンジンであるかのようだ。エンジンフードは、この進化を誇るかのように中央部が盛り上げられている。

同時にサスペンションセッティングも大幅に変更され、路面からの入力に対する吸収性が大きく進歩し、ボディはフラットに保たれるようになった。その効果もあり、ハンドリングは素直な特性が得られている。

アンディによる評価

大排気量の自然吸気エンジンに
後輪駆動の組み合わせ
Z33型フェアレディZは
サーキットに持ち込むにはうってつけだね
この2007年型から
V6エンジンが新設計になっている
高回転型でパワーもアップ
上までよく回るよ
日産のV6自然吸気では
初の300PSオーバーのユニットだ

マーティンによる評価

型式から “Z33”の愛称で親しまれている
5代目フェアレディ Zです
1990年代後半から2000年代はじめにかけ
いったん途切れたZの歴史
それを見事に復活させたのが
このZ33です
こちらの2007年型は
V6 自然吸気エンジンの魅力が大幅にアップ
回転数上限が引き上げられ
パワーも300 PSを超えています

登場シリーズ

グランツーリスモ5 プロローグ


グランツーリスモ5


グランツーリスモ6


グランツーリスモSPORT

Cr.3,630,000で購入。

グランツーリスモ7

ブランドセントラルにてCr.3,630,000で購入可能。中古車ディーラーではCr.2,720,000で購入可能。また、メニューブック No.18 コレクション「日産のスポーツカー」でも入手可能。
ブランドセントラルでも安く、中古ならもっとお手軽に買える一台。300馬力オーバーのパワーを手軽に楽しめ、チューニングベースとしてもおすすめできる優秀な一台だ。
さらに、2023年6月のアップデートにより、R34型GT-Rに搭載されていた名物エンジンのRB26エンジンを換装可能になった。排気量は下がり重量も増加してしまうが、900馬力越えのパワーも得られるようになる。

コメント

  • HRのスゴイ所は大排気量V6なのに7000回転でピークパワーの高回転型って所。前期型が積んでたDE型がレブリミット6600と考えるとかなり上まで回る -- (名無しさん) 2024-05-09 15:40:03
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注釈

*1 エンジンのない廃車状態のマスタングにRB26エンジンを載せてレストアされたことから、こう呼ばれている。