マツダ ユーノス コスモ 20B TYPE-E CCS '94 | ||
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メーカー | マツダ | |
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英名 | Mazda Eunos Cosmo 20B TYPE-E CCS '94 | |
年式 | 1994 | |
エンジン | 20B-REW | |
タイプ | ロードカー | |
カテゴリー | N300 | |
PP(初期値) | XXX | |
総排気量 | 654cc×3 | |
最高出力 | 280PS/6,500rpm | |
最大トルク | 41.0kgfm/3,000rpm | |
パワーウエイトレシオ | 5.86kg/PS | |
駆動形式 | FR | |
吸気形式 | TB | |
全長 | 4,815mm | |
全幅 | 1,795mm | |
全高 | 1,305mm | |
車両重量 | 1,640kg | |
重量バランス | XX対XX | |
トランスミッション | 4速 | |
ダート走行 | 可能か不可能のいずれか | |
登場 | グランツーリスモ グランツーリスモ2 | |
備考 | 量産車唯一の3ローターRE搭載した、 マツダのフラッグシップモデル。 |
概要
1989年の東京モーターショーでお披露目したユーノスコスモは、翌年の1990年4月にユーノスブランドのフラッグシップとしてデビューを果たした。キャッチコピーは『クーペ・ダイナミズム』
この車は量産車初の3ローターロータリーエンジン、20B-REWを搭載した事で知られる一方、その豪華なインテリアや独特なスタイリングは現在でも唯一無二の存在とされ、少なからず重宝されている。またこのコスモには、2ローターロータリーエンジンもラインナップされている。つまり初代コスモスポーツやRX-7と同じく、ロータリーエンジン専用車でもある。
さらにシーケンシャルツインターボと組合わせられ、3ローターでの最高出力は280PS/6500rpmトルク41.0kgm/3000rpmという高出力であったにもかかわらず、開発段階では333馬力を目標にしていただけに、その余裕さが伺える。
また2ローターでの最高出力230PS/6500rpmでトルク30.0kgm/3500rpmと当時として充分なスペックであった。
さらにシーケンシャルツインターボと組合わせられ、3ローターでの最高出力は280PS/6500rpmトルク41.0kgm/3000rpmという高出力であったにもかかわらず、開発段階では333馬力を目標にしていただけに、その余裕さが伺える。
また2ローターでの最高出力230PS/6500rpmでトルク30.0kgm/3500rpmと当時として充分なスペックであった。
外見上では大きな違いはないものの、3ローター車にはマフラー可変排気機能を採用した4本のマフラーが装備され、2ローター車の2本出しとなっている。その為、テールパイプの本数でエンジンの識別できる。
インテリアは高級感溢れる非常に豪華な仕様となっており、オーストリア製の本革シートや、ニレの木を使用した木目パネルなどの素材を贅沢に採用されていた。またコスモには世界初の人工衛星を使ったGPSカーナビが標準装備されたりと、まさにバブル期に企画された日本車らしい豪華&ハイテク装備がウリとなっていたのである。
足回りはフロントにダブルウィッシュボーン、リアには2本のダンパーで構成したツインダンパーマルチリンクを採用するなど乗り心地性を高めている。
トランスミッションは全グレードに4速ATが設定され、MTの設定はない。ハイパワーエンジンと大柄な車体、車重も1640kgであったにもかかわらず、タイヤサイズは前後とも215/60R15という一般的なものであった。また高級パーソナルクーペゆえに剛性も低く、乗り心地の良い足回りとの組み合わせは、決して走り向けの車とは言えないほどである。あくまでワイディングロードをゆったりクルージングするならさほど問題は無いが、本気で走り込むなら足回りや剛性の強化は必須。余裕があればパワーアップと同時にMTミッションに載せ換えたりなどの手間もかけたいところだ。
一方でチューニングされたコスモは、筑波サーキットを1分切りするデモカーも存在し、そのポテンシャルの高さを見せた。
一方でチューニングされたコスモは、筑波サーキットを1分切りするデモカーも存在し、そのポテンシャルの高さを見せた。
解説
バブル経済の真っ直中だった90年の4月にマツダの最高級スペシャリティクーペとしてデビューしたのがこのユーノスコスモ。まず何と言っても特徴的なのがそのパワーユニット、それまでマツダが長い間熟成してきた13B型2ローターが搭載されたのは勿論だが、さらにその上に、市販車としては世界初となる3ローターの20B型エンジンを搭載したのだ。この20B型ロータリーはツインターボが組み合せられ、パワーは余裕の280ps/6500rpmを達成。トルクでは41.0kgm/3000rpmという数値を発生した。このようなハイパワーエンジンを与えられたコスモだが、そのスタイルは3ナンバーのスペシャリティカーらしく、大きく伸びやかで優雅さが漂うものの、また、インテリアもコンセプトカーのようなラウンド・インテリアを採用し、あらゆる部分に本革を贅沢に使用した、高級感溢れる非常に豪華なものとしていた。91年8月、92年9月、94年3月にはマイナーチェンジが行われ、熟成が図られたが、バブル崩壊の時代の流れには逆らえず、95年には3ローターの生産を打ち切り、96年にはモデルそのものの生産を終了した。フロントにはダブルウィッシュボーン、リアにはマルチリンクを採用している。その性格は高級スペシャリティカーならではの優雅さを有りする一方で、一度アクセルを開ければどう猛を見せる。というものの、このコスモは車重が1640kg(4AT)にも達成する上に、ハイパワーエンジンを搭載している為、足回りが負け気味。よってラフな操作では、速く走らせることが出来ないと言えるほどなのだ。つまり、速く走らせるには、ドライビング・セオリーをきっちりと守った運転で更に注意する必要。ただしチューニングによって各部のポテンシャルをアップさせれば、それなりに戦闘力の高い車になるはずだ。
登場シリーズ
グランツーリスモ
マツダの中古ディーラーにて購入可能。ゲーム開始直ぐにはまだ資金不足で買えないが、CR.2000000前後とそこまで高くはない為、容易に購入出来る。ノーマルでは同じ280馬力車と比べると見劣りしてしまうが、チューニング次第では700馬力近くまで上げることが可能。レーシングモディファイまで施せば最終戦まで戦える戦闘力を発揮する。敵車では日英選手権やメガスピードカップ等に登場する。
グランツーリスモ2
同じく中古ディーラーで購入可能。前作までの異常な軽量化が見直された為、本作ではレーシングモディファイを行っても、かなり重い部類(1400kg)に入る。しかしパワーは健在で、フルチューンでは640馬力までパワーアップする。実力次第では世界選手権も攻略出来るので、ウデに自信がある人は是非チャレンジして欲しい。
関連動画集
コメント
- 初代グランツーリスモでコイツをフルチューンしてレーシングモディファイも施していけばなかなか速かったり。GT7で復活したら787Bのエンジンをスワップしたりとか出来たら良いよなぁ。 -- (名無しさん) 2023-06-27 21:42:29
- 逆にコイツのトルクフルな20BをRX-7系統に持って来るのも…でもフロントミッドの身軽さが損なわれるか -- (名無しさん) 2024-02-21 07:36:41