日産 フェアレディ Z 300ZX (Z31) '83 | ||
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メーカー | 日産 | |
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英名 | Nissan FAIRLADY Z 300ZX (Z31) '83 | |
年式 | 1983 | |
エンジン | VG30ET | |
タイプ | ロードカー 2ドアスポーツクーペ | |
カテゴリー | N200 | |
PP(初期値) | 415 | |
総排気量 | 1,595cc | |
最高出力 | 230PS/5,200rpm | |
最大トルク | 34.0kg/3,600rpm | |
パワーウエイトレシオ | 6.05g/PS | |
駆動形式 | FR | |
吸気形式 | TB | |
全長 | 4,535mm | |
全幅 | 1,725mm | |
全高 | 1,310mm | |
車両重量 | 1,365kg | |
重量バランス | 60対40 | |
トランスミッション | 5速 | |
登場 | グランツーリスモ4 グランツーリスモ5 グランツーリスモ6 | |
備考 | 時代の波を受けて、 庶民派スポーツは高級スポーツに転身 |
概要
世界で最も売れたスポーツカー、フェアレディZ。初代と2代目で世界累計100万台を販売した庶民派スポーツカーの3代目とあって、日産は3代目の開発に躍起になっていた。
この頃の景気は急激な円高で、輸出分野で日本経済は不利な状況にあった。Zは初代・2代目ともに日本よりは海外で売れた庶民車のため、このままでは3代目は失敗に終わると踏んだ日産。だったら開き直って初めから高額でよくね?という考えに至り、過去3代(フェアレディ2000含む)でどうしても成し遂げれなかった「欧州製名門スポーツカーを日本製スポーツカーでなぎ倒す。本格派ハイパフォーマンスカーを作ってやる。」という目標を掲げることになる。
当時の北米では直6エンジンは廉価な自動車のエンジンという印象が強かったため、ハイパフォーマンスカーとしての認知を得るにはV6エンジンの採用は必須であった。そのため、Z31のエンジンは、先代のL型から新世代V型6気筒エンジンに変更され、SOHCターボ2.0LのVG20ETと3.0LのVG30ETが搭載された。その結果、国内版は全グレードがV6ターボエンジン搭載車となり、日本国内のライバル関係にあった70スープラが廉価版に2.0L NAエンジンを採用したのとは対照的であった。
中でもVG30ETは当時としては大パワーで、70スープラに搭載される7M-GTEUが登場するまではトップクラスの出力を誇り、空力に優れたボディと相まって、欧州向けモデルでは最高速度が250km/hに届いた。
中でもVG30ETは当時としては大パワーで、70スープラに搭載される7M-GTEUが登場するまではトップクラスの出力を誇り、空力に優れたボディと相まって、欧州向けモデルでは最高速度が250km/hに届いた。
で、いざ発売してはみたのだが、海外では目論見通り高額化してもスマッシュヒットを叩き出すも、日本ではヒットとは言わず伸び悩んだ。やはり高額化したのがその原因ではあるが、全グレードV6というのが過去Zでは有り得ないことだったため顰蹙を買う。
ここで諦めないのが日産。元来フェアレディは直列エンジンだ――――ッ!というめんどくさいオタクのために直列エンジン仕様を用意。Z432以来となるDOHCの直6をこれまた新開発のセラミックターボチャージャーを装着して出陣。2L V6の簡易グレード「200ZX」とは別に、5MTオンリーの簡素なスポーツグレード「200ZR-I」と、5MT/4ATが選択可能でTバールーフを採用したサルーングレード「200ZR-II」を用意した。ここから日本でもようやくZ31は日の目をあびる。
ここで諦めないのが日産。元来フェアレディは直列エンジンだ――――ッ!という
1986年10月に後期型にMC。なんと、左右ドアとトランクハッチ以外全ての外装部品を新規設計し、3L V6モデルに日本初のブリスターフェンダーを装着した。逆に消えたのは2L V6の200ZX。直6の200ZR-Iが事実上の簡易モデルを担った。
解説
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登場シリーズ
グランツーリスモ4
グランツーリスモ5
グランツーリスモ6
1986年型300ZX(通称:ハチロク)
実は、1985年末~1986年9月までに生産されたZ31(所謂1986年モデル)は、何故か北米仕様のみ前期型でブリスターフェンダーを採用していた。何故こうなっているのかは日産側は一切回答しておらず、憶測の話が飛び交っている。
フェンダーが異型なのは北米日産50周年アニバーサリー仕様で、フロントブリスター、リアオーバーフェンダーとなっているのは日産広報からも紹介されている。だが、間違いなく86年の北米仕様のみ前後でブリスターが組まれており、現在世界中のZファンがその異型な姿に憧れているものの、球数が非常に少なくとても希少な年式となっている。
↑通常の前期と1986年型北米仕様との違い↑
よく見るとフェンダーがモッコリしてる
どの位希少かというと、日本のZファン(悪魔のZのモデルとなった真紅のS130Zを所有している方)が前期後期のZ31とは別に探しているものの、日本国内では見つかっておらず北米中古車サイトで良個体が出品されるのを粘っているほど。このため彼のZ専用ガレージにはずっとひとつだけ空き枠があり、いつでも迎えれる準備を行っている。
コメント
- ついてこれますか ここから -- (名無しさん) 2024-09-05 06:08:06
- S130とZ31だけ収録されてないの悲しい -- (名無しさん) 2024-09-05 17:42:56
(日産 フェアレディ Z 300ZX (Z31) '83/コメントログ)