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トヨタ pod

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トヨタ pod
Image Credit : IGCD.net
メーカー トヨタ
英名 Toyota pod
エンジン 1.5L 4 cylinder (1NZ-FE)
タイプ ロードカー
コンセプトカー
カテゴリー ----
PP(初期値) ----
総排気量 1500cc
最高出力 110ps/6000rpm
最大トルク 14.4kgfm/4000rpm
パワーウエイトレシオ 11.818kg/PS
駆動形式 FF
全長 3930mm
全幅 1800mm
全高 1860mm
車両重量 1300kg
重量バランス 60対40
トランスミッション 5速
最高速度 160km/h (フルノーマル時)
登場 グランツーリスモ コンセプト
グランツーリスモ4 プロローグ(没データ)
グランツーリスモ4(没データ)
備考 2001年に現れた早すぎるコンセプトカー。ソニーがホンダと手を組んだ今、彼は何を思う?

概要

トヨタとソニーが21世紀が始まったばかりの2001年の東京モーターショーにて発表及び展示していたPodは、「人とクルマの楽しい関係」をコンセプトに共同開発されたモデル。
AI(人工知能)を搭載しており、観音開きドア、ピカピカ光る車体とインパクトは絶大であったのだが、スマホはもちろん無くAIはまだまだ発展途上、さらにインターネットもようやく光ファイバー回線通信になったばかりであった2001年当時ではかなりのオーバーテクノロジー。
外見からも分かる通り、市販化を全く考慮していない構造だからこそ成せた業といえる。

グランツーリスモでは1作限りの登場ながら、その異形ぶりと独特なギミックは多くのプレイヤーの目に焼き付けられたことだろう。
それゆえこのクルマの復活収録を望む声も少なくないが、開発に携わったソニーはつい最近、トヨタのライバルであるホンダと手を組んで モビリティ開発を行っており 、残念ながら再録はほぼ望めない状況。
そもそも現存しているのかどうかすら怪しいが、2010年ごろまでは東京・お台場のMEGA WEBに展示されていた模様。しかし、その後は消息不明となってしまっている。


解説


トヨタが 2001年の東京モーターショー に送り込んだヤベー車。
ソニーが出したペットロボット『AIBO』と同じく、AIを搭載し、感情を表現したり成長するという。 PUI PUI モルカー や現代のコネクテッドカーの先祖といえるクルマ。色々今見ると先進的な装備が多い、20年前の時代のクルマとしてはだいぶオーバーテクノロジー気味なクルマでもある。

なんとハンドルやアクセル、ブレーキが一切なく、飛行機を操縦するようにジョイスティックのような棒一本で操作する。正気か?
「チョロQワークス」の移動時や「バトルフィールド4」の戦車に近いといえば伝わる人には伝わるだろう。トヨタ担当者いわく「慣れが必要ですね」とのこと。そうでしょうね。

「ミニpod」という持っていると何かに変身出来たり何かを進化させたりしそうなこの世のモノとは思えない不思議な形をした安っぽい子供向けの玩具のような専用キーがあり、このミニpodとpodは無線で通信を行っている。そしてオーナーが接近していることをpodが感知すると(厳密にはキーを感知している)車高を上げてドアを開き、ドライバーを出迎えてくれるのだ。実はPCにUSB経由で繋ぐことができ、自宅のPCで音楽を聴いたり、映像を観たりしている間、ミニpodは裏側で曲名や映画の題名を記憶している。さらにインターネットの検索ワードも覚えることができ、オーナーの嗜好を完全に把握するという。
現代のテスラ モデル S Signature Performance '12(未作成)や、中国のデジタル監視よりもだいぶ先にやっている。凄いけど、怖ッ。

センターコンソールにある7インチのメインディスプレイはタッチパネルでワイドなVGA(640×480)解像度。2001年といえば、まだまだ4:3の映像が主流。しかもニンテンドーDSやスマホが生まれるだいぶ前であり、世の人達には「タッチパネル?何それおいしいの?」状態だった。この辺を考慮すると極めて画期的で、スティーブ・ジョブズもイーロン・マスクもビックリだろう。この時のソニーは世界の天才たちよりもだいぶ先走っていた事が分かる。

このディスプレイだが、ドライバーのテクニックを評価し、初級~上級で判定する。例えば,急発進・急加速を繰り返し「カックンブレーキ」を連発した場合は「初級」。反対にスムーズな運転を心がけた場合には拍手のアイコンが表示され上級者だと認められる。

さらに運転手だけでなく、同乗者ともコミュニケーションが図れるように各席に備え付けられている液晶ディスプレイにも初級の場合は泣き顔のアイコンが、上級の場合には喜んだ顔のアイコンが表示される仕組みになっている。煽り運転が社会問題となっている今こそ、必要な装置かもしれない。

と、ジョイスティック型の操作は流石に受け継がれなかったとはいえど、その後のクルマとネットのリンク機能やタッチパネル式のディスプレイ、さらにドライバーの運転テクニック評価を行ったりする機能などは現代のクルマやその後のコンセプトカーにも引き継がれている技術であり、それを21世紀が始まったばかりの約20年以上の時代に実現していたのである。恐らく現代に改めてそのまま出しても十分通用すると思う程だろう。さらに言えばスマホでタッチパネル式の操作が浸透していたり、マナーの悪いドライバーによる煽り運転の問題への定義と、まるで今のクルマ社会やネット環境を予言していたように見える。まるで『ジョン・タイター』のようなクルマである。そんなクルマが今、現存しているかどうかは怪しいが………。

登場シリーズ


グランツーリスモ コンセプト




同作のCMにもマスコット役的な存在としても登場し、さらに専用のレースイベント「Podレース」もある。グランツーリスモの定義をも少しブレさせるような異色のレースなので必見。
なお、一時停止を無視すると 1位だろうがゴール目前だろうが問答無用で失格になる

グランツーリスモ4 プロローグ

没データとして登場。「コンセプト」とは打って変わり、感情を失っている。まるで今のPod君の状況を示唆しているようでこちらも複雑な気持ちになってしまう。感情を失ったPod君はまるでくるおしく、身をよじるように走るという。あの愛らしかったPod君は何処へ……。

グランツーリスモ4

長らく削除されたと考えられてきたが、グランツーリスモのModを制作しているうどん01氏によってデータが存在していたという事実が明らかになる。

ただしスペックや価格がまともに設定されておらず、モデルデータもまったく存在しないという有様。全長50144mmってなんだよ(哲学)。無理やりゲーム内に登場させても走行させることさえできない。

没データでナレーションも入っている。
過去作にナレーションは存在しないのでもしかするとGT4でも収録するつもりだったのかもしれない。

コメント

  • リバリー編集で各々モルカーみたいな個性出せて面白そうなんだけど、この手のコンセプトカーは展示が終わったら即廃棄なことも多いからなぁ… 下手したらGT4が出た時点でもう現存してなさそう -- (名無しさん) 2023-09-14 14:21:31
  • 二度とGTで見れない言葉「 お す わ り し ま し た 」 -- (名無しさん) 2023-09-14 21:00:45
  • 少なくともGT5の出た2010年ごろまでは存在していた模様。メガウェブで展示されていたとの目撃情報あり。がそれ以降の目撃情報が無い.... -- (名無しさん) 2023-09-19 22:54:35
  • コンセプトで装着しているタイヤは、断面幅215mm 扁平率40% リム径17inchだそうな。(調査協力うどん01 氏) -- (名無しさん) 2023-10-12 23:37:28
  • GT7に収録しないかな -- (名無しさん) 2023-10-31 19:05:36
  • 現存してなかったら再び製造してもらうまでよ。動力源はBEVかG16E-GTSでよろしく -- (名無しさん) 2024-05-30 17:52:55
  • GT4が出た時点ではメガウェブにこの車が展示されていた。このころは自動運転の車でメガウェブ内コースを1周するアトラクション(?)があって、展示されているこの車の前を通るようになっていた。どうでもいいけどGTスープラでFISCO2005GTを1周するGT4のシミュレーターもあった -- (名無しさん) 2024-07-29 20:59:05
  • あったなぁメガウェブの周回路…車1台分の幅しかなくて外出たり入ったりする最後の方あまり使われてなかったやつ。あれのコース付近に展示あったんだ… -- (名無しさん) 2024-07-29 22:20:17
  • レバーによる操作も、その後の電動車いすの開発に貢献してたりして? -- (名無しさん) 2025-03-21 10:46:29
  • 子供の頃に父がプレイしてたのを見た記憶がうっすらとあって、でも名前も思い出せなかったし検索のしようもなかったけどこれで夢とか勘違いじゃなかったんだな…尻尾振ってるみたいで可愛いって子供ながらに思ってたわ。 -- (名無しさん) 2025-03-22 06:45:06
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