三菱 ランサーエボリューション X GSR P.P. '07 | ||
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メーカー | 三菱 | |
---|---|---|
英名 | Mitsubishi Lancer Evolution X GSR Premium Package '07 | |
年式 | 2007 | |
エンジン | 4B11T | |
タイプ | ノーマルカー | |
カテゴリー | N300 | |
PP(初期値) | 463 | |
総排気量 | 1,998cc | |
最高出力 | 280PS/6,500rpm | |
最大トルク | 43.0kgfm/3,500rpm | |
パワーウェイトレシオ | 4.79kg/PS | |
駆動形式 | 4WD | |
吸気形式 | TB | |
全長 | 4,495mm | |
全幅 | 1,810mm | |
全高 | 1,480mm | |
車両重量 | 1,540kg | |
重量バランス | 59対41 | |
トランスミッション | 6速 | |
ダート走行 | 可能 | |
登場 | グランツーリスモ5 プロローグ グランツーリスモ5 グランツーリスモ6 | |
備考 | 最初で最後となった第4世代のランエボ |
概要
2007年10月に発表され「ギャランフォルティス」(国外でいう7代目ランサー)をベースにした第4世代となるランエボ。というか、第4世代は現在この「X」1台のみとなっている。
(ベースとなったギャランフォルティス)

型式名はCBA-CZ4A型で、通称「エボX」。先代から顔つきも大きく変わり、新たに三菱のアイデンティティとなった「ジェットファイターグリル」を備えている。とある人気ゲームでは
この車とフロントが酷似した車
が猛威を振っていた時期があり、そちらをプレイしていた方なら良くも悪くも印象に残っているのではないだろうか。
ランエボは初代から限定販売を通してきたが、本モデルはランエボ初のカタログモデルとなった。
ランエボは初代から限定販売を通してきたが、本モデルはランエボ初のカタログモデルとなった。
搭載ユニットも伝統の4G63から、アルミブロック製2Lターボの「4B11」にへと刷新。最高出力は280PSと変わらないが、エンジン単体の軽量化がなされている。(翌2008年のマイナーチェンジで最高出力は300PSに改められた。)
ベース車両が3ナンバーとなった事もあり全幅は1800mmを超えるが、逆に全長はベース車両と比較して全長を75mm短くして前後のオーバーハングを切り詰め、旋回能力を高めている。
ベース車両が3ナンバーとなった事もあり全幅は1800mmを超えるが、逆に全長はベース車両と比較して全長を75mm短くして前後のオーバーハングを切り詰め、旋回能力を高めている。
機構的な進化としては、新開発の車両運動統合制御システム「S-AWC」を搭載し、ACD、AYC、ASC、スポーツABSを統合制御することで車体の安定性を高めるとともに、ランエボとしては初となる2ペダルMT(DCT)となるTC-SST(6速)が採用された。
従来の3ペダルMTも5速MTが用意されるが、VIIIから続いた6速MTは廃止された。尚、TC-SSTは法律上ではAT車とみなされる為、AT車限定免許でも運転が可能である。
従来の3ペダルMTも5速MTが用意されるが、VIIIから続いた6速MTは廃止された。尚、TC-SSTは法律上ではAT車とみなされる為、AT車限定免許でも運転が可能である。
ランエボXは商品展開上、多くのグレードを用意したことでも知られるが、本車は"いわゆる全部入り"とされる「Premium Package」と称されるグレードで、専用オプションのBBS製ホイールも装備しており、外観上はファイナルエディションと酷似している。
先代から様々な部分が変わり進化を果たした本車だが、100kg程増量してしまった車重もあってか、モータースポーツにおいてはデビュー後もしばらくの間は「Ⅸ」の方が成績を残していた。
現在は「X」も成熟し、そのような事も少なくなってはいるが、それでも「IX」の人気は未だ根強いものがある。
現在は「X」も成熟し、そのような事も少なくなってはいるが、それでも「IX」の人気は未だ根強いものがある。
時代の変化により、環境に配慮するクルマばかりが注目される今、販売数の落ち込みが著しくなっていき、国内では2013年度販売数で621台まで減少。
加えて社内事情もあり「X」は進化を許されず、「RS」は2014年9月、SST装着モデルも2014年末にモデルが廃止。
そして2015年4月10日、正式な生産終了と"最後のランエボ"という意味を込めFINAL EDITIONが同年8月に1000台限定で発売されることが合わせて発表され、即完売。こうしてランエボは23年の歴史に幕を下ろす事となった。
加えて社内事情もあり「X」は進化を許されず、「RS」は2014年9月、SST装着モデルも2014年末にモデルが廃止。
そして2015年4月10日、正式な生産終了と"最後のランエボ"という意味を込めFINAL EDITIONが同年8月に1000台限定で発売されることが合わせて発表され、即完売。こうしてランエボは23年の歴史に幕を下ろす事となった。
ゲーム内解説
ラリーから逃れプレミアスポーツへ進化した10番目のランエボ
第4世代のランエボはすでに2005年、東京モーターショーでconcept-xというコンセプトカーによって予告されていた。これまでのメーカー製チューニングカーから脱却し、BMWのⅯシリーズやアウディのSシリーズのようなプレミアスポーツをターゲットとしている。
ここまで第3世代、トータル12タイプからの大きな変更は、エンジンが伝統の4G63から、新世代の4B11となったことだ。オールアルミ、後方排気など、ハイパワーターボとするには厳しい構成だが、それを三菱のエンジニアが克服している。
トランスミッションには5速MTの他に、TC-SSTと呼ぶ6速DCTが与えられた。ステアリング奥のパドルによって、素早い変速が可能だ。その基本ユニットはゲドラグ製で、耐久性やコンディションの変化を抑えた慎重なチューニングが与えられている。
4WDシステムは、S-AWC(スーパー・オール・ホイール・コントロール)へと進化。これまでのACD(アクティブ・センター・デフ)+スーパーAYC(アクティブ・ヨー・コントロール)に、ABSの制御までも統合させたもの。ABSが参加することで、より効果的な駆動力配分が可能になっている。それによってACD+スーパーAYCの制御はシンプルなものへとブラッシュアップされ、リニアなコントロール性を得ている。
プレミア性を重視したこともあり、インテリアの質感や乗り心地、静粛性は大きくレベルアップ。重かった操作系も一般的なレベルに近くなっている。最上級モデルとなるGSRプレミアムは、フロントグリルへクロームメッキが与えられ、BBSホイールやレカロシートも標準装備されている。
登場シリーズ
グランツーリスモ5 プロローグ
Cr.4,240,000で購入。
グランツーリスモ5
Cr.4,240,000で購入。
グランツーリスモ6
Cr.4,240,000で購入。