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日産 スカイライン GT-R V・spec (R33) '97

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日産 スカイライン GT-R V・spec (R33) '97
Image Credit : Emula / Gran Turismo Archive
メーカー 日産
英名 Nissan SKYLINE GT-R V • spec (R33) '97
年式 1997
エンジン RB26DETT
タイプ ロードカー
カテゴリー N300
PP(初期値) 504.82
総排気量 2,568cc
最高出力 324PS/6,800rpm
最大トルク 43.5kgfm/4,400rpm
パワーウエイトレシオ 4.73kg/PS
駆動形式 4WD
吸気形式 TB
全長 4,675mm
全幅 1,780mm
全高 1,360mm
車両重量 1540kg
重量バランス 57対42
トランスミッション 5速
最高速度 290Km/h (フルノーマル/フルチューン時) (知らない場合は抜かしてよい)
登場 グランツーリスモ
グランツーリスモ2
グランツーリスモ3:A-Spec
グランツーリスモ コンセプト
グランツーリスモ4
グランツーリスモ(PSP)
グランツーリスモ5
グランツーリスモ6
グランツーリスモSPORT
グランツーリスモ7
備考 豚の餌ァ!実はイギリスに正規輸出されていたりする。
ストラットタワーは消耗品。

概要

数々の伝説を残したR32の後継となる4代目GT-Rで通称「R33」(または「33R」)。
「マイナス21秒のロマン」というキャッチコピー通り、ニュルブルクリンク北コースで先代のラップタイムを21秒上回る7分59秒を記録し、相変わらず高い潜在能力を持っている。



R33のCMの数々。このように結構プロモーションにも力を入れているのが分かるのだが……。


居住性の改善を求めて、通常モデルが大型化した為、GT-Rも先代に比べて大型化。安定性の強化などメリットももたらしたがマイナスポイントとして挙げられることが多く、キッズと頭文字Dで登場した千尋のお父さん…星野好造からは「失敗作」と各印を押されがち。また、下の動画のベスモの企画の中で起きた土屋圭市のマイカー事件でそんな印象が生まれてしまったとか。


「わらわせるぜ 何も見えてないくせに」
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しかし、『湾岸ミッドナイト』で黒木隆之がこのようにR33を評価していたように、決して悪い点ばかりではない。駆動システムや車体剛性の強化などによりR32よりも戦闘力を向上させていることや、ル・マンに出場を果たしたこと、ニスモによるコンプリートカー400Rの存在など評価するべき点も多い。(黒木と星野でR33に対する印象が違うのは、2人が走らせるステージが異なっており、黒木は超高速で走る湾岸線、星野は曲がりくねった峠であるという違いによるものだと考えられる。GT−Rのそもそもの直線番長というキャラクターがR33ではさらに強調しているという事だろう。この為か、湾岸ミッドナイトにおいてはメジャーな存在なのに対し、しげの作品ではゲーム作品や続編「MFゴースト」含め、R32以降のGT-Rの中では唯一登場していない。啓介のセリフを見るに単に作者が嫌いなだけ説もあるが。)


スカイラインを開発した一任者である水野和敏氏もホイールベースが長くなった分、高速道路での長距離ドライブではR32型よりも安定性していて走りやすいとのこと。実際、大人4人乗ってのドライブではこちらのほうが快適である。また、先の動画で広報車と比較して激怒した土屋も、車自体の素性はR32比で評価しているため、余計な風評被害を自ら与える結果となってしまった。


オーテックがスカイライン生誕40周年記念限定で約400台のみ生産したR33GT−Rの4ドア仕様も、R32型よりも長くなったホイールベースだからこそ生み出せた物である。

かつては第二世代スカイラインGT–Rの中でも中古価額は最も安かったイメージも強かったが、今現在はR32・R34型と同様、実車の値段が高騰傾向で上がっており、程度が良い物なら1000万円超えもザラ。新車時から絶大な人気のあったR32型よりも不人気だったR33型は生産台数もR32型の3分の1で少なく、さらにアメリカの25年ルールの対象にもなってきたため平均価額もR32より高騰している。

上述の通り、漫画「湾岸ミッドナイト」においてはチューナー・FLAT RACING代表「黒木隆之」の愛車として登場する他、SPEED FACTORY RGOの「山中」が自身が製作したデモカーを、R200CLUBのメンバー達の搭乗車種として多数登場し活躍している。そして中里なんか目じゃないくらいクラッシュする。
中でも黒木はR33のポテンシャルや性能、理に適った設計思想などを沢山語っており、R33ファンは必見。

近年ネオ・クラシックブーム、ワイスピ人気も重なってか、2023年公開の映画「トランスフォーマー/ビースト覚醒」に登場する、ナイトバードのビークルモードとしても出演している。かつての不遇・不人気というイメージも覆りつつあるのかも?
映画と言えば2010年に公開された吉田修一の同名小説を原作とする作品「悪人」でも、殺人事件の犯人として世間を騒がせている主人公、裕一が乗る車としてこの車が登場。
それについてのセリフなどの補足や言及とかは無いものの、恐らく裕一が出会い系サイトを通じて知り合って愛し合う光代に出会うまで、彼が唯一愛情を抱ける存在であり、劇中でも印象的に映し出されており、現実のR33の不遇な扱いを知れば、彼の鬱屈や怒りを表現する舞台装置としても機能している事が分かるだろう。
アクション要素こそは無いが、ぜひR33ファンなら見てほしい映画である。
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解説

1993年8月にスカイライン自体は9代目のR33型に世代交代したが、GT-Rだけは94年11月迄BNR32の生産が続けられていた為、BCNR33型へバトンタッチしたのは翌95年の1月であった。
先代のBNR32型が歴史的な名車となっていた事もあり、BCNR33型へ交代した当時の世間の疑問は「R32を超えられるのか?」というものであったが、日産はその疑問に対して具体的な数値で答えた(ニュルブルクリンクでBNR32型が持っていたラップタイムを縮めたことでも有名な当時のCMのキャッチコピーでもあった"マイナス21秒ロマン")

BCNR33型は「究極のドライビングプレジャー」をコンセプトに、名機RB26DETTを改良(正確には先代のBNR32型より車重が増えた為の高出力化)。具体的にはブースト圧の向上や、制御用ECUの改良(従来の8ビットから16ビット化)、バルブタイミングや給排気系、圧縮比、フリクションロスの見直し等の改良によりトルクやレスポンスを向上させ、高速域での絶対性能も高まった。足回りは先代型のVスペックにのみ設定されていたブレンボ製キャリパーを全車標準装備。Vスペック系にはアクティブLSDを採用し、ATTESA E-TSはATTESA E-TS PROへと進化した(同システムは後継のBNR34でもVスペック系に標準装備されている)が、Vスペック以外のモデルには前後トルク配分がよりFRに近い特性になった(旋回性と車両コントロール性が向上した改良型の)ATTESA E-TSを搭載。車体のサイズもBNR32より全体的にワイド化(全長+130mm、ホイールベース+105mm)、(前後にタワーバーを追加するなどの)ボディ補強により剛性もアップしているが、ボンネットやフロントフェンダーをアルミ製にするなどの軽量化も行っている。

また、バッテリが従来のエンジンルーム内からトランク内に移設されていたりと各部も運動性能向上の為の変更がされている。内装面ではセンターの3連メータ等のBNR32型から受け継いだものもあるが、タコメータにGT-Rのロゴが付き、ハイビームのインジケータが下部から上部へと変更。またステアリングにも違いがあり、前期型はK11マーチ等の当時の標準的な日産車の4本スポークだったのだが、不評を買ったため、中期以降はスポーティなタイプへと変更されている(中期以降の4本スポークは同年代に生産されていた180SXと同じタイプ)。

また、100台限定で大英帝国向けの正規輸出を行っていた(尚、後継となるBNR34型は、現地仕様に仕立て直した上で輸出されていた)。96年にはル・マン24時間レースの参戦記念として特別仕様のLMリミテッドを期間限定で販売(標準仕様とVスペックに設定されていた)。カーボン製の角度調節機能付きセンターウィングとフードトップモールを標準装備。ボディカラーは専用色としてチャンピオンブルーが設定されていた

本当はもっと小柄になるはずだった…?

大きくなったボディサイズで何かと話題に上がる同車だが、実は開発終盤まで2ドアと4ドアはそれぞれ別のシャーシで開発されており、そのまま登場していればGT-Rはもう少し小柄な車体であったとされている。だが、開発終盤に差し掛かった頃の日産の経営は猫の幻影が見える程火の車であり、タダでさえコケまくってる新型車(営業マンは1台売っただけでハワイ旅行に行けるとまでされたレパードJフェリーとか)が多い中、高々1車種にそこまでの金を突っ込んでいる余裕はなかった。その為、どちらかのシャシーに統合する事を迫られ、止むを得ず4ドアに統合した結果大柄になってしまったという過去を持っている。

余談だが、『R33はローレルとシャシーを共有した為に大きくなった』等と言われているが、実際はC130(ブタケツ、ガメラ)、C110(ケンメリ)の代からC35、R34まで両車両は全てシャシーを共有化している為、この表現は誤りである。
こっちは32Rが「BNR」だったのに対し、33Rが「BCNR」と型式番号にローレル系の「C」が生えてきた事からそういう噂が出てきたのだが、32RのNは「HICAS+ATTESA ET-S」装備で、このうちの片方のみが付いたモデルが存在しなかったのだが、33RではCが「HICAS」、Nが「ATTESA ET-S」装備の意味になっている(両者共通のBはRB26)。
標準の2WDモデル(いわゆるGTS25t、型式はECR33、EがRB25)はHICASのみ装備だったため、型式を分ける必要が出てきたのでCという単語が出てきたのである。

登場シリーズ

グランツーリスモ

NISSANディーラー内のNEW CARにて購入可能。
価格はCr.5,390,000
なお、購入すると320psになる。

グランツーリスモ2

EAST CITYのNISSANディーラー内、USED CARにて購入可能。
なお、購入すると314psになる。

グランツーリスモ3: A-Spec


グランツーリスモ コンセプト


グランツーリスモ4

中古車 90年代後半で購入可能。

グランツーリスモ(PSP)

Cr.5,390,000で購入可能。

グランツーリスモ5


グランツーリスモ6

Cr.5,390,000で購入可能。

グランツーリスモSPORT

Cr.5,400,000で購入可能。

グランツーリスモ7

中古車ディーラーでCr.15,430,000(走行距離95,285Km)で購入。価格は状態により多少前後するが、スカイラインGT-Rの中では安い方。それでも現実の第二世代スカイラインGT−Rの高騰の影響をじわじわと受けており1500万という値段になっている。こちらもいずれ手が届き辛い存在になるだろう。
カフェのコレクション「日産GT-R」の収集対象で、ドラゴントレイルの日産 GT-Rカップの報酬としても貰える。
2023年2月のアプデでエンジンスワップ可能に。なんとドナー先はグループCカーである日産 R92CP '92のVRH35Zエンジン。同じグループCカーのエンジンを載せられるRX−7やRX−8と違って四輪駆動なのでパワーは活かせるだろうが、パワーに反して車体が付いていかない事が予想される。ガッチリ補強してセッティングを煮詰めていきたいところだ。

コメント

  • ↑まぁグランツも昔は表記詐欺とかあったから… -- (名無しさん) 2023-08-12 17:22:10
  • nismoエアロやLM仕様等魅力的なボディキットを組んだバリエーションが収録されている車。 -- (名無しさん) 2023-11-11 14:57:08
  • きっちり撃墜しますヨ -- (名無しさん) 2023-12-14 22:35:37
  • とてつもないパワーだ! -- (名無しさん) 2024-02-09 18:16:29
  • 初代グランツーリスモじゃ最新のクルマだったこれも25年落ち -- (名無しさん) 2024-05-18 11:10:56
  • コメの仕方これでイイんかな? -- (初心者) 2025-01-26 18:25:11
  • うまく行ってるよし -- (名無しさん) 2025-01-26 18:26:10
  • やっぱ33が最高なんよ -- (名無しさん) 2025-02-17 23:02:38
  • タイトーのアーケードゲーム「デンジャラスカーブス」では、R33にそっくりなクルマが登場している。 -- (名無しさん) 2025-03-23 16:59:14
  • 頭文字Dのせいで不人気だと言われるけど、素性が良かったから当時のチューナー達には結構人気だったとか。ビデオオプションとか観ると結構R33出てくるんだよね。 -- (名無しさん) 2025-04-13 16:35:28
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