グランツーリスモWiki

マツダ RX-7 スピリットR タイプA (FD) '02

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集

マツダ RX-7 スピリットR タイプA (FD) '02
Image Credit : Emula / Gran Turismo Archive
メーカー マツダ
英名 Mazda RX-7 Spirit R Type A (FD) '02
年式 2002
エンジン 13B-REW
タイプ ロードカー
カテゴリー N300
PP(初期値) 516.40
総排気量 654×2cc
最高出力 297PS/6,500rpm
最大トルク 33.9kgfm/4500rpm
パワーウエイトレシオ 4.28kg/PS
駆動形式 FR
吸気形式 TB
全長 4285mm
全幅 1760mm
全高 1230mm
車両重量 1270kg
重量バランス XX対XX
トランスミッション 5速
最高速度 450Km/h (フルチューン時) (知らない場合は抜かしてよい)
登場 グランツーリスモ コンセプト
グランツーリスモ4 プロローグ
グランツーリスモ4
グランツーリスモ5 プロローグ
グランツーリスモ(PSP)
グランツーリスモ5
グランツーリスモ6
グランツーリスモSPORT
グランツーリスモ7
備考 知らない人はいない?孤高のロータリースポーツの最終型
ダッシュボードは消耗品

概要


「頭文字D」「ワイルドスピード」「名探偵コナン」など、様々なフィクション作品にも登場している、1991年から10年以上にわたって発売された言わずと知れたマツダのロータリースポーツカー。
しかし頭文字Dの続編漫画である「MFゴースト」では、MFGのファンの一人が正確に名前を思い出せない程、昔の存在となっている。
最終型でも14年も経てばそりゃ知らない世代の人には忘れ去られるよねという気もしなくはない……が、現実では現代に於いてもリバティーウォークとかのチューニングカーや、トミカのミニカーとかでもしょっちゅう出ており、もはや世代を超えた存在と化しているのだが……、いつかそういう時が来てしまうのだろうか?ジェネレーションギャップは本当に恐ろしい。

重量バランスが良く、運動性能が非常に高いため、デビュー当時からNSXスカイラインGT-Rとよく張り合っていたが、残念ながら他の国産スポーツカー達と共に排ガス規定には勝てず2002年に生産終了を発表。同年4月に1500台限定で発売されたのがこの最終特別限定モデル「スピリットR」だ。

生産終了から20年が経過した現在でもその戦闘力は一級品で、ドリフト競技やサーキットのタイムアタックなどで優秀な成績を収めている。
GT7ではR34と同じく大幅な高騰が目立つ1台で、なんと破格のCr.25,000,000になってしまった。ただ実車も中古で極上のコンディションで1000万以上もする事もあるんだし、しかもその最終特別限定モデルでプレミアムな物だからこういう値になっちゃうのは致し方ないか…。

解説

3代目RX-7となる FD3S がデビューしたのは1991年12月。先代モデルまでのサバンナというサブネームが消え、アンフィニRX-7が正式名称となった。(尚、マツダの販売体系が変わったのが本車種の販売中という事もあり1996年にマイナーチェンジした4型の途中からマツダRX-7へ変更された為、同じ4型であっても96年12月以前がアンフィニ、97年1月以降がマツダという、同じ車両なのに正式名称の一部が変わるというややこしいことになっている)
トレッド拡大やワイドタイヤ装着のため、FD3Sでは全幅を大幅に広げたが、ボンネット、スペアホイール、ジャッキ、前後ダブルウィッシュボーンの足まわりはすべてアルミ製とし、車重1200kg台という奇跡のような軽量ボディとなった。

搭載エンジンはFCと同じ13Bターボだが、タービンはFCで採用されていたツインスクロールではなくユーノスコスモに採用されていたシーケンシャルツインを採用。1型では先代型からパワーとトルクも上がった255PS/30.0kgfmに強化され、最軽量のタイプSのパワーウェイトレシオは歴代RX-7の中でも驚異の4.90 kg/PSというとんでもないポテンシャルを"純正"状態で既に身に付けでいたのである。
また、FDの歴史=進化の軌跡の連続でもあり。ボディ剛性にECU、更にはABSの仕様さえも年ごとにバージョンアップを実施。91年に1型から始まったボディは2000年の時点で6型まで進化していた(2型でボディ剛性強化とそれに伴う足回りの見直し、4型ではエンジン制御用ECUが8ビットから16ビットへ強化され、吸気系の改善により265PSへパワーアップ、5型では280PSにアップし、それに伴うボディ剛性の大幅な強化や足回りの見直し、そして最終形態である6型ではABS制御が8ビットから16ビットへ進化し、従来の足回りのセッティングの見直しだけでなく冷却系やタービンの仕様変更と言った改善が施され、6型のタイプRでパワーウェイトレシオ4.49へと進化。そこまではまだいいが、上記の足回りのセッティングの見直しを繰り返した結果、動力性能までスーパーカー並に。凄いぜマツダ。)
ただこの280PS仕様、タービンのコンプレッサー側を小径化してレスポンスを上げた上でブーストを上げて280PSを達成しているため、ブーストアップすることが前提であれば4型や5型RBの265PSユニット用のターボの方が許容馬力的には高いし、上まで綺麗にパワーが出る。280PS仕様は逆に上が詰まる傾向があるらしい。
この進化の中で量産モデルや限定モデル自体も進化を遂げており、先ずは1993年の限定モデルとして発売されたタイプRZが国産車初の40/45扁平のロープロタイヤを装着。そしてモデル末期の2001年に発売されたタイプR バサーストRは純正で車高調を装備しているという豪華な仕様である。

だが、世間は非情なものである。名車と言われたRX-7でさえ21世紀の環境規制には勝つことは叶わず、2002年8月の実質的なファイナルエディションであるSpirit Rを最後に初代SA型から続いたシリーズ累計24年に及ぶ生産を終えたのである。しかし、それでも今なお人気は衰えず、『頭文字D』の高橋啓介、『ワイルド・スピード』のハン、そして『名探偵コナン』の安室透など大人気作品の登場人物たちの愛車として登場することも多い名車でもある。

登場シリーズ


グランツーリスモ コンセプト


グランツーリスモ4 プロローグ


グランツーリスモ4

Cr.3,980,000で購入。

グランツーリスモ5 プロローグ


グランツーリスモ(PSP)

Cr.4,000,000で購入可能。

グランツーリスモ5

Cr.4,000,000で購入。

グランツーリスモ6

Cr.4,000,000で購入。

グランツーリスモSPORT

Cr.4,000,000で購入。

グランツーリスモ7

Cr.25,000,000で購入。
なんと欧州の高級スポーツカー並みに大幅に値上げされ、RE雨宮チューンドカーよりも高い値段に。
ドリフト用の改造車にすることさえ躊躇わざるを得ないが……しかし、金さえあれば中も外もガッツリ弄り倒せる上に、さらに787Bのエンジンをスワップして夢の4ローター化も可能でそこから弄ると1000馬力近いモンスターへと変貌する。ロータリー好きでなくともやらない訳にはいかないだろう。

787BのエンジンをスワップしたRX−7でGr.1のマシンと戦わせてみても良いが、やはりコーナリングではLMP1系のマシン相手では叶わなかったり、パワーがボディに勝ってしまいアンダーが出やすかったり、低速でのアクセルワークがシビアだったりとちょっとキツイ点もあるが、直線は得意分野。直線の長いコースならば300どころか400km/hトライも出来てしまう。エンジンスワップの可能性の魅力を味わえる一台である。
余談だが、現実でも787Bと同様に4ローター化させてチューンしたRX−7も見かける事もあるし、中にはリバティーウォークのように4ロータリーエンジンをS15シルビアやR35GT−Rに載せてしまう猛者も存在する。

怪奇!溶けるダッシュボード

新車で登場してからの有名な話だが、FDのダッシュボードは溶ける。誇張表現じゃないよ!ほんとに溶ける。

その原因は、当時のマツダの粗悪なプラ素材。そしてFD3S特有というものである。
エアバッグが義務化されるやされないやの話が持ち上がってた頃のお話。ホンダがタカタにエアバッグを製造依頼して以降、ホンダはあらかじめダッシュボードにエアバッグを仕込む準備をしていたため品質と値段を落とさずに、ダッシュボードにエアバッグを仕込むことが出来た。
だが、他のメーカーはそうでもいかず、割り切って付ける車付けない車を区分化したり、急に決まったことだからプラ素材をケチって値段を下げて今まで通りの価格で押し通したりと散々なことになっていた。勿論これはマツダも然り。マツダはこの時ふたつの素材のダッシュボードを作っていた。

1.クソ硬い硬材のダッシュボード
2.引くほど柔らかい軟材のダッシュボード

で、結局FDが採用したダッシュボードは2の方。これが後にマツダが頑なに認めないリコール事案となっていく。

次に、何故FD特有なのか という話だが…。FDのフロントデザインはAピラーを極力細くしているため凄く視界が広い。つまりそれだけガラスの面積も広い。
挙句、これはハチマキ等を貼り付けるとよく分かるが中央が若干窪んでいる。サイドから見てもあんまり分からないが、カーフィルムやハチマキがなんか歪んで見えるがこれが正解。ほんとに窪んでいる。
この結果、お外に放り出すとかなり熱を吸収しやすく、車内が高橋啓介の如くとてもホットになりやすい車だった。

ここで先程の素材の話に戻る。
加工が容易な軟材のダッシュボードに長時間の太陽光を浴びせる。しかもよりによって直射より酷い硝子屈折の太陽光。
これすなわち「溶ける条件が揃っている。」という事。
実際当時FD乗りの中には何度もマツダでダッシュボード交換を行ったものも多い。高温に晒され、熱で溶けてダッシュボードが変形してしまうのは持病だった。
が、マツダは頑なにこれを認めず。悪いのはオーナーの保管環境だと一点張りで生産終了を迎えた。
このためか、一部ロータリーチューナーはFDのダッシュボードを型にオリジナルのダッシュボードを売るショップも現れ、中には大金を稼いだショップも多い。

今憧れからFDを探す中高生のみんなへ。ロータリーはエンジンも注意だけどFD買うならダッシュボードもちゃんと見とこう!買ったFDがおにぎりの調子が良いのにダッシュボードがネチョネチョするって話はよく聞く話だから、自分の車がネチョネチョする事態が嫌なら注意しよう。買う時は良質な中古屋ディーラーで、よく考えて購入する事を強くお勧めする。
あと、無事に手にした時も注意してほしいのが車両火災のリスクだ。
2024年、FD型RX−7の車両火災のニュースが相次いでいる。詳しくは上の動画を見て欲しいが、せっかく手にした夢のロータリーロケットを守るためにも手に入れた後のケアとセキュリティにも気を配って欲しい。この火災たちの原因とされているのが燃料周りの配管の劣化だという。まだ新品パーツも出るので、今後の為にも一度確認しておくのも手かもしれない。

コメント

  • 中高生ならヌチョヌチョもいいんじゃないか(偏見) -- (名無しさん) 2022-06-30 20:05:09
  • それよりも最近ニュースでRX−7の盗難が相次いでいるので持ってる人、これから所有しようとしている人は防犯対策はきっちりしておきましょう。 -- (名無しさん) 2022-06-30 21:07:59
  • ちなみにダッシュボードの奴は同時期のアクセラでも起きてたりするからこの時期のマツダ車なら要警戒案件ではある -- (名無しさん) 2023-01-13 22:03:14
  • 超高回転引けたからルマン30分に投入して遊んでるけど、素晴らしい運動性だわ -- (名無しさん) 2023-05-15 19:57:17
  • FCもそうだったけどこの時代のマツダ車のプラはよく割れたり溶けたりしますよね… -- (名無しさん) 2023-06-17 23:22:45
  • SPORTのときからなんだけど、チタニウムグレーの色合いがやたらと青っぽいのが気になって仕方ない。俺だけかな? -- (名無しさん) 2024-03-14 18:29:37
  • スピリットRじゃだめなんだ…アンフィニを、アンフィニのFDを返してくれ!!! -- (名無しさん) 2024-06-21 22:06:52
  • ↑リークリストにもあったし、そろそろ欲しいよね。頭文字D関係無しに、前期が好きなんじゃ -- (名無しさん) 2024-09-22 20:48:56
名前:
コメント:

すべてのコメントを見る

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
記事メニュー
ウィキ募集バナー