メルセデス・ベンツ CLK 55 AMG '00 | ||
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メーカー | メルセデス・ベンツ | |
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英名 | Mercedes-Benz CLK55 AMG '00 | |
年式 | 2000 | |
エンジン | M113 55 V8 SOHC | |
タイプ | ロードカー 2ドアスポーツクーぺ | |
カテゴリー | --- | |
PP(初期値) | --- | |
総排気量 | 5,439cc | |
最高出力 | 352PS/5,500rpm | |
最大トルク | 52kgfm/3,000-4,300rpm | |
パワーウェイトレシオ | 4.47kg/PS | |
駆動形式 | FR | |
吸気形式 | NA | |
全長 | 4,567mm | |
全幅 | 1,722mm | |
全高 | 1,371mm | |
車両重量 | 1,570kg | |
重量バランス | XX対XX | |
トランスミッション | 5速 | |
ダート走行 | 可能か不可能のいずれか | |
登場 | グランツーリスモ3:A-spec グランツーリスモ4 グランツーリスモ(PSP) グランツーリスモ5 グランツーリスモ6 | |
備考 | 高級感とハイパフォーマンスを両立させたドイツの「羊の皮を被った狼」 |
概要
メルセデス・ベンツ CLK 55 AMG '00は、C208型CLKクラスの中で最も高性能なバリエーションとして位置づけられるAMGモデルである。CLKクラス自体は1997年に登場した2ドアクーペであり、外観デザインや車格はEクラスに準じているが、シャシーやサスペンションは実際にはCクラス(W202型)をベースとしている。この「Eクラス風のCクラスクーペ」という構造は、当時のメルセデスにおいてプレミアム志向の顧客層に向けた中間的存在として位置づけられていた。
その中で、CLK 55 AMGは2000年に投入され、従来のCLK 430の上位にあたるスポーツグレードとして登場した。搭載されるエンジンはAMGによる専用チューニングが施されたM113型5.4リッターV型8気筒SOHC自然吸気ユニットで、最高出力347PS(255kW)/5500rpm、最大トルク510Nm/3150rpmを発生する。このエンジンはAMGの「ワンマン・ワンエンジン」方式により、1人のマイスターが責任を持って1基ずつ手組みする形式で製造されており、当時のAMG車における信頼性と性能の象徴とされていた。
トランスミッションは5速AT(5G-Tronic)が組み合わされ、駆動方式はFR。0-100km/h加速は約5.4秒とされ、電子リミッター作動下での最高速度は250km/hに制限されていた。車両重量は約1,650kgで、比較的軽量なCクラスベースのボディに大排気量V8を組み合わせることで、高い加速性能を実現していた。
足回りにはAMG専用チューニングが施され、サスペンションは前ダブルウィッシュボーン、後マルチリンク式を採用。車高はノーマルCLKよりも低めに設定され、よりスポーティなハンドリングを実現している。制動系も強化され、大径ベンチレーテッドディスクブレーキが前後に装備される。タイヤサイズはフロント225/45ZR17、リア245/40ZR17で、AMG専用17インチアルミホイールと共に設定されていた。
外観上は、専用フロントバンパー、サイドスカート、リアディフューザー、デュアルエキゾーストなどが装備され、控えめながらAMGモデルらしい迫力を備える。内装にはレザーとアルカンターラを組み合わせたスポーツシート、AMGロゴ入りのメータークラスター、カーボン調またはウッドパネルのインテリアトリムが与えられ、ラグジュアリーとスポーツが調和した空間が提供されていた。
このモデルは、AMGがまだメルセデス・ベンツに完全統合される前の「プレ・インテグレーション」期に開発された数少ないAMG車の一つであり、後の大量生産型AMGモデルとは一線を画す存在である。そのため、近年では「手組み自然吸気V8×FR×クーペ」という希少性から、若干のプレミア化も見られる。モータースポーツ的には、CLK DTM AMGやCLK GTRといった派生モデルを通じて、CLKシリーズはAMGのイメージを強く支える象徴となった。
総じて、CLK 55 AMGは2000年代初頭のメルセデス・ベンツにおける「ラグジュアリーとパフォーマンスの融合」を体現した重要なモデルであり、今日でも高級GTカーやクラシックAMGの文脈において語られる機会が多い。
解説
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登場シリーズ
グランツーリスモ3:A-spec
Cr.9,311,000で購入。