トヨタ TS030 Hybrid '12 | ||
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メーカー | トヨタ | |
---|---|---|
英名 | Toyota TS030 Hybrid '12 | |
年式 | 2012 | |
エンジン | RV8KLM | |
タイプ | レーシングカー ミッドシップ ハイブリッド ル・マン | |
カテゴリー | Gr.1 | |
PP(初期値) | 917.65 | |
総排気量 | 3,400cc | |
最高出力 | 537PS/10,000rpm | |
最大トルク | 42.2kgfm/7,000rpm | |
パワーウエイトレシオ | 1.68kg/PS | |
駆動形式 | MR | |
吸気形式 | NA | |
全長 | 4,650mm | |
全幅 | 2,000mm | |
全高 | 1,030mm | |
車両重量 | 900kg | |
重量バランス | 47対53 | |
トランスミッション | 6速 | |
ダート走行 | 不可能 | |
登場 | グランツーリスモ6 グランツーリスモSPORT グランツーリスモ7 | |
備考 | このクルマからトヨタの ル・マンへの再挑戦が始まった |
概要
トヨタが2012年シーズンと2013年シーズンのWEC世界選手権及びル・マン24時間耐久レースに投入していたTS030は、LMP1クラスのレーシングカー。
GT-ONE(TS020)の後継車として開発され、モリゾウ時代に入りトヨタはモータースポーツ活動を積極的に拡大しており、2012年からはル・マンにも1999年以来13年振りに再参戦を果たしている。
車両番号のTS030はSWCに出ていたTS010、GT−ONEのTS020からの連番で、TSはトヨタスポーツの略。
テストカーではDENSOカラーを彷彿とさせる赤白カラーリングだったが、レースカーはカシオカラーを彷彿とさせる青白カラーとなった。
Cカー時代・GT1時代から続くトヨタのルマン挑戦のストーリーの第二章がこのクルマから始まった。それが波乱と歓喜のストーリーになるとはこの時は誰もまだ知らなかった。
GT-ONE(TS020)の後継車として開発され、モリゾウ時代に入りトヨタはモータースポーツ活動を積極的に拡大しており、2012年からはル・マンにも1999年以来13年振りに再参戦を果たしている。
車両番号のTS030はSWCに出ていたTS010、GT−ONEのTS020からの連番で、TSはトヨタスポーツの略。
テストカーではDENSOカラーを彷彿とさせる赤白カラーリングだったが、レースカーはカシオカラーを彷彿とさせる青白カラーとなった。
Cカー時代・GT1時代から続くトヨタのルマン挑戦のストーリーの第二章がこのクルマから始まった。それが波乱と歓喜のストーリーになるとはこの時は誰もまだ知らなかった。
参戦の際、モータースポーツ担当の山科忠専務は「レース挑戦で得られる技術が、トヨタの車作りに反映される」と
コメント
していた。本車のノウハウはきっとどっかのトヨタ車で生きてるはずだ。
解説
カナードが付いていることから、この車両はルマンを走ったLDFパッケージではなく、WEC用のHDFパッケージという事が判別可能。
リバリーより「WEC2012シーズンの富士ラウンド」で来日した際に収録した可能性が高いとのこと。
リバリーより「WEC2012シーズンの富士ラウンド」で来日した際に収録した可能性が高いとのこと。
トヨタもかなり手探りだったらしく、クラッシュした際に交換作業に手間取るサスペンションアーム配置だったり、フルLED化したヘッドライトは光量が足りずに夜間走行で苦労する。
他にもフットブレーキとハイブリッドの回生ブレーキの協調に手間取り、テスト開始時にはあまりにもブレーキが変に効いてしまい、ドライバーに「俺を◯す気か!」とまで怒鳴られたとか。
この年のルマンでは8号車をドライブしていたアンソニー・デビッドソンがLMGTE Amの車両に追突され、斜めに角度がついてしまったためフロアが路面に接触し離陸、結果的に椎骨を骨折する結果となった。
そのため翌年以降は離陸防止のためにタイヤハウスのエア抜き穴規定が更に厳格化されている。
他にもフットブレーキとハイブリッドの回生ブレーキの協調に手間取り、テスト開始時にはあまりにもブレーキが変に効いてしまい、ドライバーに「俺を◯す気か!」とまで怒鳴られたとか。
この年のルマンでは8号車をドライブしていたアンソニー・デビッドソンがLMGTE Amの車両に追突され、斜めに角度がついてしまったためフロアが路面に接触し離陸、結果的に椎骨を骨折する結果となった。
そのため翌年以降は離陸防止のためにタイヤハウスのエア抜き穴規定が更に厳格化されている。
実は12モデルのみフロント側にデッドスペースが存在している。
本来は「重量バランスやブレーキバランスを考えてフロント側で回生、リア側で放出」という方針で、フロントにドラシャとジェネレーターを搭載する予定だった。
しかしその後にレギュレーションが追加され「回生と放出は同一軸で行うこと」となり、急遽フロント側のスペースを放棄したために何も無い空間が生まれてしまった。
13モデル以降はモノコックを作り直したのでこの空間は埋まっているとのこと。
本来は「重量バランスやブレーキバランスを考えてフロント側で回生、リア側で放出」という方針で、フロントにドラシャとジェネレーターを搭載する予定だった。
しかしその後にレギュレーションが追加され「回生と放出は同一軸で行うこと」となり、急遽フロント側のスペースを放棄したために何も無い空間が生まれてしまった。
13モデル以降はモノコックを作り直したのでこの空間は埋まっているとのこと。
リアのウィング、翼端板が2枚になってるのがわかるが、実はウィング自体は内側の翼端板まで。一応レギュレーション的にはウィング幅1800mmという規定があるのである。
じゃあ外側は何?と思うが、あの部分は「リアフェンダーの一部」という名目である(よく見るとウィング部分と翼端板間のフラップは平行ではなく、高さが違う)。これで車幅一杯のウィングを達成している。
13年までは許されていたが、14年のレギュ改正時に違法となったため、TS040ではなくなっている。
じゃあ外側は何?と思うが、あの部分は「リアフェンダーの一部」という名目である(よく見るとウィング部分と翼端板間のフラップは平行ではなく、高さが違う)。これで車幅一杯のウィングを達成している。
13年までは許されていたが、14年のレギュ改正時に違法となったため、TS040ではなくなっている。
テリー伊藤による評価
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TS030 Hybridは トヨタのプロトタイプレーサー史上 初のハイブリッドモデルです 2012年のル・マン24時間レースと WECを戦うために 開発されました TS030のために開発されたのが ハイブリッドユニットの”THS-R” トヨタのモータースポーツ部門と 量産部門が力を合わせて 開発したユニットでした デビュー戦のル・マンでは 惜しくもリタイア その後は実力を発揮し WECでは シリーズ2位獲得を果たしました |
登場シリーズ
グランツーリスモ6
Cr.200,000,000で購入。
グランツーリスモSPORT
Cr.100,000,000で購入。
グランツーリスモ7
Cr.100,000,000で購入。
コメント
- ターボ化可能 -- (名無しさん) 2024-03-28 21:42:26