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53 Spyder '54

最終更新：2024年02月06日 17:45

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マセラティ A6GCS/53 Spyder ’54
Image Credit : PlayStation.Blog
メーカー	マセラティ
英名	Maseratti A6GCS/53 Spyder ’54
年式	1954
エンジン	A6TR-2.0
タイプ	レーシングカーグランツーリスモアワード
カテゴリー	Gr.X
PP（初期値）	502.08
総排気量	1,986cc
最高出力	169ps/7,500rpm
最大トルク	19.8kgfm/5,500rpm
パワーウエイトレシオ	4.36kg/PS
駆動形式	FR
吸気形式	NA
全長	3,840mm
全幅	1,530mm
全高	1,400mm
車両重量	740kg
重量バランス	50対50
トランスミッション	X速
最高速度	XXXKm/h (フルノーマル/フルチューン時) (知らない場合は抜かしてよい)
登場	グランツーリスモ7
備考	50年代のスポーツカーレースを彩ったイタリアンスパイダー

概要

今までグランツーリスモSしか無かったマセラティに追加された待望の車両。ペブルビーチ・コンクール・デレガンスの2014年度グランツーリスモ・トロフィー受賞車である本車両はかつて1940年代後半〜1950年代後半頃までスポーツカーカテゴリーのレースに参戦していたレーシングカーで、かつては初期のF1グランプリにも参加していたかつてのマセラティのモータースポーツ活動の遍歴を窺えるモデルである。なかなか渋いチョイスだが､古くからの自動車マニアにとってマセラティは渋い存在でもあるので､ある意味そうした印象を象徴するキャラクターの一台でもあろう。

公式解説

毎年8月に米国で行なわれるペブルビーチ・コンクール・デレガンスは、古今東西の最も美しいクルマが集まる場として世界中で知られています。その賞典のひとつであるグランツーリスモ・トロフィーの2014年受賞車は、シャシーナンバー・2078の｢マセラティ A6GCS Spyder｣でした。

A6は、1947年から1956年にかけてマセラティが展開した直列6気筒のGTカーやレーシングカーのシリーズの名称。中でもスポーツカー選手権を戦うためのGCSは、当初は葉巻型のGPカーを2シーターにしたような姿でしたが、1953年からは競技規定の関係で、いくつかのカロッツェリアがチューブラーフレームに思い思いのボディを架装するようになります。

シャシーナンバー・2078もそのうちの1台で、カロッツェリア・ファントゥッティによる美しいアルミ製のスパイダーボディをまとっています。ジョアッキーノ・コロンボ作の170PSのエンジンを搭載。マセラティのワークスカーとして、1954年シーズンに6つのクラス優勝と3つの総合優勝を勝ち取りました。

マキールによる評価

このマセラティ A6GCS スパイダーはイタリアの小さなカロッツェリア
“メダルド・ファントゥッツィ”が手がけています

当時少数の美しいファントゥッツィスパイダーが
このA6GCSシャシをベースに製作されました

ボロネーゼ付近のさまざまなコーチビルダーが作る競技用ボディと同じく
このマセラティの特徴は機能美です

その美しさはマセラティ 250Fや
シャークノーズのフェラーリ 156 F1など

多くのマセラティとフェラーリの
スポーツレーシングカーと共通です

フロントにはイタリアの名エンジニア
ジョアッキーノ・コロンボの設計による直列6気筒のツインカムエンジンを搭載しています

3機のツインウェバーキャブを装備した
1,985 ccエンジンで 170 PSの最高出力を発揮しました

中でもシャシーナンバー2078のこの個体は
すばらしい歴史の持ち主です

当初ワークスカーとして制作され
1954年のレースシーズンは当時の偉大なドライバールイジ・ムッソの愛機となりました

ムッソは1954年 10レースに参戦し
3回の総合優勝と 5回のクラス勝利を挙げ

イタリアの2,000ccクラスチャンピオンになりました

その後このA6GCSはアルゼンチンに売却され
1955年中のレースでもなかなかの結果を残しています

そして1986年イタリアに戻ってきたのです

2014年のペブルビーチ・コンクール・デレガンスでは
グランツーリスモ・トロフィーを受賞しています