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日産 スカイライン 25GT TURBO(R34) '98

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日産 スカイライン 25GT TURBO(R34) '98
Image Credit : 画像を引用した場合、引用元を表記。
メーカー 日産
英名 Nissan Skyline 25GT TURBO(R34) '98
年式 1998
エンジン RB25DET
タイプ ノーマルカー
2ドアスポーツクーペ
カテゴリー N300
総排気量 2,488cc
最高出力 280ps/6,400rpm
最大トルク 35.0kgfm/3,200rpm
パワーウエイトレシオ 5.04kg/PS
駆動形式 FR
吸気形式 TB
全長 4,580mm
全幅 1,725mm
全高 1,340mm
車両重量 1,410kg
重量バランス XX対XX
トランスミッション 5速
登場 グランツーリスモ2
備考 R34GT−R のベース車。
GT-Rの高騰の巻き添えに…

概要

1998年5月にフルモデルチェンジを施したスカイライン(R34)は、1957年4月に初登場した初代から数えて10代目に当たる。
ボディは、力だ。』というキャッチコピーが作られた。そんなボディにはR32と先代のR33の中間程度のホイールベースが採用された。駆動方式はFRを基本に、トルクスプリット4WDのアテーサE-TSも用意。搭載エンジンはすべて直6ガソリンで、FR系が280馬力の2.5Lターボ、200馬力の2.5L、155馬力の2Lの3種。4WDは200馬力の2.5Lのみを搭載する。
…4ドアには標準車のGTと装備を充実したGT-X、GT-VがFRの2Lエンジン仕様以外に用意されていたが、市場では「R33より重くなっている(衝突安全基準の変更対策だけでも50Kg以上重くなったとか)」「日産は何もスカイラインファンを分かっていない」「クソデカタクシー」という散々な評価を受けた。
バブルが終わったあとというのもあり年次改良で段々装備が簡素化したのもあり、またGT-Rがラストモデルになるという発表で世間の関心がGT-Rに向いてしまったのも要因となり、R34型はGT-Rより先に販売終了。販売台数は約5.3万台と史上2番目に売れなかったスカイラインとなった。(なお、これより低いのはプリンス時代の初代スカイラインで4万台。まぁ当時だと、お高級車だったためこっちは仕方ないといえる。)

今ではワイルドスピード等の影響を受けて高値で取引されることも多いが、販売台数そのものが少ない事、コストカットの影響で十分な防腐処理がされていなかった事等があり、状態の良い個体は確実に数を減らしつつある。古典的なスカイラインを堪能できるチャンスはもう終わってしまうかも知れない…

漫画「頭文字D」ではプロジェクトDの対戦相手であるセブンスターリーフのメンバー、川井淳郎の愛車として登場した。

2001年に V35型 へとバトンタッチした。

解説

スカイラインとして10代目となるR34型は1998年5月に登場。近年こそGT-Rを初めとして高い知名度や評価を受ける事が多いが、先代のR33型でまた販売台数がガタ落ちした事により、開発時にはスカイラインブランドの存続すら危ぶまれる状態にまで追い込まれていた中で開発されたスカイラインだった。(実際、R34型発売直後に次期型スカイラインの開発は凍結されている。)

R33型で大型化してツーリングカー思考を強めたのが不評だった為、ホイールベースを短縮し、ボディ剛性を徹底して向上。社内測定値ではメルセデスやBMWを凌駕するボディ剛性を達成。同時に受動安全性も向上した。 その事を強調する為に、キャッチコピーは『ドライビングボディ』『ボディは、力だ。』となった。エンジンは下からRB20DE、RB25DE、RB25DET(全てネオストレート6)となる。先代まで存在したRB20E搭載モデルは消滅した。RB25DETはGT-Rと同じく、とうとう自主規制枠一杯の280PSを記録した事も特徴の一つだ。ただ他の会社は2Lで280PSを達成してた事から「なにを今更」感が強かった。

販売面では性能こそ高かったものの、R31以来の直線基調のスタイルがウケなかった事、クーペはS15シルビアと身内喰いをするようになってしまい、販売台数は伸び悩んだ。そして、2001年5月にGT-R以外の全グレードが販売を終了。僅か3年の販売記録は、スカイライン単体として、現在でも最もモデルライフの短いモデルとなっている。原因としては、R34の開発時点でV35型スカイラインのプラットフォームとエンジンの組み合わせを検討したほど開発が進んでいた事や、ゴーン体制に置き換わった為、旧体制時代のモデルをあまり長く販売したくなかった事等が挙げられる。

1999年2月には4ドアセダンに電動SUPER HICAS、リヤビスカスLSD等、ターボ車同様の足回りを持つ「25GT-V」を追加。R34型登場時には設定のなかった2WDセダンのNA 2.5LとMTの組み合わせとなる。この25GT-Vは、4ドアセダンオンリーのグレードでかつ2.5LNA×MTが選べたグレードであった。玄人向けの走りグレードとして設定されたが、割と好評だったのか、同年3月までの限定モデルとして販売されたものの、その後もちゃっかりカタログに乗り続け、マイナーチェンジで正式にカタログモデルとして昇格した。また、翌年の1月には2ドアモデルにも追加された。

2000年8月にはマイナーチェンジ。フロントフェンダー、ヘッドライト、バンパーを変更したほか、内装はシートの柄を変更。RB25DET型の5速MT車にて、エンジンのトルクアップを施した。

…と公式では発表されているものの、GT-Rを含めてかなりのコストカットが入っている。調べた範囲だけでも…
外装編
  • ヘッドライトのレベライザー廃止
  • ヘッドライト上のウェザーストリップ短縮(標準形のみ、GT-Rは元々短い)
  • バックフォグの縁取り廃止
  • 右リヤタイヤ後方のアテーサET-Sのアクチュエーターカバー廃止(4WD車のみ)等
内装編
  • 室内抗菌仕様廃止
  • 屋根の防音スポンジ削減
  • シートベルトガイド廃止
  • グローブボックスのキー廃止
  • トランク内リアワイパーモーター/ランプ部のカバー廃止等
装備編
  • スペアタイヤホイールがアルミから鉄に変更等

ここで書かれていないことを含めて、走行性能に関係のない箇所は徹底的に削除されている、如何に当時の日産が苦しかったかが一眼でわかるマイナーチェンジとなっている。

ちなみに、当時の日産の販売店の社員向けのビデオでは、他社の車との走行性能比較として、トヨタのX100系マークⅡのツアラーVモデルと比較しており、その安定感と、それを生み出すボディー剛性の高さを顧客にアピールするように伝えている。
同じく人気のあるスポーツセダン市場の競合車との走りの違いでアピールしようと意識しているのが分かるものだが、コーナーの姿勢やブレーキ性能に関しては比較されているが、ユーザーには一番分かりやすい違いであるハズの加速性能に関しては比較されていないのが少し気になる。
そこでベスモの比較動画では姉妹車のX100系のチェイサーやR33GT−R、RX−7といった同馬力の国産スポーツ車とゼロヨンなどで比較を行ったが、チェイサーにはコンマ数秒で勝ったものの、他の国産スポーツには負けてしまう結果だった。

なお4ドアモデルの方は某ドライバーが印象に残る走りをしたことから、謎に中古車価格がカチ上がった事があったとか。

登場シリーズ

グランツーリスモ2

EAST CITYのNISSANディーラー内、NEW CARにて購入可能。
価格はCr.2,913,000
なお、購入すると274psとなり6psの馬力詐欺が発生する。

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