ニスモ GT-R LM '95 | ||
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メーカー | ニスモ | |
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英名 | NISMO GT−R LM '95 | |
年式 | 1995 | |
エンジン | RB26DETT | |
タイプ | レーシングカー ドリームカー | |
カテゴリー | Gr.X | |
PP(初期値) | XXX | |
総排気量 | 2,568cc | |
最高出力 | 450PS/7,200rpm | |
最大トルク | 50kgfm/4,400rpm | |
パワーウエイトレシオ | XX.XXkg/PS | |
駆動形式 | FR | |
吸気形式 | TB | |
全長 | 4,675mm | |
全幅 | 1,880mm | |
全高 | 1,320mm | |
車両重量 | 1,280kg以上 | |
重量バランス | XX対XX | |
トランスミッション | 6速 | |
ダート走行 | 不可 | |
登場 | グランツーリスモ グランツーリスモ2 | |
備考 | ルマン24時間耐久レースに参戦する開発された、 スカイラインGT-R(R33型)ベースのLMカー。 |
概要

日産とニスモチームが1995年シーズンのル・マン24時間レース用に参戦するために開発したGT-R LMは、 スカイラインGT-R(R33型) をベースにしたFIA GT1規定のマシン。
スカイラインGT-Rをベースとしつつも車名からスカイラインの文字が外されているのは、当時のル・マンの車両規定に「同一車種の中に4ドアが存在する車両はエントリーから除外する」という項目が記されていた。この項目により、4ドアグレードのベースが存在するスカイラインGT-R(ベース車であるスカイラインには4ドアグレードが存在していた)は規定に抵触し出走はできない。これを回避するため、独立したロードカーを開発しホモロゲーションを取得し、スカイラインから独立したモデルとしてエントリーしたことで参戦が可能になったのだ。
解説
ベース車と同じRB26DETTが搭載されたのだが、22号車のエンジンスペックだけでも総排気量2,568ccとなっている。最高出力331kW(450ps)以上/7,200rpm、最大トルク490Nm(50.0kgm)以上/4,400rpmまでパワーアップした他、駆動方式は重量増とメカニカルトラブルを避けるために4WDではなく2WDのFRへとレイアウトを変更されているのが特徴。

なお、22号車と23号車でエンジンチューンに差があり、前者は控えめなエンジンチューンを施し、N1仕様に近い450馬力、後者はトップカテゴリーのマシンと戦うためエンジンチューンを突き詰め、N1仕様を200馬力程度上回る650馬力以上のパワーを引き出す仕様となっている。そのパワー差やドライバーラインナップから23号車は本命とされていたのだが、本命の23号車は午後11時にギアボックスを破損したためリタイヤを余儀される。しかし、セカンドの22号車は辛うじて総合10位を完走した。GT1クラスではマクラーレンF1除けば最上位であるクラス5位で終えていたのだが、総合順位は格下のGT2クラスであるホンダ・NSXにすら負けるという、非常に屈辱的なものだった。
この年のル・マンは総合優勝したマクラーレン F1 GTRを始めとした欧州のスーパーカー勢が席巻しており、280馬力の国産スポーツカーベースの車両では到底太刀打ち出来るものではなかった。それは同じく参戦していたホンダやトヨタも同じだった。
昨年の惨敗により苦汁を嘗めた経験からさらなるGT-Rの改良を実施。両車共に2.8Lまで排気量をアップし600馬力以上のパワーを絞り出すRB26を積み、軽量化やウイング形状の変更など妥協しない姿勢を見せるも、さらなる過激なスーパーカーが上位を争うGT1クラスでは、無敵と言われたGT-Rですら追いつくことも、ついていく事もできなくなってしまった。
その苦戦を物語るエピソードで、関係者によると、レースの際、ピットの向こうから他の車の屋根は見えなかったのに対して、セダン車ベースのGT−Rだけは見えていたといい、明らかに他の車と違って空力的にも不利だったという事が物語っていた。
レースの結果は、鈴木亜久里/影山正彦/近藤真彦組の22号車がリタイアし、星野一義/鈴木利男/長谷見昌弘組の23号車が総合15位、GT1クラス10位という昨年以上の醜態を見せる形で終わってしまう。これを重く見た日産は3年計画で進行していたスカイラインGT-Rでのル・マン参戦を諦めてしまう。
しかし、日産はル・マンそのものを諦めてはいなかった。そしてル・マンという舞台で海外のメーカーに打ち勝ち表彰台のてっぺんに立つため、新たなスーパーカー、R390を生み出す事となる。
登場シリーズ
グランツーリスモ
ディーラーでCr.50,000,000で購入。
またEDではこの車らしき車両が走り去っている。OPではロードカーが最初に出走していたのもあり、 GT-R LMは代表的存在と言えるかもしれない。
またEDではこの車らしき車両が走り去っている。OPではロードカーが最初に出走していたのもあり、 GT-R LMは代表的存在と言えるかもしれない。
グランツーリスモ2
海外版限定での収録であり、ニスモ・GT-R LMロードカーからレーシングモデファイを施行する事で前作と同様の仕様にできる。
国内版もデータ上には存在するが、正規の手段での入手は不可。
国内版もデータ上には存在するが、正規の手段での入手は不可。