グランツーリスモWiki

フェラーリ F10 '10

最終更新：2024年11月12日 10:58

匿名ユーザー

- view

だれでも歓迎！編集

フェラーリ F10 '10
Image Credit : Eugene Kudinov / Flicker
メーカー	フェラーリ
英名	Ferrari F10
年式	2010
エンジン	Ferrari Tipo 056-2010 2.4 L
タイプ	レーシングカー
カテゴリー	Gr.X
PP（初期値）	871
総排気量	2,398cc
最高出力	680ps/18,000rpm
最大トルク	27kgfm/16,000rpm
パワーウエイトレシオ	XX.XXkg/PS
駆動形式	MR
吸気形式	NA
全長	X,XXXmm
全幅	X,XXXmm
全高	X,XXXmm
車両重量	620Kg
重量バランス	45対55
トランスミッション	7速
ダート走行	不可能
登場	グランツーリスモ5
備考	フェルナンド・アロンソの初フェラーリ。しかし最後の逆転に泣いた。
F1マシン系の収録車種一覧

※スペックはすべて実車のもの

概要

スクーデリア・フェラーリが2010年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カーである。2010年の開幕戦から最終戦まで実戦投入された。F10は、「2010年のF1参戦用マシン」の意。

GT5において新規収録となったフォーミュラ1カーだったが、そのマシンは皮肉にもGT5のために作られた史上最速のマシン「レッドブル・X2010」を作り上げたチームとエンジニア達、そしてそのマシンをシェイクダウンした後の4度の王者への敗北をフェラーリの歴史に刻んでしまった1台である。

権利の関係からかGT5以降は一切登場していない。これは後に登場したメルセデスAMGのF1などにも言える。

解説

このマシンを操ったのは今季よりフェラーリに移籍するフェルナンド・アロンソ、そしてフェラーリ所属5年目で昨シーズンの大怪我から復活したフェリペ・マッサである。

前年のF60が苦戦したことやレギュレーションの改訂でレース中の燃料再給油が禁止されたことから、開発陣を入れ替え、現在のダラーラのCTOであるアルド・コスタ氏が中心となって設計した。シャーシは、フロントノーズが前方に長くなり、Vノーズと呼ばれる形状を採用、サイドポンツーンはモノコック側の上面が低く、外側に向けて盛り上がるような形状となっている。

カラーリングはF60と同じく赤を主体としているが、新たに前後ウイングが白に塗装され、2010年からフェラーリのスポンサーとなったサンタンデール銀行のマーキングが施されている。またエンジンカバーにはマールボロのロゴを模したと思われる白いバーコードのようなリバリーが貼ってあったが、英国医師会からの苦情もあり第5戦スペインGP以降は削除されている。

肝心のシーズンだが、開幕戦バーレーンGPではアロンソとマッサがワンツーフィニッシュを決める好調なスタートを切ったものの、エンジントラブルに苦しんだ上にライバルのマクラーレンやレッドブルとの差が顕になった。特にエンジントラブルはカスタマーチームであるザウバーにも影響をもたらす始末であった(不思議なことに同じフェラーリエンジンのトロ・ロッソは大きいトラブルに見舞われていない)。

ブロウン・ディフューザーの導入後からは調子を上げ、アロンソはドイツGPの優勝を機に結果を上げるなどの大躍進を遂げる(なお、ドイツGPでは当時禁止されていたチームオーダーを敢行したことによる優勝で、この時の無線「Fernando is faster than you.」は最早語り草レベルで話題になってしまった。当然フェラーリには罰金が下っている)。

2006年以来、そしてフェラーリでライコネン以来のチャンピオンを果たすためにポイントリーダーとして最終戦アブダビGPに臨んだアロンソだったが、ピットアウト時にニコ・ロズベルグ(メルセデス)とヴィタリー・ペトロフ(ルノー)に先行を許した挙句、ペトロフの操るルノー・R30のストレートスピードがあまりにも速く、オーバーテイクすらままならず。

この結果アロンソは7位フィニッシュにより、同じくチャンピオンを争ったレッドブルのセバスチャン・ベッテルに逆転を許しチャンピオンを逃してしまった。ドライバーランキングはアロンソ2位、マッサ6位。