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マツダ RX-8 Spirit R '12

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マツダ RX-8 Spirit R '12
メーカー マツダ
英名 Mazda RX-8 Spirit R '12
年式 2012
エンジン 13B-MSP-RX-8
タイプ ロードカー
PP(初期値) 491.23
総排気量 654×2cc
最高出力 234PS/8,000rpm
最大トルク 22.0kgfm/5,500rpm
パワーウエイトレシオ 5.75kg/PS
駆動形式 FR
全長 4,470mm
全幅 1,770mm
全高 1,340mm
車両重量 1,350kg
重量バランス 50対50
トランスミッション 6速
ダート走行 可能
登場 グランツーリスモ7
備考 ロータリーエンジンの最期を飾ったおにぎり

概要

RX-8の最終型にして現時点でロータリーエンジンを搭載した最後の市販車。今まで収録されていたモデルとは年式が異なり、こちらは後期型にあたる。

先代のRX-7R34など国産スポーツカーが軒並みボッタクリ価格になっていく中、RX-8は現状高騰しておらず壊れなければ貴重なお手軽スポーツカー。
このゲームではエンジンブローなどで壊れてしまう心配も無いので思いっきり乗っていいし、実車同様にドリフト車などのカスタムベースの車としていじり倒すのもアリだ。
実車でもごく最近まで生産されていたので中古車のタマ数は豊富なので興味ある方は是非。(ターボ化に関しては、既存のターボから変えるFCやFD等のターボ車程ではないがそれなりに化ける)

GT7でしれっと追加された車の一つ。もうすでに生産終了してしまっていることもあり、最終型ではあるものの収録されたモデルは既に10年落ち。

解説

ロータリーエンジンを搭載した最後の量産市販車となったRX-8。その最後の特別仕様車が2012年に販売されたこの「RX-8 SPIRIT R」だ。
トランスミッションは6速MTと6速ATの2タイプが用意されるが、それぞれベースグレードが異なり、トランスミッション以外の仕様差も大きい。特にMT仕様は専用セッティングされた足回り、19インチホイール、レカロシート等走りに特化したモデルだった。新車価格は325万円〜というバーゲンプライスで販売された。

エンジンは654cc×2の2ローターを搭載。往復運動をするシリンダーもバルブもカムシャフトもないロータリーエンジンならではの高回転特性を持ち、独特のサウンドを放つ。

ロータリー生存のための苦肉の策
+ ...

観音開きドアを採用した4ドアクーペという構造であるため、ときにスポーツカーじゃなくてファミリーカーだと揶揄される声もあるRX−8だが、これにはそうせざるを得ない事情があった。RX−8が生まれる前、前身にあたるRX−7は年々厳しくなる排ガス規制に対応することができず、近々のうちに廃番になることが社内でもわかっていた。しかしそれでもマツダの技術者はロータリーエンジンの開発をやめるつもりはなく、1995年の東京モーターショーには「RX-01」という、FD(最終型RX-7)の後継になると言われたコンセプトカーを出展したりしていた。
(※この時点から自然吸気2ローターを搭載しており、後のRX−8には13B-MSP型“RENESIS”として搭載された。ちなみに、ゲームのチョロQシリーズに登場するマッドスペシャルはこの車がモチーフとされている)

しかし、マツダの経営状態が悪化して1996年にフォード傘下となると、フォード側から「経営改善に寄与しないロータリースポーツの新規開発などまかりならん!」ということで計画をストップされてしまう。
とはいえその後いろいろあり、「まぁ4枚ドアの車ならばロータリーエンジン搭載車を新たに作ってもよろしい」という方針に転換。そこで生まれたのが1999年の東京モーターショーに出品された「RX-EVOLV」と、その市販バージョンである「RX-8」だったのである。
(※1999年に出品された「RX-EVOLV」。RX−01のスタイルを踏襲しつつも後のRX−8と同じ観音開きのドアがこの時点で採用されている。)

なんとか4ドアでもこれまでのスポーツカーというスタイルを維持しようと、センターピラー無しで観音開きとなる「フリースタイルドア」を採用することで、「ファミリーでも使える4人乗りのFRスポーツ」という新ジャンルを切り開こうとしていたのである。2011年8月までのRX-8の世界累計販売台数は18万9000台を記録したが、スポーツカー需要の減退に加えて、ロータリーエンジン特有の「燃費性能の低さ」が課題となり、モデル後期の販売はかなり低迷。具体的には、2010年の世界販売台数はわずか約2900台。最盛期だった2004年の約6万台と比べると、なんとその約5%しか売れなかったのである。やはり、時代に取り残されてしまった悲劇のスポーツカーであり、生き残るために苦肉の策を取らざるをえなかったクルマなのである。

ちなみに
+ ...
13B-MSPと表記されているRX-8のロータリー。13BということでFDやFCと同じ13Bのカタチュムリレスと考えるものも多いだろうが実際は全くの別物。
マツダ製ロータリーエンジンは吸気ポートを側面(サイドポート)、排気ポートを背面(ペリフェラルポート)に付けるのが通例だった。というのも本来の構想では両側サイドポートのはずだったのだが、予期せぬ燃えカスやチャタマークが発生していたため、排気のみ背面にして何とかこれを対策。
だが、コスモスポーツから数え凡そ40年も経つと技術は進歩するもの。
久しいNA仕様のロータリーにマツダは初期構想段階だった両側サイドポートのロータリーを形にすることにした。
こうして生まれたのが13B-MSP 通称:レネシスエンジンである。

このため、安易な考えで載せ替えが行えないのも事実。給排気の形がそもそもから違うため幾ら13B同士だからとポンでは乗らないのである。
8にFD用の13B-REWを乗せるのは結構手間がかかり、プロペラシャフトはワンオフ制作、ミッションとエンジンも前に出るのでPPFも加工が必要とかなり大掛かりな作業となる。
そんなマゾヒストいないと思うけどFDに8の13B-MSPを積むというパターンも考えられるが、ぶっちゃけローターのみ流用してエンジン本体は13B-REWのままの方がパワーも出しやすいので換装例自体がほとんどなかったりする。

登場シリーズ

グランツーリスモ7

ブランドセントラルにてCr.3,250,000で購入可能。これは新車当時と同じ価格設定になっている。
現実と同様、国産スポーツカーが軒並み高騰しているので、その代わりの選択肢として選ぶのもあり。
Ver1.20のアプデで、FD型のRX−7と同じくR26B-787Bをスワップして載せる事が可能に。RX−7よりも手に入れやすいので今後の需要が高まるかもしれない。ぜひ試して欲しい。

コメント

  • 写真に使われているの、実写かと思ったらスケープスで撮れる場所の一つだったんだ…。ビックリした…。 -- (名無しさん) 2022-04-13 16:54:55
  • FC、FDにはレブリミットアラームついててAE86にはキンコン音付いてるのにこいつにはレブリミットアラーム付いてないしメーターも実車と少し違う。そういうとこやぞ山内。 -- (名無しさん) 2022-10-02 13:16:11
  • ↑収録に使った個体のメーターが純正じゃなかったのかもね。R32ニスモもちょくちょく実車純正と違う箇所があるけど、相違箇所の特徴がゲーム内のそれとほぼ一致する個体はある。 -- (名無しさん) 2023-09-29 14:47:31
  • ↑これに関しては、自動車メーカーはゲーム収録のためだけで良いから車の資料提供か再製造してほしい -- (名無しさん) 2024-05-05 08:31:01
  • こいつはとんでもねぇ馬力詐欺Daaaaa(カタログ値235馬力実際→200馬力出てたらいいほう) -- (ラーメン屋) 2024-06-22 00:29:59
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