はじめに
GT SPORT以降水冷ポルシェと共にグランツーリスモにも収録され始めた、今は無き空冷ポルシェ。古き良きスタイルと空冷ならではのエンジンサウンドなどで、現代のアニメやゲーム、映画にも起用される高い人気っぷりを誇り、現在ではその人気からプレミア価格がつくことで値段が高騰しており、入手がほとんど困難となっている。
その空冷ポルシェのことについて、馴染みの薄い若い世代の人も多いから、今一度覚えておこう。
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目次
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目次
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901型

901型(本項ではナローとする。)は、1963年から73年まで製造された記念すべき元祖911。
なぜナローと言うのかというと、当時この901型が幅が狭い(Narrow)だったためにつけられたあだ名。デビュー時に先代(ポルシェ356)よりも車幅が狭かったからという説がある。
実際に2.0Lエンジンの初期型ナローは横幅1610mmなので5ナンバーで登録可能。オーバーフェンダーが目立つ73年式カレラRSも1650mmなので、ボディサイズだけで言えばギリギリ5ナンバーである(エンジンが2.7Lで5ナンバー基準を超過しているため3ナンバー登録になるが)。
1968年に幅広タイヤを収める為に切りっぱなしでなくフェンダーアーチが付いたため、ナローと言えるのは67年式までだという過激派もいる。
なんで901型なのに911という車名なのかというと、901という名前で商標を取得しようとしたところ、プジョーがすでに901(というか101から909まで、3桁で間に0が入る名称すべて)を商標に登録していたため、泣く泣く10の桁を増やして911となった。
これが発覚する前に刷ったカタログだけ901となっているので、それはそれでプレミアが付いてるとか。
リアにある水平対向6気筒のエンジンは2.0Lから2.2、2.4と増え、1973年はRS専用の2.7L。
中でも「ナナサンカレラ」と呼ばれるRSはレース用のホモロゲモデルで1580台が作られ、コレクターズアイテムとなっている。
中でも「ナナサンカレラ」と呼ばれるRSはレース用のホモロゲモデルで1580台が作られ、コレクターズアイテムとなっている。
ちなみにまだこの時は構造上の問題点というかエンジンが最後部故にフロント荷重が薄すぎるが故極めてトリッキーな操縦性を持ち、「世界一危険なクルマ」とも揶揄された事もあった。
すぐにフロントバンパーに「補強材」という名目で合計22kgの錘を搭載するなどポルシェはこの操縦性の改善を長年かけて図る事になる。
その長年の努力が実り、今でもRRレイアウトを基本に守るスポーツカーとして君臨しているのは間違いないだろう。
この操縦性の難しさもあって事故率も高かった上に最も古い世代という事で、当然、世代は他の空冷モデルでもえらいプレミアが付く値段が付く。
すぐにフロントバンパーに「補強材」という名目で合計22kgの錘を搭載するなどポルシェはこの操縦性の改善を長年かけて図る事になる。
その長年の努力が実り、今でもRRレイアウトを基本に守るスポーツカーとして君臨しているのは間違いないだろう。
この操縦性の難しさもあって事故率も高かった上に最も古い世代という事で、当然、世代は他の空冷モデルでもえらいプレミアが付く値段が付く。
メディア作品においては、日本では「サーキットの狼」の早瀬佐近のナナサンカレラは有名。
ボンネットには星のマーク、サイドには彼が率いる暴走族「ナチス軍」の象徴であるハーケンクロイツが貼られた個体が特徴で、当時の読者に強い印象を残した(なお近年ではコンプライアンス諸々の問題によりサイドのハーケンクロイツは玩具には貼られてないことが多い)。
ボンネットには星のマーク、サイドには彼が率いる暴走族「ナチス軍」の象徴であるハーケンクロイツが貼られた個体が特徴で、当時の読者に強い印象を残した(なお近年ではコンプライアンス諸々の問題によりサイドのハーケンクロイツは玩具には貼られてないことが多い)。

また、映画「トップガン・マーヴェリック」では、マーヴェリックの恋人ペニーの愛車にもこのナローが使われている。

しかし、その違いが浸透してきた(?)現代ではちゃんとしたナローポルシェのミニカーも作られている。

930型

930型は、1974年から1989年まで製造されたポルシェ。スーパーカーブームの人気者の一つで、絶対的なエースだったフェラーリやランボルギーニと比べるといささか派手さは劣るが、高い性能を誇る実力派のマシンとして人気を集めた事と、14年間という歴代の空冷ポルシェの中でも長い生産期間を迎えていただけに、多分多くの人が思い浮かぶポルシェ911といったらまずこれではないだろうか。その意味でもポルシェ=911のイメージを浸透させた重要な存在と言えよう。
通称はアメリカ対策の5マイルバンパーが大きいことから付いた『ビッグバンパー』。ただし当初はターボモデルのみが930であり、N/Aモデルは901のシャーシにビッグバンパーを装備していた。
『911ターボ』ではなく『930ターボ』として呼ぶ傾向があるのはこの名残。
フェンダーがオーバーフェンダーになり、12cmワイドになっている。74年モデルは、ナナサンカレラの2.7L水平対向6気筒を搭載しており、ダックテールを装備している。通称「ヨンカレ」。
75年モデルはトレイタイプのリアウイングを装備している。通称「ゴカレ」。
また、特に930ターボと呼ばれるモデルは水平対向6気筒の3Lエンジンに、当時の市販車でも珍しく、あのF1に於いても最新の技術だったターボチャージャーを搭載し260psを発揮。暴力的とまでになる速度を叩き出した。
味付けは辛口であり、ポルシェのモータースポーツで培った技術とはいえ、この時代のターボならではのドッカン特性&初代モデルと同様のRR特有のピーキーな挙動は乗り手を選ぶことになった。
930は様々なバリエーションがあり、ポルシェ・エクスクルーシブデパートメントが制作をした911ターボ3.3フラットノーズ(リトラクタブルヘッドライト)やエンジンはNAのままだがフェンダーが大きく張り出し、シャシーもターボに準じた


メディア作品では、湾岸ミッドナイトでは、島達也が駆る"ブラックバード"が最初に駆っていた一台がこの930ターボである。
悪魔のZに対抗するべく無茶なブーストアップを行いブロー(上記画像はその直前のシーン)。パーツを全てノーマルに戻したうえで後述の964ターボに乗り換えることになる。

そのほかにも映画「ノーマンズ・ランド」ではポルシェだけを狙った窃盗犯ということもあり、930型だけでも様々なバリエーションが登場する。
犯罪者と警察官の間に芽生えた友情という、あの「ワイルド・スピード」にも通じる設定や、多数の911が登場するシーンからカルト的な人気を誇る1作として知られている。

930が収録されたゲームはニード・フォー・スピードといったゲームの他に様々あるが、中でも異質なのは「サイバーパンク2077」にてジョニー・シルヴァーハンドの愛車として登場するこのシルバーの930ターボだろう。
ゲーム内では2077年が舞台ということもあり、製造から既に100年が経過してしまっている。そのため本車は数台しか現存していないことになっており、その現存している数台のうちの一台がコレ。
ジョニーの死後、50年以上も保管されていたようだが、保管状況がかなり良かったのか問題なく走る。

ジョニーの死後、50年以上も保管されていたようだが、保管状況がかなり良かったのか問題なく走る。
また、「シティーハンター」では美人刑事の野上冴子が930ターボに乗っている。


それだけに人気の高さも伺えるだろう。
964型

964型は1989年から1993年まで製造されたポルシェ。従来のRRに加え、ポルシェ初となる四輪駆動の採用がトピックで、14年という期間の間で旧態化も目立っていた930型を全体的に当時の最新テクノロジーで一新させたのが特徴だと言って良い。
ちなみに2WDの場合は「カレラ2」、4WDの場合は「カレラ4」となる。
本車は外観こそ930をモダナイズした保守的な印象を持つが、技術面では非常に革新的。2WDモデルでは初めてオートマチックモデルにポルシェの新技術であるティプトロニック(オートマ)を採用したほか、4WDモデルに採用される電子制御のフルタイム4WDは、通常ではフロントアクスルに31%、リアアクスルに69%の比率でトルクを伝達するが、走行状況に応じてトルク配分を変化させることができる優れモノ。この4WDシステムは930型をベースに開発されたポルシェ・959の技術がフィードバックされている。
「熱いナイフでバターを切る」「スプーンではちみつをかき混ぜる」ようなシフトフィールを持つことから、964を愛好するユーザーも非常に多い。
エンジンはカレラモデルに搭載されるM60/01型では水平対向6気筒の3.6Lで250psを発揮。ここまで聞けばスペックは高くないように見えるが、大排気量によりゆとりと余裕のあるフィーリングを持つ。
一方でターボモデルはカレラモデルより排気量の少ない3.3Lの水平対向6気筒、M30/69型を搭載している。これにはターボモデルの開発が追いつかなかったことにより、やむなく930型に積まれていたものをキャリーオーバーしたため。後にM64/50型と呼ばれる、ターボ3.6用に開発されたエンジンもモデル末期に用意されている。このエンジンが搭載されたターボ3.6は発売した年に993型へとモデルチェンジしてしまったことから非常に貴重な一台として知られており、市場価値は恐ろしいほどに高騰し続けている。
日本に正式に輸入されたのは60台程度と言われている。
一方でターボモデルはカレラモデルより排気量の少ない3.3Lの水平対向6気筒、M30/69型を搭載している。これにはターボモデルの開発が追いつかなかったことにより、やむなく930型に積まれていたものをキャリーオーバーしたため。後にM64/50型と呼ばれる、ターボ3.6用に開発されたエンジンもモデル末期に用意されている。このエンジンが搭載されたターボ3.6は発売した年に993型へとモデルチェンジしてしまったことから非常に貴重な一台として知られており、市場価値は恐ろしいほどに高騰し続けている。
日本に正式に輸入されたのは60台程度と言われている。
そのほか、NAモデルはリアに可変式リアウイングがついており中のダイヤル式スイッチで開くこともできるが、80km/h以上になるとウイングが自動的に開き、20km/h以下で自動で下がる仕様となっている。
当時はプレミアがついてなかったこともあり2010年代までは中古で300万程度で買えたが、現在では本車の価値が再評価されたこともあって価格がひどく高騰しており、1000万円以上は当たり前。モノによっては1億超えもザラ。
当時はプレミアがついてなかったこともあり2010年代までは中古で300万程度で買えたが、現在では本車の価値が再評価されたこともあって価格がひどく高騰しており、1000万円以上は当たり前。モノによっては1億超えもザラ。
メディア作品では、2023年に公開された映画「トランスフォーマー ビースト覚醒」に登場するミラージュが、964型のカレラRS 3.8(厳密にはカレラRS 3.8を模したレプリカ)から変形する。
複数のオルトモードを持つミラージュではあるが、その中でメインのオルトモードとして変形するのが本車。ちなみに撮影にあたってはポルシェの協力もあったそう。

日本のメディアにおいては、湾岸ミッドナイトの島達也が搭乗することで一躍有名。
前述のブローから以降964型のターボ3.6に乗り換えており、進化する悪魔のZと共に戦いを繰り広げ、しまいには劇中で起こした事故により、前後パイプフレーム、カーボンモノコックという大掛かりな改造を施したことで恐るべきスピードを手にした所は読者の印象に強く残る一台として有名となった。
続編でもあるC1ランナーでもシルバーのラッピングを施した上で中盤から終盤にかけて登場している。
前述のブローから以降964型のターボ3.6に乗り換えており、進化する悪魔のZと共に戦いを繰り広げ、しまいには劇中で起こした事故により、前後パイプフレーム、カーボンモノコックという大掛かりな改造を施したことで恐るべきスピードを手にした所は読者の印象に強く残る一台として有名となった。

同じ楠みちはる氏の作品においても銀灰のスピードスターや首都高SPLの元木昭彦もこの型のターボに乗っている。

そのほかにも、漫画「彼女のカレラ」においてもルビーストーンレッドのカレラRSが登場する。
ポルシェを通じて様々な人物と出会う日常は、作者である麻宮騎亜氏の日常体験を元としたストーリーとして現在でも強い人気を集めている。
ちなみに麻宮騎亜の愛車は同カラーリングの964。それもチューンドカーであるシュトロゼック911 メガ・スピードスターRSである。

ちなみに麻宮騎亜の愛車は同カラーリングの964。それもチューンドカーであるシュトロゼック911 メガ・スピードスターRSである。
964を愛車にする有名人は数多く、日本では出川哲朗が1991年型の964カレラ2カブリオレを所有していたほか、TRFのDJ KOOも964ターボに乗っていた(現在は売却済)。



※写真は「ホットウィール」でチョロQテイストでディフォルメされた964のもの。
993型

993型は1994年から98年まで製造された空冷の最終モデル。特徴を一言で言うと964をさらに発展・進化させて成熟させた空冷ポルシェの極みというべき一台。
993はカエル目だった今までの型のデザインをなぎ倒し、フラットになっているのが特徴。
エンジンは水平対向6気筒の3.6L。だが、964型に比べて22ps馬力が上がった272psを発揮。
1996年以降からは285psを発揮するようになった。
今までと違うのは、リアサスペンションにマルチリンクサスペンションを採用し、完成度を高めている。
ポルシェでは初めての「GT2」の名がついたホモロゲモデル「911 GT2」などがあり、リベット留めのオーバーフェンダー専用大型ウイングや430psのツインターボユニットをRRに組み合わせている。
ちなみにこのGT2は本当にGT2クラス向けのホモロゲモデルだが、996からは『ターボ+RRのハイパフォーマンスモデル』の通称となっている。
余談だが湾岸ミッドナイトやシャコタン☆ブギなどを描いた楠みちはる氏も993GT2を所有している。

↑GT2
また、ハリウッド俳優のキアヌ・リーブスの愛車はこの型である。


何故にポルシェは空冷を辞めたのか
一言で言うと「環境性能試験が厳格化したから」事と「空冷はデメリットの方が多くて現代に於いては技術的にめんどくさい」からである。
その前に、水冷と空冷の違いについて話そう。ざっと簡単に言えばエンジンの熱を空気で冷やすのが空冷、水で冷やすのが水冷だ。
そもそもエンジンは熱に弱い。人間に例えば、激しく運動すれば体が暖まり熱が溜まってくる。しかし溜まりすぎるとエンジンはオーバーヒートとかの悪影響が、人間なら熱中症で倒れかねない状況となる。特にスポーツカーとなればパワー、馬力もある程度高くしなければならない。馬力が増えればより激しく動かさなければならない訳で、さらに熱が溜まりやすい。
『馬力のある車ほどボディがあったまるんだぜ...』byプロシュート兄貴
そこでエンジンの熱を抑えて冷やすために2つのやり方を考えた。本当はもう1個あるけど車では例を見ないし二輪でも某菌感染者のみこだわっているので忘れていい。
1つは水冷型。
文字通りエンジン内部に冷却水を循環させて冷やす方式で、簡単に人間で例えば首筋とかに水で濡らしたタオルで冷やしていると思えば良い。
対して空冷型は、外気や走行風だけで冷却する方式。自然空冷と強制空冷タイプがあり、自然空冷は走行風だけで冷却し、強制空冷はエンジンで駆動する冷却ファンを利用して冷やす。言わばこちらは小さな扇風機を付けて走るのと一緒だ。
その前に、水冷と空冷の違いについて話そう。ざっと簡単に言えばエンジンの熱を空気で冷やすのが空冷、水で冷やすのが水冷だ。
そもそもエンジンは熱に弱い。人間に例えば、激しく運動すれば体が暖まり熱が溜まってくる。しかし溜まりすぎるとエンジンはオーバーヒートとかの悪影響が、人間なら熱中症で倒れかねない状況となる。特にスポーツカーとなればパワー、馬力もある程度高くしなければならない。馬力が増えればより激しく動かさなければならない訳で、さらに熱が溜まりやすい。
『馬力のある車ほどボディがあったまるんだぜ...』byプロシュート兄貴
そこでエンジンの熱を抑えて冷やすために2つのやり方を考えた。
1つは水冷型。
文字通りエンジン内部に冷却水を循環させて冷やす方式で、簡単に人間で例えば首筋とかに水で濡らしたタオルで冷やしていると思えば良い。
対して空冷型は、外気や走行風だけで冷却する方式。自然空冷と強制空冷タイプがあり、自然空冷は走行風だけで冷却し、強制空冷はエンジンで駆動する冷却ファンを利用して冷やす。言わばこちらは小さな扇風機を付けて走るのと一緒だ。
空冷エンジンは水冷と比べてシステムが簡素でコストが抑えられやすい上に軽量だ。しかし、水冷エンジンに比べると空冷エンジンはエンジンの温度を一定に保ちにくいという難点がある。
外気や走行風で冷やすといっても、真夏の暑い日や、真冬の極寒の地帯、さらにノロノロ走らざる追えない場所とかなどでは安定した温度で冷やす事がまず出来ない。
エンジンの温度が安定しない=触媒の温度も安定しない=排ガスの濃度が安定しない=型式認定を通らない…とつながっているのである。
そもそも自動車の空冷エンジンはめちゃくちゃ技術的に扱うのが大変で、現代に於いてはもはやポルシェ以外のメーカーでもほとんど絶滅していると言ってもいい方式である。
バイクだとちょっとだけ残っていたりするけど、長年空冷を貫いてきたハーレーダビッドソンでもヘッド部分のみ油冷or水冷になるなどやっぱり絶滅が近づいている(*1)。
実はエンジンに定評のある、あのホンダでも空冷を巡って少し苦いエピソードがある。
1960年代後半に故・本田宗一郎氏が「水冷だってラジエターを空気で冷やすんだから、結局は水を媒介とした空冷にすぎない。だったら最初から空冷のほうが合理的」として空冷エンジンに凝った事があり、F1にも空冷エンジンのマシン、RA302(上の写真のマシン)を投入したり、空冷エンジンのセダン、ホンダ1300を発売した程だが、凝りに凝りすぎた故に軽量・低コスト・シンプルだった空冷のメリットを殺した重くて複雑なコストが高いものになってしまった程で、F1の方では本社と現場の対立を生んでしまい撤退する一因にもなった程。
外気や走行風で冷やすといっても、真夏の暑い日や、真冬の極寒の地帯、さらにノロノロ走らざる追えない場所とかなどでは安定した温度で冷やす事がまず出来ない。
エンジンの温度が安定しない=触媒の温度も安定しない=排ガスの濃度が安定しない=型式認定を通らない…とつながっているのである。
そもそも自動車の空冷エンジンはめちゃくちゃ技術的に扱うのが大変で、現代に於いてはもはやポルシェ以外のメーカーでもほとんど絶滅していると言ってもいい方式である。
バイクだとちょっとだけ残っていたりするけど、長年空冷を貫いてきたハーレーダビッドソンでもヘッド部分のみ油冷or水冷になるなどやっぱり絶滅が近づいている(*1)。
1960年代後半に故・本田宗一郎氏が「水冷だってラジエターを空気で冷やすんだから、結局は水を媒介とした空冷にすぎない。だったら最初から空冷のほうが合理的」として空冷エンジンに凝った事があり、F1にも空冷エンジンのマシン、RA302(上の写真のマシン)を投入したり、空冷エンジンのセダン、ホンダ1300を発売した程だが、凝りに凝りすぎた故に軽量・低コスト・シンプルだった空冷のメリットを殺した重くて複雑なコストが高いものになってしまった程で、F1の方では本社と現場の対立を生んでしまい撤退する一因にもなった程。
もちろん、現代の技術でも空冷エンジンは作れなくはない。しかし、開発コストが日々高まる現代の自動車に於いてはむしろ逆に作ればコストがかかる。
だから、そんなエンジンのエネルギー効率も悪く、騒音も出てしまうなど他にもデメリットだらけの空冷よりも、水冷の方が現代の車を作るに於いては楽なのである。
だから、そんなエンジンのエネルギー効率も悪く、騒音も出てしまうなど他にもデメリットだらけの空冷よりも、水冷の方が現代の車を作るに於いては楽なのである。
ちなみにVWグループ入り(2012年)したから空冷NGになったというのは996の発売(1997年)より後の話なので明確に異なる。
なお、空冷の911もオーバーヒートに気づかないとこうなる。オーナーの皆さんは日々温暖化の影響で過酷になりつつある中で、かなーり気を使って走っているのである。

なぜ空冷ポルシェは高騰しているのか?

空冷ポルシェは近年高騰している。それはなぜなのか。
その理由は、「わかりやすいから」である。
日産ならスカイラインGT−Rなど、フェラーリだとF40などを思い浮かべたり、アストンマーティンだったらDB5などと、すごくわかりやすいからである。ポルシェだとまず何を思い浮かべるだろうか。911を真っ先に思い浮かべるだろう。911と言えばポルシェの顔なのだ。

このこともあるが、最もなのが、「現存するノーマルが少ない、ほとんどは改造されてしまった個体が多い」ということである。
近年、ポルシェのレストモッド「シンガー」が人気だ。この会社は、964や993を「ナローポルシェ」風に仕上げる会社で、依頼価格は6000万円以上。本当に困ったものだ。そしてそのシンガーポルシェを売るとなると、一億円以上の価値があるわけであって、手に入れれるのは石油王かZOZOの某社長とかの富豪であって、買えることができなくなるのだ。
その上非常に空冷ポルシェは人気であり、あのRWBによってフェンダーを切られ、恐ろしいほどにオーバーフェンダーにされたりしている。そしてそのポルシェはもうノーマルに戻せない。
そうしなくても、昔からポルシェはスカイラインGT−Rやシルビアとかみたいに走り屋達が乗るチューニングカーとしても支持されている事もあるし、例えノーマルであってもRR故の操作性の難しさで、うっかり事故して廃車になるケースだってある。
一台一台ノーマル(チューニングベース)が消えるたびに高騰していくのだ。グランツーリスモ8が出たら、空冷は困達になっているだろう。いじるかどうかは個人の自由の範疇だとしても、今現在乗っている人は大切に乗って欲しいと思う。

↑シンガーが手掛けたポルシェ

↑RWBが手掛けたポルシェ
当時はスカイラインGT-R同然の安さなので3枚おろしにされたりしていた。

よく間違えられるメーカー
RUF

「ポルシェのチューナーが自動車メーカー?」と思う人も多いだろうが、RUFは独自性のあるクルマづくりをすること、そして排気ガスの抑制や耐久性を持たせる社会的責任を持つことからドイツ自動車工業会に属しているため、チューナーではなくれっきとした自動車メーカー。
モノコック(とライト)だけはポルシェ製造だが、他の部分についてはRUFのオリジナル部品で構成されている。例えば996と991ベースにRUFが手をかけた『RGT-8』に至っては「エンジンがオリジナルのV8」である。
その技術力は伊達じゃなく、80年代頃に出されたコンプリートカーであるCTR(通称イエローバード)には、とある海外の車雑誌の企画で世界中の高性能スーパーカーを集めて最高速度を競うテストを行うというものがあったが、その際にナンバー付きのままテスト会場のサーキットまで自走して来て、最高速テストで当時最速と言われたフェラーリ・F40やポルシェ・959の最高速を塗り替えた後に、テスト終了後に自走で帰っていった、というとてつもない逸話も残されているほど。大手メーカーが開発したスーパーカーを小規模でインディース的なメーカーだったRUFの車が上回ったというのは、当時大きなセンセーショナルであった。
モノコック(とライト)だけはポルシェ製造だが、他の部分についてはRUFのオリジナル部品で構成されている。例えば996と991ベースにRUFが手をかけた『RGT-8』に至っては「エンジンがオリジナルのV8」である。
その技術力は伊達じゃなく、80年代頃に出されたコンプリートカーであるCTR(通称イエローバード)には、とある海外の車雑誌の企画で世界中の高性能スーパーカーを集めて最高速度を競うテストを行うというものがあったが、その際にナンバー付きのままテスト会場のサーキットまで自走して来て、最高速テストで当時最速と言われたフェラーリ・F40やポルシェ・959の最高速を塗り替えた後に、テスト終了後に自走で帰っていった、というとてつもない逸話も残されているほど。大手メーカーが開発したスーパーカーを小規模でインディース的なメーカーだったRUFの車が上回ったというのは、当時大きなセンセーショナルであった。
普通のポルシェじゃ満足できない!!そんな人達の心を満たしてくれるのがRUFなのだ。
現在でもポルシェをベースとしたチューニングカーの製造のほか、古き良き空冷ポルシェをRUFなりに再解釈したオリジナルマシン「SCR」や「CTR Anniversary」の製造も手掛けている。
ポルシェがエレクトロニック・アーツの独占契約を結んだことで途方に暮れたゲームメーカー達は、ポルシェの代わりとしてライセンスに制約のないRUFに注目。グランツーリスモや湾岸ミッドナイトのゲームでは、911の代わりとして収録できる非常にありがたい存在だった。
現在では独占契約が切れてしまったことによりRUFを収録するゲームも少なくなったが、グランツーリスモのようなRUFを新たに収録し続けるゲームも存在するだめ、ゲームの世界でもポルシェの代わりではなくなる時代も近いのかもしれない。
現在では独占契約が切れてしまったことによりRUFを収録するゲームも少なくなったが、グランツーリスモのようなRUFを新たに収録し続けるゲームも存在するだめ、ゲームの世界でもポルシェの代わりではなくなる時代も近いのかもしれない。
ゲンバラ

ゲンバラは、ドイツのチューニングショップ。ポルシェのチューニングを得意とするメーカーであるが、自動車メーカーとして扱われる事が多いため、ポルシェであっても厳密には"ポルシェではない"ややこしい存在。なお、ポルシェ以外のチューニングカーも手掛けている。
上記の画像の911をベースとしたアバランシェは、ゲンバラの看板チューンドカー。
ドイツのメーカーではあるが日本との縁も非常に深いことで有名であり、スーパー耐久にゲンバラワークスとしてモータースポーツに参戦したり、首都高バトル01や街道バトル2、湾岸ミッドナイトマキシマムチューンにてコンプリートカーのライセンス許諾と車両のデータ協力を行った経歴もある。
創業者の故ウーヴェ・ゲンバラ氏は、インテリアデザインが専門だったとされており、ゲンバラ自体も元々はフォルクスワーゲンの内装を仕立てる事業が元。コンプリートカー参入のキッカケはゲンバラの評判を聞きつけたポルシェ乗りがゲンバラに内装の仕立てを依頼したことである。
創業者の故ウーヴェ・ゲンバラ氏は、インテリアデザインが専門だったとされており、ゲンバラ自体も元々はフォルクスワーゲンの内装を仕立てる事業が元。コンプリートカー参入のキッカケはゲンバラの評判を聞きつけたポルシェ乗りがゲンバラに内装の仕立てを依頼したことである。
順風満帆と思われたゲンバラだったが、創業者のウーヴェ・ゲンバラ氏はなんとマフィアから大金を借金、その金をビジネスに使ってしまった挙げ句、請求をスルーし借金をネコババしてしまう。
これにブチギレたマフィアにより身柄を誘拐された後に殺害され、ビニールにくるまれた状態で南アフリカにて死体として発見。その死体も損壊がひどく、奥歯1本でしか確認できないという身の毛がよだつ程の不可解な最期を遂げてしまった。
これにブチギレたマフィアにより身柄を誘拐された後に殺害され、ビニールにくるまれた状態で南アフリカにて死体として発見。その死体も損壊がひどく、奥歯1本でしか確認できないという身の毛がよだつ程の不可解な最期を遂げてしまった。
なお、会社そのものは破産したものの、本家ゲンバラはアンドレアス・シュワルツとステフェン・コルバッハの手によりブランド権と名称権を買い取ったうえで新生ゲンバラとして復活。また、ウーヴェの息子であるマーク・フィリップ・ゲンバラも、父のエッセンスを引き継いだ新会社「マーク・フィリップ・ゲンバラGmBH」を立ち上げ、新たなコンプリートカーの製造を行っている。
余談だが、ゲンバラ親子は首都高バトル01にて「ワンダラー」という条件付きで現れる強いライバルとして登場しているため、一見の価値アリ。
↑ウーヴェ・ゲンバラ
余談だが、ゲンバラ親子は首都高バトル01にて「ワンダラー」という条件付きで現れる強いライバルとして登場しているため、一見の価値アリ。

ラリーを着飾ったポルシェ 959

959は,80年代当時ポルシェが持っていた技術をすべて使った最高傑作とも言える車。
ポルシェは70年代から4WDシステムの開発を進めており、81年にスタディモデルの『4WDカブリオレ』を製作し、83年のフランクフルトモーターショーにて『グルッペB』という名前で披露され、959という名前で限定生産された。
グループB(WRC)と世界耐久選手権のホモロゲモデルとして200台限定で販売される予定だったが、予想を遥かに上回る283台が生産された。
公称値の300km/hを難なく達成し、また,930型をベースにしていることから後部座席があり、高い走行性と快適性を備えたモデルだった。左ハンドル限定であり、右ハンドルは生産されなかった。
リヤに搭載されるエンジンはおなじみ水平対向6気筒(しかしオールアルミ)で、空冷式ブロックと水冷式ヘッドを組み合わせ、二基のターボチャージャーが搭載されることで450psを発揮する。ちなみにこの車、水冷である(半空冷だが)
高回転では二基のターボによるシーケンシャルツインターボを採用している。
しかし、ここで悲劇が起こってしまう。
グループBが消滅したのだ。そのため、WRCには参戦できなかった。
しかし、舞台を変え、WRCよりも過酷なラリー、パリダカールラリーにて好成績を残した。
ポルシェ初のパリダカは959での参戦ではなく、「ポルシェ953」という実験車両が参戦した。
この953は930型のボディに開発段階の四輪駆動システムを採用し、自然吸気の水平対向6気筒の3.2L SOHC空冷エンジンを採用し、モノコックボディにポルシェ944から流用のプロペラシャフトを組み込んで四輪を駆動させた。

↑ポルシェ953。この身にまとっているロマンズカラーは959にも受け継がれる。
三台投入され、結果は1台総合優勝、その他2台は6位と28位という初陣にして好成績を残した。
1985年には、959ルックの935を投入するも全車リタイア。しかし、開発陣が改良点を洗いざして参戦した1986年にはツインターボエンジン仕様を送り込み、再び優勝を果たした。959は過酷なパリダカの砂漠を制したスーパーカーとなった。

↑パリダカにて、砂漠地帯を駆け抜けるポルシェ959(953)


この画像のポルシェ959は日産がリバースエンジニアリング(既存の製品を分解または解析し、その仕組みや仕様、構成部品、技術や設計などを明らかにすること)のために購入されたもので、
実はあの板金王でおなじみのR32 GT-RのアテーサE-TSを開発するために購入された個体である。ライバルとして語り継がれる事もある911とスカイラインGT−Rだが、第二世代スカイラインGT−Rの誕生にはライバルであるポルシェから学んだ技術があってこそと言えよう。
ちなみにその後この959はアメリカでレストアされオークションに出品されたところ、なんと日本円にして5.6億円の予想落札価格がついたという。
ポルシェが投入した有名な空冷レースカー達
917
1969年に登場したマシン。
ルマンではポルシェにとって初の総合優勝をもたらし、エンジンは水平対向12気筒で520馬力を発揮。エンジンは完全空冷だったため、エアコンの室外機と同じように強制的に冷却させるための特徴的なファンがついている。
imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。ちなみに最低生産台数が指定されたので力技でその台数を生産するというホモロゲーション取得もあって複数台も量産、様々なプライベーターチームに供給されており日本のレースでも出場していたりしている。(※写真は1971年に富士グランチャンピオンレースで生沢徹が917K仕様に改装された個体のもの)
この方針は917の登場以前から行われている事だが、質の高い高性能なレースカーをスポーツカーと同じく量産させてプライベーター達にも供給し、メーカーワークス相手でも対等に優勝争いを繰り広げさせる体制を整える姿勢は現在のFIA GT3にも通じるものでもあり、多くのレースチームの隆盛を支えた事も言うまでも無いだろう。
その後もロングテール化された「LH(ラングヘッグ)」やワイドボディー化して失敗作扱いされた「917/20」といった改良版が登場するなど、この917でポルシェはしばらく一人勝ち状態だった。
しかし、レギュレーション改正で欧州のスポーツカーレースから締め出されたあとは当時隆盛を誇っていたアメリカのCan-Am(カナディアン-アメリカン・チャレンジカップ)へと舞台を移し、オープン仕様のボディーに変更し、当時レース界に於いては最新の技術だったターボを取り入れ、1200馬力以上を発揮した917/10Kや30Kで暴れまわった。

1969年に登場したマシン。
ルマンではポルシェにとって初の総合優勝をもたらし、エンジンは水平対向12気筒で520馬力を発揮。エンジンは完全空冷だったため、エアコンの室外機と同じように強制的に冷却させるための特徴的なファンがついている。
imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。ちなみに
この方針は917の登場以前から行われている事だが、質の高い高性能なレースカーをスポーツカーと同じく量産させてプライベーター達にも供給し、メーカーワークス相手でも対等に優勝争いを繰り広げさせる体制を整える姿勢は現在のFIA GT3にも通じるものでもあり、多くのレースチームの隆盛を支えた事も言うまでも無いだろう。
その後もロングテール化された「LH(ラングヘッグ)」やワイドボディー化
しかし、レギュレーション改正で欧州のスポーツカーレースから締め出されたあとは当時隆盛を誇っていたアメリカのCan-Am(カナディアン-アメリカン・チャレンジカップ)へと舞台を移し、オープン仕様のボディーに変更し、当時レース界に於いては最新の技術だったターボを取り入れ、1200馬力以上を発揮した917/10Kや30Kで暴れまわった。

911 カレラ RSR3.0
グループ4レース車両として開発されたのが911カレラRSR3.0。
ワークスカラーはマルティ二をまとい、これを元にしたグループ5車両が73年のルマンで4位になった。
RSR2.8という仕様はプライベーターにも市販され、73年と75年ではデイトナ24時間で総合優勝を記録した。
グループ4レース車両として開発されたのが911カレラRSR3.0。
ワークスカラーはマルティ二をまとい、これを元にしたグループ5車両が73年のルマンで4位になった。
RSR2.8という仕様はプライベーターにも市販され、73年と75年ではデイトナ24時間で総合優勝を記録した。
911 カレラ RSRターボ
1974年登場のカレラRSRターボはグループ5のために開発されたマシン。
水平対向6気筒のターボチャージャーで、500psを発揮する。
1974年のルマンでは総合優勝を果たした。
ちなみに漫画「サーキットの狼」の早瀬佐近の車として登場。

1974年登場のカレラRSRターボはグループ5のために開発されたマシン。
水平対向6気筒のターボチャージャーで、500psを発揮する。
1974年のルマンでは総合優勝を果たした。
ちなみに漫画「サーキットの狼」の早瀬佐近の車として登場。

934
934は、プライベーター用グループ4参戦マシンとして誕生した。1976年と77年の間に400台ほどが作られたとされる。エンジンはカレラRSR3.0に搭載されていた水平対向6気筒&ターボチャージャーで485psを発揮する。エンジン本体は空冷だがインタークーラーはポルシェ初の水冷。
こちらも様々なプライベーターのレースチームに供給されルマンなどの様々なレースに参戦し、好成績を残していった。
ちなみにポルシェのレストモッドマシンを製作するあのシンガーが、934/5を記念して964型ベースの「DLSターボ」を製作した。ちなみにこのDLSターボ、二基のターボチャージャーどちらも電動ウェイストゲートを備え、エンジンの冷却に水を、余分な熱の除去に空気を利用している。
この改良の結果、なんと700psを発揮した。レトロな見た目に中身は現代のモンスター並み。まさにこれぞ「レストモッド」の極みと言えよう。
↑DLSターボ。
ちなみに、この934はあの星のマークでお馴染みのタミヤ初の電動RCカーの記念すべき第1号モデルとして登場している。
同様にプラモデルの方も発売されているが、その際にタミヤは資料として実際の930ターボを購入して分解したというエピソードが残されている。ポルシェを分解したという豪快なエピソードが残るのは他にはジョジョのアナスイくらいしか無いだろう。
また、「ゲームセンターあらし」で知られるすがやみつる氏が描いた漫画「ひみつ指令マシン刑事999」では刑事、嵐真一の愛車(つまりレーシング仕様のこの車を公道で乗り回している!)としても登場している。

934は、プライベーター用グループ4参戦マシンとして誕生した。1976年と77年の間に400台ほどが作られたとされる。エンジンはカレラRSR3.0に搭載されていた水平対向6気筒&ターボチャージャーで485psを発揮する。エンジン本体は空冷だがインタークーラーはポルシェ初の水冷。
こちらも様々なプライベーターのレースチームに供給されルマンなどの様々なレースに参戦し、好成績を残していった。
ちなみにポルシェのレストモッドマシンを製作するあのシンガーが、934/5を記念して964型ベースの「DLSターボ」を製作した。ちなみにこのDLSターボ、二基のターボチャージャーどちらも電動ウェイストゲートを備え、エンジンの冷却に水を、余分な熱の除去に空気を利用している。
この改良の結果、なんと700psを発揮した。レトロな見た目に中身は現代のモンスター並み。まさにこれぞ「レストモッド」の極みと言えよう。

↑DLSターボ。

935

上はモビー・ディック。下は初期型。


上はモビー・ディック。下は初期型。
1976年よりシルエットフォーミュラ(グループ5)を席巻したポルシェの代表格の一つ。スーパーカー世代にもこちらもお馴染みだろう。
76年の先行車のみ930譲りのカエル目だが、すぐにフラットノーズ化されて空力的にもスキがなくなった。
特に有名なのは78年に登場した935/78、通称「モビー・ディック(白鯨)」だろう。
その有り余るパワーとクローズドボディ故の低ドラッグで、ルマンの直線ではオープンプロトタイプカーである936(*2)をぶち抜いていたとか。
ちなみにこの/78よりヘッド部分が水冷の半空冷エンジンとなっている。
そしてこのエンジンは956にも排気量調整の上流用されている。
ちなみにトランスフォーマーのマイスターは935に変形する。
また、「機動戦士Z(ゼータ)ガンダム」に登場するガンダム界隈ではかなりネタにされるモビルスーツ「ジ・O」のデザインは担当した小林誠氏によると、「胸部デザインに935をイメージした」と語っている。メカニカルデザイン的にも、この935は役立っているのだ。
⇡よく見てみれば似ているはずだ。
76年の先行車のみ930譲りのカエル目だが、すぐにフラットノーズ化されて空力的にもスキがなくなった。
特に有名なのは78年に登場した935/78、通称「モビー・ディック(白鯨)」だろう。
その有り余るパワーとクローズドボディ故の低ドラッグで、ルマンの直線ではオープンプロトタイプカーである936(*2)をぶち抜いていたとか。
ちなみにこの/78よりヘッド部分が水冷の半空冷エンジンとなっている。
そしてこのエンジンは956にも排気量調整の上流用されている。
ちなみにトランスフォーマーのマイスターは935に変形する。

また、「機動戦士Z(ゼータ)ガンダム」に登場するガンダム界隈ではかなりネタにされるモビルスーツ「ジ・O」のデザインは担当した小林誠氏によると、「胸部デザインに935をイメージした」と語っている。メカニカルデザイン的にも、この935は役立っているのだ。

⇡よく見てみれば似ているはずだ。
2018年、復刻モデルとしてモビー・ディックを現代のテクノロジーと最新のメカニズムで蘇らせた935/19として復活している。77台のみ生産された貴重なモデルで、ベース車は991型911のGT2 RS。エンジンは水平対向6気筒の水冷エンジンで700psを発揮。ベース車両と同じである。
↑935/19。935を踏襲したマルティニカラー。917Kの赤と白のカラーもある。

↑935/19。935を踏襲したマルティニカラー。917Kの赤と白のカラーもある。
961
959のシャシーをベースにした一応グループBカー。欧州ではツーリングカーはグループA、スポーツカーはグループCでレースが行われていたため分類すべきクラスが存在せず、アメリカの旧グループ5準拠のGTXクラスで運用された。
Cカー全盛期の86年ル・マンに突如登場して、いきなり7位入賞をしてしまった化け物級のマシンで、1986年初めに961が完成し、初期には'IMSA-GTX Coupéという名前で公開された。
エンジンは959と同じで半空冷水平対向6気筒ツインターボを搭載している。
1987年、新たにロスマンスのスポンサーリバリーを着用した203番961をIMSAクラスでルマン24時に出場させた。 しかし、試合中に発生した事故で全焼。(今では、全焼したマシンも修復されて動態保存されている)完走することはできなかった...
その後、これ以降の成績は出ないとポルシェは思ったのか、開発を中止した。

959のシャシーをベースにした一応グループBカー。欧州ではツーリングカーはグループA、スポーツカーはグループCでレースが行われていたため分類すべきクラスが存在せず、アメリカの旧グループ5準拠のGTXクラスで運用された。
Cカー全盛期の86年ル・マンに突如登場して、いきなり7位入賞をしてしまった化け物級のマシンで、1986年初めに961が完成し、初期には'IMSA-GTX Coupéという名前で公開された。
エンジンは959と同じで半空冷水平対向6気筒ツインターボを搭載している。
1987年、新たにロスマンスのスポンサーリバリーを着用した203番961をIMSAクラスでルマン24時に出場させた。 しかし、試合中に発生した事故で全焼。(今では、全焼したマシンも修復されて動態保存されている)完走することはできなかった...
その後、これ以降の成績は出ないとポルシェは思ったのか、開発を中止した。
956
そして最後の(半)空冷レーシングカーがこの956。
962(C)にも渡っての大活躍はもはや書かずとも分かるだろう。グループC創成期に鮮烈的な活躍を見せ、その後も多くのプライベーター達の手によって運用され、グループCが終焉を迎えるまでの長い間支えた屋台骨となった。
956時代はずっと半水冷で、962Cではワークスは1986年、カスタマーは87年まで半水冷の935/82を使用し、それ以降は全水冷の935/83へと更新された。
故に88年式なのに935/82と設定されているグランツーリスモシリーズは年式ミスが疑われている。
IMSAではエンジンレギュレーションの関係で全空冷2バルブシングルターボが有利と判断され、2.9Lの962/70が開発された。
その後Gr.Cとレギュレーションがほぼ共通化されたため全水冷の962C、更には戦闘力を求めて他メーカーに移るユーザーも多く、
最後まで残った空冷エンジンはおそらく1993年のIMSAでTeam Gunnarが使用していた屋根ぶった切りの962無印、通称Gunnar966で使われていた962/72と思われる。
ちなみになんで空冷をやめたのかと言うと「空冷ファンで床下の空気を吸ってしまうとディフューザーの作用に悪影響があったから」という物だったりする。

そして最後の(半)空冷レーシングカーがこの956。
962(C)にも渡っての大活躍はもはや書かずとも分かるだろう。グループC創成期に鮮烈的な活躍を見せ、その後も多くのプライベーター達の手によって運用され、グループCが終焉を迎えるまでの長い間支えた屋台骨となった。
956時代はずっと半水冷で、962Cではワークスは1986年、カスタマーは87年まで半水冷の935/82を使用し、それ以降は全水冷の935/83へと更新された。
故に88年式なのに935/82と設定されているグランツーリスモシリーズは年式ミスが疑われている。
IMSAではエンジンレギュレーションの関係で全空冷2バルブシングルターボが有利と判断され、2.9Lの962/70が開発された。
その後Gr.Cとレギュレーションがほぼ共通化されたため全水冷の962C、更には戦闘力を求めて他メーカーに移るユーザーも多く、
最後まで残った空冷エンジンはおそらく1993年のIMSAでTeam Gunnarが使用していた屋根ぶった切りの962無印、通称Gunnar966で使われていた962/72と思われる。
ちなみになんで空冷をやめたのかと言うと「空冷ファンで床下の空気を吸ってしまうとディフューザーの作用に悪影響があったから」という物だったりする。

同じくルマンでも962Cが無理やり走ったというのも有名だけど、こちらも3.0L全水冷搭載車だったので割愛。
まあ、いずれにせよそれだけ長い期間支え、グループC終了後でも活躍していた、様々な技術で停滞すればあっという間に旧態化してしまうレーシングカーとしては実に息の長い存在であった事は間違いない。
謎多きレプリカ コビン ターボクーペ

この930ターボ、実はポルシェではない。
イギリスのキットカーメーカー「コビン」が制作した「コビン ターボクーペ」というキットカーである。
日本には数台輸入されたらしいが、日本での文献はあまりない。
ターボクーペはどうやら様々な形のものがあるらしく、964や993型のものも出てくる。
ウィキペディア(英語)https://de.m.wikipedia.org/wiki/Covin_(Automake)によると、どうやらTim Cook(アップルとは別人)とNick Vincent という人によって創設された会社らしく、エンジンはフォルクスワーゲンタイプ3のものを使っているらしい。
ウィキメディア・コモンズにて見つけたコビン ターボクーペとされる画像。
空冷ポルシェのモデル
カブリオレ
ポルシェにカブリオレが追加されたのは930から。
ポルシェのオープン仕様。
ボディ剛性がオープンカーのため重量が重く、ハードトップより性能が劣るケースが多い。

ポルシェにカブリオレが追加されたのは930から。
ポルシェのオープン仕様。
ボディ剛性がオープンカーのため重量が重く、ハードトップより性能が劣るケースが多い。
ターボ
文字通りにターボをくっつけた存在。こちらも930から追加…というかターボのために930が制作されたというか。
全車ターボになった991.2からはノーマルボディのハイパフォーマンスモデルという位置づけになっている。

文字通りにターボをくっつけた存在。こちらも930から追加…というかターボのために930が制作されたというか。
全車ターボになった991.2からはノーマルボディのハイパフォーマンスモデルという位置づけになっている。
タルガトップ

カブリオレに似ているが、屋根の頂点部分だけが外れ、リアウィンドウはそのまま残るタイプのオープン仕様。901時代の1967年からラインナップされている。
ただ当初は「カブリオレにすると横転時にアレなので、ロールバー部分を残した奴」という扱いで、リアガラスの部分はカブリオレよろしく幌だったりする。
リアウィンドウがガラスになり、名実ともに屋根の頂点部分だけが外れるようになったのは1969年から。
S660やエリーゼ等、この手のオープンカーをタルガトップという人は多いが、実はポルシェがタルガトップの名称を登録しているので他のメーカーは使えなかったりする。
993から997では「サンルーフのでかいやつ」的で、ドア上のフレームが残るスライディングルーフと化していて開放感がなかったが、
991と992では「一度リアウィンドウが持ち上がって屋根を収納」という凝った機構を備えたことでフレームを撤廃して開放感が上がった。
ただ当初は「カブリオレにすると横転時にアレなので、ロールバー部分を残した奴」という扱いで、リアガラスの部分はカブリオレよろしく幌だったりする。
リアウィンドウがガラスになり、名実ともに屋根の頂点部分だけが外れるようになったのは1969年から。
S660やエリーゼ等、この手のオープンカーをタルガトップという人は多いが、実はポルシェがタルガトップの名称を登録しているので他のメーカーは使えなかったりする。
993から997では「サンルーフのでかいやつ」的で、ドア上のフレームが残るスライディングルーフと化していて開放感がなかったが、
991と992では「一度リアウィンドウが持ち上がって屋根を収納」という凝った機構を備えたことでフレームを撤廃して開放感が上がった。
カレラ

901時代はレース用のホモロゲモデル、930後期の1984年からは「N/Aエンジン搭載車」に与えられるグレード名。
どうも930でエンジンを改良していった結果、ナナサンカレラのパワーを超えたということもあってこの名称を与えられるようになった模様。
その後空冷は飛び越えるけど全車ターボ化された991.2からは「ベーシックモデル」に与えられるグレード名になった。
どうも930でエンジンを改良していった結果、ナナサンカレラのパワーを超えたということもあってこの名称を与えられるようになった模様。
その後空冷は飛び越えるけど全車ターボ化された991.2からは「ベーシックモデル」に与えられるグレード名になった。
スピードスター
この引くほど真っ赤なポルシェは「911スピードスター」というもので、930から設定された。
リアシートを取り除いた完全なる2シーターであり、964型のスピードスターの場合936台という限定生産で今はコレクターズアイテムとなっている。
ポルシェ356スピードスターを元にしている。
フラットノーズ
ポルシェが最終型になると少しだけ生産していた希少なモデル。
元はといえど、ある富豪が原因なのです。ここで昔話。
昔々、(とはいっても1980年代なのだが)ドイツのシュツッガルトのポルシェカスタマーディビジョンに珍奇なオーダーが舞い込みました。話によると自分はスイスのディーラー経由で「俺のポルシェかっこよくできまへんの?ヘッドライト除いて、935みたいにしてくれや」という注文に、カスタマーディビジョンは大いに戸惑った。935はレーシングカー。納められていた911は乗用車なのでカスタマーディビジョンのエンジニアたちは首を縦に振らなかった。
しかし、ディーラーは「太客だから」の鬼のような一点張りで引き受けさせてしまいました。
出来上がったモデルはヘッドライトが935のようにフロントスポイラーに収納され、カエルのようなヘッドライトはフラットになって、そのスイスの顧客に納品されました。めでたしめでたし。
そこから噂が広まり、930で230台ほどの売上があったらしい。
ちなみに964型もあり、名前はオシャンティーな「フラッハバウ」
この型はパカッと944のように開くのではなく、928のような開き方をすることで知られている。
ターボルック
外見はターボ、中身はN/A。コ◯ンを逆にしたかのようなこの仕様はターボルックといい、もうまさにキメラである。
だが足回りやブレーキなどはターボ仕様であり、N/Aでも楽しめる車だろう。
ジュビリー
911誕生30周年記念で964型のみのリミテッドモデルで、日本へは20台のみ正規輸入。
カレラ4のパワートレーンにターボルックという興味深い内容になっている。うしろのエンブレムはCarreraから911に変わっている。

この引くほど真っ赤なポルシェは「911スピードスター」というもので、930から設定された。
リアシートを取り除いた完全なる2シーターであり、964型のスピードスターの場合936台という限定生産で今はコレクターズアイテムとなっている。
ポルシェ356スピードスターを元にしている。
フラットノーズ

ポルシェが最終型になると少しだけ生産していた希少なモデル。
元はといえど、ある富豪が原因なのです。ここで昔話。
昔々、(とはいっても1980年代なのだが)ドイツのシュツッガルトのポルシェカスタマーディビジョンに珍奇なオーダーが舞い込みました。話によると自分はスイスのディーラー経由で「俺のポルシェかっこよくできまへんの?ヘッドライト除いて、935みたいにしてくれや」という注文に、カスタマーディビジョンは大いに戸惑った。935はレーシングカー。納められていた911は乗用車なのでカスタマーディビジョンのエンジニアたちは首を縦に振らなかった。
しかし、ディーラーは「太客だから」の鬼のような一点張りで引き受けさせてしまいました。
出来上がったモデルはヘッドライトが935のようにフロントスポイラーに収納され、カエルのようなヘッドライトはフラットになって、そのスイスの顧客に納品されました。めでたしめでたし。
そこから噂が広まり、930で230台ほどの売上があったらしい。
ちなみに964型もあり、名前はオシャンティーな「フラッハバウ」
この型はパカッと944のように開くのではなく、928のような開き方をすることで知られている。

ターボルック

外見はターボ、中身はN/A。コ◯ンを逆にしたかのようなこの仕様はターボルックといい、もうまさにキメラである。
だが足回りやブレーキなどはターボ仕様であり、N/Aでも楽しめる車だろう。
ジュビリー
911誕生30周年記念で964型のみのリミテッドモデルで、日本へは20台のみ正規輸入。
カレラ4のパワートレーンにターボルックという興味深い内容になっている。うしろのエンブレムはCarreraから911に変わっている。
湾岸の黒い怪鳥「ブラックバード」

ー撃墜させてもらおう。走り続けてきた経験とプライドにかけて。ー
ー簡単ですヨ。全部注ぎ込んでるからですヨ。ー
ー朝倉ァァァァ!!ー
BBSのホイール、湾岸バンパー、北見チューン。ブラックバードである。
湾岸のおいしゃさん帝王である島達也が駆る。
大学病院に勤務している島は、免許を取ってからこの911にすべてを注ぎ込んでいるといい、セリフから最低限の生活費以外すべて911に注ぎ込んでいるらしい。
このブラックバードは700ps(C1ランナーでは600馬力になっている。)を発揮していて、島も「踏めば死ぬ」と行っている。やっぱパワーは麻薬だなあ...
作中では初期は930だったが、ブローしてから964に乗り換えた。
作中にて、ふとしたことから事故をおこし、そこからなにかが吹っ切れたのか、パイプフレーム+カーボン外装の車検取得不可能な改造を行い、後1年で廃車にすることを引き換えに恐ろしい速さを手に入れた。ブラックバード、さすがにブラックすぎる。
ちなみにブラックバードは超高速偵察機「SR-71」に由来する自称である。
その後、ドイツに留学するため車を預けていたが、期間が一年伸びたためポルシェを送ってもらうことになった。
ちなみにエアロの元ネタはTBK製だと思われる。
湾岸の
大学病院に勤務している島は、免許を取ってからこの911にすべてを注ぎ込んでいるといい、セリフから最低限の生活費以外すべて911に注ぎ込んでいるらしい。
このブラックバードは700ps(C1ランナーでは600馬力になっている。)を発揮していて、島も「踏めば死ぬ」と行っている。やっぱパワーは麻薬だなあ...
作中では初期は930だったが、ブローしてから964に乗り換えた。
作中にて、ふとしたことから事故をおこし、そこからなにかが吹っ切れたのか、パイプフレーム+カーボン外装の車検取得不可能な改造を行い、後1年で廃車にすることを引き換えに恐ろしい速さを手に入れた。ブラックバード、さすがにブラックすぎる。
ちなみにブラックバードは超高速偵察機「SR-71」に由来する自称である。
その後、ドイツに留学するため車を預けていたが、期間が一年伸びたためポルシェを送ってもらうことになった。
ちなみにエアロの元ネタはTBK製だと思われる。
このブラックバードは元ネタがあるとされており、ストリートレーシングチーム「mid night」の初代会長の吉田氏の930だとされる。
991RSRより遙か前に、エンジンとミッションの位置を逆転させたMR化を実現。
わざわざポルシェのファクトリーであるシュツットガルトへと送られてチューニングされたエンジンは排気量が100cc拡大され、最大ブースト1.1キロに610psを発揮。
谷田部トライアルでは四速7200rpmで340km/hをマーク。
インタークーラーはノーマルの3倍以上のレース用で、まさにモンスターマシンである。

991RSRより遙か前に、エンジンとミッションの位置を逆転させたMR化を実現。
わざわざポルシェのファクトリーであるシュツットガルトへと送られてチューニングされたエンジンは排気量が100cc拡大され、最大ブースト1.1キロに610psを発揮。
谷田部トライアルでは四速7200rpmで340km/hをマーク。
インタークーラーはノーマルの3倍以上のレース用で、まさにモンスターマシンである。
「首都高バトル0」にて登場したワンダラーのZEROはブラックバードを意識しているが車種的にはRUF CTRになっている。
湾岸ミッドナイトマキシマムチューンでも5DX+までRUFが使われていた。

湾岸ミッドナイトマキシマムチューンでも5DX+までRUFが使われていた。

空冷時代のポルシェと縁のあるメーカー
この概要はお酒やタバコを説明しています。酒、タバコは20歳になってから。
マルティニ
イタリアのスパークリングワインの会社。ランチアとかでもお馴染みのメーカーだろう。
味はフレッシュ&フルーティーで飲みやすいとのこと。
でも、ワイン=お酒、今ならあまりクルマとは関わらせるのはコンプライアンス的にダメな業種のスポンサー(飲酒運転は絶対にダメ!)だったりして、特にミニカーとかでもボカされてる事もあったりする事は……まあ、言わんとこう。
特徴のあるストライプは「マルティニストライプ」と呼ばれている。様々なレースカーに使われており、「モビー・ディック」ことポルシェ935やカレラRSR3.0などに使われていたりする。
ロスマンズ
イギリスのたばこ、ビール製造メーカー(また酒か!)現在はBATの一ブランド。
噂によると、北朝鮮の某総書記がこのタバコを愛用しているらしい。
特徴的なストライプは、「ロスマンズカラー」と言う。こちらもたとえGT収録の962CみたいにRothmansの代わりにRacingとなっていても、そのカラーリングだけでタバコ広告と判断されるらしくミニカーとかでもボカされる事が多い。
酒とタバコは20歳になってから。
ポルシェでは、ポルシェ959や956がこのカラーをまとっていた。
創業70周年を迎えた2018年のルマンに、塗分こそ微妙に異なるがロスマンズブルーを纏った911RSRが登場した。どうやってタバコ広告を回避したのかは永遠の謎。
2024年に最新式の992に「911ダカール」というオプションがついたが、959を踏襲したロスマンズカラーだった。
ガルフ
アメリカの石油会社。60年代から70年代までポルシェやフォードにルマンなどで
スポンサーを務めていた。というかガルフ石油自体は84年にシェブロンという会社に吸収されて消滅したが、後から販売部門が潤滑油メーカーとして独立した。
ポルシェでは917がこのカラーをまとっている。他メーカーだとフォードGT40とかマクラーレンF1GTRがこのガルフカラーだった。
2016年にはSUPER GTでパシフィックレーシングがこのカラーで911を走らせている。
イェーガーマイスター
このめちゃくちゃ神々しい鹿はなんだよwwwイェーガーマイスターはドイツの
リキュール
の銘柄。これも飲んだらクルマに乗ってはいけない酒の一種だ。
健康に良いリキュールであるが、養命酒ではない。
長年レーシングチームスポンサーを務めており、アルファロメオやBMWなどにも協力しているが、中でも有名なのが934だろう。イェーガーマイスターをまとった934は1976年のドイツレーシングカー選手権第一回、二回と優勝している。その他にも、956などがこのカラーをまとった。

マルティニ

イタリアのスパークリングワインの会社。ランチアとかでもお馴染みのメーカーだろう。
味はフレッシュ&フルーティーで飲みやすいとのこと。
でも、ワイン=お酒、今ならあまりクルマとは関わらせるのはコンプライアンス的にダメな業種のスポンサー(飲酒運転は絶対にダメ!)だったりして、特にミニカーとかでもボカされてる事もあったりする事は……まあ、言わんとこう。
特徴のあるストライプは「マルティニストライプ」と呼ばれている。様々なレースカーに使われており、「モビー・ディック」ことポルシェ935やカレラRSR3.0などに使われていたりする。

ロスマンズ

イギリスのたばこ、ビール製造メーカー(また酒か!)現在はBATの一ブランド。
噂によると、北朝鮮の某総書記がこのタバコを愛用しているらしい。
特徴的なストライプは、「ロスマンズカラー」と言う。こちらもたとえGT収録の962CみたいにRothmansの代わりにRacingとなっていても、そのカラーリングだけでタバコ広告と判断されるらしくミニカーとかでもボカされる事が多い。
酒とタバコは20歳になってから。
ポルシェでは、ポルシェ959や956がこのカラーをまとっていた。
創業70周年を迎えた2018年のルマンに、塗分こそ微妙に異なるがロスマンズブルーを纏った911RSRが登場した。どうやってタバコ広告を回避したのかは永遠の謎。
2024年に最新式の992に「911ダカール」というオプションがついたが、959を踏襲したロスマンズカラーだった。

ガルフ

スポンサーを務めていた。というかガルフ石油自体は84年にシェブロンという会社に吸収されて消滅したが、後から販売部門が潤滑油メーカーとして独立した。
ポルシェでは917がこのカラーをまとっている。他メーカーだとフォードGT40とかマクラーレンF1GTRがこのガルフカラーだった。
2016年にはSUPER GTでパシフィックレーシングがこのカラーで911を走らせている。
イェーガーマイスター

健康に良いリキュールであるが、養命酒ではない。
長年レーシングチームスポンサーを務めており、アルファロメオやBMWなどにも協力しているが、中でも有名なのが934だろう。イェーガーマイスターをまとった934は1976年のドイツレーシングカー選手権第一回、二回と優勝している。その他にも、956などがこのカラーをまとった。

ポルシェのカスタムメーカー
RWB
ポルシェのカスタムとチューニングを得意とする日本の会社。
正式名称は「RAUH-Welt BEGRIFF(ラウヴェルト・べグリフ)」読みにくいけど、言えたらカッコいい。
RWBはアメリカ、イギリスなどの11カ国で営業しており、絶大な人気を誇る。
専門としているのはネオクラ、クラシックのポルシェ。しかもフェンダーをぶった切るという後戻りできない改造をするので、頼むときには本当に頼むべきか考えよう。
社長は中井啓という人で、もともとドリフトのチームをやっていたが、その時のチーム名が「Rough World」。
「RAUH-Welt」はドイツ車をやるにあたってこのRough Worldを独語訳したものだったりする。
また、中井啓氏は元々AE86をプライベートチューンで弄り倒していた職人でもあり、顧客から注文が入ったら自らガレージに入り作業を行う。
ちなみに30年ぐらい前の雑誌「CARBOY」ではプライベートチューンで930を弄り倒してドリフトするという連載が掲載されていた。流石にRR独特の挙動には手を焼いていたようだが。
その時には「車体はそれなりの値段で手に入るし、パーツ代は言うほど高くないのでプライベートチューンで工賃浮かせば法外な値段はかからないし実質ハチロク(*3)」という趣旨の発言をしていたが、
今ではポルシェもハチロクも車体が法外な値段である、時間の流れを感じる。

ポルシェのカスタムとチューニングを得意とする日本の会社。
正式名称は「RAUH-Welt BEGRIFF(ラウヴェルト・べグリフ)」読みにくいけど、言えたらカッコいい。
RWBはアメリカ、イギリスなどの11カ国で営業しており、絶大な人気を誇る。
専門としているのはネオクラ、クラシックのポルシェ。しかもフェンダーをぶった切るという後戻りできない改造をするので、頼むときには本当に頼むべきか考えよう。
社長は中井啓という人で、もともとドリフトのチームをやっていたが、その時のチーム名が「Rough World」。
「RAUH-Welt」はドイツ車をやるにあたってこのRough Worldを独語訳したものだったりする。
また、中井啓氏は元々AE86をプライベートチューンで弄り倒していた職人でもあり、顧客から注文が入ったら自らガレージに入り作業を行う。
ちなみに30年ぐらい前の雑誌「CARBOY」ではプライベートチューンで930を弄り倒してドリフトするという連載が掲載されていた。流石にRR独特の挙動には手を焼いていたようだが。
その時には「車体はそれなりの値段で手に入るし、パーツ代は言うほど高くないのでプライベートチューンで工賃浮かせば法外な値段はかからないし実質ハチロク(*3)」という趣旨の発言をしていたが、
今ではポルシェもハチロクも車体が法外な値段である、時間の流れを感じる。
シンガー
イギリスのミュージシャンのロブ・ディキンソン氏が南カリフォルニアに建てたレストモッド企業。
964型や993型を「ナローポルシェ」風や「ビックバンパー」風に仕上げることで有名。
しかし、注文する場合は6000万円以上の価格がつき、富豪が手に入れる特別なポルシェとなっている。
しかし、中身はモンスターマシンとなっていて、特別なDLSターボという車も、ツインターボチャージャーで700psを発揮している。
内装もシックなアルカンターラを使い、至る所にカーボンを使ったまさに「札束をバラ撒きながら走る車」である。

イギリスのミュージシャンのロブ・ディキンソン氏が南カリフォルニアに建てたレストモッド企業。
964型や993型を「ナローポルシェ」風や「ビックバンパー」風に仕上げることで有名。
しかし、注文する場合は6000万円以上の価格がつき、富豪が手に入れる特別なポルシェとなっている。
しかし、中身はモンスターマシンとなっていて、特別なDLSターボという車も、ツインターボチャージャーで700psを発揮している。
内装もシックなアルカンターラを使い、至る所にカーボンを使ったまさに「札束をバラ撒きながら走る車」である。
ガンサーワークス
カリフォルニアにあるレストモッド企業。
特に993型のレストモッドを行っており、すべてのボディパネルにカーボンを使うという太っ腹企業。
特に「GWR」という車はフロントフェイシアには大型のインテーク、ボンネットには黒いスプリッターが配置され、リアにはダックテールが装着される。
内装もふんだんにカーボンが使われ、バケットシートやダッシュボードにまで使われている。
ステアリングホイールはアルカンターラでラッピングされ、ゴールドのゲージと12時位置のマーカーが特別感を演出している。しかもエンジンもすごく、4.0Lの水平対向6気筒で9000rpmまで回る高回転型となっており、もっとすごいのはこれが自然吸気で、しかも500psを発揮する。流石にターボに馬力では叶わないが、吹け上がりの良い自然吸気ならではのレスポンスで高回転域まで気持ちよく回す快感を味わえる。
ちなみにお値段は1億円以上する。フルカーボンなので致し方ないが、なかなか他と線と異なる一台だけにぜひ助手席でも良いから味わって乗ってみたい。

特に993型のレストモッドを行っており、すべてのボディパネルにカーボンを使うという太っ腹企業。
特に「GWR」という車はフロントフェイシアには大型のインテーク、ボンネットには黒いスプリッターが配置され、リアにはダックテールが装着される。
内装もふんだんにカーボンが使われ、バケットシートやダッシュボードにまで使われている。
ステアリングホイールはアルカンターラでラッピングされ、ゴールドのゲージと12時位置のマーカーが特別感を演出している。しかもエンジンもすごく、4.0Lの水平対向6気筒で9000rpmまで回る高回転型となっており、もっとすごいのはこれが自然吸気で、しかも500psを発揮する。流石にターボに馬力では叶わないが、吹け上がりの良い自然吸気ならではのレスポンスで高回転域まで気持ちよく回す快感を味わえる。
ちなみにお値段は1億円以上する。フルカーボンなので致し方ないが、なかなか他と線と異なる一台だけにぜひ助手席でも良いから味わって乗ってみたい。
RUF
(画像はCTR 2)
よく間違えられるメーカーでも紹介したとおり、こちらは普通のポルシェじゃ満足できないあなたにおすすめのショップである。
RUFのオリジナル車種以外にも、本物のポルシェをベースにRUF製のチューニングパーツを組み込んだコンプリートカーや、それらを一部組み込むスポーツキットを販売している。
見た目はほぼノーマルだが中身は恐ろしい猛獣であり、イエローバードことCTRは水平対向6気筒のSOHCで469psを発揮するわ、後継作のCTR2でさえも水平対向6気筒のツインターボで520psを発揮するというバケモンメーカーである。
しかしお値段は安くない!初代CTRはまさかの1.3億円という価格もバケモンなメーカーである。
しかしこの会社、良心的なところもあるようで、自宅でRUF車を作ることができる「コンバージョンキット」というものがあり、200万ほどするが+200psぐらいは出るようになるキットなので、一見の価値あり。

(画像はCTR 2)
よく間違えられるメーカーでも紹介したとおり、こちらは普通のポルシェじゃ満足できないあなたにおすすめのショップである。
RUFのオリジナル車種以外にも、本物のポルシェをベースにRUF製のチューニングパーツを組み込んだコンプリートカーや、それらを一部組み込むスポーツキットを販売している。
見た目はほぼノーマルだが中身は恐ろしい猛獣であり、イエローバードことCTRは水平対向6気筒のSOHCで469psを発揮するわ、後継作のCTR2でさえも水平対向6気筒のツインターボで520psを発揮するというバケモンメーカーである。
しかしお値段は安くない!初代CTRはまさかの1.3億円という価格もバケモンなメーカーである。
しかしこの会社、良心的なところもあるようで、自宅でRUF車を作ることができる「コンバージョンキット」というものがあり、200万ほどするが+200psぐらいは出るようになるキットなので、一見の価値あり。
ゲンバラ
よく間違えられるメーカーでも紹介したとおり、ドイツのドレスアップ&チューニングショップ。
どれもポルシェベースではあるが、絶対に見間違えられるような姿をしている。
唯一原形をとどめているのは964ベースのゲンバラだろうか...。
エンジンは前述のRUFに外注し、恐ろしいスピードを手に入れている。
しかし、そう長続きしないものである。よく間違えられるメーカーでも紹介したとおり、ウーヴェ・ゲンバラ氏が失踪してしまった。そこからどんどんと迷走を始め、メルセデス・ベンツを改造した「1001SEL」やこんなん誰が買うん?というようなエンツォ・フェラーリをベースにした「MIG-U1」などを最後に日本法人本社ともに倒産してしまった。その後ゲンバラ一族の手から離れ、他の会社がすることに。
しかし、ウーヴェ・ゲンバラの息子のマーク・フィリップ・ゲンバラが「MP(マーク・フィリップ)・ゲンバラ」を設立。しかし本家ゲンバラとMPゲンバラは仲が良くなく、2021年に本家ゲンバラが訴訟を起こしている。

よく間違えられるメーカーでも紹介したとおり、ドイツのドレスアップ&チューニングショップ。
どれもポルシェベースではあるが、絶対に見間違えられるような姿をしている。
唯一原形をとどめているのは964ベースのゲンバラだろうか...。
エンジンは前述のRUFに外注し、恐ろしいスピードを手に入れている。
しかし、そう長続きしないものである。よく間違えられるメーカーでも紹介したとおり、ウーヴェ・ゲンバラ氏が失踪してしまった。そこからどんどんと迷走を始め、メルセデス・ベンツを改造した「1001SEL」やこんなん誰が買うん?というようなエンツォ・フェラーリをベースにした「MIG-U1」などを最後に日本法人本社ともに倒産してしまった。その後ゲンバラ一族の手から離れ、他の会社がすることに。
しかし、ウーヴェ・ゲンバラの息子のマーク・フィリップ・ゲンバラが「MP(マーク・フィリップ)・ゲンバラ」を設立。しかし本家ゲンバラとMPゲンバラは仲が良くなく、2021年に本家ゲンバラが訴訟を起こしている。
テッドソン
ヨーロッパのコラティアにあるレストモッド企業。特に有名なのが964ベースの「デイドリーム」という車。この車はダックテールやフェンダーなどを「未来的な911に近づけるが、911のDNAは残っている」要素を取り込んでいる。また、パワーも凄まじく、3.6Lの水平対向6気筒を分解し4.0Lにボアアップし再度組み上げている。しかしシンガーやガンサーワークスと違うのは、組み上げるときにエンジンとトランスアクスルの間にエレクトリックモーターを追加しているという類を見ない改造をしており、その結果385psになるが、これはエンジンのみの標準モードの馬力であり、スポーツモードになるとエンジンとエレクトリックモーター両方を使用し459psを発揮するようになるバケモンである。その上「スポーツモード」はモーターの力が50%しか開放されておらず、スポーツモードプラスになるとモーターの力が全開になり、0-100加速が2.8秒になるという恐ろしい力を発揮する。また、カーボンファイバー製ボディパネルを使うことによりエレクトリック化にもかかわらず、車体重量はレストモッド前の重量より軽い1297kg(乾燥重量)という重量もおかしいことになっている。そのためテッドソンは4WDを推奨しており、「RRを扱うのは注意が必要であり、運転できるのは経験豊富なポルシェ・ドライバーのみ」と語っている。また、公式サイトでも「後輪駆動仕様はウインドウメーカー(未亡人製造機)である」という記載がされてある。
しかもこの「デイドリーム」は好みのドライビングスタイルに合わせてパワーユニットを選択できるようになっており、

ヨーロッパのコラティアにあるレストモッド企業。特に有名なのが964ベースの「デイドリーム」という車。この車はダックテールやフェンダーなどを「未来的な911に近づけるが、911のDNAは残っている」要素を取り込んでいる。また、パワーも凄まじく、3.6Lの水平対向6気筒を分解し4.0Lにボアアップし再度組み上げている。しかしシンガーやガンサーワークスと違うのは、組み上げるときにエンジンとトランスアクスルの間にエレクトリックモーターを追加しているという類を見ない改造をしており、その結果385psになるが、これはエンジンのみの標準モードの馬力であり、スポーツモードになるとエンジンとエレクトリックモーター両方を使用し459psを発揮するようになるバケモンである。その上「スポーツモード」はモーターの力が50%しか開放されておらず、スポーツモードプラスになるとモーターの力が全開になり、0-100加速が2.8秒になるという恐ろしい力を発揮する。また、カーボンファイバー製ボディパネルを使うことによりエレクトリック化にもかかわらず、車体重量はレストモッド前の重量より軽い1297kg(乾燥重量)という重量もおかしいことになっている。そのためテッドソンは4WDを推奨しており、「RRを扱うのは注意が必要であり、運転できるのは経験豊富なポルシェ・ドライバーのみ」と語っている。また、公式サイトでも「後輪駆動仕様はウインドウメーカー(未亡人製造機)である」という記載がされてある。
しかもこの「デイドリーム」は好みのドライビングスタイルに合わせてパワーユニットを選択できるようになっており、
- デイドリーム
空冷エンジン搭載モデル
- デイドリームR
ハイブリッドパフォーマンスにより、出力やパフォーマンスが向上した空冷エンジン搭載モデル
- デイドリームE
すべて電動化
というようなおしながきがある。
というようなおしながきがある。
マッドレーン
岡山県真庭市にあるカスタムメーカー。
有名なものといえば、935MLなどがあるだろう。この車は964ベースのポルシェ935を現代的に再解釈したもので、コンセプトは「935をマッドレーン流の美しいマシンへ仕上げる」というもので、実際にこの車はパイプフレーム化されており、リアカウルは実際のレースで使用されていた本物を使用。タービンはKKK製で水平対向6気筒と、ポルシェのDNAは捨てていない作品となっている。初公開は東京オートサロン’24で、同年11月の真庭速祭で初走行をした。
その他にもマッドレーンのポルシェはあり、エアサスを装備した964型などがある。

岡山県真庭市にあるカスタムメーカー。
有名なものといえば、935MLなどがあるだろう。この車は964ベースのポルシェ935を現代的に再解釈したもので、コンセプトは「935をマッドレーン流の美しいマシンへ仕上げる」というもので、実際にこの車はパイプフレーム化されており、リアカウルは実際のレースで使用されていた本物を使用。タービンはKKK製で水平対向6気筒と、ポルシェのDNAは捨てていない作品となっている。初公開は東京オートサロン’24で、同年11月の真庭速祭で初走行をした。
その他にもマッドレーンのポルシェはあり、エアサスを装備した964型などがある。
あなたのお家の空冷ポルシェはついてる?あったら価値があるモノ
現在価格が高騰している空冷ポルシェ。そこで、ついていたら価値のある部品などを紹介しよう。
ステレオ
(画像は964のもの。)
この純正オーディオはカセットテープやCDなどが聞けるスグレモノ。なんとドルビーの音響システムで聞けちゃうラグジュアリー性を持っているのだ!
しかし、このスグレモノよりいいものが出回ってくると、それに変えるユーザーが多く、この純正オーディオは姿を消しかけていて、現在は10万円以上で取引されている。
ミツワ印
空冷ポルシェのリアガラスについていたらラッキー!
その車は今は亡きポルシェ正規輸入ディーラー「ミツワモータース」から購入したときについてくるステッカー。
このミツワで仕入れたポルシェは「ミツワ物」といい、大変貴重なものとなっている。
高速有鉛ステッカー
こちらは60年~70年代に製造された車にしかついていないステッカー。
ポルシェでは、901型、つまりナローポルシェ時代についているステッカーで、とても貴重なステッカー。というかまずナローポルシェが貴重なのではないかとも思うかもしれないが、触れないでくれ....
純正シート
ポルシェの純正シート、特に空冷のシートは本革で痛みやすく、いっそのとこもっといいシートをつける人が多く、現在は高値で取引されている。
ステレオ

(画像は964のもの。)
この純正オーディオはカセットテープやCDなどが聞けるスグレモノ。なんとドルビーの音響システムで聞けちゃうラグジュアリー性を持っているのだ!
しかし、このスグレモノよりいいものが出回ってくると、それに変えるユーザーが多く、この純正オーディオは姿を消しかけていて、現在は10万円以上で取引されている。
ミツワ印

空冷ポルシェのリアガラスについていたらラッキー!
その車は今は亡きポルシェ正規輸入ディーラー「ミツワモータース」から購入したときについてくるステッカー。
このミツワで仕入れたポルシェは「ミツワ物」といい、大変貴重なものとなっている。
高速有鉛ステッカー

こちらは60年~70年代に製造された車にしかついていないステッカー。
ポルシェでは、901型、つまりナローポルシェ時代についているステッカーで、とても貴重なステッカー。というかまずナローポルシェが貴重なのではないかとも思うかもしれないが、触れないでくれ....
純正シート

ポルシェの純正シート、特に空冷のシートは本革で痛みやすく、いっそのとこもっといいシートをつける人が多く、現在は高値で取引されている。
シュトロゼック911

(画像は「彼女のカレラ」などを描いた麻宮騎亜氏のシュトロゼック911 メガ・スピードスターRS)
ドイツのポルシェチューナーのシュトロゼック・デザインが製作したポルシェ。
ポルシェのフラットノーズを上回る蛇のようなデザインをしている。
特に有名なのが「メガ」シリーズ。
それぞれバージョンがあり、930がベースだとすると、タイプ1はワイドボディ&944風バンパー、タイプ2は944ターボ風バンパー&ワイドボディ、タイプ3はワイドボディ&プロジェクター式ヘッドライトというような興味深い内容になっている。

ちなみに2021年に964型をベースにした「メガ」シリーズ30周年記念車「メガ30」が発表された。

ポルシェ 914

VW(フォルクスワーゲン)とポルシェが共同開発したポルシェ。その生い立ちもあってか、「ワーゲンポルシェ」と言われることもある。
しかし、当時のポルシェの高価なイメージを払拭させるのにもってこいの車で、エントリーモデルとしてのイメージが当時の若者たちにぶっ刺さったのである。
当時のVWはタイプ1(ビートル)とその派生モデルしかなく、頭打ちになったビートルの業績が坂を転がるように落ちていくのに頭を抱えたVWに持ち込まれたプロジェクトだった。VWは「ポルシェ」というブランドの人気と、スペシャリティクーペの「ビートル」と構造的な差異がないカルマンギアの後継としてVWとしてもってこいだった。ボディの生産はポルシェ、エンジンはVWと担当を変わって受け持った。
エンジンは水平対向の空冷で、珍しいミッドシップレイアウトを採用している。またサスは911のストラット式を採用。快適な車となった。
モータースポーツでは911に代わりPR目的&ポルシェワークスとしてラリー・モンテカルロに参戦。しかし苦戦を強いられ、再び911に切り替わった。劣勢を強いられた後、ワークス活動をセミワークスへ914を引き渡し奮闘をした。
imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
↑ルマンにて走る914。このとき総合6位 GT2.0クラス優勝でゴールした。
空冷ポルシェの注意したいこと
空冷世代のポルシェは故障が付き物。そこで、注意したいことも型順に書いておこう。
901型
ナローポルシェは古く、防錆加工をされていないのが問題点。ナローポルシェを購入するときには、ぜひボディを見てほしい。
その他にもこまめなオイル交換や消耗品の問題点もある故、200万円以上は必要かもしれない。
その上、部品が絶版であるためアメリカなど他の国から部品を集めるのにもお金がかかる。
そしてエンジン。エンジンは熱に弱いマグネシウム合金ブロックが使われており、特に温暖化が進んでいる今日では気をつけたほうがいいかもしれない。
930型
930はよくオイル漏れが発生する。しかし、ポタポタ出るほどでなければ気にする必要はないと言える。車体から漏れているのではなく、多いのはカムカバーとヘッドの合わせ目やオイルラインのジョイント部からオイルが滲み出すのが多い。特にリターンパイプのOリングは漏れ、にじみが頻発する箇所らしい。
オイルは定期的に交換し、量のチェックをすること。オイルの量は個体差ではあるが1000kmで1ℓ減ることもある個体があるので、点検して減っていたら追加しよう。交換は3000kmぐらいや季節毎に交換することをおすすめする。オイルは高価なものは必要ないがある程度粘度がおすすめ。エステル系は古いシール類などを侵食する可能性があるので鉱物系がおすすめ。
またクーラーは効かないものと思ったほうがいい。空冷は大容量のヒートエクスチェンジャーを備えているので(しかもステンレス製なので壊れにくい。)ヒーターはよく効くが、クーラーはコンデンサ増設や電動ファンの追加などで能力アップする方法もあるが、あまり効果はない。携帯クーラーやハンディ扇風機を持っていたほうが効果的だと感じる。
また、半クラッチや急発進は無理に行ってはいけない。
930ターボだとクラッチにはゴムのダンパーが入っており、あまり無理をすると飛ぶことがある。交換時にはクラッチカバーを止めるボルトも新品に換えること。半クラッチを異常に長く使ったり、ホイールスピンを伴うような急発進は摩耗が早くなるので注意が必要。
964型
964はコンピュータが使われているため作りが難しくなっている。
そのうえコンピュータが弱いためコンピュータを司るDMEリレーのトラブルがある。セルが回るのにエンジンがかからないや、走行中に突然ストールするなどの症状はこれが関係していることが多い。このDMEリレー自体はキャラメルの箱2つ分ほどの大きさで現在でも平均4000円程度で手に入るため、スペアを常備しておいたほうがいいかもしれない。しかもフロントにあるトランクのシートの左側を開くと出てくる上にヒューズのように差し替えれるため専門的な知識や技術がなくても交換が簡単にできる。実はこのリレー、あまりにもバカなため「DaME(ダメ)リレー」と呼ばれることがある。
またタペットの異音にも注目したほうがいい。というか、964の前の型でも定期的に調べる必要がある項目。これも、もともとのエンジンの状態や使用状況によってインターバルが異なってくるためあまり確信して言えないが、通常であれば1~2万kmが交換の目安。オイル交換を基準にすると2~3回に1回はタペット調整を行おう。それでも異音が消えない場合はバルブガイドの摩耗が原因。
ボディペイントや外装樹脂パーツや内装の樹脂パーツの痛みはほとんど仕方ないと言える。
993型
993はクラッチが弱い。ポルシェひっくるめてクラッチが弱いと言われるがあれは嘘だ。
結論から言うと、使い方次第では変わると言えよう。993などは半クラッチを多用しすぎると滑り出す。オルガン式ペダルは不慣れだとミートさせにくく、回転を上げてしまうので気をつけたい。壊れてしまうと、交換は高くついてしまう。
また、オイルの点検はこまめにしたほうがいい。オイル漏れも多少はあるため、量のチェックと予備のオイルの携帯もしておこう。特にティプトロニックの場合、高回転まで回す場面が少ないためオーバーヒート気味になってオイル漏れを起こしている例が多い。
またベルトの交換も忘れずに。補器用のベルトが外側に3本、内側に隠れているパワステ、ポンプ用の1本がある。特に外側のベルトは短いし幅も細いので寿命は長くなく、交換時期は一概には言えないが、目で見て、手で触って、たるんだり伸びたりしていれば要交換。オルタネーターのベルトが滑っていると充電不足でバッテリー上がりになりやすい。
901型

その他にもこまめなオイル交換や消耗品の問題点もある故、200万円以上は必要かもしれない。
その上、部品が絶版であるためアメリカなど他の国から部品を集めるのにもお金がかかる。
そしてエンジン。エンジンは熱に弱いマグネシウム合金ブロックが使われており、特に温暖化が進んでいる今日では気をつけたほうがいいかもしれない。
930型

930はよくオイル漏れが発生する。しかし、ポタポタ出るほどでなければ気にする必要はないと言える。車体から漏れているのではなく、多いのはカムカバーとヘッドの合わせ目やオイルラインのジョイント部からオイルが滲み出すのが多い。特にリターンパイプのOリングは漏れ、にじみが頻発する箇所らしい。
オイルは定期的に交換し、量のチェックをすること。オイルの量は個体差ではあるが1000kmで1ℓ減ることもある個体があるので、点検して減っていたら追加しよう。交換は3000kmぐらいや季節毎に交換することをおすすめする。オイルは高価なものは必要ないがある程度粘度がおすすめ。エステル系は古いシール類などを侵食する可能性があるので鉱物系がおすすめ。
またクーラーは効かないものと思ったほうがいい。空冷は大容量のヒートエクスチェンジャーを備えているので(しかもステンレス製なので壊れにくい。)ヒーターはよく効くが、クーラーはコンデンサ増設や電動ファンの追加などで能力アップする方法もあるが、あまり効果はない。携帯クーラーやハンディ扇風機を持っていたほうが効果的だと感じる。
また、半クラッチや急発進は無理に行ってはいけない。
930ターボだとクラッチにはゴムのダンパーが入っており、あまり無理をすると飛ぶことがある。交換時にはクラッチカバーを止めるボルトも新品に換えること。半クラッチを異常に長く使ったり、ホイールスピンを伴うような急発進は摩耗が早くなるので注意が必要。
964型

964はコンピュータが使われているため作りが難しくなっている。
そのうえコンピュータが弱いためコンピュータを司るDMEリレーのトラブルがある。セルが回るのにエンジンがかからないや、走行中に突然ストールするなどの症状はこれが関係していることが多い。このDMEリレー自体はキャラメルの箱2つ分ほどの大きさで現在でも平均4000円程度で手に入るため、スペアを常備しておいたほうがいいかもしれない。しかもフロントにあるトランクのシートの左側を開くと出てくる上にヒューズのように差し替えれるため専門的な知識や技術がなくても交換が簡単にできる。実はこのリレー、あまりにもバカなため「DaME(ダメ)リレー」と呼ばれることがある。
またタペットの異音にも注目したほうがいい。というか、964の前の型でも定期的に調べる必要がある項目。これも、もともとのエンジンの状態や使用状況によってインターバルが異なってくるためあまり確信して言えないが、通常であれば1~2万kmが交換の目安。オイル交換を基準にすると2~3回に1回はタペット調整を行おう。それでも異音が消えない場合はバルブガイドの摩耗が原因。
ボディペイントや外装樹脂パーツや内装の樹脂パーツの痛みはほとんど仕方ないと言える。
993型

993はクラッチが弱い。ポルシェひっくるめてクラッチが弱いと言われるがあれは嘘だ。
結論から言うと、使い方次第では変わると言えよう。993などは半クラッチを多用しすぎると滑り出す。オルガン式ペダルは不慣れだとミートさせにくく、回転を上げてしまうので気をつけたい。壊れてしまうと、交換は高くついてしまう。
また、オイルの点検はこまめにしたほうがいい。オイル漏れも多少はあるため、量のチェックと予備のオイルの携帯もしておこう。特にティプトロニックの場合、高回転まで回す場面が少ないためオーバーヒート気味になってオイル漏れを起こしている例が多い。
またベルトの交換も忘れずに。補器用のベルトが外側に3本、内側に隠れているパワステ、ポンプ用の1本がある。特に外側のベルトは短いし幅も細いので寿命は長くなく、交換時期は一概には言えないが、目で見て、手で触って、たるんだり伸びたりしていれば要交換。オルタネーターのベルトが滑っていると充電不足でバッテリー上がりになりやすい。
ポルシェが世に送り出した空冷コンセプトカーたち
パナメリカーナ コンセプト
この車は1989年のフランクフルトモーターショーで初公開のコンセプトカー。
デザイナーはポルシェ928などのデザインを担当したハーム・ラガーイとウルリッヒ・ベッツ。
964型のカレラ4をベースにしたのでバギーのような形にデザインされている。そしてこのデザインは後の993に生かされることになる。
そしてこの車はポルシェ、フォルクスワーゲンの創始者であり総統閣下の側近であったフェルディナント・ポルシェの長男であるフェリー・ポルシェ氏の80歳の誕生日祝にこのポルシェを贈っている。まあそれは特別に作られた1台なんだがね...

この車は1989年のフランクフルトモーターショーで初公開のコンセプトカー。
デザイナーはポルシェ928などのデザインを担当したハーム・ラガーイとウルリッヒ・ベッツ。
964型のカレラ4をベースにしたのでバギーのような形にデザインされている。そしてこのデザインは後の993に生かされることになる。
そしてこの車はポルシェ、フォルクスワーゲンの創始者であり総統閣下の側近であったフェルディナント・ポルシェの長男であるフェリー・ポルシェ氏の80歳の誕生日祝にこのポルシェを贈っている。まあそれは特別に作られた1台なんだがね...
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1961年に製造されたコンセプトカー。
356と911を混ぜ合わせたようなモデルで、実際に橋渡し役として開発されている。
いわゆる「911のご先祖様」だろう。

1961年に製造されたコンセプトカー。
356と911を混ぜ合わせたようなモデルで、実際に橋渡し役として開発されている。
いわゆる「911のご先祖様」だろう。
ポルシェ911カレラ3.2スピードスター・コンセプト
この車は1987年に作られた「デザインスタディモデル」。
シングルシーターと申し訳程度のフロントガラスが残されている。
座席のカバー部分の下にはシートが残されていたりするので完全な「デザインスタディモデル」だろう。

この車は1987年に作られた「デザインスタディモデル」。
シングルシーターと申し訳程度のフロントガラスが残されている。
座席のカバー部分の下にはシートが残されていたりするので完全な「デザインスタディモデル」だろう。
グルッペB コンセプト
水平対向6気筒エンジンを積んだ「959」のトライアルモデルとしてフランクフルトモーターショーにて公開された車。全体的にのっぺりしている。その後、「959エアロダイナミックプロトタイプ」に受け継がれ「959」が完成した。
↑959エアロダイナミックプロトタイプ。

水平対向6気筒エンジンを積んだ「959」のトライアルモデルとしてフランクフルトモーターショーにて公開された車。全体的にのっぺりしている。その後、「959エアロダイナミックプロトタイプ」に受け継がれ「959」が完成した。

↑959エアロダイナミックプロトタイプ。
フーニペガサス

故 ケン・ブロック氏の最後のパイクスピーク出場時に乗っていたマシン。
ナローポルシェの廉価版の912をベースに改造しており、もともと積んでいた912の四気筒エンジンを水平対向6気筒ツインターボエンジン&ツインターボチャージャーに換装し1400psを発揮し四輪を駆動する化け物だ。
このマシンはケン・ブロック氏が所属していたフーニガン・レーシングとポルシェ専門店のBBiスポーツが約10年の歳月を経て完全設計されており、その努力の甲斐もあってか巨大なスプリッターやそびえ立つリヤウイングを備えているのに車体重量は1000kgにとどまるという恐ろしい程の軽さを誇る。
また、 スズキのパイクスピークの怪物 と同じく巨大なリヤウイングは強力なダウンフォースを発生しタイヤを地面に吸い付かせるようにビタッとくっつけている。またそれに備えるためリアのトレッド幅を下げ、後輪を後ろにずらすことでハンドリングを向上させていたり、GPS連動で車高が変わる車高&減衰調整機能付きサスペンションなどと、モンスターを制御するための様々な装備を兼ね備えており、まさにF1マシンレベルの凄みを感じる。
デザインは1971年に投入された917/20の伝説的とも言えるマシン「ピンク・ピッグ」をイメージしたデザインとなっている。
しかし大会を前にしながらエンジンの不調が続き、バルブ破損などであえなくエンジンブローなどで出走見合わせが続いてしまった。
その後、元気に走るフーニペガサスを見ないまま、2023年1月2日、ケン・ブロック氏は不慮の事故によって帰らぬ人となった。
フーニペガサスは操る主人がいなくなり、ファンたちも「もうこの車が本来出せるスピードを出すことはもう無いだろう」と考えていた。
しかし、故ケン・ブロック氏の3人の子供の中で最年長でもある16歳のリア・ブロックは、イベント会期中に非競技登録の“トリビュート・ラン”の名目でこのポルシェをPPIHCに持ち込み、将来は世界的に有名なこのヒルクライムにドライバーとしてエントリーする意思があることを明かした。
彼女の目標は「父の『フーニペガサス』をパイクスピークの頂上に連れて行くこと。そして彼女の父ケン・ブロックのビジョンを称えること」であると明かしている。
そのため公式パートナーシップであるモービルはプロジェクトの一環としてブランドを象徴する「モービル1・ハイ・フライング・ペガサス」の商標ロゴも掲げられ、ケン・ブロック氏の願いが娘によって果たされたのであった。
フーニペガサスは操る主人がいなくなり、ファンたちも「もうこの車が本来出せるスピードを出すことはもう無いだろう」と考えていた。
しかし、故ケン・ブロック氏の3人の子供の中で最年長でもある16歳のリア・ブロックは、イベント会期中に非競技登録の“トリビュート・ラン”の名目でこのポルシェをPPIHCに持ち込み、将来は世界的に有名なこのヒルクライムにドライバーとしてエントリーする意思があることを明かした。
彼女の目標は「父の『フーニペガサス』をパイクスピークの頂上に連れて行くこと。そして彼女の父ケン・ブロックのビジョンを称えること」であると明かしている。
そのため公式パートナーシップであるモービルはプロジェクトの一環としてブランドを象徴する「モービル1・ハイ・フライング・ペガサス」の商標ロゴも掲げられ、ケン・ブロック氏の願いが娘によって果たされたのであった。
カフェおじからの評価
GTカフェのメニューコレクション「ポルシェ911」を攻略すると説明を聞くことが可能。
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ドイツのポルシェは 世界的に有名な スポーツカーのメーカーだ 中でも 人気があるモデルが 911シリーズ 初代モデルが登場して以来 半世紀以上も続く 傑作スポーツカーとして知られる コンパクトなボディに パワフルなエンジン そして 後輪駆動を基本としている 一番の特徴は エンジンを後ろにおく RR つまり リアエンジン・リアドライブだ この基本的なレイアウトを 半世紀以上に渡って 守り続けている ポルシェを創設したのは 天才エンジニアの フェルディナント・ポルシェ博士 ポルシェ創設以前から 若くして 数々のレーシングカーや 航空機のエンジンを 手がけていた ポルシェが 初めて自社ブランドの車を開発したのは 1949年のことだ ”ポルシェ356” というスポーツカーさ コンパクトなボディの リアエンジン車 モータースポーツでも すぐに活躍したんだ この356を元にして進化させた後継車が ”ポルシェ 911”として 現代に続いているんだよ |
空冷ポルシェの代表的なチューニングカーたち
RUF CTR
ドイツの自動車製造メーカー、RUFが送り出したチューニングカー(ポルシェとは別の車という人もいる)。
CTRの名前の由来は「グループC・ターボ・ルーフ」(group C Turbo Ruf)という。
エンジンは930型911に搭載されていた水平対向6気筒SOHCのシリンダー幅を拡張しボアφ98.0mm×ストローク74.4mmで、排気量を3,367ccに拡大し、さらにボッシュ製のインジェクションと、分割式インタークーラーがついたツインターボチャージャーを組み合わせ公称値で930ターボの1.9倍近い469psを発揮。この公称値は「どんな劣悪な環境(気温30度以上想定)でも出る」最低保証値なため、独国内の8月平均気温である20度で計測すると510psを超えているというただでさえ公称でもバケモノなのに実際はもっとバケモノというまさに「化物語」なマシンである。

ドイツの自動車製造メーカー、RUFが送り出したチューニングカー(ポルシェとは別の車という人もいる)。
CTRの名前の由来は「グループC・ターボ・ルーフ」(group C Turbo Ruf)という。
エンジンは930型911に搭載されていた水平対向6気筒SOHCのシリンダー幅を拡張しボアφ98.0mm×ストローク74.4mmで、排気量を3,367ccに拡大し、さらにボッシュ製のインジェクションと、分割式インタークーラーがついたツインターボチャージャーを組み合わせ公称値で930ターボの1.9倍近い469psを発揮。この公称値は「どんな劣悪な環境(気温30度以上想定)でも出る」最低保証値なため、独国内の8月平均気温である20度で計測すると510psを超えているというただでさえ公称でもバケモノなのに実際はもっとバケモノというまさに「化物語」なマシンである。
ゲンバラ アバランシェ
ドイツのチューニング&ドレスアップメーカーのゲンバラが生み出したチューニングカー。
1985年のジェネーブモーターショーにてお披露目された930型911をドレスアップした車で、内装はテレビやFAX付き電話など当時のソアラにもない凄機能を備えている。
エンジンはRUFに外注し、375psを引き出す豪華特典もついている。
しかし当時のお値段は70万ドル(2025年1月の70万ドルは約1億1,032万9,001円)で、恐ろしいほどの高値になっている。

ドイツのチューニング&ドレスアップメーカーのゲンバラが生み出したチューニングカー。
1985年のジェネーブモーターショーにてお披露目された930型911をドレスアップした車で、内装はテレビやFAX付き電話など当時のソアラにもない凄機能を備えている。
エンジンはRUFに外注し、375psを引き出す豪華特典もついている。
しかし当時のお値段は70万ドル(2025年1月の70万ドルは約1億1,032万9,001円)で、恐ろしいほどの高値になっている。
ちなみにこの頃のゲンバラはどこかが切れているのかと心配しそうになる車を多く作っていた。
↑決してコラ画像ではない

↑決してコラ画像ではない
シンガー911 DLS
アメリカのレストモッド企業「シンガー・ビークル・デザイン」が開発したチューニングカー。
DLSの名前の由来は「Dynamic and Lightweighting Study」の略である。
964型をベースにウィリアムズF1チームが調整したシャーシとカスタムカーボンファイバーボディパネルを備えてチタンや磁気などの高度な材料を使用することにより、さらに車両総量を削減。そして渋い「ナローポルシェ」風に仕上げたクソ軽いマシンである。
エンジンはおなじみ水平対向6気筒自然吸気でしれっと500psを発揮する。
しかしお値段は日本円にしてなんと約2億円。社長〜!安くできませんか〜?

アメリカのレストモッド企業「シンガー・ビークル・デザイン」が開発したチューニングカー。
DLSの名前の由来は「Dynamic and Lightweighting Study」の略である。
964型をベースにウィリアムズF1チームが調整したシャーシとカスタムカーボンファイバーボディパネルを備えてチタンや磁気などの高度な材料を使用することにより、さらに車両総量を削減。そして渋い「ナローポルシェ」風に仕上げたクソ軽いマシンである。
エンジンはおなじみ水平対向6気筒自然吸気でしれっと500psを発揮する。
しかしお値段は日本円にしてなんと約2億円。社長〜!安くできませんか〜?
TBK×RWB 930turbo「BLACK BIRD」
TBKとRWBのエアロパーツがついた攻撃的なフォルムのチューニングカー。
オートガレージTBKとRWBの巨大なリヤウイングが目を引くこの車はVシネマ版「湾岸ミッドナイト」で使用された車でもある。
エンジンには巨大なインタークーラーが付きRUFコンバージョンキットの「BTR」を3.3Lから3.4Lにスケールアップしたこれでもかという改造を行い、ヘッドもDougherty Racing製ハイカムを取り付けワンオフのEXマニを介してウエストゲート式のボルグワーナー製S300SXEタービンを備えてブーストアップ時には600psを発揮する見た目だけではない超攻撃的な仕様である。
そして600psを発揮するためにあちこちにカーボンを使いリヤウインドウをアクリル製に変え、リヤシートを取っ払ってドンガラにしロールゲージを装着。そのおかげで車重は1150kgという超軽量仕様になっている。
また内装も本気で、インパネに120φのタコメーターを装着したりブリッドの海外モデル「エディルブ」のフルバケ1座のみという本気仕様になっている。
ちなみに公道走行可能である。
それと驚きなのはこの車、新車で購入し、初回登録から一度も手放していないワンオーナー車両。そのため現在3桁かつそれでも数字が足りなくなったためにアルファベットまで使用されている分類ナンバーが「33」と2桁表記である(*4)。

TBKとRWBのエアロパーツがついた攻撃的なフォルムのチューニングカー。
オートガレージTBKとRWBの巨大なリヤウイングが目を引くこの車はVシネマ版「湾岸ミッドナイト」で使用された車でもある。
エンジンには巨大なインタークーラーが付きRUFコンバージョンキットの「BTR」を3.3Lから3.4Lにスケールアップしたこれでもかという改造を行い、ヘッドもDougherty Racing製ハイカムを取り付けワンオフのEXマニを介してウエストゲート式のボルグワーナー製S300SXEタービンを備えてブーストアップ時には600psを発揮する見た目だけではない超攻撃的な仕様である。
そして600psを発揮するためにあちこちにカーボンを使いリヤウインドウをアクリル製に変え、リヤシートを取っ払ってドンガラにしロールゲージを装着。そのおかげで車重は1150kgという超軽量仕様になっている。
また内装も本気で、インパネに120φのタコメーターを装着したりブリッドの海外モデル「エディルブ」のフルバケ1座のみという本気仕様になっている。
ちなみに公道走行可能である。
それと驚きなのはこの車、新車で購入し、初回登録から一度も手放していないワンオーナー車両。そのため現在3桁かつそれでも数字が足りなくなったためにアルファベットまで使用されている分類ナンバーが「33」と2桁表記である(*4)。
ケーニッヒ930ターボ
特徴的なカスタムをするケーニッヒが製作した特別な930ターボ。
この車はケーニッヒのチューニングが入って480psを発揮。当時のRUFを超えており、当時のケーニッヒはRUFおも超えていたメーカーとも言えよう。
実はこの車、空冷ポルシェマニアが見たら卒倒か発狂するほど現存台数が少なく、日本では恐ろしい価格がついている。

特徴的なカスタムをするケーニッヒが製作した特別な930ターボ。
この車はケーニッヒのチューニングが入って480psを発揮。当時のRUFを超えており、当時のケーニッヒはRUFおも超えていたメーカーとも言えよう。
実はこの車、空冷ポルシェマニアが見たら卒倒か発狂するほど現存台数が少なく、日本では恐ろしい価格がついている。
RWB Hideyosi
日本のカスタムメーカー、RWBが製作したチューニングカー。
2016年にチューニングベースがドバイに輸入され、驚きのビフォーアフターを果たした。
この車はレッド、グリーン、ブルーと3台作られたドバイでのRWBプロジェクトの一部として2016年末に作業が開始され、それぞれがわずか2日で改造されたという伝説的な速さ(今の人は知らないかもしれないが高橋名人の16連射並)で行われた改造されたと言われている。
アイスブルーメタリックのペイントはすべて剥がされメキシコブルーで再塗装された。はじめのうちはただのメキシコブルーのボディだったが、「Hideyosi」の文字が貼られ、漢字の「秀吉」と女性のイラストが描かれ歴史のおべんきょうで習う豊臣秀吉にちなみ「Hideyosi」という名前がつけられた。
改造後は、ブラックレザーとアルカンターラの内装が組み合わされている。
エンジンは水平対向6気筒で様々なところを交換している。例としてあげればエンジンオイルとフィルターを交換したほか、キャビンフィルター、燃料フィルター、スパークプラグも交換。さらに、ターボベルトと2本のVベルトを含む3本のベルトが交換されている。
↑なんとシーケンシャルミッション。大切に乗ってほしい。

日本のカスタムメーカー、RWBが製作したチューニングカー。
2016年にチューニングベースがドバイに輸入され、驚きのビフォーアフターを果たした。
この車はレッド、グリーン、ブルーと3台作られたドバイでのRWBプロジェクトの一部として2016年末に作業が開始され、それぞれがわずか2日で改造されたという伝説的な速さ(今の人は知らないかもしれないが高橋名人の16連射並)で行われた改造されたと言われている。
アイスブルーメタリックのペイントはすべて剥がされメキシコブルーで再塗装された。はじめのうちはただのメキシコブルーのボディだったが、「Hideyosi」の文字が貼られ、漢字の「秀吉」と女性のイラストが描かれ歴史のおべんきょうで習う豊臣秀吉にちなみ「Hideyosi」という名前がつけられた。
改造後は、ブラックレザーとアルカンターラの内装が組み合わされている。
エンジンは水平対向6気筒で様々なところを交換している。例としてあげればエンジンオイルとフィルターを交換したほか、キャビンフィルター、燃料フィルター、スパークプラグも交換。さらに、ターボベルトと2本のVベルトを含む3本のベルトが交換されている。

↑なんとシーケンシャルミッション。大切に乗ってほしい。
全ての始まり ポルシェ356

356は、ポルシェが1948年から製造された初のポルシェの名を冠したモデルである。
創業以来、VWや軍事車両、トラクターなどの農業機械を主な業務としてきたポルシェ社が、スポーツカーの自社生産に新たな活路を見出し、第二次世界大戦終戦後に開発を着手したスポーツカーである。
「356」の名前の由来は当時の開発コードから来たものである。(なお、今後のポルシェシリーズにも受け継がれる)
当時、創業者のフェルディナント・ポルシェ博士はナチスドイツに協力した戦犯(戦争犯罪)で連合国軍に捕まっており、よく「356はポルシェ博士が開発、製作した」と勘違いされるが、時系列的に見てもおかしいので間違い。鼻を高くしてポルシェマニアにそれを言うと鼻で笑われる。
356の開発、設計を主に担当したのは、ポルシェ博士の息子で自身技術者である「フェリー」ことフェルディナント・アントン・エルンスト・ポルシェ氏など。
356のビジョンは1938年のVW タイプ1を原型とした「フォルクスワーゲン・ベルリンローマ速度記録車」ことポルシェ 64が作っている。

↑フォルクスワーゲン・ベルリンローマ速度記録車ことポルシェ64。
1944年以降、ポルシェ社は本拠地のシュトゥットガルトから戦火を避けてオーストリア・グミュントに疎開しており、終戦後はシュトゥットガルトの本拠が連合国側当局に接収されていたため、1950年までグミュントでの活動を余儀なくされていた。厳しい状況の中、1947年に設計が始まった356は、戦後の混乱期のため資材、部品の調達や資金面等の多数の問題が発生したが、1948年6月には試作車が完成、1949年から増加試作的量産が開始され、以後約15年に渡り細かい改良を重ねて発展しながら製造販売された。
エンジンはVWタイプ1の空冷水平対向4気筒で356Aタイプの1300で44psを発揮している。決してポルシェなのにアルトワークスとかパルサーGTI-R、マーチスーパーターボより遅いとかいうのは耳にタコができるほど聞くが、それはこいつらがおかしいのであって決して負けているわけではない。
エンジンはVWタイプ1の空冷水平対向4気筒で356Aタイプの1300で44psを発揮している。
ちなみに、グーネットやカーセンサーで売られている356はほとんどVWタイプ1を使ったレプリカであり、本物の356は2000万以上という恐ろしい値段で売られている。
若い世代の人なら、「名探偵コナン」にてコナンの因縁というべき黒服の男、ジンが乗る356Aが有名だろう。
廉価版911!356のエンジンを積んだポルシェ 912とは?

912は、ポルシェが開発し、1965年から68年にかけて生産された狼の皮を被った羊のことである。
1964年に発売された901型は前モデルの356よりも大幅に進化しているがどうしてもコストが高く、初期の901型は356の最上位スポーツモデル、SCが16,450マルクだったのに対し901型はなんと40%もコストが跳ね上がっており、このまま356の生産を中止するとポルシェが356を売ることで育ててきた市場が一気に枯れることになると大変だと考えたポルシェは手頃なエントリーバージョンとして912を開発した。
エンジンは最終型356SCの水平対向4気筒空冷OHVを搭載しているが圧縮比を9.3に変更し、ソレックス製φ40mmキャブレターなどが積まれ90psを発揮している。なお当時の価格は356と同価格の135万円である。
911と違うところは、以下の通りである。
- トランスミッションは4速を採用している。(オプションで5速タイプもある)その後、標準で5速になった。
- ステアリングがプラスチック製
- ダッシュボードが鉄板むき出しのボディ色
- 901型では伝統の5連メーターだが912では356と同じ3連メーター。1967年モデルから同じ5連に変更。
などのちょこちょこコストダウンしている。
ちなみにこの車、4人乗れるのだが後部座席はかなり狭く、前の2人がちゃんと座った場合後部座席に座っている人はギッチギチになるほど狭かった。
最終的に1969年に生産が終了し、新たなエントリーモデルの914にその座を譲ることになった。
ちなみに日本では100台が正規輸入されており、そのうち4台がパトカーになった。
なぜ日本の警察がポルシェを所有したのかというと、当時の正規輸入代理店のミツワ自動車が912のパトカーを製作し、1967から69年まで寄贈という形で導入された。配属された部署はできたばかりの高速道路を管轄する1府3県(京都府、愛知県、静岡県、神奈川県)に配属された。
特に神奈川県警に配属された912は活躍し、178 km/hで走行していた暴走車両を検挙したことがあったとかなかったとか。
しかしエンジンの修理のために西ドイツの本社に送るなど紆余曲折あり1974年に退役するまでの総走行距離は15万5,943 kmだった。
退役後、京都府警・愛知県警・静岡県警の3台は惜しくも廃棄処分されたが神奈川県警のポルシェは県警察学校のロビーで展示された。しかしこのポルシェも廃棄処分される予定だったが解体ヤードで廃車体を目撃した自動車愛好家の男性に譲渡され、18年間に及ぶレストア作業を経て2020年頃に再登録され路上復帰を果たした。傷みの激しかったエンジンはオーバーホールされたものの、ボディや装備品には手を加えずに現役当時の状態が保たれている。純情だなぁ...
ちなみにこの車、4人乗れるのだが後部座席はかなり狭く、前の2人がちゃんと座った場合後部座席に座っている人はギッチギチになるほど狭かった。
最終的に1969年に生産が終了し、新たなエントリーモデルの914にその座を譲ることになった。

ちなみに日本では100台が正規輸入されており、そのうち4台がパトカーになった。
なぜ日本の警察がポルシェを所有したのかというと、当時の正規輸入代理店のミツワ自動車が912のパトカーを製作し、1967から69年まで寄贈という形で導入された。配属された部署はできたばかりの高速道路を管轄する1府3県(京都府、愛知県、静岡県、神奈川県)に配属された。
特に神奈川県警に配属された912は活躍し、178 km/hで走行していた暴走車両を検挙したことがあったとかなかったとか。
しかしエンジンの修理のために西ドイツの本社に送るなど紆余曲折あり1974年に退役するまでの総走行距離は15万5,943 kmだった。
退役後、京都府警・愛知県警・静岡県警の3台は惜しくも廃棄処分されたが神奈川県警のポルシェは県警察学校のロビーで展示された。しかしこのポルシェも廃棄処分される予定だったが解体ヤードで廃車体を目撃した自動車愛好家の男性に譲渡され、18年間に及ぶレストア作業を経て2020年頃に再登録され路上復帰を果たした。傷みの激しかったエンジンはオーバーホールされたものの、ボディや装備品には手を加えずに現役当時の状態が保たれている。純情だなぁ...
ちなみに北米市場では914が販売停止になり、その後924が出るまでの間に空白期間ができ、その合間を縫う形で912Eが発売された。
この912Eは930のボディに914のフォルクスワーゲン製空冷水平対向6気筒エンジンが搭載されたったの1年しか販売されなかった希少なモデルである。北米市場でのみ2,099台が販売された。
912Eの「E」は電子式インジェクションシステムを用いていることを示している。
↑912E。
この912Eは930のボディに914のフォルクスワーゲン製空冷水平対向6気筒エンジンが搭載されたったの1年しか販売されなかった希少なモデルである。北米市場でのみ2,099台が販売された。
912Eの「E」は電子式インジェクションシステムを用いていることを示している。

↑912E。
ビル・ゲイツと言う名のポルシェ好き

マイクロソフト社の生みの親&お金持ちである。
「え?なんで?ポルシェましてや車とかグランツーリスモ関係なくね?消せよこの記事!!」と思ったあなた。
実はこの人はポルシェに情熱をかけ過ぎて法律まで変えてしまったすごい人ポルシェバカである。
聞いてのとおりアメリカは自由の国。なので車もシャーシさえも削れるぐらい車の改造や構造変更にユルく、たまにトンデモ改造を行っている車があるのだが、実はユルユル過ぎるわけでもなく、かつては「ヘッドライトに樹脂カバーを使用するのはNG」だとしたり、今でも「5マイルバンパー必須」「ドアカメラはNG」とかいうパテを厚く塗ったプラモみたいになっている。なので、米国に輸入されるクルマには改変を加えねば輸入できないもの(マクラーレン・スピードテールやゴードン・マレー・オートモーティブ T.50(センターシートであるから)や、ブガッティ・ディーボ、デ トマソP72、ロータス エヴァイヤのように、「通常の用途はできない車」として輸入できないかわいそうな車もある。
しかしそういったクルマでも実際に北米へと輸入され公道を走っていることがある。それはなぜか?それは「ショー・オア・ディスプレイ(SoD)規則」という抜け道があるためで、「この車はショー、もしくはそれに類した展示に使用するものである」と証明することで、上述のような「通常の用途の車としては登録できない」車であっても輸入ができて合法で登録できる(ただし年間走行距離を制限されるなどの制約はある)でもなぜ法律にあからさまな抜け穴を作っているのか?それはポルシェとビル・ゲイツが原因である。
昔、ビル・ゲイツは伝説のポルシェ「959」をわざわざ輸入してまで欲しがっていたのですが、アメリカのポルシェは959を輸入しませんでした。(諸説ありだが、アメリカで正式に発売しようとなると米国の衝突安全基準をクリアする必要があり、それには最低でも4台の959をフルボッコにしなければならない上に、売れば売るほど赤字(1台あたり3000万円くらいのマイナス)だったため959を4台も失うことはできないという判断がポルシェによって下されたとされる)そこでビル・ゲイツ登場!930ターボに乗って当時起業したてのスティーブ・ジョブズに会いに行ったこともあるほどのポルシェ好きである彼が黙っているはずもなかった。959を税関に差し押さえられた際に行動を起こし、そこでレストアを行うことで知られるブルース・カネパと共同してレーシングファクトリーのカネパをRUFのように自動車会社として登録すること認めさせるという与謝野晶子が君死にたまへと言うレベルの強引な輸入をするも失敗。
お次は「特別法案を可決させること」である。
こんなこともあろうかとゲイツはワシントンD.C.の敏腕弁護士を雇い、「EPA(アメリカ合衆国環境保護庁)」「NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)」「すべての主要自動車メーカーを訪れて」、様々な協議を重ねた結果、「生産台数が 500 台以下の車、現在生産されていない車、米国で合法であったことがないクルマ、希少車につき、衝突安全性基準を通過することなく輸入できるという法案」のベースを作り、そしてこれをもって、もちろん幾多の失敗を重ねながらも1998年(ポルシェ959の発売から2年)に上院交通法案に添付され、その後大統領によって正式に署名され、さらに2年後にようやく「ショー・オア・ディスプレイ規則」として制定され、ここではじめて959が(年間走行距離の制限付きで)正式にアメリカでも登録できるようになった。めでたしめでt..
そうはいかなかった。
こういった数々の努力を行っている間に米国の排ガス規制が変更されてしまい、1986年発売のポルシェ959はこれに適合できなかったのです。しかしここでカネパが登場。「改良を加えることで」これをクリアできるようにすることにしました。(改良まで含めると959が正式にアメリカで認められるまでには10年を要している。)ただしこの法案がなければ、25年ルール適用の2012年までポルシェ959が米国に入ることはなかったともいえる。結果オーライか。まぁ.....
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ちなみに...959はこのゲイツと愉快な仲間たちvsアメリカ政府をしている間959はサンフランシスコ港に13年間コンテナの中で放置だった。さすがの959も涙目で996になりそう
「え?なんで?ポルシェましてや車とかグランツーリスモ関係なくね?消せよこの記事!!」と思ったあなた。
実はこの人はポルシェに情熱をかけ過ぎて法律まで変えてしまったすごい人
聞いてのとおりアメリカは自由の国。なので車もシャーシさえも削れるぐらい車の改造や構造変更にユルく、たまにトンデモ改造を行っている車があるのだが、実はユルユル過ぎるわけでもなく、かつては「ヘッドライトに樹脂カバーを使用するのはNG」だとしたり、今でも「5マイルバンパー必須」「ドアカメラはNG」とかいうパテを厚く塗ったプラモみたいになっている。なので、米国に輸入されるクルマには改変を加えねば輸入できないもの(マクラーレン・スピードテールやゴードン・マレー・オートモーティブ T.50(センターシートであるから)や、ブガッティ・ディーボ、デ トマソP72、ロータス エヴァイヤのように、「通常の用途はできない車」として輸入できないかわいそうな車もある。
しかしそういったクルマでも実際に北米へと輸入され公道を走っていることがある。それはなぜか?それは「ショー・オア・ディスプレイ(SoD)規則」という抜け道があるためで、「この車はショー、もしくはそれに類した展示に使用するものである」と証明することで、上述のような「通常の用途の車としては登録できない」車であっても輸入ができて合法で登録できる(ただし年間走行距離を制限されるなどの制約はある)でもなぜ法律にあからさまな抜け穴を作っているのか?それはポルシェとビル・ゲイツが原因である。
昔、ビル・ゲイツは伝説のポルシェ「959」をわざわざ輸入してまで欲しがっていたのですが、アメリカのポルシェは959を輸入しませんでした。(諸説ありだが、アメリカで正式に発売しようとなると米国の衝突安全基準をクリアする必要があり、それには最低でも4台の959をフルボッコにしなければならない上に、売れば売るほど赤字(1台あたり3000万円くらいのマイナス)だったため959を4台も失うことはできないという判断がポルシェによって下されたとされる)そこでビル・ゲイツ登場!930ターボに乗って当時起業したてのスティーブ・ジョブズに会いに行ったこともあるほどのポルシェ好きである彼が黙っているはずもなかった。959を税関に差し押さえられた際に行動を起こし、そこでレストアを行うことで知られるブルース・カネパと共同してレーシングファクトリーのカネパをRUFのように自動車会社として登録すること認めさせるという与謝野晶子が君死にたまへと言うレベルの強引な輸入をするも失敗。
お次は「特別法案を可決させること」である。
こんなこともあろうかとゲイツはワシントンD.C.の敏腕弁護士を雇い、「EPA(アメリカ合衆国環境保護庁)」「NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)」「すべての主要自動車メーカーを訪れて」、様々な協議を重ねた結果、「生産台数が 500 台以下の車、現在生産されていない車、米国で合法であったことがないクルマ、希少車につき、衝突安全性基準を通過することなく輸入できるという法案」のベースを作り、そしてこれをもって、もちろん幾多の失敗を重ねながらも1998年(ポルシェ959の発売から2年)に上院交通法案に添付され、その後大統領によって正式に署名され、さらに2年後にようやく「ショー・オア・ディスプレイ規則」として制定され、ここではじめて959が(年間走行距離の制限付きで)正式にアメリカでも登録できるようになった。めでたしめでt..
そうはいかなかった。
こういった数々の努力を行っている間に米国の排ガス規制が変更されてしまい、1986年発売のポルシェ959はこれに適合できなかったのです。しかしここでカネパが登場。「改良を加えることで」これをクリアできるようにすることにしました。(改良まで含めると959が正式にアメリカで認められるまでには10年を要している。)ただしこの法案がなければ、25年ルール適用の2012年までポルシェ959が米国に入ることはなかったともいえる。結果オーライか。まぁ.....
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ちなみに...959はこのゲイツと愉快な仲間たちvsアメリカ政府をしている間959はサンフランシスコ港に13年間コンテナの中で放置だった。さすがの959も涙目で996になりそう
空冷ポルシェにまつわる本
911DAYS

ポルシェのことについて詳しく書かれたポルシェ専門誌。
2000年に発行を開始してから年四回のペースで刊行を続けるロングセラーなポルシェ雑誌で、ポルシェフリークや熱心なポルシェファンにはよく知られている。
価格は値が張るが、読む価値はある雑誌なので、ぜひ買ってみてはどうだろうか。
ポルヘッド

ポルシェのことについて詳しく書かれたポルシェ専門誌。
2000年に発行を開始してから年四回のペースで刊行を続けるロングセラーなポルシェ雑誌で、ポルシェフリークや熱心なポルシェファンにはよく知られている。
価格は値が張るが、読む価値はある雑誌なので、ぜひ買ってみてはどうだろうか。
ポルヘッド
参考文献
ポルシェ911全仕事(吉田巧:著)
wikipedia-ポルシェ・911(https://ja.wikipedia.org/wiki/ポルシェ・911)
wikipedia-ポルシェ・356(https://ja.wikipedia.org/wiki/ポルシェ・356)
wikipedia-ポルシェ・959(https://ja.wikipedia.org/wiki/ポルシェ・959)
wikipedia-ポルシェ・914(https://ja.wikipedia.org/wiki/ポルシェ・914)
wikipedia(英語)covin(automobile)(https://en.wikipedia.org/wiki/Covin_(automobile))
wikipedia-RUF(https://ja.wikipedia.org/wiki/RUFオートモービル)
wikipedia-RUF・CTR(https://ja.wikipedia.org/wiki/RUF・CTR)
wikipedia-ゲンバラ(https://ja.wikipedia.org/wiki/ゲンバラ)
wikipedia-ポルシェ・917(https://ja.wikipedia.org/wiki/ポルシェ・917)
wikipedia-ポルシェ・934(https://ja.wikipedia.org/wiki/ポルシェ・934)
wikipedia-ポルシェ・935(https://ja.wikipedia.org/wiki/ポルシェ・935)
wikipedia-ポルシェ・956(https://ja.wikipedia.org/wiki/ポルシェ・956)
wikipedia-ポルシェ・962(https://ja.wikipedia.org/wiki/ポルシェ・962)
wikipedia(英語)porsche Typ 754 T7(https://en.wikipedia.org/wiki/Porsche_Typ_754_T7)
wikipedia-ポルシェ・パナメリカーナ(https://ja.wikipedia.org/wiki/ポルシェ・パナメリカーナ)
wikipedia(英語)Martini(vermouth)(https://en.wikipedia.org/wiki/Martini_(vermouth))
wikipedia-ロスマンズ(https://ja.wikipedia.org/wiki/ロスマンズ)
wikipedia-ガルフ石油(https://ja.wikipedia.org/wiki/ガルフ石油)
wikipedia-イェーガーマイスター(https://ja.wikipedia.org/wiki/イエーガーマイスター)
wikipedia-ジ・O(https://ja.wikipedia.org/wiki/ジ・O)
ガレージカント ブログ「シュトロゼックとは何者か?(https://www.garagecurrent.com/blog/archives/5058)
Nosweb.jp
漫画家麻宮騎亜さんのクルマもまた主人公と同じくポルシェ。しかし、彼の1台はただものではなかった|1992年式 シュトロゼック911メガ・スピードスターRS(https://nosweb.jp/nostalgichero/articles/detail/7161)
外車王SOKEN たった292台の奇跡。それはポルシェ959というクルマ (https://www.gaisha-oh.com/soken/porsche-959-forever/)
Uncrate 日産所有 1998 ポルシェ 959
(https://uncrate.com/jp/article/nissan-owned-1988-porsche-959-sc/)
Tedsonmotors daydram (https://tedsonmotors.com/daydream)
RTC-RUF正規輸入元RTC公式サイト(https://www.ruf-web.co.jp)
RTC-RUFコンバージョンキット(https://www.ruf-web.co.jp/conv/)
octane いくつ知ってる?ゲンバラが送り出した「マブいクルマ」6選(https://octane.jp/articles/detail/8608)
WEB CARTOP1980年代から2000年代を駆け抜けた「ゲンバラ」というカリスマポルシェチューナー (https://webcartop.jp/2024/09/1452203/)
Uncrate
1986年 ゲンバラ アバランシェ(https://uncrate.com/jp/article/1986-gemballa-avalanche/)
ベストカーweb 今のターボ車は燃費重視でおもしろくない?! 中古でどっかんターボを狙う! (https://bestcarweb.jp/usedcar/226287?prd=4)
ポルシェジャパン
全てのポルシェ・クラシック・モデル
(https://www.porsche.com/japan/jp/accessoriesandservice/classic/models/)
ポルシェ901(https://www.porsche.com/japan/jp/accessoriesandservice/classic/models/911-f/911-f-901/)
ポルシェ911ターボ(https://porsche.com/japan/jp/accessoriesandservice/classic/models/911-g/911-turbo/)
ポルシェ959(https://www.porsche.com/japan/jp/accessoriesandservice/classic/models/959/)
ポルシェ964(https://www.porsche.com/japan/jp/accessoriesandservice/classic/models/964/964/)
ポルシェ993(https://www.porsche.com/japan/jp/accessoriesandservice/classic/models/993/993/)
グランジュールカーズ RWBポルシェはださい? 世界が認めた日本発のカスタムの真価(https://grandeur-cars.com/rwb-porsche/)
911 supercars ポルシェのカスタムビルダー10選(https://911supercars.com/10-custom-porsche-builders/)
ノーマンズ・ランド(英題 No Man's Land 1987年製作 監督 ピーター・ワーナー 配給 ワーナー・ブラザース)
コマンドー(英題 Commando 1985年製作 監督 マーク・L・レスター 配給 20世紀フォックス)
motor-fan web ポルシェ 911 カレラ RSR ターボ 2.14(1974)」 偉大なる911ターボの祖先 《ポルシェ図鑑》(https://motor-fan.jp/genroq/article/36186/)
Singer Vehicle Design(https://silver-mag.jp/singer-vehicle-design)
AUTOCAR JAPAN ポルシェ964型911の過激レストモッド シンガー「DLSターボ」 レース仕様は巨大エアロ装備(https://www.autocar.jp/post/948918)
ル・マン24時間耐久レース 栄光の時代70~79(クエンティンスパーリング:著)
octane 何かが変?」ポルシェがプレゼント用に作った「パナメリカーナ・コンセプト」
(https://octane.jp/articles/detail/6300)
Life in the fast lane. ポルシェ911「サファリ」のルーツ?1989年のコンセプトカー「ポルシェ・パナメリカーナ」はこんなクルマ(https://intensive911.com/german-car-brand/porsche/230332/#google_vignette)
ポルシェがわが家にやってきた ポルシェ911のレストモッドはSingerだけじゃない – ガンサーワークスGWR
(https://www.panamera-life.com/entry/ポルシェ911レストモッドはsingerだけじゃない-ガンサ/)
レスポンス 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
(https://s.response.jp/article/2021/09/18/349591.html)
clicccar お値段2億円は確実!!「シンガー911 DL」市販型プロトタイプ、卓越したコーナリング魅せ(https://clicccar.com/2021/10/05/1122276/)
ポルシェ購入ガイド 歴代モデル完全網羅 空冷水冷911 930/964/993/996/997/ボクスター/カイエン Porsche Buyers Guide(NEKO MOOK)
みんカラ おおおお、ケーニッヒ930ターボだ!(https://minkara.carview.co.jp/userid/1478509/blog/47884816/)
octane 世界に一台のRWB「サムライポルシェ」!車のモチーフになった歴史的武将とは(https://octane.jp/articles/detail/8383)
web cartop アイコンの「ヘッドライト」がなくても「911」の血統! ポルシェが生んだ怪物マシン「935」とは(https://webcartop.jp/2022/08/937197/#google_vignette)
autosports web グループ5を席巻した『ポルシェ935』が現代に復活。ラグナ・セカで世界初公開(https://www.as-web.jp/car/413708/attachment/m18_5134_fine)
Auto Messe Web 伝説のポルシェ「モビーディック」が現代に蘇っていた! 生産台数はわずか77台のポルシェ935/19とは(https://www.automesseweb.jp/2022/05/21/1020994)
Auto Messe Web 闘うために生まれた「もう一台」のポルシェ! 「934」とは(https://www.automesseweb.jp/2022/04/08/976252)
ameblo.jp ポルシェ 934のエピソード/解説まとめ(https://ameblo.jp/yongousen/entry-12638383404.html)
Esquire ポルシェミュージアム ― 心揺さぶる隠れ倉庫の内部に潜入【写真集】
(https://www.esquire.com/jp/mensclub/g33642922/photos-inside-the-porsche-museum-s-mind-boggling-hidden-warehouse/)
octane 野心的なプロジェクトスタートにあたり・・・ポルシェ タイプ 959 C29(https://octane.jp/articles/detail/5039)
みんカラ【写真】ポルシェ博物館 part.4, Porsche Gruppe B Concept Car
(https://minkara.carview.co.jp/userid/242406/blog/37020645/)
みんカラ【写真】ポルシェ博物館 part.3, Porsche 959 Aerodynamic Study C29
(https://minkara.carview.co.jp/userid/242406/blog/37020598/)
web option 「30年間現役で走り続ける600馬力のブラックバード!」映画版“湾岸ミッドナイト”の劇中車が登場!!(https://motor-fan.jp/weboption/article/80534/)
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Life in the FAST LANE(https://intensive911.com/german-car-brand/porsche/245106/)
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ナムウィキ ポルシェ961 (https://ja.namu.wiki/w/포르쉐%20961)
マルティニ公式サイト(https://www.martini-jp.com)
レスポンス もしポルシェ935を現代のマシンとして復活させたら…? 超進化系レストモッド『MADLANE 935ML』の全貌(https://response.jp/article/2024/10/01/386798.html)
AUTOCAR JAPANケン・ブロック 過激なピンクのポルシェ912でパイクスピーク参戦 最高出力1400ps(https://www.autocar.jp/post/819810)
Auto aports web 亡き父の遺志を継いで。ケン・ブロックの愛娘リアが1400PSの"Hoonipigasus"でパイクスピークへ(https://www.as-web.jp/overseas/935034/attachment/asimg_01_kb_fvzhkw9wiaixckb_61644b4fb98e8b7)
Mid Night Racing team(https://www.midnightracingteam.jp)
Mid night Racing team Records(https://www.midnightracingteam.jp/record/)
Web option 「全盛期の最高速シーンを駆け抜けた伝説のポルシェ」圧巻の速さ、秘めたる妖艶。(https://motor-fan.jp/weboption/article/28786/)
CARBOY RETURNS 中井啓◆STYLE!『NAKAI』スタイルのROOTSに迫る!!(https://www.carboy.jp/Returns4/074/index.html)
fandom 松本_雅(https://genkirivalproject.fandom.com/wiki/松本_雅)
wikiwiki RUF(https://wikiwiki.jp/wmmt/RUF)
ふたまん+『機動戦士Zガンダム』シロッコ愛用機「ジ・O」はどれだけ強い? 3つの観点からひもとく最強MSの理由 https://futaman.futabanet.jp/articles/-/122942?page=1#goog_rewarded
wikipedia-ポルシェ・911(https://ja.wikipedia.org/wiki/ポルシェ・911)
wikipedia-ポルシェ・356(https://ja.wikipedia.org/wiki/ポルシェ・356)
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wikipedia-ポルシェ・914(https://ja.wikipedia.org/wiki/ポルシェ・914)
wikipedia(英語)covin(automobile)(https://en.wikipedia.org/wiki/Covin_(automobile))
wikipedia-RUF(https://ja.wikipedia.org/wiki/RUFオートモービル)
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wikipedia-ポルシェ・917(https://ja.wikipedia.org/wiki/ポルシェ・917)
wikipedia-ポルシェ・934(https://ja.wikipedia.org/wiki/ポルシェ・934)
wikipedia-ポルシェ・935(https://ja.wikipedia.org/wiki/ポルシェ・935)
wikipedia-ポルシェ・956(https://ja.wikipedia.org/wiki/ポルシェ・956)
wikipedia-ポルシェ・962(https://ja.wikipedia.org/wiki/ポルシェ・962)
wikipedia(英語)porsche Typ 754 T7(https://en.wikipedia.org/wiki/Porsche_Typ_754_T7)
wikipedia-ポルシェ・パナメリカーナ(https://ja.wikipedia.org/wiki/ポルシェ・パナメリカーナ)
wikipedia(英語)Martini(vermouth)(https://en.wikipedia.org/wiki/Martini_(vermouth))
wikipedia-ロスマンズ(https://ja.wikipedia.org/wiki/ロスマンズ)
wikipedia-ガルフ石油(https://ja.wikipedia.org/wiki/ガルフ石油)
wikipedia-イェーガーマイスター(https://ja.wikipedia.org/wiki/イエーガーマイスター)
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ガレージカント ブログ「シュトロゼックとは何者か?(https://www.garagecurrent.com/blog/archives/5058)
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全てのポルシェ・クラシック・モデル
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ポルシェ993(https://www.porsche.com/japan/jp/accessoriesandservice/classic/models/993/993/)
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911 supercars ポルシェのカスタムビルダー10選(https://911supercars.com/10-custom-porsche-builders/)
ノーマンズ・ランド(英題 No Man's Land 1987年製作 監督 ピーター・ワーナー 配給 ワーナー・ブラザース)
コマンドー(英題 Commando 1985年製作 監督 マーク・L・レスター 配給 20世紀フォックス)
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Singer Vehicle Design(https://silver-mag.jp/singer-vehicle-design)
AUTOCAR JAPAN ポルシェ964型911の過激レストモッド シンガー「DLSターボ」 レース仕様は巨大エアロ装備(https://www.autocar.jp/post/948918)
ル・マン24時間耐久レース 栄光の時代70~79(クエンティンスパーリング:著)
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(https://octane.jp/articles/detail/6300)
Life in the fast lane. ポルシェ911「サファリ」のルーツ?1989年のコンセプトカー「ポルシェ・パナメリカーナ」はこんなクルマ(https://intensive911.com/german-car-brand/porsche/230332/#google_vignette)
ポルシェがわが家にやってきた ポルシェ911のレストモッドはSingerだけじゃない – ガンサーワークスGWR
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ポルシェ購入ガイド 歴代モデル完全網羅 空冷水冷911 930/964/993/996/997/ボクスター/カイエン Porsche Buyers Guide(NEKO MOOK)
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octane 世界に一台のRWB「サムライポルシェ」!車のモチーフになった歴史的武将とは(https://octane.jp/articles/detail/8383)
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Auto Messe Web 伝説のポルシェ「モビーディック」が現代に蘇っていた! 生産台数はわずか77台のポルシェ935/19とは(https://www.automesseweb.jp/2022/05/21/1020994)
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ameblo.jp ポルシェ 934のエピソード/解説まとめ(https://ameblo.jp/yongousen/entry-12638383404.html)
Esquire ポルシェミュージアム ― 心揺さぶる隠れ倉庫の内部に潜入【写真集】
(https://www.esquire.com/jp/mensclub/g33642922/photos-inside-the-porsche-museum-s-mind-boggling-hidden-warehouse/)
octane 野心的なプロジェクトスタートにあたり・・・ポルシェ タイプ 959 C29(https://octane.jp/articles/detail/5039)
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マルティニ公式サイト(https://www.martini-jp.com)
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AUTOCAR JAPANケン・ブロック 過激なピンクのポルシェ912でパイクスピーク参戦 最高出力1400ps(https://www.autocar.jp/post/819810)
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Mid Night Racing team(https://www.midnightracingteam.jp)
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CARBOY RETURNS 中井啓◆STYLE!『NAKAI』スタイルのROOTSに迫る!!(https://www.carboy.jp/Returns4/074/index.html)
fandom 松本_雅(https://genkirivalproject.fandom.com/wiki/松本_雅)
wikiwiki RUF(https://wikiwiki.jp/wmmt/RUF)
ふたまん+『機動戦士Zガンダム』シロッコ愛用機「ジ・O」はどれだけ強い? 3つの観点からひもとく最強MSの理由 https://futaman.futabanet.jp/articles/-/122942?page=1#goog_rewarded
最後に「空冷ポルシェに乗っている人たちの話」である。
空冷ポルシェは現在所有している人多くなく、その人たちの話を聞けるのは超重要である。
この資料は重要である。だからこそ公開している。
すべての空冷ポルシェファン、水冷ポルシェファン、所有している人たち、そして全てのポルシェ好き、車好き、フェリー・ポルシェ氏、ポルシェの技術者たち、当時を知る人たち、故 アロイス・ルーフ氏・故 ウーヴェ氏、マークフィリップ氏、アロイス・ルーフ・ジュニア氏、そしてこのページをともに作ってくださった人、そしてこのページを見てくれた人、このwikiを作ってくれた管理人様、そしてグランツーリスモ7でポルシェを収録してくださった山内典一氏に感謝の意を捧ぐ。ありがとう。
空冷ポルシェは現在所有している人多くなく、その人たちの話を聞けるのは超重要である。
この資料は重要である。だからこそ公開している。
すべての空冷ポルシェファン、水冷ポルシェファン、所有している人たち、そして全てのポルシェ好き、車好き、フェリー・ポルシェ氏、ポルシェの技術者たち、当時を知る人たち、故 アロイス・ルーフ氏・故 ウーヴェ氏、マークフィリップ氏、アロイス・ルーフ・ジュニア氏、そしてこのページをともに作ってくださった人、そしてこのページを見てくれた人、このwikiを作ってくれた管理人様、そしてグランツーリスモ7でポルシェを収録してくださった山内典一氏に感謝の意を捧ぐ。ありがとう。
コメント
- コメント書いてね -- 名無しさん (2024-12-22 12:33:31)
- 「ノーマンズランド」懐かしいですね。テレ東お昼のロードショーでよくかかってました。最後があっけない -- 名無しさん (2024-12-26 23:51:12)
- シュトロゼックとかよく見つけたな…… -- 名無しさん (2025-01-10 11:41:33)
- チューニングカーの所の加筆修正お願いします。 -- stoor (2025-01-10 20:38:28)
- 356は自分の情報量でも乏しいので加筆修正お願いします。 -- 名無しさん (2025-01-18 12:03:40)
- 追記修正お願いします。 -- stoor (2025-02-20 21:34:52)
- とても細かく書かれて読みやすかったです -- よっしー (2025-03-15 21:06:07)