映画「グランツーリスモ」
loading tweet...— 山内 一典 (@Kaz_Yamauchi) November 13, 2022
映画「アライブフーン」
これもグランツーリスモ出身ドライバーを題材とした映画で、こっちは国内のドリフト競技に挑戦する話。
製作はこちらの方が先だが、上記GTの事実上の後日談(GTアカデミーを鏑矢としたシムレーサー出身ドライバーが当たり前になった時代)である。
当時現役の競技用車両がそのまま使用され、土屋圭市・斎藤大吾・川畑真人が本人役で登場する(*1)。
GTの画面と車載映像がオーバーラップする演出は必見。
頭文字D&MFゴースト


- 著者 しげの秀一 発行 講談社 アニメ版も必聴
日本のクルマ好きの聖書No.1。説明不要の走り屋漫画でAE86のレビンとトレノの人気を逆転させた。
現在はヤングマガジンで続編となる「MFゴースト」が連載中で高橋兄弟はもちろん、台詞だけだが須藤京一といった頭文字Dの登場人物も登場。(まだ出て無いが、中里毅と庄司慎吾は何してるんだろか。)2023年にはMFゴーストもアニメ化する予定。個人的にはアルピーヌ A110 Premiere Edition '17の人気が高まって欲しいと思ってる。ちなみに、同じ作者でバリバリ伝説もあるのでよろしくそちらも読んで見て欲しい。
現在はヤングマガジンで続編となる「MFゴースト」が連載中で高橋兄弟はもちろん、台詞だけだが須藤京一といった頭文字Dの登場人物も登場。(まだ出て無いが、中里毅と庄司慎吾は何してるんだろか。)2023年にはMFゴーストもアニメ化する予定。個人的にはアルピーヌ A110 Premiere Edition '17の人気が高まって欲しいと思ってる。ちなみに、同じ作者でバリバリ伝説もあるのでよろしくそちらも読んで見て欲しい。

湾岸ミッドナイト

- 著者 楠みちはる 発行 講談社 こちらもアニメ版あります
聖書No.2。こちらも主人公が旧車と化したマシンを使って戦う点は共通しており悪魔のZはあらゆるメディアでパロディにされた。また頭文字Dと比べると車・特にチューニングに関する名言が多く、特に北見淳らなどのチューナー達の言葉は我々GTユーザーにもズシっと響く。頭文字Dが『走り』の経典なら、湾岸ミッドナイトは『車・チューニング』の経典と言える。
ちなみにこちらも同じ作者でシャコタンブギやあいつとララバイがあるのでそちらも読んで欲しい。



サーキットの狼

- 著者 池沢さとし 発行 集英社 各種で復刻版が発行中
聖書No.3。というか後のクルマ漫画のゴッドファーザー的一冊。スーパーカーブームに火を付けた作品であり、当時の多くの子供達がクルマの世界にハマった。日本でも社会現象的としてクルマに関するブームが起きたのはスーパーカーブーム以外あまり無いだろう。
ちなみにこちらも名言多し。あと、時代が時代なのか、結構主要人物に死人が出る事も多い。

スーパーカーとしては弱小なテンロクのロータスヨーロッパで並み居るカウンタックなどの手強いライバルを相手にするのは頭文字Dにも共通する点だし、また意外と語られてはいない魅力だが連載の末期には(その時はもうスーパーカーブームは終焉に向かっていたのだが)F1ドライバーとして活躍し、当時としては中嶋悟よりも早くフルタイム参戦で活躍する日本人ドライバーとなるというサクセスストーリーは後のF1漫画にも影響を与えており、スーパーカーとF1というふたつのロマン溢れる車の世界を伝えた作品である。

まだ、当時は日本人ドライバーがF1でフルタイム参加する事は夢のまた夢の話だった。いつかF1の大舞台で日本人ドライバーと日本のレーシングチームが優勝争いする日は来るだろうか。
他にもF1関連作品としてはサーキットの狼と同時期の赤いペガサスや、F1ブーム時に連載されていた『F(エフ)』、2000年代の『Capeta(カペタ)』も見てほしい。時代と共に、F1に対する情熱と夢がどう変化し、そしてどう語られているのか見比べてみて欲しい。
今、F1に参戦する日本人ドライバーとして角田裕樹が活躍しているが、今こそそんなF1マンガがまた生まれて欲しいものである。
ちなみにこちらは実写映画化された時のあまりに痛い主題歌。





ちなみにこちらは実写映画化された時のあまりに痛い主題歌。
よろしくメカドック
- 著者 次原隆二 発行 集英社 アニメ版もあります
聖書No.4。チューニングの世界を当時のジャンプ世代の少年に教えた傑作。ミッドシップ化したCR−Xやツインターボ&4WD化させたZ31型フェアレディZとかなど、斬新なチューニングマシンが満載。湾岸ミッドナイトと同じく、チューニングの経典というべき作品。
現在と比べると『クルマの改造=違法行為』というイメージが強かった時代。そんな時代にクルマの持つポテンシャルをさらに引き出す“チューニング”という行為の魅力を伝えた事は後の湾岸ミッドナイトにも少なからず影響を与え、多くの自動車業界で働く技術屋達を育てた。
ちなみにアニメ版では風見 潤達メカドックがある所はハマの黒ヒョウやレーシングラグーンと同じ横浜に設定されている。また同作でもキャノンボールトライアルのゴール地点が神奈川の江ノ島に設定されており、サーキットの狼やMFゴーストでも芦ノ湖スカイラインに箱根ターンパイクを走ったり、頭文字DでもプロジェクトDが行ったのが神奈川エリアであったりと、作品を問わず、横浜や神奈川エリアの道路は結構走り屋にとっては聖地らしい。



あらゆる公道を舞台とした作品が舞台とした箱根や神奈川エリアの道。ちなみに日本人F1ドライバーの角田裕樹も神奈川の相模原市出身である。




マッハGoGoGo
- 制作 タツノコプロ
聖書No.5。というより全ての日本のクルマ作品のゴットファーザー。トヨタ 2000GT '67やマツダコスモスポーツといった今でも名車として語られるクルマが生まれたりと、日本のクルマ文化が根付いて来た1967年に放送され(ちなみに2022年に放送から『55周年』を迎えた!)海外でも『Speed Racer』のタイトルで放送され、実写映画化もされ何度もリメイクされた作品。ぜひクルマ好きなら一度は見ておくべし!

オーバーレブ!

- 著者 山口かつみ 発行 小学館
聖書No.6。 競技中の事故が原因で陸上選手の夢を絶たれた主人公の志濃涼子が、カーレースを通じて走ることに再び意義を見出すとともに、仲間達と友情を育んでゆく姿を描いた作品。頭文字Dと比べると珍しいクルマが多く、志濃涼子の乗るクルマがAW11型のMR2であったり、プジョー106や、GA2型のホンダシティなどが登場する。また、『ノーマルの狼』というノーマル仕様のクルマで相手のチューニングカーに挑み、勝ったら負けた相手のチューニングカーをノーマルに戻すというチームがおり、「公道を走るのにチューンは百害あって一利無し」「ノーマルこそが車の黄金比」というチューニング否定派という理論が存在していると実に面白い。
また、コミックス20巻、29巻にはクルマ達がモノローグで喋る回があり、「クルマ達がもし意思があるならこんな事考えているだろうな」という回でもある上に、クルマに対する粗悪なチューニングや自分の腕に合わないのに無茶な走りをする運転手に対してのメッセージにもなっている。クルマに対しての接し方を考え直してみるといいかもいいだろう。
彼女のカレラ

- 著者 麻宮騎亜 発行 幻冬舎コミックス
聖書No.7。 主人公の轟麗菜は、父親が亡くなった折、ポルシェ911(964型)カレラRSを相続する。それまで自動車に興味のなかった麗菜だが、父の形見としてポルシェに乗るうちに、次第に興味が沸いてくる。ときにオーナーズクラブでのツーリングに出かけたり、時にサーキットでの走行会に参加したりといった、麗菜とポルシェの日常を綴るストーリー。様々なスポーツカーと女子達が彩り、なかなか華のある作品である。やはり車に乗る女子は良いもんですね。
ガッデム!

- 著者 新谷かおる 発行 MF文庫
「エリア88」でお馴染みの新谷かおる氏が描く、ラリー系の作品での聖書。当時は日本メーカーもラリーに参戦していたが(劇中ではトヨタチームが登場している)あまり他のモータースポーツと比べると知名度が無かった。そんな状況の中に登場したのがこの作品で、航空機はもちろん自動車への造詣も深い新谷氏の手によって、ラリー競技の特殊性や世界観を熱く伝えている。ラリー系の作品はあまり多くは無いものの面白い。
ちなみにOVAも制作されている。
ちなみにOVAも制作されている。
こちら葛飾区亀有公園前派出所
- 著者 秋元治 発行 集英社
聖書・番外編。クルマ漫画ではないが、中川のスーパーカーネタなど、結構クルマにまつわるエピソードやネタ多し。ちなみに『サーキットの狼』と同時期にジャンプで連載が始まっている。とんでもないエピソードとかあるけども、面白い。クルマ文化に貢献している作品の一つ。



両さんが燃費の良さを謳うエコカーをこうズバッと切る。正論だ。




ワイルドスピードシリーズ

- 制作・著作 ユニバーサル・ピクチャーズ
聖書海外枠。日本車の人気を爆発的に上げて、海外の人気を高めた作品。でも、最初は非合法なチューニングカーレースから、今やすっかりスパイ映画と化してしまっており、日本で言う西部警察のような感じで荒唐無稽な感じになったのが残念な気がする……。そう思って初代と2作目を見ると、「今から見てもすげぇ日本車だらけ」だったり、「チューニングパーツのメーカーが台詞とかで出てくるので覚えたり調べたりしちゃう」、「ドム(ドミニク)はチャージャーというイメージが今は強いけど最初はRX−7とかシビックとか乗ってたりする」とかの再発見も。

カーズ/クロスロード

- 制作・著作 ウォルトディズニー・ピクサー・アニメーション・スタジオ
聖書海外枠No.2。ご存知お子様に人気のカーズで一作目から見てもいいが、この作品はリアルなレース要素たっぷりで面白い。
特にライバルとなるジャクソン・ストームがバーチャルシュミレーターで経験を積んでいたドライバーであるという点(実は彼は元々はレースゲームとかを熱中していたゲーマー出身のレーサーだったという)ある意味グランツーリスモとかで経験を積んだ若い世代のドライバーと重なる点とかも興味深い。
特にライバルとなるジャクソン・ストームがバーチャルシュミレーターで経験を積んでいたドライバーであるという点(実は彼は元々はレースゲームとかを熱中していたゲーマー出身のレーサーだったという)ある意味グランツーリスモとかで経験を積んだ若い世代のドライバーと重なる点とかも興味深い。
ドリヴン

- 制作 ワーナー・ブラザーズ 監督 レニー・ハーリン

↑ジョーがジミーに対して純粋な勝利とは何かを説くシーン。主人公のジミーは新人ながらも実力は高く速さはあるのだが、チャンピオン争いを繰り広げるライバルであるブランデンバーグの婚約者であるソフィアを巡ってトラブルを起こしていた事が原因で精神的に精彩を欠いており新車発表パーティーで2人と揉めた挙句にまるで尾崎豊の「15の夜」の歌詞の如く、“展示していた車両に勝手に乗り込んで街中を暴走する”というZガンダムのカミーユばりのエキセントリック行為をしでかしちゃうくらい、、頭文字Dの中里毅や岩城清次はまだマシな方くらいのメンタルのムラを抱えていた。(てかそこまで恋愛関係で揉めてキレただけで、こんな大騒ぎを起こすなんてヒステリック過ぎだと思うが……。)そんなジミーにジョーは自らの経験をアドバイスし、彼を導いていき支えていく。
デイズ・オブ・サンダー

- 制作 パラマウント映画 監督 トニー・スコット

上のドリヴンと一緒に見て欲しいアメリカンモータースポーツ系の映画で、こちらはNASCAR(ナスカー)を描いておりトム・クルーズが主演で、「トップガン」の制作スタッフが集まって制作している。カーレースにおける天性の才能を持つ元インディカー出身のレーサーの青年コールは、レースカーのビルダーとして活躍したハリーと出会う。最初はオープン・ホイールのフォーミュラカーであるインディとハコ車であるNASCARの走らせ方の違いやNASCAR特有の用語で戸惑っていたが、ハリーのコーチでドライブテクニックを磨いていき優勝を掴む事まで進んだ。しかしあるとき、大きなクラッシュに巻き込まれてしまう。再起不能の危機に陥ったコールだったが、女医クレアとの出会い、そしてライバルとの争いを経て、デイトナ・レースへの挑戦を決意する。ちなみにここでバック・ブレザトン役を演じたジョン・C・ライリーは同じNASCARを扱った映画「タラデガ・ナイト オーバルの狼」にも出演しているのでそちらも見て欲しい。


ざんねんなクルマ図鑑

- 著者 昭和自動車研究会 発行 KADOGAWA 定価 1,540円(本体1,400円+税)
どこかちょっと“ざんねん”な箇所があるものの何か捨てがたい日本のクルマ達を紹介する。誰もが知る名車やマニアックな珍車まで、多彩なクルマが紹介されている。小学生にも読み見やすく、お子様にも勧めたい書籍。
間違いだらけのクルマ選び
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- 著者 島下泰久 発行 草思社 定価 1,650円 (税込)
1976年に徳大寺有恒が歯に着せぬ論評でクルマを批評した本で、徳大寺有恒亡き今は島下泰久の手によって継続している自動車好きのバイブルと言うべき本。各年度が発表されており、自動車界の動きやトレンドを知るためにも最適な一冊だ。ちなみに1976年版と1977年版が公式サイトで無料で見れる。http://www.soshisha.com/book_wadai/53car/index.html
カーグラフィックTV
- BS朝日で毎週木曜日夜10時に放送中
アムロ・レイの声優でもお馴染みの古谷徹がナレーションを務めているお馴染みのクルマ番組。雑誌『カーグラフィック/CG』も合わせて読もう。『このクルマのハンドリングはまるで……』と言いながらグランツーリスモをプレイするといいかも。
雑誌のホームページはこちらから→https://cargraphic.co.jp/
雑誌のホームページはこちらから→https://cargraphic.co.jp/
エクスドライバー

- バンダイチャンネルなど各種アニメ配信サイトや、中古DVDなどで見られます
『逮捕しちゃうぞ』でもお馴染みの藤島 康介が企画・原案・キャラクター原案を行ったOVAアニメ。劇場版も制作されているカーアクションアニメの一作。舞台は自動運転で動く電気自動車「AIカー」が発達したリアルな近未来で、暴走したAIカーを止めるエクスドライバーと呼ばれる架空の職業を描く。自動運転の「AIカー」の暴走のリスクを描くという近い将来の現実でも起こりうるような内容もさる事ながら、クルマ好きで『逮捕しちゃうぞ』でもチューンアップしたホンダトゥデイの軽パトを考案した藤島 康介氏らしくエクスドライバー達が乗るクルマも作品の世界観から見ても立派な旧車ばかりで、ケータハムのセブンやランチアのストラトス、ロータスのヨーロッパといったクルマでこちらもクルマ好きを興奮させる物ばかり。ちなみに、同時期には頭文字Dのアニメも制作されていたが、こちらも頭文字Dと同様に劇中に登場する実在する車の排気音、走行音は全て実際の車両から収録された本物の音声が使用されている。 映画版では、自動車の走行シーンの多くがCGで描かれた。また、TVアニメ版の頭文字Dで藤原拓海の声優を務めた三木眞一郎氏もこの作品で重要なキャラクターの声を演じている。
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ハイドライバーズ
- 公式サイトはこちらから→https://hi-drivers.jp/、公式チャンネルはこちら→https://m.youtube.com/@HiDRIVERS_GT
2022年に始動した、個性豊かなキャラクターたちがカーレースを通じて互いに絆を深めていく姿を様々な動画コンテンツで描き、YouTubeを中心に展開するユーザー参加型オリジナルプロジェクト。なんとホンダ、スバル、トヨタ、日産の公式ライセンスを得ておりレーシング系アニメとしても楽しめる。メインは女性ファンだろうが、グランツーリスモファンも注目して見ても良いでは無いだろうか?
さらにマツダや三菱も加わったら面白いと思うが
ちなみに、本作の声優が出演するライブイベントにはなんと我らが『グランツーリスモ7』が使われており、あながちウチらとの関連も無い。
ちなみに、本作の声優が出演するライブイベントにはなんと我らが『グランツーリスモ7』が使われており、あながちウチらとの関連も無い。
loading tweet...— 「ハイドライバーズ」公式 (@Hi_DRIVERS_GT) January 14, 2023
オーバーテイク!
- 公式サイトはこちらから→https://komaki-motors.com/
F4、フォーミュラ4に青春をかけるアニメ作品で2023年にTVアニメ放送予定。ちょうどMFゴーストのアニメも放送されるタイミングなので一緒に見ても面白いと思う。車両提供には童夢も関わっている。
GTroman

- 著者 西風 発行 リイド社
現在は『GT romanーLIFEー』としてネコ・パブリッシング社の雑誌「Tipo(ティーポ)」で連載中。café romanを舞台とする人とクルマの織りなす様々なストーリーが展開され、様々な名車が登場する。こちらも旧車の魅力たっぷりの名作なのだ。

公道ウルフ
- 著者 野口 賢 発行 秋田書店 定価 660円 (税込)
F3のレーサーをしていたが、ライセンスを剥奪されてクビになり帰国したものの、それでも世界最速になるのが夢として、レース復帰を諦めてない17歳の少年颯(はやて)ユウヤが、公道を舞台に繰り広げるバトルに身を投じていくストーリー。現代版の頭文字Dのような公道バトル物のクルマ漫画で、よりリアリティある設定が多いのが特徴だ。

ぜっしゃか!

- 著者 せきはん 発行 KADOGAWA 定価 638円(10%税込)
コミックスは現在3巻が発行されている旧車マンガ。旧車のレストア・修理を行う絶車科に通う女子高生が個性的なクラスメイトと共に旧車をドライブしたりなどする漫画。旧車の魅力に引き寄せられる事間違いなしの漫画なのだ。
命がけでもたりないのさ

- 著者 大柴 健 発行 講談社 定価 495円(税込)
免許はまだ取れない高校1年生の加賀美唯華が父親が乗っていたR34GT−Rにどうして乗りたく悩んでいたが、そんなときにたまたま見かけた「ゲーム研究部」の部室。覗いてみるとかなり本格的なレーシングシミュレーターが設置してあったので、『ゲームの中なら乗れる!』としてのめり込んでいくというレースゲームのEスポーツ物の作品。ある意味グランツーリスモをプレイするプレイヤーでも『あのクルマに乗りたい!』という思いとか、共感するところが多いだろう。
この漫画も見どころが多く、登場人物の乗るクルマが彼女達が生まれる前に作られた国産のネオクラシックな時代のクルマで、いきなりトヨタ スターレット グランツァ V '96が出てきたり、トヨタ スープラ 3.0GT Turbo A '88が強敵になるライバルのクルマとして出てきたりと、『渋いねぇ‼︎』と唸るチョイスが素晴らしい。ただ、惜しむべくは連載がすでに終了してしまったという事。もう少し続いて欲しかった。
運び屋・ラバ

- 著者 オオヒラ航多 発行 日本文芸社 定価 715円(1巻) 792円(2巻) ※共に税込
ヤクザ物などの反社会的なテーマの漫画が多い週刊ゴラク(ちなみに本作はWEBサイトゴラクエッグの方で連載されていた)異色の作品。
走り屋のスポーツカーすら上回る超絶なドラテクを持ち、如何なる物でも「ワンメーター1万円」で最速で運び届けるタクシードライバーラバの活躍を描く作品。作者曰く『カーアクションではなく、主人公によるハードボイルドなアクションを描きたかった』とのコトだが、十分クルマ好きでも楽しめる内容でもある。(難点としてはクルマの描写が荒い事か?)
ラバの新たな愛車として“クジラクラウン”と呼ばれたトヨタの4代目クラウン(ちなみにドラマ「素敵な選TAXI」でも登場したクルマ)で、中身は600馬力を叩きだす悪魔のZばりの怪物というクルマ漫画のお約束である『見た目は旧式だが中身は怪物級』の方式を守っていたりと面白い。

最速‼︎送迎メイドバトル!(※成人漫画)
- 著者 荒岸来歩 発行 ヒット出版社 コミックス「精いっぱい♥ご奉仕メイド」に収録、2nd stageはコミックス「全速全身♥ご奉仕メイド」に収録
これも異色作。なんとこれ、唯一の18禁のエロ漫画、未成年の子は見れない漫画だ。
と言っても出てくるのがゴリゴリにチューンされたアルトワークスとチェイサー(しかも2JZ搭載)というかなりクルマ漫画として見ても濃すぎる内容でここに掲載されている全年齢向けのクルマ漫画と張り合えるほど。メイドの萌えキャラやエロ要素はあくまでオマケで、正直完全にお菓子はあくまでオマケとなってしまった食玩のようなエロ漫画。
しかも漫画の中でドリフトのテクニックとかの解説もあるからよく「※エロ漫画です」と作中でも言われるほど。エロ漫画描きたかったのかクルマ漫画描きたかったのか分からん作品でエロ漫画ファンも困惑させたほどである。正直、エロ漫画描かなくても普通のクルマ漫画でもやってけんじゃん……?
でもちゃんとHシーンもあるけどグラソツーリスモ見てる子はエロよりもクルマだよな?クルマの描写は素晴らしくエロ抜きでも普通にクルマ漫画として楽しめる。やっぱ全年齢向けのクルマ漫画描こうよ。
ちなみに同じ「全速全身♥ご奉仕メイド」に収録されている「試作強襲型戦闘メイドセリカちゃん」はシボレー コルベット C7 ZR1 '19で敵のメイドが乗るメルセデス・ベンツ メルセデス AMG GT S '15と首都高湾岸線で銃撃戦を交えながらバトルを繰り広げるという車要素だけでなくミリタリー物要素も入れてしまったもはや内容が作者の趣味を詰め合わせてしまったエロ漫画なので要注目。エロはどこへ行った。




ウチクル⁉︎ ウチのクルマがこんなに可愛いわけがない

- 著者 鈴木秀吉 発行 モーターマガジン社 定価 980円(税込)
これまた異色⁉︎のクルマ擬人化漫画。4コマで読みやすく色んな名車を分かりやすく紹介しており楽しく読める新感覚のクルマ漫画。
何より擬人化されたクルマ女子が可愛い。ちなみにバイク版のバイク擬人化菌書もある。
何より擬人化されたクルマ女子が可愛い。ちなみにバイク版のバイク擬人化菌書もある。
怪盗クイーン モナコの決戦 アナミナティの祝祭・後編

- はやみね かおる/作 K2商会/絵 発行 講談社 定価:858円(本体780円)※前編も合わせて読むと良い。
これもかなりの異色枠で、児童書のノベルシリーズでもお馴染みの『怪盗クイーン』シリーズからのチョイス。この本ではクイーン逮捕を賭けて探偵卿ネアとのコート・ダジュールでのレースを行う。怪盗クイーンが乗るのはケータハム(未作成)の赤色のセブン160(小学生も読む児童書にしてはだいぶマニアックなチョイスだと思う)と探偵卿ネアのチームのマセラティのクアトロポルテ(こっちもマニアなチョイスだな……。)とレースを行う。ノベルなので車の描写が無いのが惜しいが、それにしても読んでる児童はポカンとしてないのか心配だ。
怪盗クイーンが乗るセブン160。007のボンドカーとマッハGoGoGoのマッハ号を参考にした改造を施す。

心のノート・私たちの道徳


- 著者 発行 文部科学省 定価 タダ(無償供給)
え?これ、クルマの本じゃないだろうて?これは昨今のラフプレーの多いプレイヤーや荒らしにぜひ読んでほしい書籍。2002年以降なら小・中学校にて、タダで国から貰えるので読み返そう。え?捨てた?だったらどっかから取り寄せるかもう一度小学校からやり直せ。あと、これを読んでもやる奴は人間の姿をしたクズ確定な。
ちなみに、基本文科省から無償供給される教科書の類は民間には一部を除き販売されない。専門の教科書屋さんを仲介することで購入可能だが、卒業して関係なくなるとメルカリやヤフオクで売り捌く輩がいる。心のノートは、初めに「自分のノートに名前をつける」項目があり、中古購入することで無記載→授業をサボっていたor使わなかった 何かしらを記載→他人の黒歴史を覗く というちょっとした日本の闇を見ることが出来る。
ちなみに、基本文科省から無償供給される教科書の類は民間には一部を除き販売されない。専門の教科書屋さんを仲介することで購入可能だが、卒業して関係なくなるとメルカリやヤフオクで売り捌く輩がいる。心のノートは、初めに「自分のノートに名前をつける」項目があり、中古購入することで無記載→授業をサボっていたor使わなかった 何かしらを記載→他人の黒歴史を覗く というちょっとした日本の闇を見ることが出来る。
何はともあれ、グランツーリスモで相次いでいるラフプレーや荒らしは現実のクルマの運転では相手や自分を怪我をさせたり、命をも奪いかねない危険な行為である。現実でもこうしたラフな運転や荒らし=煽り運転でも多くの悲劇や事故が起きている。「これがもし現実の道路だったら…」と思って、ラフプレーや荒らしを控えて欲しい。ゲームであっても、自重するべきだ。
↑もういっその事、グランツーリスモにもスリルドライブみたいにドライバーの運転テクニック分析の要素付けて欲しい……。自分がどれだけラフな運転してるか分からせるためにも。でも、そうしたらあえて「免停300年」出す奴いそうだな……。
魔法騎士レイアース
車は全く作中には一切出てこない作品だが、なぜここに入れたのかって?理由は“キャラクター名などが自動車の名前を由来としているから”である。例えば、舞台となる世界はセフィーロ(日産)、キャラクター名ではランティス(マツダ)、アルシオーネ(スバル)、プリメーラ(日産)、アスコット(ホンダ)、カルディナ(トヨタ)、ザガートなど。また、武器の原料となる伝説の希少鉱物の名前にエスクード(スズキ)、国家の名前にオートザム(マツダ)、チゼータ(未作成)が出てくる。
また、少女漫画ではあるが、メカや戦艦も出てくるのだが、戦艦の名前がNSXで、その艦載機のロボットの名前がFTOという車好きにとっては訳がわからん事になるだろう。
他に知りたい方はこちらの方のページをおすすめします→http://wotakokko.jugem.jp/?mode=comment&act=captcha
なぜ車の名前が多いのかという理由で、原作を担当したCLAMPによれば「カタカナの名前は覚えにくいので、どこかで聞いたことのある名前だといいだろうなと思った」とのことで、実際、成人して車を買う際にレイアースの固有名詞の元ネタが車だったことに驚くファン(特に車の名前に疎かったであろう当時の女児たち)が多かったという。
また、「レイアースで固有名詞に選ばれた車は高確率でカタログから消える」 というジンクスがあり、ファンの間では(もちろん冗談として)レイアースの呪いと言われている。
そんなレイアースも、様々なロボットアニメ作品が登場するゲーム「スーパーロボット大戦T」に参戦が決定したが、発表された同日に「セフィーロ(の元ネタの車)を創造した(会社の)柱(会長)が消える」 という事件が起こり、「呪いは健在」「セフィーロ(を製造した会社)を救済するため、スーパーロボット大戦に召喚された」と散々ネタにされた。
また、「レイアースで固有名詞に選ばれた車は高確率でカタログから消える」 というジンクスがあり、ファンの間では(もちろん冗談として)レイアースの呪いと言われている。
そんなレイアースも、様々なロボットアニメ作品が登場するゲーム「スーパーロボット大戦T」に参戦が決定したが、発表された同日に「セフィーロ(の元ネタの車)を創造した(会社の)柱(会長)が消える」 という事件が起こり、「呪いは健在」「セフィーロ(を製造した会社)を救済するため、スーパーロボット大戦に召喚された」と散々ネタにされた。