ホンダ CR-Z α '10 | ||
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メーカー | ホンダ | |
---|---|---|
英名 | Honda CR-Z α '10 | |
年式 | 2010 | |
エンジン | LEA | |
タイプ | ロードカー ハイブリッドカー | |
PP(初期値) | 356 | |
総排気量 | 1,496cc | |
最高出力 | 114PS/6,000rpm | |
最大トルク | 14.8kgfm/4,800rpm | |
パワーウエイトレシオ | 9.91kg/PS | |
駆動形式 | FF | |
吸気形式 | NA | |
全長 | 4,080mm | |
全幅 | 1,740mm | |
全高 | 1,395mm | |
車両重量 | 1,130kg | |
重量バランス | 58対42 | |
トランスミッション | 6速 | |
ダート走行 | 可能 | |
登場 | グランツーリスモ5 グランツーリスモ6 | |
備考 | CR-Xの後継となるハイブリッドスポーツカー CR-Xの復活を期待されていたが……。 | |
ハイブリッドカー一覧 |
概要
ホンダ CR-Zは運転する楽しさを感じられるクルマとして開発されたハイブリッドスポーツカー。実質的な
CR-X
の後継に当たる。排気量は1.5Lほどだが、IMAハイブリッドシステムによって2.0Lガソリンエンジン並みの加速性能と低回転域のトルクを実現しているそうだ。一応4シーターなので後部座席は存在するがお飾りレベルで実用性は乏しく、なんなら海外仕様では後部座席は取り除かれ荷室になっている。
発表当時は話題となって2010-2011日本カー・オブ・ザ・イヤー、グッドデザイン(2010年度・金賞)を受賞したりしていたが、結局販売台数はそこまで増えなかった。売れなかった理由としては、「重い」「前期型は非力」「後部座席が極端に狭い」等々と散々だった。それにCR-Xの後継とされていたためユーザーはかつてのCR-Xのしなやかさを期待していたが、CR-Zのコンセプトは全く違っていたものであり落胆の声が上がった。
さらにかつてのライバルであったトヨタ 86も復活するとますます状況が悪くなり、スポーティな走りを楽しみたい人は、わざわざややこしくて重いハイブリッドシステム(しかも設計が古いIMA)を採用している車より、普通のガソリンエンジンを積んでいる86を買うほうが「話が早い」となってしまった。そのこともあってか、2016年を持って生産終了となってしまった。
発表当時は話題となって2010-2011日本カー・オブ・ザ・イヤー、グッドデザイン(2010年度・金賞)を受賞したりしていたが、結局販売台数はそこまで増えなかった。売れなかった理由としては、「重い」「前期型は非力」「後部座席が極端に狭い」等々と散々だった。それにCR-Xの後継とされていたためユーザーはかつてのCR-Xのしなやかさを期待していたが、CR-Zのコンセプトは全く違っていたものであり落胆の声が上がった。
さらにかつてのライバルであったトヨタ 86も復活するとますます状況が悪くなり、スポーティな走りを楽しみたい人は、わざわざややこしくて重いハイブリッドシステム(しかも設計が古いIMA)を採用している車より、普通のガソリンエンジンを積んでいる86を買うほうが「話が早い」となってしまった。そのこともあってか、2016年を持って生産終了となってしまった。
後期型では86/BRZに加えて、基本的な設計がほぼ同じで、エンジンも同一、更に『車重もほとんど変わらず人も荷物も載る』フィット RS ハイブリッドが登場した事により、身内喰いが発生。タダでさえ少なかった購入客は大半がフィットに流れてしまい、最終期には月販50台以下という事も珍しくなかったという。
2代目NSXの件といい、スポーツカーとしても、ハイブリッドカーとしても中途半端なコンセプトが仇になってしまったのが惜しいクルマであろう。
解説
2010年に登場したCR-Zは、2008年からホンダが行なっている『Honda Green Machine』シリーズの第3弾『グリーンマシーン3号』として登場したスポーツカー×ハイブリッドという相反する存在をミックスしたハイブリッドカーになる。
エンジン、シャシ、車両の全てにおいてコストカットすべきところと金額を掛ける所をはっきりさせ、パワートレインやシャシの殆どは新設計となっている。また、国内販売するホンダ車としては初めて採用した部品も多く、ポジション球LEDやシャークフィンアンテナ、坂道発進補助装置等、かつてのバラスポ(初代CR-X)が特許を数多く取得して新技術をアピールした事を彷彿とさせた。
後期型ではエンジン、モーターの出力向上、グレードの追加、限定車の発売等々販売面での努力は認められたものの、スタート以外売れ行きは芳しくなく、2017年に生産、販売を終了してしまった。後発のライバル(86やBRZ)達が強力だった事もあるが、フィット RS ハイブリッドとの身内喰いが発生してしまった事がトドメを刺したと思われる。RSハイブリッドは僅か1年半しか販売されていなかったにもかかわらずかなりの数が売れた事もあり、中古車等でもその影響がモロに出てしまっている。
そのせいか、ここ最近では『7代目セリカ(T230系)』、『スイフトスポーツ(ZC31~33S)』らと共に安価な免許取り立て若造達の初愛車として支持されつつある。意外と社外部品も多く、チューニング素材としては格好の存在ではないだろうか?
また、ライトチューンでは非力と感じるオーナー向けにはHKSやトラスト、(今は生産終了してしまったが)トップシークレット等からスーパーチャージャーキットやターボチャージャーキットが売りに出ている。また、無限からは300台限定でCR-Z 無限RZというスーパーチャージャーと専用エアロを身に纏った特別仕様車も販売されていた。そのことも考慮してか、グランツーリスモにおいてもハイブリッドカーとしては珍しくターボの装着が可能になっている。ノーマルのままだとちょいとパワー不足気味なので載せられるのはありがたい。
登場シリーズ
グランツーリスモ5
Cr.2,498,000で購入可能。
グランツーリスモ6
Cr.2,498,000で購入可能。
コメント
- 正直cr-xと言うよりかは初代インサイトの後継と言われた方がしっくり来る -- (名無しさん) 2024-11-22 15:14:13
- CRZ「Compact Renaissance ZERO」 -- (名無しさん) 2025-04-13 21:10:05
- CRX「Car Renaissance X」で後継機じゃない -- (名無しさん) 2025-04-13 21:11:22