トヨタ 86 GT '15 | ||
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メーカー | トヨタ | |
---|---|---|
英名 | Toyota 86 GT '15 | |
年式 | 2015 | |
エンジン | FA20 | |
タイプ | ロードカー | |
カテゴリー | N200 | |
PP(初期値) | 428.70 | |
総排気量 | 1998cc | |
最高出力 | 200PS/7,000rpm | |
最大トルク | 20.9kgfm/6,500rpm | |
パワーウエイトレシオ | 6.13kg/PS | |
駆動形式 | FR | |
吸気形式 | NA | |
全長 | 4,240mm | |
全幅 | 1,775mm | |
全高 | 1,285mm | |
車両重量 | 1,230kg | |
重量バランス | 53対47 | |
トランスミッション | 6速 | |
最高速度 | 236Km/h (フルノーマル) | |
登場 | グランツーリスモSPORT グランツーリスモ7 | |
備考 | 兄貴呼ばわりされてるが、発売日は弟の方が早い。標準素ガラスなのは許せん。 |
概要
トヨタとスバルが共同開発したコンパクトFRスポーツカーで、BRZとは兄弟車。車名の86もお察しの通り、往年の名車であるレビトレの型式「AE86」から名付けられている。
新車発売時は走りが好きだった大人たちへ向けて販売され、人気が高まるにつれて中古価格も手頃になり若者にも手が届きやすくなったため、まさにAE86のような立ち位置のスポーツカーとなった。
新車発売時は走りが好きだった大人たちへ向けて販売され、人気が高まるにつれて中古価格も手頃になり若者にも手が届きやすくなったため、まさにAE86のような立ち位置のスポーツカーとなった。
程よいパワーとスポーティな外観、優れたハンドリングや手頃な価格も相まって多くの車マニアから愛されている。また、かつてのAE86同様にチューニングベースとしてもBRZ共々、人気。高値高騰が起きているシルビア系統のクルマに変わる存在でもある。
2021年秋に2代目にバトンタッチする形で生産終了した。
2021年秋に2代目にバトンタッチする形で生産終了した。
章男ちゃん路線のカスタマイズ前提の車両だったが、実は2cm以上車高を落とすと車検でNGになるという持病を抱えている。
問題となっているのはバンパーに取り付けられているサブライトポッド、この中に入っているウインカーが最低高さを割り込んでしまうというもの。
社外品バンパーではライトポッド位置を上にずらして対応している他、ライトポッドのネジを利用して下側を隠すパーツなんてのもある。
後期(アプライドE)からはヘッドライトユニット内に入ったため、この問題は解消している。
問題となっているのはバンパーに取り付けられているサブライトポッド、この中に入っているウインカーが最低高さを割り込んでしまうというもの。
社外品バンパーではライトポッド位置を上にずらして対応している他、ライトポッドのネジを利用して下側を隠すパーツなんてのもある。
後期(アプライドE)からはヘッドライトユニット内に入ったため、この問題は解消している。
値段を抑えるために、ミッションはアルテッツァ、足回りはWRXからの流用というのは有名なお話。
そのためミッションは手荒に扱うと粉砕され、フロントのナックルにはドラシャが入りそうな感じになっている。
このナックルのせいで「86 GT-FOUR」が出るんじゃないかと噂されたこともあるが、4WD化するにはエンジン位置がバルクヘッド寄りすぎて、ドラシャが入らないので実現の可能性は低いとされていた。そして実際に出なかった。
そのためミッションは手荒に扱うと粉砕され、フロントのナックルにはドラシャが入りそうな感じになっている。
このナックルのせいで「86 GT-FOUR」が出るんじゃないかと噂されたこともあるが、4WD化するにはエンジン位置がバルクヘッド寄りすぎて、ドラシャが入らないので実現の可能性は低いとされていた。そして実際に出なかった。
また形式名称が「DBA-ZN6」とスバル方式の名前であり、フレームやトヨタエンブレムの裏側にまでSUBARUの刻印がされてるので、「トヨタが販売するスバル車」と形容される事も。これは兄貴分であるGRスープラにも同じような事が言える。
真偽不明の噂ではあるが、スバル側が「BRZ S4」を計画していて、当初の設計ではドラシャが入るようにエンジンの位置を今より前に出していたのだが、トヨタ側に「ここに不可解な隙間がある」として詰められてしまったというのがある。
あとこのナックル流用の関係でFR車にしてはハンドル切れ角があまり無いのとアライメントが最適化されていないらしく、D1GP初期ではこのあたりの対策で「シルビアのアームとナックルをごっそり移植」なんて荒療治を施されていたこともある。
デフも地味にマークXあたりの流用品とされている。容量はそこそこあるが、いかんせん設計が古いのでそれはそれでまた問題があるとかないとか。
真偽不明の噂ではあるが、スバル側が「BRZ S4」を計画していて、当初の設計ではドラシャが入るようにエンジンの位置を今より前に出していたのだが、トヨタ側に「ここに不可解な隙間がある」として詰められてしまったというのがある。
あとこのナックル流用の関係でFR車にしてはハンドル切れ角があまり無いのとアライメントが最適化されていないらしく、D1GP初期ではこのあたりの対策で「シルビアのアームとナックルをごっそり移植」なんて荒療治を施されていたこともある。
デフも地味にマークXあたりの流用品とされている。容量はそこそこあるが、いかんせん設計が古いのでそれはそれでまた問題があるとかないとか。
『86は…いいクルマです』by片桐 夏向
2代目登場以降も人気が高く、AE86が活躍した事で有名な「頭文字D」の続編漫画「MFゴースト」では主人公カナタ・リヴィントン / 片桐 夏向が乗る愛車として登場。
様々な世界中のスーパーカーとバトルを繰り広げていき、ボロ86だのゴミみたいなクルマ(*1)だのと、貶されながらも車のバランスの良さと天性のドライビングセンス、教官でもある前作主人公から受け継いだ神業テクニックを駆使してオーバーテイクを連発し、ラウンド毎にチューンアップされて更なる上位を狙っていく。
様々な世界中のスーパーカーとバトルを繰り広げていき、ボロ86だのゴミみたいなクルマ(*1)だのと、貶されながらも車のバランスの良さと天性のドライビングセンス、教官でもある前作主人公から受け継いだ神業テクニックを駆使してオーバーテイクを連発し、ラウンド毎にチューンアップされて更なる上位を狙っていく。
SPORTから収録されているこの15年式は、86の中でも中期型にあたる。前期型とのわかりやすい違いとしてはドルフィンアンテナの有無。(細かい違いは、リアの剛性化くらい)ただそれくらいなので、一括りに前期型と呼ばれることも多い。
解説
トヨタとスバルの共同開発による小型GRスポーツカーのコンセプトして2009年に発表されたFT-86コンセプト。2011年、そのトヨタ版の市販モデルが東京モーターショーでついにデビューした。FT=FuterToyotaが外れて単に「トヨタ 86」と命名された新世代のハチロクは、2011年のジュネーブショーに展示されたFT-86コンセプトIIにかなり近いシルエット。フロンドミッドに搭載される1998cc 水平対向4気筒 NAのFA20型ユニットは200PS/7,000rpm、20.9kgfm/6,600rpmを発揮し、ショートストロークの6速MT、またはパドルシフト付き6速ATを経由して後輪に伝えられる。前後重量配分は53:47で、操舵感とテールの動きのコントロール性を考慮した数値。重心高はスーパーカー並みの460mmとかなり低い。車重は標準グレードのMT仕様で1,230kg。LSDが標準装備されたグレードも用意された。
新世代のハチロクは、俊敏な走りとコントロールを楽しむために、あらゆる部分が徹底的に考え抜かれて専用開発されている。クルマ好きの心をどこまでも大切に考えた、新世代のライトウェイトスポーツである。
新世代のハチロクは、俊敏な走りとコントロールを楽しむために、あらゆる部分が徹底的に考え抜かれて専用開発されている。クルマ好きの心をどこまでも大切に考えた、新世代のライトウェイトスポーツである。
マーティンによる解説
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1980年代の名車"AE86"のブランドを受け継いだ トヨタのFRスポーツカーです スバルと共同で作られていて エンジンは自然吸気の水平対向4気筒 エンジンを中心に重心の低さにこだわった設計で コーナリングでもとても安定しています この2015年型では ボディ剛性の強化も実施されました |
登場シリーズ
グランツーリスモSPORT
Cr.2,905,200で購入
グランツーリスモ7
ブランドセントラルにてCr.2,905,200で購入可能。安いから、チューンベースには最適。普通にドリフト車にするのもいいし、MFゴーストファンならチューンしてスーパーカーに挑むのもアリ。
Ver.1.52で待望のエンジンスワップに対応。搭載できるのはガレージRCR シビックのチューンドK24A。
86にVTECを搭載するチューンは定番メニューの一つで、K24A用のスワップキットももちろん存在する。FA20より軽量なうえ、より後方に設置できるのだ。
Ver.1.52で待望のエンジンスワップに対応。搭載できるのはガレージRCR シビックのチューンドK24A。
86にVTECを搭載するチューンは定番メニューの一つで、K24A用のスワップキットももちろん存在する。FA20より軽量なうえ、より後方に設置できるのだ。
今現在のZN6の話
実は東南アジアや中東を中心に、手頃な価格で購入可能なFRとしてZN6型はブレイク中。
初年度がそろそろ13年前になるため手頃な価格で購入出来るが、GR86の正規輸入品がかなり高額になるこれらの国で「手頃に購入可能な輸入スポーツカー」として注目を集める。実際、信じられない話に近いが盗難騒動も最近増えてきている。
また、欧州ではGR86が排ガス規制で販売中止を喰らっているのだが、その影響で中古のZN6型がこれみよがしに高騰しており、欧州のバイヤーやブローカーが手頃な価格のZN6型を日本から輸入して薄利多売の高収入状態となっている。
日本でも2030年のガソリンエンジン車規制で高騰することが予測されており、手頃な価格で手に入るのは本当に最後かもしれない。
余談だけど、合算で世界累計10万台を販売したが、内訳は「86:7.7万台」「BRZ:2.3万台」とBRZの方が希少だったりする。というか多分世に出たBRZの台数より86に付いたBRZヘッドランプのセットの方が多いという噂もある(上にも書いた車検通らない対策の一つでもある)。
Style Cb
本車には女性をターゲットに狙った「86 Style Cb」という仕様が存在した。「Cb」は「Cool beauty」を意味し、女性デザイナーが外観を担当している。
厳密にはデザイン、ファッション性を重視したモデルであり、主にフロントデザインに大きく手が加えられていて、ノーズを延長した専用フロントバンパー&フロントグリル、専用オーバル形ヘッドランプを装備。
内装も全てブラウン調でコーディネートし、ラムレザーやファブリック、Cbエンブレム付きの本革巻きステアリングホイール、新意匠のアナログホワイトメーター、黒檀木目調インテリアパネルを採用するなど、マッシブな通常仕様とは対照的に曲線美と上品さを兼ね備えたモデルとなっている。
ただ(そう明言されてたわけではないが)”女性向け86”というニッチなニーズに加え、フロントデザインで力尽きたのか、ほとんど手が加えられていないリアデザインやセミバケットシートなど所々ミスマッチなスポーティさを隠しきれておらず、価格も400万以上という強気すぎる設定もあってか、案の定というか売れなかったようで、わずか一年半程で販売を終了している。
(Style Cb)
厳密にはデザイン、ファッション性を重視したモデルであり、主にフロントデザインに大きく手が加えられていて、ノーズを延長した専用フロントバンパー&フロントグリル、専用オーバル形ヘッドランプを装備。
内装も全てブラウン調でコーディネートし、ラムレザーやファブリック、Cbエンブレム付きの本革巻きステアリングホイール、新意匠のアナログホワイトメーター、黒檀木目調インテリアパネルを採用するなど、マッシブな通常仕様とは対照的に曲線美と上品さを兼ね備えたモデルとなっている。
ただ(そう明言されてたわけではないが)”女性向け86”というニッチなニーズに加え、フロントデザインで力尽きたのか、ほとんど手が加えられていないリアデザインやセミバケットシートなど所々ミスマッチなスポーティさを隠しきれておらず、価格も400万以上という強気すぎる設定もあってか、案の定というか売れなかったようで、わずか一年半程で販売を終了している。

コメント
- フタートヨタ -- (名無しさん) 2023-04-28 18:17:24
- 『メニューブック japanese fr challenge』オランダ人とアメリカ人がいますね →🇳🇱R. Kevelham 🇺🇸N.Ortega -- (名無しさん) 2023-11-23 18:40:21
- 乗りやすい -- (クルトガメタル) 2025-01-24 10:08:16
- 外国で盗難騒動起きてるのは笑う -- (ズンロク) 2025-03-18 16:42:07
- 赤色ボディ+カーボンボンネットだけでかっこいい -- (名無しさん) 2025-04-19 21:29:18