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アストンマーティン DBR9 GT1 '10

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アストンマーティン DBR9 GT1 '10
Image Credit : Emula / Gran Turismo Archive
メーカー アストンマーティン
英名 Aston Martin DBR9 GT1 '10
エンジン AMO04
タイプ レーシングカー
カテゴリー Gr.3
PP(初期値) 751.54
総排気量 5,935cc
最高出力 608ps/6,500rpm
最大トルク 67.8kgfm/5,500rpm
パワーウエイトレシオ 1.81kg/PS
駆動形式 FR
吸気形式 NA
全長 4,687mm
全幅 1,978mm
全高 1,195mm
車両重量 1,100kg
重量バランス 51対49
トランスミッション 6速
最高速度 XXXKm/h (フルノーマル/フルチューン時) (知らない場合は抜かしてよい)
登場 グランツーリスモSPORT
グランツーリスモ7
備考 あれば記入

概要

DBR9 GT1はアストンマーティンとプロドライブによって誕生し、その成績から英国レーシングカーの傑作として有名な一台である。

2004年にプロドライブとパートナーシップを組み設立されたワークスチーム「アストンマーティン・レーシング」の処女作として、2003年よりデビューしたDB9をベースに製作された。
シャシーや搭載される5.9L V12エンジンはベースとなったDB9から継承されたものの、それ以外のパーツはFIA-GT1参戦にあたり再設計がなされている。
ボディパネルにはカーボンをふんだんに活かしたことでベースとなったDB9から約600kgほどの大幅な軽量化を果たしたり、エアロダイナミクスの最適化のためフロントからリアにかけてのエアロパーツの追加といった、GT1参戦にあたり妥協を許さない作りとなっている。

チームの妥協なきマシン開発によって産声を上げたDBR9は、その戦闘力の高さをなんとデビュー初っ端から証明。
2005年に開催されたアメリカン・ル・マン・シリーズ開幕戦、セブリング12時間レースにおいてデビューを飾ったDBR9は、ダレン・ターナー/デビッド・ブラバム/ステファン・オルテリが駆る57号車が同じくデビュー戦を迎えたコルベット C6.Rをいきなり破って総合4位/クラス優勝を飾ったのだ。

勢いをつけたアストンマーティンは参戦シリーズを拡大し、2005年にル・マン・シリーズ(現:ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)やFIA GT選手権、そしてル・マン24時間にも参戦を開始し、参戦2年目となる2006年にはFIA GT選手権やル・マン・シリーズでチャンピオンを獲得するなどの大活躍も見せた。
ル・マン24時間においては2005年と2006年はコルベット・レーシングに一本取られる結果となったが、2007年にはマシンの改良を施したことで念願のル・マン優勝を果たし、翌2008年には見事連覇達成を果たした。なお2009年以降はアストンマーティンのプロトタイプ活動によってプライベーターの手により出走を果たしている。

GT1規定において強さを見せつけたDBR9は最後の最後までその力を見せつけ、2010年より開幕したFIA GT1世界選手権においても持ち前の戦闘力の高さを披露。
GT1規定最終年である2011年には本車を運用するHexis AMRがJR Motorsportsの運用する日産・GT-Rと激闘を繰り広げた末、ドライバーズタイトルではGT-Rを駆るミハエル・クルム/ルーカス・ルーアに及ばなかったものの、僅か3ポイントという差でチームタイトルを獲得。
さらにはドライバーズランキング2~4位を本車を駆るドライバー達が占めるなど、年月が経っても戦闘力の健在さを見せた。

日本においては2009年のSUPER GTにおいて一ツ山レーシングとノバエンジニアリングのコラボレーションによりGT500クラスにてスポット参戦を果たしている。
2009年のアジアン・ル・マン・シリーズ参戦のテストともいえる形での参戦であり、2009年ル・マン24時間レースに沿った重量およびリストリクター調整を行った上で参戦を行っている。
カテゴリーの特殊さや上記の目的があるものの、GT1で強さを誇ったDBR9も流石にGT500マシンの圧倒的なマシンスペックの前に全くと言っていいほど太刀打ちできず、その成績は惨憺たるものだった。
そして肝心のアジアン・ル・マン・シリーズ開幕戦であり唯一の開催となった2009年の岡山1000kmでは「ヒトツヤマ・チーム・Nova」として参戦。
予選トップタイムを記録するもウイングの規定違反によってタイム抹消という憂き目に遭うも、決勝では猛追の末、GT1クラス優勝のJLOCに次いでクラス2位入賞を果たした。

余談だがグランツーリスモに収録されているDBR9は年式設定では2010年となっているのだが、2010年仕様のDBR9はウイングがスワンネックになっているため厳密には2010年仕様ではなく、ウイング形状から2007年のル・マン参戦にあたって改良された2007年仕様が収録されているDBR9に近いモデルである。
また、ホイールはBBS製のものが使用されている。

カラーリングの元ネタは2008年のル・マン24時間に参戦した007号車のカラーリングが元になっているが、ステッカーの一部が架空のものへ差し替えられている他、ミシュランロゴがGT SPORT発売当時の2017年のものになっている。
また、ゼッケンとハチマキもグランツーリスモ仕様のものへと変更されている(なお、DBR9のデフォルトゼッケンの数字はエディターでは再現不可能)。

DBRS9


FIA-GT1カテゴリーに参戦するDBR9の派生車として、下位カテゴリーのFIA-GT3カテゴリーに合致するDBRS9も存在する。

DBR9とは一部モジュールが共通であるが、GT3クラスに合致させるため大部分はベースのDB9のものをキャリーオーバーしている。
エアロパーツもDBR9より控えめなものとなっており、ディフューザーやサイドスカートはオミットされており、それに伴ってマフラーがサイド出しからリア出しのセンターマフラーとなっている。

エンジンはDB9と同じ5.9L V12エンジンだが、スペックはDBR9より控えめの560馬力。トランスミッションは6速マニュアルが標準装備となるが、オプションで6速シーケンシャルを選択することも可能であった。
FIA-GT3マシンという事もあり過剰な軽量化はされていないが、ベース車を480kg下回る1280 kgまで軽量化を果たしている。

車両価格は205,000ポンドと、当時はGT1の下級ともいえるクラスの車両でもあったことから初期コストが低く、さらにはランニングコストもDBR9より安く運用できた事から資金力の乏しいプライベーターに非常に尊重される存在でもあった。

2011年に後継のV12 ヴァンテージ GT3が発表された事でその役目を譲り引退。
GT3黎明期という事もあり情報も少なく目立たない存在であるが、現在のヴァンテージ GT3のルーツとして本車両は欠かせない一台である。

解説


登場シリーズ


グランツーリスモSPORT


グランツーリスモ7


コメント

  • スーパーGTのGT500で一年だけ走ってた気がする -- (うらやまP) 2023-06-15 09:02:20
  • ↑AsLMS参戦前の予行演習的な出走だったらしいね -- (名無しさん) 2023-08-28 12:48:26
  • GT500で走ってたとなるとGr.2として収録して欲しかった -- (名無しさん) 2023-11-21 19:58:15
  • ↑GT500と互角に戦えたっけか?話し変わって申し訳ないけど、マセラティMC12も特認パーツ使ってまでGT500参戦しようとしたけど断念したという話し聞いたことがあるからGr.2として収録は難しかったんじゃないかな -- (名無しさん) 2023-11-25 13:57:57
  • GT500でDBR9GT1が走ってた時も、他車より遅かった印象なのでGr.2は厳しいかと。旧GT1車が増えるといいな -- (うらやまP) 2023-12-21 18:46:18
  • ↑5 当時放送してた「激走GT」でも開幕前にちょろっと参戦の告知があっただけで、ほとんど触れられてなかった記憶がある -- (名無しさん) 2023-12-22 10:33:16
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