スズキ アルトワークス RS/Z '98 | ||
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メーカー | スズキ | |
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英名 | Suzuki AltoWorks RS/Z '98 | |
年式 | 1998 | |
エンジン | K6A型 | |
タイプ | ロードカー 軽自動車 | |
カテゴリー | N100 | |
PP(初期値) | XXXX | |
総排気量 | 658cc | |
最高出力 | 64PS/6,500rpm | |
最大トルク | 10.8kgfm/3,500rpm | |
パワーウエイトレシオ | XX.XXkg/PS | |
駆動形式 | 4WD | |
吸気形式 | TB | |
全長 | 3,395mm | |
全幅 | 1,475mm | |
全高 | 1,450mm | |
車両重量 | 670kg | |
重量バランス | XX対XX | |
トランスミッション | XX | |
登場 | グランツーリスモ2 | |
備考 | 5代目アルトのスポーツグレード |
概要
1998年に登場した4代目アルトワークス(HA22型)。グレードは「ie」と「RS/Z」の2種類で、FFと駆動力を自動配分するフルタイム4WDを用意し、ボディタイプは当然3ドアのみとなる。
解説
4代目アルトワークスのトップグレードがこの「RS/Z」。SOHCかつ8バルブのF6Aエンジンを搭載した「ie」グレードに対し、こちらはDOHC12バルブのK6Aを搭載する部分で違いがある。エンジンスペックにも相当な差があり、F6Aは出力60馬力・最大トルクも8.5kg・mと大人しいが(*1)、RS/Zの5MTに搭載されるK6AはVVTを装備することでなんと64馬力/11.0kg・m(*2)と超強力であった。ちなみにスペックこそ圧倒的にK6Aが勝っているものの、この当時はF6Aエンジンのほうがアフターパーツも多く、走り屋には重宝されていたとかなんとか。
トランスミッションはFFが5MTと4AT(*3)、4WDが5MTのみ。エクステリアデザインもスタンダードのアルトとはずいぶんと異なり、上まぶたを大きく見開いたような形状のマルチリフレクター式ヘッドランプや、丸形レンズを使ったリヤコンビランプなどが装着される。サスペンションはフロントがストラット、リヤがI.T.Lと呼ばれるトーションビーム(FF)/3リンク(4WD)だが、ワークス専用のチューニングを施し、タイヤも155/55R14の左右非対称トレッドのものが採用される。安全装備としては全車にデュアルエアバッグ、ブレーキアシスト、4W-ABS、フォースリミッター&プリテンショナー付きシートベルトが標準で装着される。このほかRS/Zのみ先代と同じく4輪ディスクブレーキが奢られた。
発売からわずか1年後の1999年10月にはFF車のVVT機構が廃止。スペックがMT/ATとも共通となり、同時にieへ歴代のワークス初となる5ドアモデルも追加された。しかし、それでも人気の低下へ歯止めは掛かることなく、翌2000年12月をもってグレード整理に伴う廃止がなされた。まさかこの時は「アルトワークス」の復活が2015年までの15年もの間待つことになろうとは。
グランツーリスモシリーズにおいては2のみに収録され、以降の作品で3代目ie/sがベースのスズキスポーツリミテッドがその枠を保持していたことから未収録となっている。ミラアバンツァートやヴィヴィオRX-Rなどと一緒に収録してくれませんかね?ヤマウッツィさん……。