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ダイハツ ミラ TR-XX アバンツァート R '97

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ダイハツ ミラ TR-XX アバンツァート R '97
Image Credit : https://commons.wikimedia.org/
メーカー ダイハツ
英名 Daihatsu Mira TR-XX Avanzato R '97
年式 1997
エンジン JB-JL
タイプ ロードカー
3ドアハッチバック
軽自動車
カテゴリー N100
PP(初期値) 328
総排気量 659cc
最高出力 64PS/7,500rpm
最大トルク 10.2kgfm/4,000rpm
パワーウエイトレシオ 10.94kg/PS
駆動形式 FF
吸気形式 TB
全長 3,295mm
全幅 1,395mm
全高 1,430mm
車両重量 700kg
重量バランス 62対38
トランスミッション 5速
ダート走行 可能
登場 グランツーリスモ3:A-Spec
グランツーリスモ4 プロローグ
グランツーリスモ4
グランツーリスモ(PSP)
グランツーリスモ5
グランツーリスモ6
備考 歴代最速のミラターボ
地味に歴代最後の4気筒搭載モデルだったりする

概要


1994年にフルモデルチェンジを施された4代目のミラTR-XXアバンツァートRは、ターボが搭載されたスポーツモデルで、当車は1996年にマイナーチェンジを施した後期型。
また、欧州では4WDモデルのアバンツァートR4が 「クオーレ」 として販売されていた。

バブル崩壊後のクルマではあるが、開発時代はもろバブル期だった為、非常にコストの掛かった車両となっており、4気筒エンジン(JB-JL及びノンターボのJB-EL)はミラでの設定は当代のみ、『アバンツァートR』及び競技モデルのX2に関してはダイハツの軽自動車で現在でも唯一リヤディスクブレーキを奢られるという贅沢な仕様となっている。当代限りでスポーツグレードの代名詞であったTR-XXが消滅してしまった上に、次代のL700系はターボモデルは存在したものの、後期型で消滅してしまい、更には3気筒モデルしか存在しない為、歴代最速ミラはL500系としている人が多い。

そのスポーツ性能を買われ、特にアバンツァートR(FFモデルのL502S型は特に)はダイハツチャレンジカップ(通称:ダイチャレ)でも引っ張りだこであり、現在でも上位陣の一角を占める程の速さを見せる。
1998年に 4代目 へとバトンタッチした。

解説

1994年、軽自動車のパワー競争はピークを迎え、スズキアルトワークスの打倒を掲げて最終兵器としてダイハツが投入したのがミラTR-XXアバンツァートRである。「アバンツァート」は、91年に3代目ミラのスポーツモデル「TR-XX」へ追加された上級グレードで、走りの機能をさらに高めた硬派な仕様となっている。

当時すでに日本のバブル経済は崩壊していたが、自動車市場はまだまだ高級志向だった。この4代目ミラも例外ではなく、ホンダのAK250E型エンジン(1963年)、スバルのEN型エンジン(1989年)、スズキのF6B型エンジン(1990年)、三菱の4A30型エンジン(1993年)に次ぐ直列4気筒を採用した、新開発のJB型エンジンをFFモデルの上位グレードへ搭載(「アバンツァートR4」を除き、その他は3気筒のEF型エンジン)。ミラのCMキャラクターだった森口博子にちなみ、「森口エンジン」なるキャッチコピーも付けられた。
↑ちなみにこのCM、エンジンルームに森口が吸い込まれていくシーンがあるが、当初は「実際にボンネットフードを開け、そこから森口が中へ入る」というものだったのを諸事情で差し替えた形である。

ライバルのアルトワークスは3気筒エンジンだったためにそこで差をつけた形となったほか、アバンツァートRは10.2kgfmという最大トルクを誇り、軽自動車初の2ケタのトルクを実現していた。ちなみにアルトワークスもミラのモデルチェンジから2ヶ月後には新型へと代わり、新設計エンジンの搭載によって2ケタトルクに追随することとなる。

トランスミッションは5速MTと4速ATの2種類を用意。リアサスペンションには軽自動車として初めてトーコントロールアームを備え*1、標準のLSDとあいまって鋭いコーナリングを可能とした。前述のようにFFモデルはリアディスクブレーキであり、後に登場するコペンにすら採用されなかったことから、ダイハツのスポーツ系軽自動車では唯一装備された例となった。

「アバンツァート」が3気筒ターボでノーマルのFF、「アバンツァートR」が4気筒ターボ&FFにLSDを標準装備した2駆のスポーツ仕様、「アバンツァートR4」が4気筒ターボ&4WDモデルと、グレードによってエンジンと駆動方式などが設定されていた。

このアバンツァートRの速さは峠でもピカイチ。1速・2速はもちろん、3速でも瞬時に吹けきるフィーリングで、よほどのタイトコーナーでない限り4速でクリアできた。とはいえ、これだけのパフォーマンスを発揮するとエンジンの冷却性能はギリギリで、バトル後のクールダウンは必須だったという。

グランツーリスモに収録されたバージョンは1996年5月のマイナーチェンジ後のモデル。前期型は上級グレードである「モデルノ」とほぼ共通だったため、スポーティーというよりは上品さもあったが、このマイナーチェンジでフロントグリルは開口部を絞られたデザインに変更。これならやんちゃ臭を与える過激なデザインといえるだろう。この他にもヘッドライトのマルチリフレクター化や、サイドアンダースポイラーのデザイン変更*2、リアナンバープレートがバンパーレベルからリアゲート内蔵になるなどのデザイン変更が行われた*3

内装ではスピードメーターをホワイト化し、新シート表皮を採用するなどしてよりスポーティーなイメージを高めた。

登場シリーズ

グランツーリスモ3:A-Spec

Cr.1,114,000で購入可能。

グランツーリスモ4 プロローグ


グランツーリスモ4

中古車 90年代後半にて購入可能。

グランツーリスモ5

中古車ディーラーで購入可能。

グランツーリスモ6

Cr.1,114,000で購入可能。
初期版に限り、フルチューンを施すと500ps以上になるバグが存在した。

コメント

  • これが114万で買えた時代は良かったなぁ… -- (名無しさん) 2024-05-12 22:45:20
  • もっと軽自動車をくれ -- (風吹けばクレクレゾンビ) 2024-07-29 17:34:29
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注釈

*1 ちなみに、5代目以降のFFモデルはリアサスペンションがセミトレーリングアーム式からトーションビーム式に改められたため、四輪独立懸架のミラはこの代を最後とする。

*2 前期型ではボディ一体型。後期型では後付けタイプとなる。

*3 前期型で標準モデルにと同等のデザインを採用していたところを、後期型でモデルノと共通化。リアスポイラーのデザインもモデルノと同じものになった。当然ながらこれに準じてバンパーデザインも変更している。