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日産 シルエイティ '98

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日産 シルエイティ '98
Image Credit : 画像を引用した場合、引用元を表記。
メーカー 日産
英名 Nissan Sileighty '98
年式 1998
エンジン SR20DET-Sileighty
タイプ ロードカー
PP(初期値) 462.18
総排気量 1,998cc
最高出力 206PS/6,000rpm
最大トルク 27.9kgfm/4,000rpm
パワーウエイトレシオ 5.67kg/PS
駆動形式 FR
吸気形式 TB
全長 4,470mm
全幅 1,690mm
全高 1,290mm
車両重量 1,170kg
重量バランス 53対47
トランスミッション 5速
ダート走行 可能
登場 グランツーリスモ4
グランツーリスモ(PSP)
グランツーリスモ5
グランツーリスモ6
グランツーリスモ7
備考 ニコイチではございません!

概要

180SXのボディにS13シルビアの顔面をくっつけたクルマ。元々は日産純正の車種ではなく、180SXとS13シルビアのボディが共通であることに着目されて生まれた改造車だった。しかし、その違和感の無い端正なスタイリングが予想外にウケたためなんと純正扱いの新車として、本車両が発売されたのである。

逆に180SXのフロントをシルビアに移植した車両もあり、そちらは『ワンビア』と呼ばれる。北米で販売されていた「240SX」については、法規制の関係でクーペ・ハッチバックが両方リトラクタブルライトを採用していたため、1993年までは純正のワンビアが存在している状態だった。
ただ元々シルエイティが誕生した理由の1つとして、リトラクタブル・ヘッドライトを持たないシルビアのフェイスが価格面や重量で有利だったためということが挙げられるため、その逆となるワンビアはあまりメジャーではなかった。
なお、両車共にボディのモノコックやフレームには加工を加えずにそのまま使用するため、いわゆるニコイチ車両ではない。
このようにフェイスだけを変える改造は顔面スワップ(フェイススワップ)と呼ばれ、改造の容易さから主に該当車種の姉妹車のフロントを移植するケースが多い*1
まあやろうと思えば何でも移植できるので、M35ステージアにVR38とGT-Rの顔面を移植したような車も存在する。

漫画「頭文字D」ではインパクトブルーと呼ばれる女性ドライバーコンビ、佐藤真子(ドライバー)&沙雪(ナビ)の愛車として登場。
コンビ名の元になっているインパクトブルーが特徴で、初代グランツーリスモ共々、登場当時はまだ珍しかったシルエイティを知るキッカケになった人も多いのでは?
ちなみにイニDのゲームでは、途中まで日産車だったが、その後イニDオリジナル車という扱いになっている。
というのも日産車名義だった時は↑の後期型ベースになっていたのだが、本人搭乗車を忠実に再現するために中期型ベースに変更→これは純正シルエイティではない→日産車ではないという判断でイニDオリジナル車種となった模様。

グランツーリスモシリーズでも「3」を除く全作品に登場しているが、純正モデルの発売前だった「2」までは改造車*2として登場しており、現在の純正モデルが収録されたのは「4」以降である。なお、「4」までは日産車として扱われておらずメーカーも割り当てられていなかったが、PSP版以降では正式な日産車として登場している。

解説

シルエイティの元祖ともいえる車両は、三栄書房「Option」1989年8月号「TEST on ROAD」に掲載された、東京都世田谷区のチューニングショップ「プレステージ」で製作されたコンプリート車両。発売して間もないRS13型180SX(CA18DET搭載のATモデル)にブーストアップ等のライトチューンを施した上でシルビアのフロント周りを移植した車両であるが、このときはまだ「シルエイティ」という名前ではなく「シルビア180SX」という呼称だった。

その後、モーターマガジン社の隔週刊自動車専門誌「ホリデーオート」への掲載や、漫画『頭文字D』、ゲーム『グランツーリスモシリーズ』への登場、またタカラトミーの自動車玩具「トミカ」での製品化なども、認知・普及した要因として挙げられる。

しかし日産純正の車両ではなく、シルエイティというのもあくまで通称だったため、正式名称としては180SXだった。
ところが日産自動車によって商標登録がなされ(登録番号第5118200号)、正式な車種名としての「シルエイティ」という物も発売された。元D1ドライバー・手塚強が在籍していた、今は無き愛知県北名古屋市のチューニングショップ「有限会社きっずはあと(シルエイティ事業部)」が、1998年に日産系のディーラーに製作委託したシルエイティの新車を500台限定で発売したのである。
日産純正車両扱いとなるために全国の日産ディーラーで整備を受けることも可能な上、NIライト、フィンタイプグリル、エアロフォルムバンパー、サイドステップ、専用ロゴ(サイド、リア)が標準装備。また、純正オプションとしてニスモ製LSDなどが用意されていた。カラーリングはイエロー、スパークシルバーメタリック、ミッドナイトパープルパール、スーパーブラック、ホワイトの計5色。

この「きっずはあと」のシルエイティに関しては前述した商標登録の使用を日産自動車から認められており、正式名称も「シルエイティ」となっている。

アンディによる評価

"シルエイティ"を知っているかい?
1990年代のストリートカルチャーから生まれた
超個性的な日本車さ
S13型シルビアと180SXのボディまわりはベースが同じ
つまり、フロントまわりの骨格も共通
"車体は180SXだけど顔だけシルビア"
というカスタムも手軽にできる
そんな遊び心から生まれた
カスタムカーなんだ

登場シリーズ

グランツーリスモ4

日産ディーラー内にあるレースイベントの、シルビアシスターズに優勝することで入手可能。(ただし、メーカーはPDIとなっているため、アーケードで使用したい場合、メーカーからではなく歴史から選ぶ必要がある。)
また、90年代後期の中古車ディーラーでも販売していることがある。

グランツーリスモ(PSP)

Cr.2,288,000で購入可能。

グランツーリスモ5

中古車の場合
価格はCr.XXX,XXX,XXX×(100-(走行Km÷2000)÷100)(Cr.100未満は四捨五入、走行距離は100,000Km以降はカウントしない。例:280,000kmの場合は80,000kmとして扱う)

グランツーリスモ6


グランツーリスモ7

中古車ディーラーにてCr.7,860,000で購入可能。 限定販売された日産純正のシルエイティであるためか、ベースの180SXやS13よりも高く設定されている。
ちなみに現時点ではシルビア系の車種で唯一エンジンスワップできないクルマとなっている。

…だったがVer.1.48にて遂にスワップに対応。
なんとまさかのホンダ系であるRCR シビックのチューンドK24Aが積める。フルチューンで608psと他のシルビア系スワップに比べると直線区間ではどうしても見劣りしてしまうが、重量増加が控え目な上に低回転からしっかり回ってくれるのでパワーの補強とコーナーでの扱いやすさを高い次元で両立させている。当然スライドコントロールもやり易い。その上、オールドシルビア系では唯一ミッション交換で6速が生成されるのでその点はドリフト、グリップどちらにおいてもかなりのアドバンテージ。そしてやっぱりS13K'sはパワー競争でもミッションの数でも取り残されてしまうのであった…。

コメント

  • シルエイティ自体は初代から出ていたけど正規版じゃない方だろうなぁ -- (名無しさん) 2024-01-17 00:46:47
  • ↑事実、日産から直々に発売されたのは98年からなのさ -- (名無しさん) 2024-01-25 16:59:01
  • シルエイティより180SXのほうが好きだな -- (名無しさん) 2024-02-19 11:36:58
  • つくるまサーキット那須でS15顔のシルエイティを見たことがある -- (名無しさん) 2024-03-02 23:53:51
  • ↑昔、S14やS15のフロントを付けられるキットか売っていました。フロントがS15のシルエイティはストロベリーフェイスとも呼ばれてます。 -- (名無しさん) 2024-04-15 18:00:02
  • K24Cにスワップ出来るならシルエイティ買っとくんだった -- (名無しさん) 2024-06-02 11:11:54
  • K24Aだったわ -- (名無しさん) 2024-06-02 11:13:56
  • なぜか横置きしかないはずのK24がスワップできるのちょっと違和感ある -- (名無しさん) 2024-06-02 13:35:51
  • ↑そう思って画像検索してみたらS13シルビアにK型エンジンスワップ出来るキット出た -- (名無しさん) 2024-06-02 14:13:54
  • 中古車ディーラーにシルエイティなかなか来ない -- (名無しさん) 2024-06-08 18:57:28
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注釈

*1 他の車種で言えば、スカイライン+ステージアを組み合わせた「スカージア」やハコスカ+サニートラックの「ハコトラ」などが存在する。

*2 180SXの中期型がベースで、社外製の3ピースメッシュホイールとダックテール型リアスポイラーに日産純正オプションのS13用エアロフォルムバンパーと180SX用サイドシルプロテクターを装備、さらにボディカラーに青が存在するなど、頭文字Dのインパクトブルー仕様に限りなく近い姿となっている。