フォード エスコート ラリーカー '98 | ||
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メーカー | フォード | |
---|---|---|
英名 | Ford Escort Rallycar '98 | |
年式 | 1998 | |
エンジン | コスワースYBT | |
タイプ | レーシングカー WRC | |
PP(初期値) | 473 | |
総排気量 | 1,993cc | |
最高出力 | 304PS/5,500rpm | |
最大トルク | 50kgfm/4,000rpm | |
パワーウエイトレシオ | 4.04kg/PS | |
駆動形式 | 4WD | |
吸気形式 | TB | |
全長 | 4,211mm | |
全幅 | 1,770mm | |
全高 | 1,354mm | |
車両重量 | 1,230kg | |
重量バランス | 50対50 | |
トランスミッション | 6速 | |
ダート走行 | 可能 | |
登場 | グランツーリスモ2 グランツーリスモ3:A-Spec グランツーリスモ4 グランツーリスモ(PSP) グランツーリスモ5 グランツーリスモ6 | |
備考 | FIAとの取り決めにより2年のみ活躍した Gr.A時代を色濃く残すマシン |
概要
フォードが、1997年シーズンの世界ラリー選手権(WRC)に参戦するため投入されたエスコート ラリーカー。
同年のモンテカルロラリーでデビューし、アクロポリスでは1−2フィニッシュを決めたりと活躍を見せたが、既にWRCの勢力図は日本車勢の勢いがピークに達していた。また、予算不足やパワー不足もあって苦戦する事も多かった。
そして、国際自動車連盟(FIA)との取り決めにより1999年から次期マシンであるフォーカスへの変更が早々と決まったため、ワークスマシンとしての参戦はわずか2年のみとなった。
同年のモンテカルロラリーでデビューし、アクロポリスでは1−2フィニッシュを決めたりと活躍を見せたが、既にWRCの勢力図は日本車勢の勢いがピークに達していた。また、予算不足やパワー不足もあって苦戦する事も多かった。
そして、国際自動車連盟(FIA)との取り決めにより1999年から次期マシンであるフォーカスへの変更が早々と決まったため、ワークスマシンとしての参戦はわずか2年のみとなった。
グランツーリスモシリーズでは2以降に登場し、各ナンバリングによって広告の仕様など微妙に異なる個所が多い。7では現在までまだラインナップに加わっていないが、2024年11月のアップデートで代わりにエスコートRSコスワースが初収録された。ワイドボディ化(*1)とエアロの装着(*2)でこのモデルに近い仕様にして乗るのもいいだろう。
解説
FIAはWRCへの新規参入を増やす目的で、1997年より従来のグループA規格をベースに新設されたワールドラリーカー(WRカー)規定の導入を決定した…が、後述のような事態になったフォード、キットカーのプジョー、第10戦のラリーフィンランドでカローラベースのマシンをやっと投入したトヨタ(本格参戦は翌年)、グループA規格に固執した三菱といった具合でWRカーへの対応は遅れ、結局開幕から投入できたのはインプレッサWRCを擁するスバルのみであった。
このエスコートWRCもWRカーのホモロゲーション規定の中に『年間2万5,000台生産されている量産車』というものがあったが、フォードは開発に掛けられる時間と予算が確保できなかったため、「今後2年以内にワールドラリーカー規定に対応する新マシンを投入する」事を条件に、Gr.Aのホモロゲ用に約5000台しか製造されていないエスコートRSコスワースをベースに開発する許可を受けた。
↑エスコートRSコスワース。デビューイヤーである1993年は安定した成績を残したものの、翌年以降はチーム体制のゴタ付きが足枷となり、優勝が遠のいていた。ちなみにこの頃からフォードは自前での開発を断念し、マルコム・ウィルソン率いる「Mスポーツ」へ開発を委託。エスコートWRCから携わって以降、フォードによるWRCマシンはすべてMスポーツ主導に変わった。

外装ではRSコスワースの特徴であった二段ウイングが一段ウイングに変更され、フロントフェイスも1995年発売の6代目(*3)準拠となった。また、フロントフェンダーアーチもWRカー規定いっぱいの1770mmまで拡大されたが、基本的な所は概ねキャリーオーバーされている。エンジンも変更点はタービンサイズの小径化に留まり、唯一大幅に変わったのはサスペンションで、Gr.A時代に弱点となっていたセミトレーリングアームをストローク長の大きいストラット式に変更し、更なる戦闘力向上を目指した。
1997年はエースドライバーであるカルロス・サインツが2勝を記録したほか、スポンサーフィー支払いの関係で解雇されたアルミン・シュワルツに代わり、第7戦のラリー・アルゼンチンでトヨタから移籍したユハ・カンクネンが未勝利ながら8戦で5表彰台の大活躍。結果的にフォードがマニュファクチャラー2位、サインツがドライバー3位、カンクネンが同4位とまずまずの結果を見せた。
しかし、翌1998年はサインツが古巣であるトヨタがフル参戦を復帰したことに伴い移籍し、カンクネンがエースとして新たに据えられたが、3度の2位を最高リザルトとするなど成績は振るわず。セカンドのブルーノ・ティリーもわずか8ポイントの獲得に終わり、三菱・トヨタ・スバルに負けての4位(*4)となってしまった。
登場シリーズ
グランツーリスモ2
耐久レース:シアトル市街地コース耐久100Milesのプレゼントカーとしてランダムで入手。
耐久なうえにGT90かコレかの1/2のランダム入手なので、運と根気が要る。
本作でのスペックは467PSとなっており、以降の作品に比べややハイパワー。また国際A級ライセンス:実戦ダート攻略1:Smokey Mountain Northでも使用することになる。
耐久なうえにGT90かコレかの1/2のランダム入手なので、運と根気が要る。
本作でのスペックは467PSとなっており、以降の作品に比べややハイパワー。また国際A級ライセンス:実戦ダート攻略1:Smokey Mountain Northでも使用することになる。
グランツーリスモ3: A-Spec
ラリーイベント:タヒチ・メイズのプレゼントカーとして入手。
前作に比べれば入手の敷居が大きく低下した。
前作に比べれば入手の敷居が大きく低下した。
グランツーリスモ4
スペシャルコンディションレース:ツール・ド・タヒチ(ノーマル)のプレゼントカーとして入手。
グランツーリスモ(PSP)
Cr.75,000,000で購入。
グランツーリスモ5
中古車ディーラーで購入可能。
グランツーリスモ6
Cr.20,000,000で購入。