ホンダ シビック Si Extra (EF) '87 | ||
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メーカー | ホンダ | |
---|---|---|
英名 | Honda Civic Si Extra (EF) '87 | |
年式 | 1987 | |
エンジン | ZC | |
タイプ | ロードカー | |
カテゴリー | N100 | |
PP(初期値) | 393.51 | |
総排気量 | 1,590cc | |
最高出力 | 130PS/6,800rpm | |
最大トルク | 14.7kgfm/5,700rpm | |
パワーウェイトレシオ | XX.XXkg/PS | |
駆動形式 | FF | |
吸気形式 | NA | |
全長 | 3,965mm | |
全幅 | 1,680mm | |
全高 | 1,335mm | |
車両重量 | 910kg | |
重量バランス | XX対XX | |
トランスミッション | 5速 | |
ダート走行 | 可能 | |
登場 | グランツーリスモ7 | |
備考 | GT7にまさかの登場、 EF型ことグランドシビック |
概要
1987年9月にフルモデルチェンジされた4代目のシビック(EF型)で、発売当初のキャッチコピーは『Big Heart。』『これが、新しいシビックです。』 。後に
グランドシビック
の愛称で呼ばれるようになる。代替わりによってクリオ店・プリモ店の併売(*1)からプリモ店の専売となったほか、ベルノ店向け兄弟車のバラードが消滅した(*2)。
特徴はワンダーよりも一回り大きくなったそのボディと広いガラスエリア。エクステリアデザインはヒラメをモチーフにしたらしい。その上実用性と動力性能はより向上し、街乗りからちょっとしたスポーツ走行もこなせるハッチバックとなった。サスペンションはなんと当時では珍しい、前後ともにダブルウィッシュボーン式を採用。これは走行性能の他にも
スペース効率を求めた
ためで、弊害としてユーザーから「サスのストローク長が足りない」なんて揶揄されたりもした。ちなみに、
先代のワンダーシビック
は「全ボディタイプがバラバラの設計」で知られているが、このグランドシビックもハッチバックとセダンはシャシーの一部を共用化した一方で、ワゴンタイプの「シャトル」(とバンモデルの「プロ」)は完全に専用プラットフォームが与えられた。合理化とはなんぞや。
この「Siエクストラ」は同じスポーツグレードの「Si」と同じく、ワンダー/バラスポCR-Xのモデル途中に追加されたZC型エンジンを搭載。130PS/14.7kg·m(ネット値(*3))と当時の国産1.6L車では高い数値を発揮する。グレードとしてはSiの豪華版扱いだが、装備内容を見るとパワーステアリング、電動調整ドアミラー、ブロンズガラス、パワーウィンドウの有無に違いがある程度。Siでも前述のパワステがオプション装着できたり、なんならサンルーフの設定車も存在して、EG型/EK型の「SiR」と「SiR-II」のように大きく差異があるわけではない。その上当時はエアコンがディーラーオプションの時代。Siでも当たり前のようにエアコンが装着できたため、実質的にはほぼ同等と言えるだろう(*4)。
EF型登場から2年後の1989年9月には、
インテグラ(DA6型)
から平行展開された新開発のB16A型を載せた新グレードの
SiR/SiR-II(EF9)
を追加。旧全日本ツーリングカー選手権(JTC)に参戦していた他社のマシンがさらにパワーアップしていたため、それに対抗する形でリッター100馬力を叩き出すB16Aを搭載した形である。グランツーリスモにはこちらの収録を望む声も大きい。
1991年9月に
5代目
へモデルチェンジした後も、近年の世界的なネオクラシックブームでグランドの魅力が再評価され、モデルカーでリリースされたり、カスタムカー系のイベントでかつての大阪環状族スタイルを模した仕様のものが登場したりしている。角張ったスタイリングは今に於いてでは“エモい”魅力を放つ存在となっている。
グランドシビックは環状族(*5)からの人気が高いモデルの1台として知られているが、「環状族=グランドシビック」という認識が強いのは、環状ブーム全盛期に新車で発売されたためであり、当時からワンダーやカローラFXでFFの強さを認知していた環状族がこぞって購入していたから。ブーム末期に登場したVTEC搭載の後期SiRは「ブイテック」の愛称で呼ばれ、「ブイテックとブイテック以外のシビックとその他」という分類をされるまでになった。
公式解説
ツーリングカーレースを席巻。名機ZCを積む4代目シビック
1987年、ホンダ シビックにフルモデルチェンジが行なわれ、4代目へと生まれ変わりました。愛称はグランドシビック、型式はEF型です。
スタイリングは先代の面影を残しつつモダナイズさせた印象で、ボディサイズもわずかに拡大。しかし最大の特徴は、プラットフォームを一新し、足まわりも4輪ダブルウィッシュボーンへと刷新されたことです。ホイールベースも大幅に延長され、さらに安定感を増したスポーティな走りを楽しめるモデルへと進化していました。
車体のバリエーションは、3ドアハッチバック、4ドアセダン、5ドアのシャトル、その商用モデルであるプロの4タイプと変わりはありません。そしてもうひとつ不変だったのは、直列4気筒1.6LのDOHCエンジンを搭載するスポーツモデルがラインナップされていたことです。グレード名もSiを踏襲しています。また、Siの装備を充実させたSi Extraというグレードも、このモデルで追加となっています。
搭載するZC型ユニットは、圧縮比の向上や吸排気系の通気抵抗ダウン、ピストンのフリクション軽減などの改良を受け、ネット値で最高出力130PS、最大トルク14.7kgfmを発揮しています。先代であるワンダーシビック時代の数値は135PSに15.5kgfmとなっていますが、それはグロス値での表記。ネット値ではグロス値より約15%ほど低い数値を示すため、新型に搭載されたZC型ユニットは事実上のパワーアップを果たしている計算になります。
SiとSi Extraは、全日本ツーリングカー選手権(JTC)などでも大活躍。1988年から投入されて第3戦で初優勝を遂げると、このシーズンのドライバーズタイトルとマニュファクチャラーズタイトル、翌1989年のマニュファクチャラーズタイトルを獲得する強さを見せました。
アンディによる評価
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いいときに来たね いかしたホットハッチが入ったよ グランドシビックと呼ばれた EF型4代目シビックのSiだ シビックときけば VTECを想像するかもしれないけど このSiは その前身ともいえるZC型エンジンを積んでいる S800以来 ホンダが14年ぶりに復活させたDOHCだ パワーは130馬力とそんなに驚くほどじゃないが ロングストロークで低速トルクもあり 扱いやすい なにより ボディがコンパクトで軽いんだ 前後ダブルウィッシュボーンという足まわりも文句なしだよ ツーリングカーレースでも大活躍したシビック 1980年代を飾る ホットハッチの代表といえるね |
登場シリーズ
グランツーリスモ7
Ver.1.55アップデートで追加。中古車ディーラーでCr.6,160,000で購入可能。
シルエットクイズの時点では過去作にも収録されたワンダーかと思われていたが、まさかの選出。
様々なゲームに顔を出していた兄弟車のサイバーCR-Xとは裏腹に、グランドシビックがゲームに公式収録された事例は2001年発売の『峠3』(アトラス)程度のもの。
当然レースゲームにおいてはトップクラスのレア車であるため、非常に大きな反響を持って受け止められた。
シルエットクイズの時点では過去作にも収録されたワンダーかと思われていたが、まさかの選出。
様々なゲームに顔を出していた兄弟車のサイバーCR-Xとは裏腹に、グランドシビックがゲームに公式収録された事例は2001年発売の『峠3』(アトラス)程度のもの。
当然レースゲームにおいてはトップクラスのレア車であるため、非常に大きな反響を持って受け止められた。
ポリフォニーは過去にもこの個体を取材しており、GT4プロローグのエンディング(GT4のメイキング)映像でその様子が映し出されていた。すなわち21年ぶりの伏線回収ということになる。
↑載せ替え後はこんな感じ。
……ところで、Siエクストラに純正搭載のZCエンジンには(軽快に回るとはいえ)可変バルブ機構が組み込まれていないはず。
しかしエンジンを載せ替えしなくとも、''B16Aみたいな音がする上にどう聞いてもVTECが作動した際の音の変化がある。
''恐らくEG型やEK型と同様のエンジン音を流用したものと思われるが、わかる人間にはとてつもない違和感を覚えるだろう。
しかしエンジンを載せ替えしなくとも、''B16Aみたいな音がする上にどう聞いてもVTECが作動した際の音の変化がある。
''恐らくEG型やEK型と同様のエンジン音を流用したものと思われるが、わかる人間にはとてつもない違和感を覚えるだろう。
近年のアップデート車両はエアロパーツの他にアクセサリーも豊富であるが、本車も例に漏れず豊富なアクセサリーがあり、その中でもノーズブラやアンテナボールがグリル扱いで収録されている(同時装着はできない)。
そしてワイドボディ化させると一部のエアロパーツが変わるのだが、本車の場合はリアのタイプBを選択するとリアバンパーがカットされたものになる。
グランツーリスモのエアロパーツでバンパーカット、しかもそれがよりにもよってシビックに収録されたことにはプレイヤーの間で大きな話題となったと同時にホンダをキレさせてないか心配の声も上がった。
そしてワイドボディ化させると一部のエアロパーツが変わるのだが、本車の場合はリアのタイプBを選択するとリアバンパーがカットされたものになる。
…なんてことを言っていたら4月11日、ウィークリーチャレンジのスペシャルイベント枠にて「ホンダ シビック ワンメイク」…と称したどこからどう見ても環状族そのものなイベントレースが実装されてしまった。
loading tweet...— Gran Turismo (@thegranturismo) April 11, 2025
ライバルカーもEF~EKの環状仕様っぽいやつとグループAっぽいやつが入り乱れており当時の状況(*6)を本気で意識してきている。ホントに大丈夫なのか
ギャラリー
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コメント
- フロントグリルのBが何かすげえ。あとノーマルとcの違いがイマイチ分からん。 -- (名無しさん) 2025-02-03 12:06:56
- ↑アンテナの有無やない? -- (名無しさん) 2025-02-03 12:58:13
- ZCの話でクイントインテグラの話いるかな?シビックの話でもないし、後から搭載したなら関係ないような。それだったらコンチェルトの話もしなきゃいけなくなっちゃう -- (名無しさん) 2025-02-03 20:43:08
- その話するならワンダーSiでZC載せた理由でクイントインテグラ持ってくる方がいいかと -- (名無しさん) 2025-02-05 10:20:06
- 懐かしい。元愛車の収録は素直に嬉しい…けど、音、違くね? -- (名無しさん) 2025-02-10 01:55:29
- 古すぎるけどかっこいい!昔は値上げしたから中古車は値上げが多いね。エンジンを取り替えたいと思う。 -- (名無しさん) 2025-02-13 18:44:06
- GT6にあったけな… -- (名無しさん) 2025-02-13 18:44:25
- 次回作でも良いから、ちゃんとエンジン音は流用せずに変えて欲しい。 -- (名無しさん) 2025-02-13 19:53:11
- ここでVTECがとか捏ねてる人ってどうせグランドが出るからって「ナニワトモアレ」をかじり始めたくらいのヤツらでしょ。 -- (名無しさん) 2025-02-18 20:34:30
- しかしそんなニワカでも違うと分ってしまうのはマズいのでは… -- (編集済み) 2025-02-19 12:29:40