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日産 ステージア 260RS オーテックバージョン '98

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日産 ステージア 260RS オーテックバージョン '98
Image Credit : Oq10passによる提供
メーカー 日産
英名 Nissan STAGEA 260RS AUTECH Version '98
年式 1998
エンジン RB26DETT
タイプ ロードカー
5ドアステーションワゴン
カテゴリー N300
PP(初期値) XXX
総排気量 2,568cc
最高出力 280ps/6,800rpm
最大トルク 37.5kgfm/4,400rpm
パワーウエイトレシオ XX.XXkg/PS
駆動形式 4WD
吸気形式 TB
全長 4,880mm
全幅 1,755mm
全高 1,510mm
車両重量 1,720kg
重量バランス XX対XX
トランスミッション 5速
登場 グランツーリスモ2
グランツーリスモ4
グランツーリスモ(PSP)
グランツーリスモ5
グランツーリスモ6
備考 中身はほぼGT−Rだが、
マニアな人気を誇るGT−Rワゴン。

概要

日産のLサイズワゴン・ステージアをベースに、1997年に追加されたのがこのグレード。オーテックジャパンがカスタムを担当し、エンジンはなんと当時のR33GT-Rに搭載されていたRB26型エンジンを採用。トランスミッションは5速MTのみ、ブレーキにはブレンボ製キャリパーが奢られ、アテーサET-SやアクティブLSDも標準装備とされた。ホイールに関しては専用のBBS製ホイールを履いており、中身に関してはほぼGT-Rの機構がそっくりそのまま移植されている。ボディ補強もなされて280PSを受け止めるボディになっていたが、カラーが3色しか選べず、標準グレードでは選択可能だったオプションのツインサンルーフも選択不可能という硬派な仕様だった。

これもスカイライン系のシャシーだったからこそ可能な芸当であり、外見は高級ステーションワゴン、中身はGT−Rのエンジンという、まさに「GT−Rワゴン」といえる内容となった。同時期にはレガシィやレグナムといった、280ps級のスポーツ寄りのツーリングワゴンが他社でも設定されていたが、それらと比較しても際立つスペックと魅力を誇る。

総生産台数は14000台ほどだったが、中古車もタマ数は少なめで、状態が良ければ600万円台も下らないほど。今や4桁万円にも届こうかというプレミア価格で取引されている第二世代スカイラインGT−Rに比べればバリュープライスなのだろうが、なかなか手を出しにくい価格帯のクルマになってしまったのは確か。25年ルールの解禁で海外流出する個体も増えていくものと思われるので、狙っている人はお早めに。

解説

1997年10月、モデルライフ途中に追加されたグレードがAUTECH version260RS。BCNR33型の機構をそっくりそのまま移植、更に専用エアロ、専用サイズのホイールやボディ補強、室内ではGT-Rと同じ3連メーターが装着され、GT-Rワゴンの名に恥じない硬派な仕様となっていた。ここまでしっかりと手が入っているのにも関わらず、新車価格はGT-Rより約50万程安く、家庭の事情でGT-Rを始めとしたスポーツカーを買えない人達にウケたせいか、当初の特別モデルの設定ではなく、後に正式にカタログモデルとして設定されるようになった。
GTで収録されたのは、グリル内にハイビームが移設され、テールランプのデザインが変更された後期型。この翌年にGT-RはR34型へとバトンタッチされるが、260RSは最後までR33型と同じスペックのまま製造された。また、33の4ドアオーテックバージョンとは異なり、後期型でちゃっかりカタログモデルになり、モデル末期まで存在した。ただ、製造台数は何故か販売期間が1年しかなかった前期型の方が多かったりする…。
↑こちらが前期型。フォグランプが存在しないものの、そこまで変わってないようにも見えるが、実はフロントドアより前のパネルは全て変更されていたりするのだ。


260RSはその特殊すぎる性質故、標準車と異なる部分も多く、何故か全車強制的に寒冷地仕様になったり、タイヤハウスの関係でホイールのオフセットが前後異なっていたり、オーテックで換装を受けたのち構造変更の為に持ち込み車検が必要で、車両形式に『改』が付く為か個体によって車両重量に変化があったりするそうだ。

製造工場はスカイライン系統お馴染みの村山工場だったが、2001年からの事業縮小(2004年廃止の為)の関係で最終型のみ栃木工場で生産された。

近年では第二世代GT-Rの高騰もあり、荷物も載って、更に保険料が安くなるという利点から注目を集め、260RSは高価で取引されるようになっている。ただ、この時代の日産は負債抱えまくって爆発5秒前という事もあり、コストカットされた箇所も多い。特に、R33、R34にも見受けられるフロントストラット上のサビはこのステージアでもよく見られる現象で、中には抜けそうになってるのをコーキングで無理やり塞いでる業者も居たりするので、購入する際には入念なチェックをお忘れなく。
↑悪化するとこのようにストラットタワー全体が腐食していき、最終的にはサスペンションの荷重に耐えきれなくなったタワーが崩壊し、ボンネットを押し上げて『くの字』に曲げてしまうなんて事が起こってしまう。
原因は裏側にあるタイヤハウス側の溶接の継ぎ目がシーリング(塞がれて)いない為。コストカットでエンジンルーム側のシーリングだけで終わってしまっており、裏側から侵入した水や埃が蓄積すると腐食していく。表側に錆が見られる場合は手遅れになっている場合も多いので注意が必要だ。
↑また、ステージア特有の箇所で言うとドアミラー下、リヤバックゲートのナンバーポケット周辺が挙げられる。上のストラットタワー同様、新品パネルはとっくのとうに廃盤になっている為、切り貼りしながらの切開板金しか直す方法はない。が、構造上どう対策しても錆びてくるのだとか…

登場シリーズ

グランツーリスモ2

日産の新車ディーラーで購入可能。価格は4,260,000クレジット。

グランツーリスモ4

中古車 90年代後半にて購入可能。

グランツーリスモ(PSP)


グランツーリスモ5


グランツーリスモ6


コメント

  • 速くて荷物も載るってまさに夢のようなクルマだな -- (名無しさん) 2023-12-05 18:42:44
  • 復活してほしい1台。スワップでVR38とか…ないかな -- (名無しさん) 2024-02-09 21:47:43
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