XSAC-03SB レイヴンブランド(Ravenbrand)
世代 | 第1世代相当 |
形式番号 | XSAC-03SB/1~7 |
正式名称 | XSAC-03SB/1~7 レイヴンブランド1~7番機 |
企業 | - |
アーセナル | - |
変形機構 | なし |
機能 | 対大型目標抹殺特火機構『ストームブリンガー』 |
概要
SAC-03ヴォーパルソードに、特火機構ストームブリンガーシステムを組み込んだ形態。
追加モジュールの他にも各部品が専用のものに置き換えられ、白銀を基調とした塗色を黒系統に一新。新たに名称が与えられたもののあまり浸透せず、この名称で呼ばれることは少なかった。
追加モジュールの他にも各部品が専用のものに置き換えられ、白銀を基調とした塗色を黒系統に一新。新たに名称が与えられたもののあまり浸透せず、この名称で呼ばれることは少なかった。
特徴
システムの特質上、使用者に合わせた綿密なセッティングが不可欠である事から7機それぞれ仕様が異なり、何らかの理由で使用者が変わった場合も同様に再改装が行われる。
機体によっては原型機の面影を感じられないまでの仕様変更が行われたが、沙羅が使用する3番機は彼女の卓越した魔術制御能力のおかげで最小限の改装にとどまっておりシステムの中枢機構やコンデンサ及び冷却装置などを除けばヴォーパルソードとほぼ同一の外観となっている。ヴォーパルソードの近接戦闘に特化した絶大な切断・破砕性能もそのままだが、重量増に加えて機体バランスの変化によって操作性が低下しており、直接戦闘の面では通常仕様のヴォーパルソードに劣る。
機体によっては原型機の面影を感じられないまでの仕様変更が行われたが、沙羅が使用する3番機は彼女の卓越した魔術制御能力のおかげで最小限の改装にとどまっておりシステムの中枢機構やコンデンサ及び冷却装置などを除けばヴォーパルソードとほぼ同一の外観となっている。ヴォーパルソードの近接戦闘に特化した絶大な切断・破砕性能もそのままだが、重量増に加えて機体バランスの変化によって操作性が低下しており、直接戦闘の面では通常仕様のヴォーパルソードに劣る。
本装備を帯びる者は術式処理を施した黒い外套を着用するが、これは友軍間の識別用であると同時にストームブリンガーシステム発動時の防御装備でもある。ただしほとんどの場合は気休めの効果しかなく、識別用としての必要が無ければ着用しないこともしばしばあった。
機体名の由来はエルリック・サーガに登場するストームブリンガーと同じ「黒い剣」のひとつ。
ストームブリンガーシステム(Stormbringer System)
対大型目標抹殺特火機構。
サイモリルとレイヴンブランドのそれぞれのマギクリスタルコアをオーバードライブさせると同時にそれぞれのリリィの魔力を共鳴増幅させることで形成される巨大な刃の呼び名であるとともに、同調システムそのものを指す。
サイモリルで増幅された魔力をレイヴンブランドに供給、更にレイヴンブランド側のリリィがレアスキル『ルナティックトランサー』を使用することで身体機能を補強しつつ、同時に発生する大量の負のマギを攻性転換。防御障壁を応用した内向きのフィールドでそれらを強引に抑え込み、猛毒めいたどす黒い刃を練り上げる。
その破壊力は絶大且つ明らかに過剰であり、単純な数値で言えば通常のノインヴェルト戦術におけるマギスフィアのそれとは比較にならないものを叩き出す。有効射程は射手のコンディションなどにも左右されるが、数キロメートルに達した例もあり、大人数を必要とする各ガーデンの固有戦術に対し、わずか2名だけでこの威力を叩き出せるという点「だけ」を見ればまったく驚異的である。
ただしシステムの稼働には機体の大規模な改装と綿密な調整に加え、それぞれのリリィ同士の高度な魔術的・技術的連携及び信頼関係が不可欠。起動中は身動きが取れず、防御障壁も消失して完全に無防備になってしまう為、必ず護衛をつけなければならない。しかし撃発の瞬間に生じる強烈な衝撃波と魔力の奔流は周囲の敵味方を問わずに吹き飛ばしてしまう。魔力の制御が安定しなければ、機体の安全許容値を超過して供給された魔力が暴走し、良くて機体やコアの損傷、最悪の場合あたり一帯もろとも消滅の危険がある。起動工程が一定段階を超えるとシステムの中断が出来ず、緊急停止も安全性が大きく低下する為、基本的にはそのまま起動を完了させて撃発させるしかない。
したがって本システムの運用には周辺被害をも考慮した位置取りとタイミングを正確に見極める必要がある。
肉体にかかる負荷も尋常ではなく、特に射手たるレイヴンブランド側は生身の人間の肉体強度で耐えることは不可能な為、通常の身体強化に加えて、ルナティックトランサーによる強化とトランス状態による痛覚鈍化は必須。その上、使用後の消耗は再充電からの戦線復帰はほぼ見込めないレベルであり、意識喪失によって行動不能に陥ることも珍しくない。使用にあたっては確実に敵を撃破・殲滅しなければならず、孤立した状況での使用は避けなければならない。
サイモリルとレイヴンブランドのそれぞれのマギクリスタルコアをオーバードライブさせると同時にそれぞれのリリィの魔力を共鳴増幅させることで形成される巨大な刃の呼び名であるとともに、同調システムそのものを指す。
サイモリルで増幅された魔力をレイヴンブランドに供給、更にレイヴンブランド側のリリィがレアスキル『ルナティックトランサー』を使用することで身体機能を補強しつつ、同時に発生する大量の負のマギを攻性転換。防御障壁を応用した内向きのフィールドでそれらを強引に抑え込み、猛毒めいたどす黒い刃を練り上げる。
その破壊力は絶大且つ明らかに過剰であり、単純な数値で言えば通常のノインヴェルト戦術におけるマギスフィアのそれとは比較にならないものを叩き出す。有効射程は射手のコンディションなどにも左右されるが、数キロメートルに達した例もあり、大人数を必要とする各ガーデンの固有戦術に対し、わずか2名だけでこの威力を叩き出せるという点「だけ」を見ればまったく驚異的である。
ただしシステムの稼働には機体の大規模な改装と綿密な調整に加え、それぞれのリリィ同士の高度な魔術的・技術的連携及び信頼関係が不可欠。起動中は身動きが取れず、防御障壁も消失して完全に無防備になってしまう為、必ず護衛をつけなければならない。しかし撃発の瞬間に生じる強烈な衝撃波と魔力の奔流は周囲の敵味方を問わずに吹き飛ばしてしまう。魔力の制御が安定しなければ、機体の安全許容値を超過して供給された魔力が暴走し、良くて機体やコアの損傷、最悪の場合あたり一帯もろとも消滅の危険がある。起動工程が一定段階を超えるとシステムの中断が出来ず、緊急停止も安全性が大きく低下する為、基本的にはそのまま起動を完了させて撃発させるしかない。
したがって本システムの運用には周辺被害をも考慮した位置取りとタイミングを正確に見極める必要がある。
肉体にかかる負荷も尋常ではなく、特に射手たるレイヴンブランド側は生身の人間の肉体強度で耐えることは不可能な為、通常の身体強化に加えて、ルナティックトランサーによる強化とトランス状態による痛覚鈍化は必須。その上、使用後の消耗は再充電からの戦線復帰はほぼ見込めないレベルであり、意識喪失によって行動不能に陥ることも珍しくない。使用にあたっては確実に敵を撃破・殲滅しなければならず、孤立した状況での使用は避けなければならない。
このように恐るべき破壊力の他はあらゆる面においてリスクと欠陥だらけの、兵器としての最低限の同義を逸脱した代物である。
だが本システムの最大の問題点は他にある。二機のマギクリスタルコアと二名のリリィの魔力を共鳴させながら限りなく暴走に近い状態で稼働する本システムは、いわゆるレアスキル共鳴減少に類似した現象を起こすというものがあった。この事実は今日に至っても尚判明することはなく、レイヴンブランド3番機を除いた実機がすべて失われた今となっては、もはや確かめる術は無い。
多重同調機構実証試験機X-6──ストームブリンガーシステムは本来大規模なヒュージの群れやギガント級以上の大型目標を一撃で殲滅するために開発されたものだが、その実、当のストームブリンガーこそがそれらの脅威を招く原因となっていた。何よりこの機構のために多くの優秀なリリィ達が使い潰されたことがガーデン壊滅の際たる理由の一つとも考えられるが、このシステムが無ければ、常在戦力に乏しかったかのガーデンはより早くに壊滅していた可能性があったのも事実である。
だが本システムの最大の問題点は他にある。二機のマギクリスタルコアと二名のリリィの魔力を共鳴させながら限りなく暴走に近い状態で稼働する本システムは、いわゆるレアスキル共鳴減少に類似した現象を起こすというものがあった。この事実は今日に至っても尚判明することはなく、レイヴンブランド3番機を除いた実機がすべて失われた今となっては、もはや確かめる術は無い。
多重同調機構実証試験機X-6──ストームブリンガーシステムは本来大規模なヒュージの群れやギガント級以上の大型目標を一撃で殲滅するために開発されたものだが、その実、当のストームブリンガーこそがそれらの脅威を招く原因となっていた。何よりこの機構のために多くの優秀なリリィ達が使い潰されたことがガーデン壊滅の際たる理由の一つとも考えられるが、このシステムが無ければ、常在戦力に乏しかったかのガーデンはより早くに壊滅していた可能性があったのも事実である。
愛する者の魂を食らい力を与える魔剣の名を冠した暗い狂気の剣身は、二人の厚い信頼と強固な理性によってのみ顕現する。
それが正しかったのかを問える者も答えうる者も、もう誰もいない。
それが正しかったのかを問える者も答えうる者も、もう誰もいない。
名勝の由来はエルリック・サーガに登場する「黒い剣」のひとつ。
使用者
- 1番機:アンジェリカ
萩野凪沙
臨界状態のレイヴンブランド単騎によるストームブリンガーの撃発を行い、マギを暴走させることによる自爆を敢行し消滅。 - 2番機:ベアトリス
大宮佳苗
ストームブリンガーの初実戦運用の際に起動に失敗。暴発に巻き込まれて周囲の直掩のリリィ数名とともに消滅。
直前に行われた仕様変更の影響により、調整が不十分であったことが原因とされる。 - 3番機:クラリス
有鷺沙羅
唯一現存する実機であり、有鷺沙羅が所有。 - 4番機:デルフィーナ
櫻葉志保
第二運用者に引き継がれたのち、使用者ともども消滅。 - 5番機:ユーフェミア
三浦恭子
撤退不可能と判断された戦況において、サイモリル5番機使用者の皆月薫と共に自爆し消滅。 - 6番機:フィオナ
櫻葉美織
ストームブリンガー起動時に暴発し消滅。原因の解明には至っていない。 - 7番機:ジュリエッタ
笹塚弥生
機体が大破し使用者は死亡。回収された機体の一部は3番機の予備部品に流用された。
関連装備
SAC-03 ヴォーパルソード(Vorpal Sword)
有鷺沙羅が使用していた第1世代相当のCHARM。
身の丈を超える長大な刀身を持つ格闘戦闘用装備であり、その質量によって対象を両断する豪快な一振り。大型標的の外殻を粉砕し、その四肢や首を一撃で刎ねるだけの破壊力を要求されていた為、一般的なCHARMのそれを上回る長さの刀身は、細身の外観に比して極度に重い。マギを通すことで一時的に軽くなるというCHARMの基本機能を意図的に低下させることで物理的な破壊力は規格外となり、CHARMであろうと正面からまともに受ければ容易く破壊されてしまう。魔力による身体強化無しで扱うことは困難という、携行性を度外視した局地戦特化型である。
開発当初は第2世代相当として可変機構の搭載も検討されたが、上記の要件や機体強度、稼働率を優先し一時廃案となっている。のちに外付けの射撃モジュールが開発され、ブロック7以降は標準搭載が決定されていたが、間もなく開発ガーデンが壊滅したため、実際に製造されたのは数機に留まる。型式番号のSACのうち頭のSは独自開発機固有のものであり、正式にはACナンバーに分類される。
防壁の自動展開などの補助的機能の多くも標準搭載されていないが、モジュール構造を基本とした検漏な構造と高い整備性を誇り、アーセナルでなくとも現地での整備や簡易修理を容易に行うことが出来る。
身の丈を超える長大な刀身を持つ格闘戦闘用装備であり、その質量によって対象を両断する豪快な一振り。大型標的の外殻を粉砕し、その四肢や首を一撃で刎ねるだけの破壊力を要求されていた為、一般的なCHARMのそれを上回る長さの刀身は、細身の外観に比して極度に重い。マギを通すことで一時的に軽くなるというCHARMの基本機能を意図的に低下させることで物理的な破壊力は規格外となり、CHARMであろうと正面からまともに受ければ容易く破壊されてしまう。魔力による身体強化無しで扱うことは困難という、携行性を度外視した局地戦特化型である。
開発当初は第2世代相当として可変機構の搭載も検討されたが、上記の要件や機体強度、稼働率を優先し一時廃案となっている。のちに外付けの射撃モジュールが開発され、ブロック7以降は標準搭載が決定されていたが、間もなく開発ガーデンが壊滅したため、実際に製造されたのは数機に留まる。型式番号のSACのうち頭のSは独自開発機固有のものであり、正式にはACナンバーに分類される。
防壁の自動展開などの補助的機能の多くも標準搭載されていないが、モジュール構造を基本とした検漏な構造と高い整備性を誇り、アーセナルでなくとも現地での整備や簡易修理を容易に行うことが出来る。
長大さと重量ゆえにルナティックトランサー持ちこそ真価を発揮する強烈な装備である一方、使いこなすには熟練が求められ、下手に扱えば持っている本人が機体に振り飛ばされかねない。しかしこの性質は意図的なものであり、重度のトランス状態に陥り理性の喪失した状態では本機の操作は困難となる為、ヴォーパルソード自体が物理的な枷として機能する(ただし暴走状態にありながらなお技を見失わないほどの使い手にはあまり効果が無かった)。上述のCHARMを破壊し得る破壊力も、暴走したリリィを力づくで武装解除し無力化を図る事が可能であると言える。
上述のとおり補助機能の類も標準仕様では搭載されておらず、これを振るうことが出来ることは即ち、そうした機能に頼らない高い戦闘技量を持つことの証とも言える。
狂気を帯びることを前提としながら高度な技術と強い理性を要求する、まさしく沙羅が在籍していたガーデンを象徴する武装であった。
上述のとおり補助機能の類も標準仕様では搭載されておらず、これを振るうことが出来ることは即ち、そうした機能に頼らない高い戦闘技量を持つことの証とも言える。
狂気を帯びることを前提としながら高度な技術と強い理性を要求する、まさしく沙羅が在籍していたガーデンを象徴する武装であった。
これら極端な設計思想と裏腹に拡張性に優れ、使用者に合わせた調整がやりやすくなっている。
後に7機に特殊機構ストームブリンガーが追加されことになる。
後に7機に特殊機構ストームブリンガーが追加されことになる。
沙羅はかつて自身が使っていた本装備(ブロック4/レイヴンブランド3番機)を現在も所有しており、武器としての機能を維持した可動状態で現存するのはこの一機のみ。ところどころ破損してはいるものの、実戦運用には全く支障のない状態を維持しているが、保管しているだけで手に取ることはない。
名前の由来は「不思議の国のアリス」に語られる、ジャバウォックを打ち倒した騎士或いは少年の剣。
SC-06 サイモリル(Cymoril)
ストームブリンガーシステムを構成するために開発された特殊兵装。
型式番号のSCのうちSはヴォーパルソードのそれと同じであり、通常の「Shooting CHARM」ではなく、正規の機体ではない。
レイヴンブランドの追加モジュールとして随行する為の機体であり、巨大なB型装備そのものとも言うべき代物。事実上の外付け装置といった形である為、仕様上は直接戦闘はあまり考慮されていなかったが、システムの魔力増幅機構によって高い出力を引き出すことが可能であり、後方支援用としてはそれなりに戦力となる。
基本構造こそCHARMのそれに準じているものの、設計思想や運用形態は既存のCHARMと大きく異なっており、本機をCHARMと呼ぶことに疑問を感じる者は少なくない。
型式番号のSCのうちSはヴォーパルソードのそれと同じであり、通常の「Shooting CHARM」ではなく、正規の機体ではない。
レイヴンブランドの追加モジュールとして随行する為の機体であり、巨大なB型装備そのものとも言うべき代物。事実上の外付け装置といった形である為、仕様上は直接戦闘はあまり考慮されていなかったが、システムの魔力増幅機構によって高い出力を引き出すことが可能であり、後方支援用としてはそれなりに戦力となる。
基本構造こそCHARMのそれに準じているものの、設計思想や運用形態は既存のCHARMと大きく異なっており、本機をCHARMと呼ぶことに疑問を感じる者は少なくない。
原型にあたる理論実証機X-6は必要なデータを採取し終え次第、直ちに研究開発が中止され、関連資料の大半に閲覧制限が掛けられるなど厳重な封印が行われていた。その封印を解くことを初めに提言したのはほかならぬ前線に立つリリィ達であり、ガーデン側はむしろこれに反対していた。
のちに有鷺沙羅と疑似姉妹契約を結ぶこととなる萩野凪沙はX-6の開発に携わっていた経験から特に強く反対しており、他のリリィ達の中でも賛成と反対とに分かれていた。喧嘩腰にまで及んだ激論が繰り返されたものの、最終的にガーデン側が折れて開発凍結を解除。X-6はYS-6として再設計され、XSAC-03SBレイヴンブランドとSC-06サイモリルとして実戦投入された。
のちに有鷺沙羅と疑似姉妹契約を結ぶこととなる萩野凪沙はX-6の開発に携わっていた経験から特に強く反対しており、他のリリィ達の中でも賛成と反対とに分かれていた。喧嘩腰にまで及んだ激論が繰り返されたものの、最終的にガーデン側が折れて開発凍結を解除。X-6はYS-6として再設計され、XSAC-03SBレイヴンブランドとSC-06サイモリルとして実戦投入された。
システムの性質上、レイヴンブランドと同じく使用者に合わせた調整を必要とするが、既存の機体を改装したレイヴンブランドと異なり、はじめからストームブリンガー運用専用機としてつくられているため大規模な改装などは基本的には必要としない。実際に製造された7機の基本仕様はほぼ同一であった。
全機が戦闘中に焼失・大破したため、可動状態のものは現存していない。したがって有鷺沙羅のレイヴンブランド3番機のストームブリンガーシステムは(完全な形では)使用不可能となっている。
全機が戦闘中に焼失・大破したため、可動状態のものは現存していない。したがって有鷺沙羅のレイヴンブランド3番機のストームブリンガーシステムは(完全な形では)使用不可能となっている。
名前の由来はエルリック・サーガに登場する女性。ストームブリンガーの所有者ことエルリックの最愛の人にして、その魔剣の悪意によって斬殺された人物の名。
ガーデン側がリリィ達に対する戒めとして名付けたという。
ガーデン側がリリィ達に対する戒めとして名付けたという。
秘匿されたストームブリンガー
+ | ... |
SAC-03R カナヤーナ(Kanajana)
有鷺沙羅のレイヴンブランド3番機を参考に開発されたCHARM。
レイヴンブランド(ヴォーパルソード)が単機能型の第一世代であったのに対し、本機は変形と呼べるような複雑な機構は持たないながらも、射撃機能を備えた第二世代機に相当する。
オリジナルの極端きわまる性能を「ある程度」常識的な範疇に改めた機体だが、操作性の改善と引き換えに物理的な破壊力が犠牲になっており(それでも一般的なCHARMのそれを遥かに凌駕する)、中枢部を除けばアーセナルでなくとも機能維持が容易とされるほどの整備性と強靭性も失われている。とはいえ元が偏り過ぎていただけであり、総合的な実用性でいえばオリジナルを上回る。
レイヴンブランド3番機を参考にしたとは言っても、実機を検証・解析した複製品ではなく、数少ない資料と有鷺沙羅のそれを目撃した此岸椿の証言を基にした模造品に過ぎず、内部構造に至っては完全に別物である。
本機はリリィとしてガーデン入学を果たした此岸椿によって運用されたが、あくまで技術実証に近いテストモデルであって、彼女のユニークCHARMとして製造されたものではない。しかしながら一般的な機体と比べると依然として扱いが難しく、またほかに使う人も量産の予定も無い為、事実上、彼女の専用機となっている。
レイヴンブランド(ヴォーパルソード)が単機能型の第一世代であったのに対し、本機は変形と呼べるような複雑な機構は持たないながらも、射撃機能を備えた第二世代機に相当する。
オリジナルの極端きわまる性能を「ある程度」常識的な範疇に改めた機体だが、操作性の改善と引き換えに物理的な破壊力が犠牲になっており(それでも一般的なCHARMのそれを遥かに凌駕する)、中枢部を除けばアーセナルでなくとも機能維持が容易とされるほどの整備性と強靭性も失われている。とはいえ元が偏り過ぎていただけであり、総合的な実用性でいえばオリジナルを上回る。
レイヴンブランド3番機を参考にしたとは言っても、実機を検証・解析した複製品ではなく、数少ない資料と有鷺沙羅のそれを目撃した此岸椿の証言を基にした模造品に過ぎず、内部構造に至っては完全に別物である。
本機はリリィとしてガーデン入学を果たした此岸椿によって運用されたが、あくまで技術実証に近いテストモデルであって、彼女のユニークCHARMとして製造されたものではない。しかしながら一般的な機体と比べると依然として扱いが難しく、またほかに使う人も量産の予定も無い為、事実上、彼女の専用機となっている。
ストームブリンガーシステムについては、それ自体がブラックボックスであり、もとより厳重に秘匿されていた為に正確な資料が存在せず、そもそも主な情報の出所である椿も詳細を知り得なかった為、搭載されていない。代わりにB型兵装に近似した限定的なリミッター解除機構が内蔵されているが、これは椿の目撃証言から外形だけでも模倣しようとしたものに過ぎず、再現率は限りなく低い。ストームブリンガーが無いという意味ではレイヴンブランドよりヴォーパルソードの模造品に近い。
雑談
- SC-06サイモリルとの共鳴同調によって「たった二名」でギガント級以上を一撃で破壊するヒュージ絶対殺すソード。
- ただし極めて高い確率で使用者が死傷する。