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試製極近接戦闘特化CHARM

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iris

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試製極近接戦闘特化CHARM

作者:イリス

世代 -
型式番号 AL_P2066812-MCX/5
開発コード ダイルクー
正式名称 筋電制御式骨格構造義肢/右腕(魔術礼装実験用)
企業 三和製作所

詳細情報

ヒュージとの交戦で失った睦月露梨の右腕を補う義手であり、CHARMの特性を最大限かつ文字通りに活かすというコンセプトから開発された概念実証機。
マギを通す事でより頑丈かつしなやかになるという性質と、使用するリリィと感覚的に一体になる特性を利用する事で戦闘稼働においては生身のそれを凌ぐ膂力と運動性能を発揮する。しかし腕としての機能、特に相手を直接殴打する事に特化した事で攻撃能力は使用者の白兵戦技術に完全に依存しており、装備形態もあって互換性と汎用性は皆無。中・遠距離に対する攻撃機能も無く、かと言って射撃機能を有するCHARMを使用することも不可能であるが故に、遠距離から攻撃してくる敵や飛行能力を持った目標に対しては「通常は」打つ手がない。
一時は射撃機構や仕込みナイフなどを内蔵する案もあったが、構造の複雑化による整備性と強度の低下が避けられず、いずれも戦闘用の装備としては重大な問題だった。特に後者についてはどうしても要求性能の水準を満たさない事から廃案となっている。
だが使用者の純粋な身体機能によって動作し、尚且つ肉体と物理的にほぼ一体である事から稼働に伴う魔力の消費は非常に小さく、リソースの大半を身体強化に割り振る事ができる。これによってもたらされる一撃の破壊力は凄まじく、長距離から一気に間合いを詰めて叩き込まれる打撃は、急所に直撃すればラージ級すら一撃で葬ることも可能とされる。ただし、これは露梨自身の身体能力と技量があってのものである事は言うまでもない。

機能・形態はCHARMのそれを満たしているものの、あくまで「CHARMの特性を応用した義肢」の検証用の実験機であって、本来の意味でのCHARMではない
一応はCHARMと銘打たれているものの、正式な機体としては登録されておらず、故にCHARMとしての型番も存在しない。その場合露梨はCHARMを持たずに戦場に出ている事になってしまうなど手続き上の問題が生じる為、書類の上はAC-13グングニルを使用していることになっている。ただし形式だけのものではなく、任務内容による装備変更や義肢の不調などについては実際にグングニル等のCHARMを使用する。

実証機に過ぎないが故に、これ自体の量産は全く視野に入れられていないが、仮に技術の実用性が認められれば四肢の欠損によって戦線離脱を余儀なくされたリリィの復帰や他分野への応用が期待されている。
しかし多くが肉体的に成長期にあるリリィへの適用が難しい点や、製造・調整はもちろん運用全般にアーセナルだけではなく医療スタッフのサポートが必要であるなどの問題や、肉体の拒絶反応や精神面への影響など義肢技術固有の課題について未だ解決に困難を要している。加えて肉体の機械との置換は機械技術的アプローチによる強化リリィに発展し得るのではないかという人道的見地からの批判や懸念もあり、プロジェクトの先行きは暗いと言わざるを得ない。

なお、本機は義肢メーカーの三和製作所と芦屋工科および防衛軍との共同開発中のものであり、詳細な技術情報は今のところ機密となっている。

使用者


雑談

  • シェル〇リット。
  • 現在の露梨の右腕そのものであり、また彼女の実質的な専用装備。
    • 普段は通常の電源と筋電制御で駆動し、CHARMとして使用する時のみマギクリスタルコアを装填する。
      したがって通常の義肢として機能させたまま他のCHARMを使用することも出来る。
    • 内蔵火器の類は廃案になっているとは言うものの、試作自体は何度か行われている。
      しかしどれも露梨本人からは不評であり、特に前腕部射出機能(ロケットパンチ)については「自分の腕が飛んでいくのってすごい気持ち悪い」と辛辣な評価を頂戴した。
  • 開発コードのダイルクーは、アルスターの勇者ケルトハルの黒犬。近所迷惑な為に主人の刺殺された際、その血で主人を貫き死に至らしめたとされる。

  • 試作機である事から頻繁に仕様変更や調整がなされており、ちょくちょく外観が変わる。調整のために一時的に使用不能になる事もあり、いまひとつ安定しない。
  • 露梨の馬鹿力はこれのおかげだと思われがちだが、本機の出力は露梨の生身の腕力に合わせている。
    • 露梨の小柄な体格に合わせたサイズと、人間離れした膂力に合わせたパワー、そして激しい打撃戦に耐える強度の全てを満たした、ある意味でトンデモ技術の結晶。
  • GEHENAの技術は投入されていない。
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